レシピと作り方
エンジェルキッスの材料
Recipe no.303
- カカオリキュール・・・・・・・40ml
- 生クリーム・・・・・・・・・・20ml
- マラスキーノチェリー
- このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
技法 = フロート
エンジェルキッスの作り方
グラスは、リキュールグラス を使いましょう。 他には カクテルグラス か シャンパングラスのクープ型 がおすすめです。
マラスキーノチェリーを水の入った小さなグラスヘ入れ、コロコロと回し軽く洗い取り出します。
( カクテルのテイストを薄めないために、水気をよく取りましょう )
グラスの縁に当たらないよう静かにクレーム・ド・カカオを入れ、バースプーンの背を使って生クリームをクレーム・ド・カカオの上に入れ、フロート状にします。
マラスキーノチェリーにカクテルピンを刺し、橋を架けるようにグラスの上へ置き完成です。
- このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
- アルコール度数 = 16% ~ 17% 前後
- 最適なTPO = 食後
- カクテル言葉 = 「 あなたに見とれて 」
- カクテル誕生日 = 「 12月20日 」
[ スポンサーリンク ]
エンジェルキッス詳細
歴史・特徴
〚 由来・歴史 〛・・・エンジェルキッスという名前は、その柔らかく甘い味わいや美しい見た目から、まるで天使の優しいキスのようなカクテルであることに由来しています。このカクテルは20世紀初頭に誕生したと言われ、見た目が華やかで美しいため、特に女性に人気がありました。
エンジェルキッスは、クラシックなカクテルスタイルの一つで、特にバーバック( バックバーに置かれるカラフルなリキュールの瓶 )に多くの種類のリキュールが揃っているバーで親しまれました。層を重ねることで見た目の美しさを際立たせることが目的であり、アフターディナーカクテルやデザートカクテルとして提供されることが多かったのです。
〚 特 徴 〛・・・エンジェルキッスの最大の特徴は、その美しいレイヤーです。異なる比重を持つリキュールを層状に重ねることで、見た目にインパクトがあり、カクテルのプレゼンテーションとして非常に映えます。また、それぞれのリキュールが異なる色を持っているため、カラフルでエレガントな仕上がりになります。
また、このカクテルは比較的小さな容量で、一度に味わうことで口の中で異なる風味が混ざり合うのを楽しむことができます。クリーミーでリッチな味わいが特徴的で、特に甘いカクテルやデザート感覚のドリンクが好きな方に好まれます。
味わい・魅力
〚 味わい 〛・・・エンジェルキッスの味わいは、クリームの柔らかな口当たりと、カカオリキュールのリッチでチョコレートのような風味が絶妙に組み合わさっています。甘さとまろやかさが際立っており、まるでデザートのような感覚で楽しめるカクテルです。
オプションとしてチェリーリキュールを加える場合、ほのかなフルーティーな酸味が全体の甘さにバランスを与え、さらに複雑な味わいになります。チェリーを飾りに添えることで、視覚的な美しさとともに、味わいにもフルーティーなアクセントが加わります。
〚 魅 力 〛・・・エンジェルキッスの魅力は、なんといってもその美しい見た目とデザートのような甘くリッチな味わいにあります。層状に重ねられたリキュールがまるで芸術作品のようで、見て楽しむことができる点が、多くのカクテルの中でも特に目を引きます。華やかなプレゼンテーションは、パーティーや特別なシーンで注目を集めること間違いありません。
また、このカクテルは甘さが強いため、食後にリラックスしながら楽しむのに最適です。濃厚なデザートカクテルとしての性格を持っており、軽く飲みたいときやアルコール度数の強くない一杯を楽しみたいときにもぴったりです。
エンジェルキッスは、見た目の美しさと味の両方で楽しめるカクテルです。その優しい味わいとエレガントな見た目が、飲む人に特別なひとときを提供してくれるでしょう。自宅でも手軽に作れるので、大切な人と一緒に楽しんだり、食後のリラックスタイムに取り入れてみてください。
エンジェルキッスの材料
- このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
関連のカクテルレシピ リスト
⇒ 画像 / タイトルをクリックでレシピリストページへ
〚 他のカクテル レシピリスト 〛
[ スポンサーリンク ]
フロートとは?
カクテルの中に 2色になったものが多数あります。( 中には何層にもなったカクテルもあり、有名なもので写真のプースカフェがあります )
これらの層になっているカクテルは、材料比重の重い物から入れて作っています。 そのままグラスに材料を入れてしまうとできませんが、混ざらないようにゆっくり入れるとできます。 その際に使うのがバースプーンです。
Step 1 = まず沈める材料をメジャーカップや、小さなグラスなどに必要な分量を入れておきます。( 瓶からそのまま入れる場合もありますが、瓶が重く、多く出てしまう可能性があるので初心者の方はおすすめできません )
Step 2 =バースプーンの先を下に向けます。(スプーンの背中が上になるようにする)
Step 3 = 次に下に向けたバースプーンの先端をグラスの内側の上の方のに当てます。
Step 4 = 用意した沈める材料をバースプーンの背中にゆっくりと流します。
これで比重の重い材料は底へ、軽いものは上へ浮かび、層があるカクテルができます。
- バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ
[ スポンサーリンク ]
カクテルのTPO用語
ー ディジェスティフ Digestif ー
「 ディジェスティフ Digestif 」とはフランス語で食後に飲むお酒のことで、英語では「 アフターディナー・ドリンク After dinner drink 」と呼びます。
特徴としてはブランデーなどのアルコール度数が高めのスピリッツを使い、クリームなどの甘味の強いものを材料に使う傾向があります。
アルコール度数が高いカクテルが多いのには理由があり、満腹になった後にアルコール度数が高めのお酒を飲むことで、食後の疲れた胃に刺激を与えます。
刺激を与えることにより、再度活性化させ消化を促進させる役割を持っているのです。
香りがあり、甘口のものが多い理由は、デザート感覚で楽しめることで、更なる満足感を与えることが目的としてあり、他には香り高いもので気分を落ち着かせることがあります。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
エンジェルキッスにおすすめのグラス
リキュールグラス Liqueur glass
リキュール類やウイスキー、スピリッツなどをストレートで飲む際に使うグラスで、長めの脚があり、ドリンクを入れる部分が円筒形をしているのが特徴です。
大きさはショットグラスに脚が付いたくらいの大きさで、グラスの中ではショットグラスと並び小さめの部類になります。
プースカフェスタイルなどのようなカラフルなカクテルや、リキュールの色彩を楽しんだり、お酒の味見に使われるのが一般的です。リキュールやプースカフェの色を楽しむために無色透明なものが使われます。 容量は30ml~45mlが一般的。
カクテルグラス Cocktail glass
逆三角形の形をした脚付きグラスです。 カクテルといえば多くの人がこのグラスを思い浮かべるのではないでしょうか。
脚が付いている理由は、ドリンクが入っている逆三角形の部分を手で温めてしまわないように付いています。飲むときは脚を持つようにしましょう。
カクテルには色彩を楽しむものも多くあり、カクテルの美しい色合いを邪魔しないためカクテルグラスは主に無色透明で、引き立て役として存在します。
一説にはマティーニを飲むために生まれたとも言われており、古くから「 マティーニグラス 」とも呼ばれています。
容量は少量しか入らず、グラスの中で直接混ぜることができないため、シェーカーか、ミキシンググラスで混ぜた後このグラスに注ぎます。
使っているカクテルは「 マティーニ 」や「 マンハッタン 」、「マルガリータ 」など有名なカクテルが多くあります。 標準は、60mlが程よく入る90ml、大型のもので 120ml ~ 150ml のものがあります。
シャンパングラス Champagne glass
シャンパングラスは口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」があります。
クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。
当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。
フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に一緒に作られました。
始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにも使われたそうです。容量は180ml ~ 300mlが一般的。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
エンジェルキッスで使う道具
- このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料