カシスミルク のカクテルレシピ・作り方・特徴|カシスとミルクのカクテル

リキュールベースロングカクテルのカシスミルク

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目次
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レシピと作り方

材 料

技法 = ステア

カシスリキュールのおすすめ銘柄リスト

作り方

グラスは、タンブラーグラスゴブレットハリケーングラス が使いやすいです。

  • アルコール度数 = 4% ~ 5% 前後
  • 最適なTPO = 日中 / 食後
  • カクテル言葉 = 「 人をうっとりさせる魅力あふれる人 」
  • カクテル誕生日 = 「 6月12日 」

カシスミルクの詳細

歴史・特徴

カシス・ブラックカラント

由来と歴史 〛・・・「 カシスミルク 」のカシスとは、ストロベリー、ブルーベリーなどのベリー系の一つで、直径約1cmほどの黒色に近い紫色をした実のことです。 カシスという名前はフランス語であり、和名は「 クロスグリ 黒酸塊 」、英語では「 ブラックカラント Blackcurrant 」と呼ばれ、味は甘酸っぱく、えぐみがあり、ブルーベリーに見た目同様近いです。

カシスリキュールの歴史は16世紀のフランスに遡り、ブルゴーニュ地方で広く作られました。その特有の甘酸っぱさと豊かな香りから、さまざまなカクテルやデザートに活用されています。

カシスミルクは、カシスリキュールを使った簡単で飲みやすいカクテルとして、カジュアルなシーンや自宅で楽しむ飲み物として進化しました。特に日本では、20世紀後半以降のカクテルブームで定番メニューとして登場し、居酒屋やバーで広く提供されるようになりました。


特 徴 〛・・・カシスミルクは、ベリー系特有の甘酸っぱさと、甘味が特徴のカシスをコクとまろやかさのあるミルクで割ったレシピで、アルコール度数も低く、口当たり、香りなどどこを見ても飲みやすさバツグンのカクテルです。

  1. クリーミーで優しい口当たり
    ミルクのまろやかさが、カシスリキュールの甘酸っぱさを引き立て、全体を優しい味わいに仕上げます。
  2. 手軽で作りやすい
    材料が少なく、特別な技術を必要としないため、家庭でも簡単に作れます。
  3. 低アルコール
    アルコール度数が低く、甘い味わいが中心なので、カクテル初心者やアルコールが苦手な方にも最適です。
  4. デザート感覚
    飲むデザートとしても楽しめるため、食後やリラックスタイムにぴったりです。

味わい・魅力

木苺とミルク

味わい 〛・・・カシスミルクは、カシスリキュールの甘酸っぱさがミルクのクリーミーさと絶妙に調和しています。カシスのフルーティーで濃厚な香りが鼻に抜け、口の中では滑らかなテクスチャーとほのかな酸味が心地よく広がります。後味はまろやかで、飲むたびに優しい甘さを感じられる一杯です。


魅 力 〛・・・カシスの甘酸っぱい風味がミルクに溶け込み、爽やかでありながら濃厚さもある甘味になっています。

  1. 飲みやすさ
    甘くまろやかな口当たりで、アルコール感が控えめなので、幅広い層に愛されています。
  2. デザートカクテルとしての魅力
    デザート感覚で楽しめるため、特に食後や甘いものが好きな方にぴったりです。
  3. 家庭でも作りやすい
    シンプルな材料と作り方で、自宅でも簡単に再現可能です。
  4. アレンジの楽しみ
    牛乳の代わりに豆乳やアーモンドミルクを使用したり、仕上げにチョコレートソースやホイップクリームをトッピングするなど、アレンジの幅が広いカクテルです。
  5. 見た目の華やかさ
    カシスの深い紫色とミルクの白が混ざり合うビジュアルは、目でも楽しめるポイントです。

まとめ 〛・・・カシスミルクは、その優しい味わいとクリーミーな口当たりから、リラックスタイムや食後のデザートカクテルとして最適です。自宅で気軽に楽しむ一杯としても人気があり、パーティーや女子会などで提供すれば喜ばれること間違いなしです。

シンプルながらエレガントなこのカクテルで、甘くリッチなひとときを楽しんでみてください!

材料リスト

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ベースのお酒・カシスリキュール

バーの背景とクレームドカシスのボトル

カシスとはスグリ科スグリ属で、小さな食用の果実をつける温帯地域に分布する落葉低木で、ビタミンCやアントシアニンが豊富です。

本来の名前は和名が「 クロスグリ 黒酸塊 」で英名で「 ブラックカラント Blackcurrant 」と言い、カシスという名前はフランス語で、おそらく居酒屋などで「 カシスオレンジ 」などがメジャーになったので、カシスという名前の方が馴染みになったのではないかと考えられます。

カシスリキュールの歴史

フランス・ブルゴーニュ地方の風景

Photo|フランス・ブルゴーニュ地方

クレーム・ド・カシスは1841年フランス・ブルゴーニュ地方のディジョン市にあるラグート社が発売したのが最初です。

ブルゴーニュ地方に繁茂しているクロスグリ( カシス )の実にオーギュスト・デニス・ラグート氏が着目します。 そして5年間でリキュール開発を行い、1836年にラグート社を設立し発売しました。

1858年には、オーギュスト・デニス・ラグート氏の娘婿であるルイ・ルジェと協力し、社名をルジェ・ラグート社に変え、販売に力を入れます。 そしてその後もフランボワーズやピーチなど様々なリキュールを発売し、世界的リキュールブランドとして販売しています。

現在ではフランス国内のリキュール生産量の25%、果実系リキュールの部類では40%の生産量を占めており、毎年1,600万リットルのクレーム・ド・カシスが生産され、その大部分がフランス国内で消費されています。

カシスリキュールの原料・製法

ヴェドレンヌ社のカシスリキュール

カシスリキュールの製造は、基本的にワインと同じように醸造します。 カシスの実は収穫後すぐに傷み始めてしまうため、収穫してから24時間以内に製造に持ち込まれます。

収穫後すぐにマイナス30度で保存され、中性スピリッツの中で5cmくらいの大きさまで砕かれ、今度はマイナス5度ほどで1っカ月以上保存します。

その後は砂糖を加えて甘味、酸味、香りなどのバランスをとり、濾過して完了です。

カシスリキュールは温度、酸化に弱く一度栓を開けてしまうと常温では保存できず、開栓後の常温保存の寿命は早くて10日、もって20日なので、冷蔵保存が必要となります。

カシスリキュールの主なブランド

ー ブランド別特徴表 ー


ー ルジェ・ラグート Lejay Lagoute ー

ルジェラグート社のカシスリキュール

ルジェは1841年からカシスリキュールを造り続けているブランドで、カシスリキュールの元祖と言える存在です。

原料のカシスはブルゴーニュ産。 そのブルゴーニュ産のカシスの中でも厳選された良質なものを選び、保存料・添加物を一切加えず、カシス本来のフルーティーな香りと味わいを引き出して製造された一品です。

カシスリキュールの中では一番認知度が高いと言っても過言ではなく、日本でもスーパーやコンビニでも見ることがある定番中の定番ブランドです。

Photo|画像提供 SUNTORY


ー キューゼニア Cusenier ー

キューゼニア社のカシスリキュールは、1857年フランス東部・ジュラ山地・オルナン村の、キューゼニアという土地付近からとれる果実から蒸留酒を造ることからスタートさせました。

キューゼニアのカシスリキュールはブルゴーニュ地方・ディジョン市周辺のカシスを使い、ディジョン市内の工場で製造されています。

特徴はコクがあり深い味わいながら、アルコール度数は低めに抑えているところと、カシスリキュールの中でもフルーティーさが強い点です。

キューゼニア社のカシスリキュール

ー ヴェドレンヌ Vedrenne ー

ヴェドレンヌ社のカシスリキュール

1919年、世界的に有名なワインの銘醸地であるフランス・ブルゴーニュ地方の、ニュイ・サン・ジョルジュでヴェドレンヌ社は誕生しました。

この土地はブドウの栽培地として最高の土壌と気候に恵まれており、それと同時にカシスの果実を栽培することも最適な土地で、多くの高品質なカシスが栽培されています。

雑味が無く、芳醇なアロマを感じられ、華やかな風味と奥行きのある深い甘味が特徴的。そのこだわりで世界最多の受賞歴を誇るまさにスーパー・カシスです。


ー マリーブリザール Marie brizard ー

マリーブリザールとは女性の名前で、1755年にアニゼットを初めて造り世に出した最初の人物です。

1755年に会社を設立し、現在では様々なリキュールと共に、シロップの製造にも力を入れている世界的ブランドです。

マリーブリザードのカシスは、フランス・ブルゴーニュ産の厳選されたカシスを使い、まろやかで甘すぎない味わいのカシスリキュールを製造しています。 マリーブリザールは、甘味、香り、酸味などのバランスの良さが最大の特徴です。

マリーブリザール社のカシスリキュール

ー 望月 Mochizuki ー

あおもりカシスのカシスリキュール望月

1965年( 昭和40年 )に弘前大学教授によってドイツからクロスグリを移植したのが日本産カシス栽培の始まりです。

その後1975年に株分けされ栽培がスタートします。 栽培は原種ならではの風味や栄養成分を大切にするために徹底管理しており、できる限りの農薬の不使用、収穫は手摘みといった一途な取り組みが高品質なカシスを産み、2015年に国の地理的保護制度( GI )に登録されました。

青森県・青森市のカシスは、現在「 あおもりカシス 」としてブランド化し、様々な商品となって販売されています。

その「 あおもりカシス 」をリキュール1本あたり200g以上使い、じっくりと低温で約2か月間浸漬させ、香料などの添加物を加えず造り上げたリキュールで、酸味とフルーティーな深い香りが最大の特徴です。

  • カシスリキュールの歴史・製造・主なブランドは ⇒ コチラ

ビルド & ステア

バー店員がドリンクをかき混ぜている様子を題目にしたステア&ビルド記事

「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。

「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。

炭酸系の混ぜ方

炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。

混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。

バースプーンの使い方

ステアのやり方

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

カクテルのTPO用語

オールデイカクテル All day cocktail

ランチとディナー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。

そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。

プレディナー Pre dinner cocktail

プレディナーカクテルとは食事前に飲むお酒のことです。

胃を刺激して消化液の分泌を促進することで、消化器官の負担を軽くする働きがあり、食欲増進の効果があります。

プレディナーの習慣が誕生したのは、18世紀後半から19世紀にかけての間にフランス、イタリアの貴族間から始まったそうです。

プレディナーの特徴はアルコール度数が低いこと、スッキリとした口当たりに爽やかさや爽快感があるものが多いです。 テイストは爽やかな甘味、少しの苦味や酸味が特徴的です。

食前酒が並んでいる

お酒の種類はスパークリングワインやビールなどの炭酸類が多く見られ、リキュールではアペロールカンパリといった少し苦味があり、ハーブなどの香りがするリキュールが使われることが多いようです。 カクテルも香り、苦味、爽やかさを使ったものが多く、種類も豊富にあります。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

おすすめのグラス

タンブラーグラス Tumbler glass

タンブラーグラス

「 タンブラー Tumbler 」の語源は「 倒れるもの 」や「 転ぶもの 」の意味があり、元々獣を狩り、残った角等をくり抜いてコップにし、底が真っ平にはならなかったので、よく倒れていたことからこの名前が付いたそうです。

別名ハイボールグラスとも呼ばれることがあり、主にハイボールスタイルや、ソフトドリンクなどに使われています。 オールドファッションドグラス( ロックグラス )を原型として誕生したとも言われ、オールドファッションドグラスをそのまま縦に長くしたような形をしています。

使い勝手が良く、容量も多く入るため、どの家庭にも必ずいくつかはあるグラスで、用途がおおいためか容量の種類も一番多くあると言っても過言ではないでしょう。

素材もガラス製だけではなく、木製、金属製、陶器、プラスチック製と様々なものがあります。 容量は6オンスの180ml、8オンスの240ml、10オンスの300mlが一般的で、飲食業界では略して6タン、8タン、10タンなどと呼ばれているそうです。

ゴブレット Goblet

ゴブレットとはグラスに土台と足が付いたグラスの事です。

特徴としてはワイングラスのように足が長くないことと、容量が多く入ることで、タンブラーグラスの代わりや、氷をたっぷり使うカクテル、ビール、ドリンクなどで使われ、パフェなどのデザートの器としても使われます。

使い勝手が良く、見た目も上品さと可愛らしさがあり、様々なシチュエーションであったり、お店などで幅広く使われています。

カクテルグラスゴブレット

ゴブレットが誕生したのは14世紀だと言われていて、名前はフランス語で、「 Goblet 」と表記します。 元々は「 ゴブレー 」と呼んでいたそうですが、いつの間にか「 ゴブレット 」となったようです。

聖杯にもこのゴブレットが使われており、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。

ハリケーングラス Hurricane grass

ハリケーングラス

ハリケーングラスの「 ハリケーン 」とは台風のことを連想してしまいそうですが、「 ハリケーン・ランタン 」と呼ばれるランプまたはランタンの形に似ていることから付きました。

そもそもハリケーン・ランタンの由来は、ハリケーンのような強い風でも消えないことが名前の由来だそうです。

他のグラスに比べて大容量なため、主にトロピカルドリンクやミックスドリンクに使われることが多く、氷をたっぷりと入れるカクテルに向いています。480ml ~ 600ml の内容量が一般的です。

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