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テキーラ・レポサドとは?

「 Reposado = 安らかな、平静な 」という意味で、短い期間休ませるという意味があります。
名前の通り 2か月~1年未満熟成させたテキーラです。 色は無色透明にほんの少しゴールドが入った色合いです。
樽の香りとコクがブランコに少し加わり、ほのかな甘味が味わい深くなっていて、甘味と辛味のバランスがとれた味わいです。
テキーラレポサドの魅力は、その複雑な味わいと熟成による深い風味にあります。
熟成によって得られるバニラやカラメルなどの甘い香りや、味わいが加わり、豊かなテキーラ体験を提供します。また、レポサドはオーク樽での熟成によって、ウッディなニュアンスやスパイシーな要素も加わり、洗練された味わいを楽しむことができます。
テキーラ レポサドの比較表
項目 / 銘柄 | オルメカ | クエルボ 1800 | ドンフリオ | カ ー | マリアッチゴールド |
熟成年数 | 6ヶ月 | 2ヶ月以上 | 6〜12ヶ月 | 6ヶ月 | 13ヶ月 |
アルコール | 40 % | 40 % | 38 % | 40 % | 40 % |
香 り | バニラ、キャラメル、オレンジ | バニラ、シナモン、ハチミツ | バニラ、トーストしたオーク、スパイスの香り | バニラ、アプリコット、ナッツ | バニラ、オレンジ、チョコレート |
味わい | まろやかで甘味 | 芳醇で複雑 | 柔らかくスムーズ | 濃厚でスパイシ | まろやか |
特 徴 | 定番のレポサド | 高級感のある味わい | バニラやオークのニュアンスが広がる | スモーキーな香り | どんな飲み方にも合う |
おすすめ | ストレート、ロック、カクテル | ストレート、ロック | ストレート、ロック | ストレート、ロック | ストレート、ロック、カクテル |
価格帯 | 3,000円台 | 3,000円台 | 5,000円台 | 9,000円台 | 1,000円台 |
オルメカ・レポサド Olmeka

オルメカの歴史
オルメカ社は、創業当初から高品質なテキーラ造りにこだわり、伝統的な製法と最新技術を組み合わせてきました。
その結果、オルメカ・テキーラは世界中で高い評価を得るようになり、現在では世界で最も人気のあるテキーラブランドの一つとなっています。
名前の由来

メキシコ文明は、紀元前1500年頃メキシコ西湾岸であった文明で、アメリカ大陸では一番最初の文明と言われています。
巨大な石の彫刻を作ったり、土づくりの建築物、ヒスイなどの玉石を加工する技術などの高い技術と文明を築いていました。
オルメカテキーラとはそんな「 オルメカ 」の石像をラベルに使い、銘柄もオルメカを使用している、情熱と太陽が生んだテキーラブランドです。
オルメカの特徴
〚 味わい 〛・・・バランスの良い味わいで、蜂蜜を思わせる甘さがはじめに感じられ、黒コショウのようなスモーキーさが後に口に広がります。 柑橘類やバニラの香り、アガヴェの甘味と苦味が程よく感じられ、スムーズな口当たりが特徴的な一品です。
〚 香 り 〛・・・柑橘類、バニラ、オーク樽由来の香りと、アガヴェの香りもほのかに感じられます。
〚 特徴 〛・・・独自のフレーバープロファイルでも知られていて、甘いバニラやカラメルのニュアンスが広がる中に、スパイシーな要素やウッディな風味も感じられます。これにより、オルメカ・レポサドは単体で楽しむだけでなく、カクテルのベースとしても優れた選択肢となっています。
そして高品質なテキーラでありながら、比較的リーズナブルな価格という点は、テキーラ初心者にとって、入口となる一品です。

クエルボ 1800・レポサド Cuervo

クエルボの歴史
〚 クエルボの創業 〛・・・クエルボの歴史は、1758年のスペイン統治時代に遡ります。その年、ホセ・アントニオ・デ・クエルボが、当時のスペイン王からメキシコのハリスコ州の土地を譲り受け、テキーラの生産を始めました。
〚 王室の特許状 〛・・・1795年、スペイン国王がクエルボに特許状を与え、彼らのテキーラ製造を認めました。これにより、クエルボは公式に認定されたメキシコのテキーラ製造者となり、クエルボは最も古いテキーラブランドの1つとして知られるようになりました。
〚 世界的な展開 〛・・・19世紀後半にアメリカに輸出され始めました。特に、プロヒビション時代にはアメリカ市場での需要が高まり、クエルボの人気は急速に広まりました。
〚 ブランドの成長 〛・・・時代とともにブランドを成長させ、世界的に有名なテキーラのブランドとして確立されました。彼らの製品ラインには、シルバーテキーラ、レポサド、アネホなどが含まれています。
クエルボはその歴史の中でさまざまな出来事を経験しました。例えば、メキシコ革命中には生産が一時的に中断されましたが、その後もブランドは成長し続けました。
〚 現在のクエルボ 〛・・・現在、クエルボは世界中で愛されるテキーラのブランドとして知られています。彼らの製品は、高品質なテキーラとして評価され、多くのバーとレストランで提供されています。
クエルボは、メキシコのテキーラ産業の歴史において重要な役割を果たし、そのブランドは世界中で広く認知されています。
日本では現在アサヒ飲料が販売権を取得し、日本国内でも多く使われている一品です。
名前の由来

「 クエルボ 」とはスペイン語で「 カラス 」の意味です。
創始者のホセ・アントニオ・クエルボの遠い祖先が、強盗の放った銃弾がカラスの存在で助かったという話があり、その後「クエルボ」と名乗るようになったということです。
そして、クエルボのテキーラはもちろん、蒸溜所や自社畑を守るファミリーシンボルとして掲げられているのが“カラス”のマーク。
実はロゴマークを作った理由はもう一つあり、当時文字の読めない人が多くいたため、カラスのマークを入れて、文字の読めない人にも覚えてもらおうという企業努力も含んでいます。
クエルボ1800の特徴
〚 味わい 〛・・・柔らかくて滑らかな口当たりと、まろやかでバランスの取れた味わいがあります。レポサドとして熟成されたクエルボ1800は、オーク樽での熟成により、豊かなフルーツの風味が感じられ、特にバニラやオークのニュアンスが際立ちます。他にも甘味とスパイスがバランス良く調和しており、コクのある味わいが楽しめます。
〚 香 り 〛・・・バニラやカラメルなどの甘い香りが感じられます。これは、オーク樽での熟成によって生まれるものです。オーク樽で熟成されたテキーラならではのオークやナッツの香りが感じられます。
〚 特 徴 〛・・・フレンチオーク樽で最低6ヶ月間熟成されます。この熟成によって、テキーラに深みや豊かな味わいが生まれます。メキシコの伝統的なテキーラブランドであり、その高品質と評判により、世界的に人気のあるプレミアムブランドの一つです。
ドン フリオ・レポサド Don julio

ドンフリオの歴史
創業者は「 フリオ・ゴンザレス 」という若干17歳の少年が、1942年創業しました。
当時テキーラは1本5ドルほどの安い酒で、悪酔いするものばかりでした。そのことをフリオ氏は問題点と認識し、テキーラの製造を根本的に見直します。
フリオ氏はテキーラに関しての知識を身に付け、アガヴェの栽培から見直します。 アガヴェを植えてある間隔を広く取り、栽培するアガヴェの数を減らします。 そうすることでアガヴェ一つ一つの吸収する養分を増やし、大型で質の高いものが収穫できるようになりました。 当時高度成長期だったため、質より量の生産が主流でしが、その中でフリオ氏は量よりも質にこだわったのです。
そして1951年にフリオ氏の最初のテキーラブランド「トレス・マゲイヤス」が誕生しました。
その後1980年代、フリオ氏は病気で倒れてしまいます。 しかし見事に復活し、その快気祝いパーティーを行った際に、フリオ氏は特別なテキーラを皆に振舞いました。それまでのテキーラとは別格の風味や香りを持ち、丁寧に作り上げているのがすぐにわかるテキーラで、フリオ氏のこだわりが詰まったテキーラでした。
ここから、安価のテキーライメージを覆し、「 プレミアム 」なテキーラの思考が誕生したのです。
ドンフリオは世界的にも大人気であり、バー約100店で一番売れたテキーラブランドとして評価されています。日本でも知名度は低いですが、その品質と味わいはテキーラ愛好家にとって特別な存在です。
ドンフリオのこだわり

ドンフリオは、
「 100%ブルーアガヴェを使用 」
「 厳選されたアガヴェのみを使用 」
「 伝統的な製法と最新技術を組み合わせる 」
「 長期熟成 」
という4点にこだわり、大量生産が主だった時代に、こだわり抜いたプレミアムテキーラを誕生させました。
アガヴェの生育年数にこだわっており、10年以上の歳月をかけて育てられた最高級アガヴェを使用しており、収穫後は苦味成分をすべて捨てています。伝統的なマンポステラと呼ばれるレンガ窯で加熱され、通常のアウトクラベよりも時間をかけて加熱されます。アメリカンホワイトオーク樽で8ヶ月熟成されていて、この熟成により、バニラ感がしっかりと出ており、滑らかでリッチなフィニッシュが特徴です。
また、ドン フリオは背の低いボトルを採用しており、これは「 テーブルに置いたときに皆の顔が見えるように 」と、従来の縦長のボトルではなく、背の低いボトルを採用するという、フリオ氏のこだわりがボトルデザインにも表れています。
ドンフリオ レポサドの特徴
〚 味わい 〛・・・オーク樽での熟成によって豊かでまろやかな味わいが特徴です。アガヴェの甘味とオークのニュアンスがバランスよく組み合わさり、滑らかで心地よい口当たりを持っています。熟成によって果実の風味が引き出され、特にバニラやカラメルの甘い風味が感じられ、甘みとスパイシーさ、またオーク樽からの風味が絶妙に調和しています。
〚 香 り 〛・・・オーク樽での熟成によってバニラやカラメルの甘い香りが感じられます。これらの香りは、テキーラの豊かな味わいを予感させます。熟成によってオーク樽からのニュアンスが感じられ、トーストした木材の香りが漂います。
〚 特 徴 〛・・・高品質なテキーラを提供するメキシコの伝統的なブランドの一つです。その品質と評判は、テキーラ愛好家から高く評価されています。
カー・レポサド Kah

名前の由来

「 KAH ( カー )」とは「 人生 」という意味し、メキシコの伝統行事の「 死者の日 」をモチーフにした手書きのような骸骨の形をしたボトルが特徴的なテキーラです。
「 死者の日 」とは、毎年11月1日と2日に祝われる祭りです。この行事では、亡くなった家族や友人を追悼し、彼らの魂が地上を訪れると信じられています。
祭りの起源は、数千年前にさかのぼります。アステカ文明やトルテカ文明、他のナワ族は、死を悼むことは死者に対する非礼であると考えていました。その後先住民の宗教儀式は、スペイン人がもたらしたキリスト教の祭りと融合し、現代に至りました。
死者の日は、あらゆる宗教的・民族的背景を持った人々によって祝われていますが、中心的な意味は先住民族の生を再認識することにあります。
カーの特徴
〚 味わい 〛・・・オーク樽での熟成によってまろやかで豊かな味わいが特徴です。アガヴェの甘味とオーク樽からの香りが程よく調和し、滑らかな口当たりを楽しむことができます。熟成によって果実の風味が引き出され、特にバニラやカラメルの甘い風味が感じられます。レポサドとして熟成されたカーは、複雑な味わいを持ちます。甘味とスパイシーさ、またオーク樽からの風味が絶妙に調和しています。
〚 香 り 〛・・・オーク樽での熟成によってバニラやカラメルの甘い香りが感じられます。これらの香りは、テキーラの豊かな味わいを予感させます。熟成によってオーク樽からのニュアンスが感じられ、トーストした木材の香りが漂います。
〚 特 徴 〛・・・カー・レポサドは、最低でも2〜12ヶ月間オーク樽で熟成されます。この熟成によって、テキーラに深みと複雑さが加わり、まろやかな味わいと豊かな香りが生まれます。高品質なテキーラを提供するメキシコの伝統的なブランドの一つです。その品質と評判は、テキーラ愛好家から高く評価されています。

マリアチ・ゴールド Marichi

名前の由来

マリアッチとは、メキシコの伝統的な音楽グループまたは演奏スタイルを指します。通常、マリアッチはトランペット、ギター、ビオラ、ヴィホエラ( メキシコの特有の弦楽器 )などの楽器で構成されています。また、男性のボーカルや女性の歌手も含まれることがあります。
マリアッチは、メキシコの祝祭や特別な行事で演奏されることが一般的であり、感情豊かな歌やリズミカルな音楽で知られています。彼らの衣装も特徴的で、チャラパンやサラペなどの伝統的なメキシコの衣装を身に着けることがあります。マリアッチの音楽は、メキシコ文化の重要な一部であり、国内外で広く愛されています。
マリアッチゴールドの特徴
〚 味わい 〛・・・マリアチゴールドは、アガヴェの甘味と風味がしっかりと感じられる特徴があります。まろやかな口当たりと共に、アガヴェの特徴的な味わいが口の中に広がります。甘味とスパイスが絶妙にバランスされており、甘さの中にスパイシーなニュアンスが感じられ、飲みやすく深みのある味わいを楽しむことができます。
〚 香 り 〛・・・アガヴェの芳醇な香りが特徴です。フレッシュで爽やかな香りが感じられ、テキーラの品質を感じさせます。熟成によってフルーティーな香りが引き立ち、特に柑橘類やトロピカルフルーツの香りが感じられます。
〚 特 徴 〛・・・マリアチゴールドは、その豊かな味わいと芳醇な香り、高品質な製品として知られています。テキーラ愛好家にとって、心地よい飲み口と深みのある味わいを楽しめ、比較的リーズナブルな一品です。

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テキーラの製法・原料・歴史

世界4大スピリッツの一つであるテキーラは、他のジン・ウォッカ・ラム程の生産量はありません。
その理由としてはシャンパーニュ地方で生産されているシャンパンと同じく原産地呼称が認められているお酒だからです。つまり認められた地域での生産でなければ「 テキーラ 」と呼ぶことはできません( メキシコ国内の定められた5州のみ )
これが他のスピリッツとの違いで、生産量が他の3種よりも少ない理由です。
しかし世界的に飲まれているお酒であることには変わらず、カクテルレシピも多くあり、その中でも「 テキーラサンライズ 」や「 マルガリータ 」が有名です。
テキーラの誕生

テキーラの原型は、メキシコ古代アステカから存在するアガヴェ( 竜舌蘭 )を発酵させた醸造酒 「 プルケ 」がベースになっています。
15世紀~17世紀にかけてスペインがアメリカ大陸を植民地にしていた時代(コンキスタドール)にテキーラは誕生しました。きっかけはメキシコ中西部、ハリスコ州サンティアゴ・デ・テキーラという町があり、その近くにあるシエラマドレ山脈で大規模な山火事がありました。
焼け野原になった山を歩くと、焦げた竜舌蘭がゴロゴロと転がっており、辺り一面甘い香りと焦げた竜舌蘭をかじっているハツカネズミがいました。竜舌蘭を高熱に当てることで、砂糖を作り出せることをテキーラの町人がこの時発見しました。
そしてそれを知ったスペイン人は蒸留技術を持ち込み、メキシコの伝統的な醸造酒である「 プルケ 」を使ってスピリッツをつくりました。 この竜舌蘭を蒸留したお酒を「 メスカル 」と呼びます。
テキーラとは200種類以上あると言われるメスカルというお酒の中の一種で( 日本で言う地酒のようなもの )、サンティアゴ・デ・テキーラで栽培されているアガベ・アスール・テキラーナという竜舌蘭を使用したものをテキーラと呼びます。
その後の1600年には初めてのテキーラ工場が建てられ、1870年代にはヨーロッパへ出荷されています。
テキーラの定着

テキーラが最も大きな注目を集めたのは1949年の全米カクテルコンペティションで「 マルガリータ 」が入選し、テキーラが大きく注目されるだけでなく、テキーラベースのカクテルもこれをキッカケに増えていきます。
そして1968年開催のメキシコオリンピックで世界中の人たちがメキシコに訪れると、メキシコの文化と共にテキーラは世界に広く知られるようになりました。
その後世界各地にテキーラが広まりましたが、模造品が目立つようになりました。 模造品は質が悪いものが多く、テキーラのイメージや品格が悪くなる事を恐れたテキーラ製造会社達は、1974年メキシコ政府に規制を作るよう働きかけます。
こうして1994年にテキーラ商工会議所主導の下、生産過程全般の規制管理が完成し、違反者には法的措置を取れるようになりました。そしてテキーラは 原産地呼称が与えられ、メスカルから独立したような形になったのです。
テキーラの製法・原料

テキーラで使われるアガヴェの栽培は、海抜600m~1,800mの標高と平均気温20℃、晴天日数が250日以上は必要という限られた土地でしか栽培できません。
さらに苗を植えてから収穫まで6年以上、長いもので12年の月日がかかるため維持管理も大変です。
収穫されたアガヴェは蒸留所に運び込まれ、デンプンを糖分に変えるために蒸気圧力釜を使ったり、石造りのオーブンで加熱を行います。
加熱工程を終えたアガヴェは、その後ローラーで砕き、加水・圧縮を行い糖分を十分に絞り出し、その搾り出した液体を発酵させ、2回以上蒸留します( メスカルの蒸留回数は1回ですが、テキーラは必ず2回以上行います )
- テキーラの歴史・製造は ⇒ コチラ