キール・ロワイヤル のカクテルレシピ・作り方や特徴・由来|カシスリキュール + スパークリングワイン

ワインベースロングカクテルのキールロワイヤル

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深いガーネット色を見ると、いかにも重厚な味わいを想像しませんか。実はキール・ロワイヤルは、たった2つの材料、クレーム・ド・カシスと冷えたスパークリングワインだけで作れる一杯です。最初期のレシピでは、シャンパンではなく、ブルゴーニュ地方産のクレマンが使われていたと伝えられています。カシスの濃厚なベリーの甘みに、きめ細かな泡が加わることで、重たさのない、すっきりとした味わいに仕上がります。

今夜、1分もかからずに、このエレガンスを味わってみてください。

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目次

レシピと作り方

材 料

カシスリキュールのおすすめ銘柄リスト

作り方

キール・ロワイヤルの詳細・動画

由来・歴史

フランス・ブルゴーニュ地方の風景

Photo|フランス・ブルゴーニュ地方の風景

キール・ロワイヤルは、フランス・ブルゴーニュ地方のディジョン市長を1945年から亡くなる1968年まで務めたフェリックス・キール氏の名を冠した「キール」から派生しました。キール氏は地元の白ワインとクレーム・ド・カシスを組み合わせたカクテルを客にふるまい、地域の特産品を広める役割を果たしたと伝えられています。ただし、白ワインとカシスの組み合わせ自体は、1904年頃にディジョンのバー「カフェ・ジョルジュ」で生まれたという説もあります。

キール氏によってこの組み合わせが有名になると、やがて白ワインの代わりに発泡性のワインが使われるようになりました。最初期のスパークリング版には、シャンパンではなく、ブルゴーニュ地方産の発泡ワイン「クレマン・ド・ブルゴーニュ」が使われていたと伝えられています。今では多くの人がシャンパンで作るイメージを持っていますが、こちらの方がこのカクテルのブルゴーニュらしさを、より色濃く伝えていると私は思います。

「ロワイヤル」はフランス語で「王室の」を意味し、お祝いの席にふさわしい名前です。第二次世界大戦後、シャンパンストッパーが普及したことで、開けたスパークリングワインを無理に飲み切らずに済むようになった点も、こうしたカクテルが定着する後押しになったと考えられます。

特徴・味わい

テーブルに置かれたグラスに入ったスパークリングワイン

キール・ロワイヤルは、黒すぐりから作られるクレーム・ド・カシスと、スパークリングワインを組み合わせた優雅なカクテルです。クレーム・ド・カシスは濃厚なベリーの甘みと深い赤紫色が特徴で、そこにスパークリングワインのきめ細かな泡と爽快な酸味が加わり、絶妙なバランスが生まれます。グラスに注がれたガーネット色の液体は宝石のような輝きを放ち、立ち上る繊細な泡が視覚的にも楽しませてくれます。

口に含むと、最初にカシスのフルーティーな香りがふわりと広がり、続いてスパークリングワインの軽やかな泡が舌の上で弾けます。甘すぎず酸っぱすぎない調和のとれた味わいで、後味にはほのかなベリーの余韻が残ります。食前酒としても食中酒としても楽しめる、お祝いの席にふさわしい一杯です。

ポイント・アレンジ・相性の良い食べ物

スモークサーモンにいくらとラディッシュ、彩り野菜を添え、カリッとしたビーツチップスを飾った前菜料理

相性の良い食べ物・おつまみ

  • ブリーやカマンベールなどのソフトチーズ — クリーミーなコクがカシスの甘みと重なり、ワインの酸味が全体を軽やかに保ってくれます。
  • スモークサーモンのカナッペ — サーモンの塩気とコクに、きめ細かな泡が寄り添い、カシスの酸味が脂っぽさをすっきり切ります。
  • ダークチョコレート(カカオ70%以上) — ビターな甘さがカシスの奥深いベリー感と共鳴し、シンプルな組み合わせに深みが生まれます。

作り方のポイント

多くの人がやりがちな失敗は、スパークリングワインを勢いよく注いでしまうこと。これだと、グラスに届く前に炭酸が飛んでしまいます。グラスの内側に沿わせるようにゆっくり注ぎ、ステアも1〜2回にとどめれば、泡をしっかり残せます。


アレンジ

  • キール・ロワイヤル・ロゼ — ロゼのスパークリングワインに変えると、より濃いピンク色と、果実味のある味わいになります。
  • エルダーフラワー・キール・ロワイヤル — エルダーフラワーリキュールを少量加えると、カシスに華やかな花の香りが重なります。
  • フローズンベリー・キール・ロワイヤル — 氷の代わりに凍らせたブラックベリーやラズベリーを入れると、味を薄めずに冷たさを保てます。

私なら、クレーム・ド・カシスを先にグラスへ注ぎ、あとはスパークリングワインが自然に層を作るのに任せます。スプーンで無理に混ぜようとすると、せっかくの泡が消えてしまうだけです。

レシピ動画

材料リスト

シトラスや白い花の蜜の香りが感じられ、フレッシュな果実感、キリッとした酸味、ほんのりと感じる甘味を柔らかな泡立ちで楽しめる一品です。 

ブルゴーニュ産のカシス中でも厳選された良質なものを選び、保存料・添加物を一切加えず、カシス本来のフルーティーな香りと味わいを引き出した一品です。

バーテンダー経験者が描く小説『 Bar 灯影 ~まだ名前のない約束たち~ 』

バー小説シリーズ「Bar 灯影 〜まだ名前のない約束たち〜」のバナー。木の壁に囲まれた落ち着いたバーで、ランプの灯りとウイスキーグラスのそばに座り微笑む、長い黒髪の女性

東京の雑居ビルの地下にある、隠れ家バー「Bar 灯影」。寡黙なマスターと、仕事帰りに通う23歳の彩香のもとに、毎晩いろいろな事情を抱えた客がやってきます。
マスターは多くを聞かず、その夜の一杯だけを差し出します。カクテルの所作や味わいは、バーで働いていた筆者が、現場の記憶をもとに描いています。

キールのバリエーション

ワインベースロングカクテルのキール
  • キール・・・・・・・・・キールカクテルの本家本元のカクテル。白ワインとカシスリキュールを使用する
  • キールインペリアル・・・キールロワイヤルのカシスを、木苺のリキュールに変えたカクテル
  • キールカーディナル・・・キールの白ワインを赤ワインに変更したカクテル
  • キールペーシェ・・・・・カシスリキュールを桃のリキュールに変更したカクテル
  • キールブルトン・・・・・キールの白ワインをシードルに変更したレシピ

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