キール のカクテルレシピ・作り方・特徴・由来|白ワイン + カシスリキュール

ワインベースロングカクテルのキール

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白ワインとカシスが織りなす、優雅で親しみやすいフランス生まれのカクテル「キール」。美しいルビー色のグラスに広がる華やかなベリーの香りと、程よい甘さが魅力の一杯です。ワイン初心者でも飲みやすく、食前酒として楽しめるこのカクテルは、バーデビューにもぴったり。特別な日の乾杯や、リラックスしたい夜にぜひ味わってみてください。

目次
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レシピと作り方

材 料

カシスリキュールのおすすめ銘柄リスト

作り方

Point = 通常氷は入れませんが、白ワインが冷えてなかったり、お好みで氷を2個~3個入れましょう。

  • 技法 = ステア
  • グラス = ワイングラス
  • アルコール度数 = 12% ~ 13% 前後
  • 最適なTPO = 日中 / 食前
  • カクテル言葉 = 「 最高のめぐり逢い 」「 陶酔 」
  • カクテル誕生日 = 「 6月11日 」「 12月4日 」「 12月13日 」

キールの詳細・動画

誕生・フェリックス・キール

グラスに入った白ワインとカシスの実

このカクテルを考案したのは、フランス・ディジョン市の市長を務めた「 フェリックス・キール 」氏。

第二次世界大戦後、ディジョン市の特産品であるブルゴーニュ・ワインの売れ行きが上がりませんでした。

ディジョン市にとってブルゴーニュ・ワインの売れ行きはそのまま経済に大きく影響があり、これを何とかしようと生まれたのがカクテル・キールでした。

キール氏は、ことあるイベントにこのカクテルを出し、認知度を高め普及していったのがキール定着の始まりと言われています。

この戦略によって、ブルゴーニュ産のワインのみではなく、ブルゴーニュのもう一つの特産品であるクレーム・ド・カシスも普及していきます。

遠い日本でクレーム・ド・カシスが普及したのもこのカクテル・キールのおかげとも言えます。両方の特産品を世界的に広めることに成功したキール氏の名を付け、「 キール 」というカクテルが誕生したのです。

実はキールのレシピは第二次世界大戦前から存在していました。その時はおそらくキールの別名である「 ヴァン・ブラン・カシス 」という名で飲まれていたと思われます。 それをキール氏が地元復興のために脚光を浴びさせ、キール氏の功績を称え名前が現在のキールと呼ぶようになったのかもしれません。


フランス・ディジョン市市長キール氏の銅像

Photo|フェリックス・キール(1876年~1968年)

フランスの北東部から移住してきた民族、アルザス人の家庭に生まれ、フランスの国会議員であり、ディジョン市の市長を務めました。キール氏は92歳で亡くなる前までの20年間以上に渡り5度の市長当選を果たし、ディジョン市の市長を務めました。

食通でも知られるキール氏は、第二次世界大戦中に3歳の孤児を自分の家で養育し、その際に孤児( ジャン・マルク・アリックス )に料理の本質を教え込みます。後にアリックスはこの教えのおかげで、フランス最優秀料理人賞を獲得することになるまで成長したというエピソードもあります。

特徴・味わい

ぶどう畑

キールは、フランス・ブルゴーニュ地方が誇る白ワインとクレーム・ド・カシスを組み合わせた、優雅で親しみやすいカクテルです。辛口の白ワインは爽やかな酸味とすっきりとした飲み口が特徴で、そこに黒すぐりから作られるクレーム・ド・カシスが加わることで、濃厚な果実の甘みと深い紫がかった赤色が生まれます。

グラスに注がれた美しいルビー色は、まるで夕暮れ時の空を映したような色合い。口に含むと、最初にカシスのベリー系の華やかな香りが広がり、続いてワインの軽やかな酸味がバランスよく調和します。甘すぎず、かといって辛口すぎない絶妙な味わいは、ワインが苦手な方でも飲みやすく仕上がっています。

喉を通る瞬間はなめらかで、後味にはほのかなフルーティーさが余韻として残ります。食前酒として生まれたこのカクテルは、これから始まる食事への期待を高めてくれる一杯。バーデビューにもぴったりの、優しさと上品さを兼ね備えた名作カクテルです。


Point|バーテンダーからのおすすめ

  • 相性の良い食べ物・おつまみ・・・チーズやテリーヌなど、フランス料理の前菜と相性抜群です。特にクリーミーなブルーチーズや生ハムと合わせると、カシスの甘みとワインの酸味が引き立ち、食事がより一層楽しめます。
  • 作り方のポイント・・・材料とグラスは事前にしっかり冷やしておきましょう。冷たい状態で作ることで、ワインの爽やかさとカシスの風味がより際立ち、美味しさが格段にアップします。
  • 飲み方の注意・・・食前酒として少量をゆっくり楽しむのがおすすめです。甘さがあって飲みやすいため、つい飲みすぎてしまいがちですが、アルコール度数は意外としっかりあるので注意しましょう。
  • おすすめのシーン・・・デートや女子会など、リラックスした雰囲気の中で楽しむのに最適です。見た目も華やかなので、特別な日の乾杯にもぴったりの一杯といえます。

レシピ動画

材料リスト

新鮮な果物の香り、フルーティーで軽やかな甘味、みずみずしい爽やかさが特徴。絶妙な酸味と甘味のバランスが、世界中の料理に合うだけでなく、カクテルの材料にもおすすめできる一品です。

ブルゴーニュ産のカシス中でも厳選された良質なものを選び、保存料・添加物を一切加えず、カシス本来のフルーティーな香りと味わいを引き出した一品です。

キールのバリエーション

グラスに入った赤ワインと白ワイン

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