ピスコ・パンチ|カクテルレシピ・作り方・特徴を解説( ピスコ・パインジュース・ライムジュース )

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目次
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レシピ

材 料

Recipe no.510

  • ピスコ・・・・・・・・・・・・40ml
  • パイナップルジュース・・・・・20ml
  • ライムジュース・・・・・・・・15ml
  • シュガーシロップ・・・・・・・10ml
  • オレンジビター・・・・・・・・2dash
  • このカクテルで使う材料と道具はコチラ ⇒ 材 料道 具

技法 = シェーク

※ 1dash = ビターボトル一振り、ビターボトル以外は1滴の目安

作り方

グラスは オールドファッションドグラス( ロックグラス )を使います。

  • Step 1 = シェーカーにピムス、パインジュース、ライムジュース、シュガーシロップ、オレンジビター、氷を入れます。
  • Step 2 = しっかりと シェーク します。
  • Step 3 = シェークした材料をグラスヘ注ぎ完成です。
  • アルコール度数 = 18% ~ 19% 前後
  • 最適なTPO = 日中 / 食後
  • カクテル言葉 = 「 鳥 」
  • カクテル誕生日 = 「 10月22日 」

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特徴・感想

今回紹介した「 ピスコ・パンチ 」のピスコとは、ペルーやチリで生産されているブドウを原料としたスピリッツです。

ジンウォッカと同じ蒸留酒ですが、主原料が穀物ではなくブドウから造られているので、フルーティーな香りが特徴的です。

ペルーとチリで造られていて、どちらも同じ名前なのですが、製造方法が異なり、ペルーの場合は原産地呼称が認められ、テキーラやシャンパンのようにペルー内の5つの地域でしか生産されていません。

そのピスコに甘酸っぱいパイナップルジュース、柑橘系酸味のライムジュースを合わせ、まとめ役のシュガーシロップの甘味を加え、アクセントにオレンジビターを加えたレシピで、パインジュースの存在が少しトロピカル感を出しながら、ピスコのスピリッツ感ある飲みごたえが上品にしているパンチ・スタイルのカクテルです。

ピスコパンチは、1850年代にサンフランシスコで流行したカクテルで、考案者はスコットランド人のバーテンダー「 ダンカン・ニコル 」氏だそうです。 この時代はアメリカが大きく変わる転換期となったゴールド・ラッシュ時代パインジュースを入れることで、見た目が黄金色になっているのはこの時代に合わせたのかもしれません。

ピスコ・パンチは調べれば調べるほどレシピがバラバラでした。 共通点はピスコ、パインジュース、ライムジュースを使っていることです。 今回紹介したレシピでなくともご自分の好みに合わせたレシピで楽しむのも良いかもしれません。

Photo = カリフォルニア・ゴールドラッシュ当時の採鉱者を運ぶ船の宣伝 ( Wikipedia )

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世界クラシックカクテル セールスランキング ベスト 50

ピスコ・パンチ < Pisco punch >

イギリスの酒類専門誌「 ドリンク・インターナショナル 」が、「 トップセールス( 販売数 ) 」「 トップトレンド( 流行 ) 」をテーマに、厳選された一流のBARなど100店舗からアンケート調査をし、ランキング化して毎年クラシック・カクテルセールスベスト50として発表しています。

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このカクテルに使う材料

シェーカーの使い方

シェーカーの利用目的は・・・

  • 混ざりにくい材料( 比重が大きく違うお酒など、粉類、牛乳や生クリーム、鶏卵 )を混ぜる
  • 材料を素早く冷却する
  • アルコール度数の強いお酒をまろやかにする( お酒のカドをとる )

といった利用目的があります。 持論ではありますが、あと一つ牛乳や生クリームなどの材料を泡立たせることもできるので、泡立たせる利用目的もあると思います。

スリーピースシェーカー

〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛

  1. ボディに材料や氷を入れる。( 氷はボディの 7割~8割くらいを目安に入れます )
  2. ボディにストレーナーを被せ、左手でストレーナーを押さえて左手の甲( 手首に近い辺り )を右手でトントンと叩きストレーナーを押さえる。( ストレーナーを直接叩くのはNG )
  3. トップをストレーナーに取り付ける。( 強く抑えず、キュッと入れ込む程度でOKです )

〚 Step 2 = 持ち方 〛

スリーピースタイプのシェーカーの持ち方です。

右利き用( 左利きの方は逆 )

  • 左手 親指   = ストレーナーのくぼんだ場所 ( ストレーナーを押さえる役割 )
  • 左手 人差し指 = ボディ
  • 左手 中指   = ボディ底を押さえるように
  • 左手 薬指   = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )
  • 右手 親指   = トップを押さえるように
  • 右手 人差し指 = ボディ
  • 右手 中指   = ボディ
  • 右手 薬指   = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )

特に持ち方に決まりがあるわけではありませんので、自分で持ちやすい持ち方で振れば良いと思います。ただシェーカーに手のひらを前面に付けてしまうと、手がかなり冷たくなりますし、材料の温度が下がりにくくなるため、シェーカーを持つ時には、面ではなく点で持つように心がけましょう。

〚 Step 3 = 振り方 〛

まずシェーカーは体の正面で振るのではなく、体から正面45℃に構えます。

  1. 上記の持ち方で、胸の前に持っていき、そこを中心として上前方へ斜めに押し出すように、そのまま胸に戻して、今度は下前方へと押し出すように振ります。 横から見るとひらがなの「 く 」の字を作るように振ります。
  2. 上前方、下前方へ出す際には手首を前下へ曲げるようにします。
  3. この動作を1セットとし、比較的混ざりやすい材料であれば 7~8セットあまり強く振らずにシェークを行います( 強く振ると、中の氷が砕けます )

混ざりにくい材料の場合は、12セットくらい、少し強めのシェークを行いましょう。

シェークの振り方は人それぞれなので、これらを参考にご自分の一番良い振り方を模索してください。 その際に、中の氷が8の字を描くように振りましょう。

〚 Step 4 = グラスヘ注ぐ 〛

  1. シェーク後、まずはトップを外します( 外しにくい場合は、ねじるように外します )
  2. ストレーナーとボディを片手で押さえます( 人差し指はストレーナー、中指をボディ )
  3. ストレーナーの先は網状になっているので( 上記写真 )、そこからグラスヘ注ぎます。

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ツーピースシェーカー( ボストンシェーカー )

〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛

まずはツーピースシェーカー( ボストン・シェーカー )の部位名称です。

小さい方が金属であれば「 ショート・ティン 」、ガラス製であれば「 パイント・グラス 」です。 ショート・ティン( パイント・グラス )に材料を入れ、ティンの方に氷を入れます。( 氷はティンの5 ~ 6割ほどを目安に入れます )

ショート・ティン( パイント・グラス )の材料を氷の入ったティンに入れて、ショート・ティンを被せます。真っすぐ差し込むのではなく、自分側にショート・ティンを寝かすようにはめ込み、自分側のティンとショート・ティンの縁が一直線に沿っているようにします。( 上記写真の様に立てると曲がったようになります )

ショート・ティンを被せたら、上から手のひら( 掌底 )でトントンと直接 2回ほど叩きます。 圧縮されて簡単には外れなくなります。

〚 Step 2 = 持ち方 〛

ツーピースシェーカーの持ち方は、スリーピースシェーカーよりも多彩にあります。

上記写真にあるように、スリーピースシェーカーよりも長いので、先端と先端を押さえることと、中の氷の動きを端から端まで動くように振れば問題ありません。 右手をショート・ティンの方を押さえて、左手の掌を上になるように、包み込むように持ちます。

〚 Step 3 = 振り方 〛

スリーピースシェーカーと同じ動きで振るようにしてもかまいません。 シェーカー自体が長いので、スピードを抑え気味で振ると端から端まで氷が移動し、材料が混ざるので、そこをポイントとして振りましょう。

振るモーションもスリーピースシェーカーより大きく振ると自然とスピードも落ち、良く混ざるようになります。

〚 Step 4 = グラスへ注ぐ 〛

  • まず左手でツーピースシェーカーを縦にして持ちます。( この時ショート・ティンが上に来るように持ちます )
  • 左手の中指と人差し指で、ショート・ティンを右へ押すように持ちます。
  • 右手の手のひら( 掌底 )でティンの方を軽く叩きます。( 1回でショート・ティンが外れない場合は2回叩きましょう )

左の写真にあるように、ティンにストレーナーを装着し、グラスヘシェークした材料を注ぎます。

フレッシュフルーツなどを材料で使用した場合は、2つ上の写真のあるように、小さい手ざるを使います。( 種など細かい余分なものをグラスヘ入れないようにするためで、スリーピースシェーカーの場合に使用する場合もあります )

  • シェーカーについて詳しくは ⇒ コチラ

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カクテルスタイル

パンチ Punch
カクテルスタイル・パンチ

パンチが広まった時期は19世紀アメリカですが、誕生したのはイギリス植民地のカリブ海でした。誕生はカリブ海ですが、名前はペルシャ語(pinji)やヒンディー語( panch )が語源となっています。意味は「 5種類 」だそうです。

ポンチ、ポンスとも呼び、蒸留酒などをベースに、ジュースや果物、砂糖、スパイスなどの5種類の材料で作ります。

イギリス上流階級の人々によって広められ、当時は現在のサラダボウルのような形をした中国磁器の中に、様々なフルーツやお酒を入れて混ぜるといったスタイルでした。

現在では欧米などで催されるパーティーなどで出される飲み物で、果実を入れたフルーツ・パンチ( フルーツ・ポンチとも言う )が一般的です。

  • カクテルスタイル 紹介ページは ⇒ コチラ

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カクテルを飲むタイミング用語 TPO

オールデイカクテル All day

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるためにサッパリとさせている食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテル。 眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。 オールデイ・カクテルとは、そういったシチュエーションなど向き不向きが無いカクテルのことです。

ディジェスティフ Digestif

「 ディジェスティフ Digestif 」とはフランス語で食後に飲むお酒のことで、英語では「 アフターディナー・ドリンク After dinner drink 」と呼びます。

特徴としてはブランデーなどのアルコール度数が高めのスピリッツを使い、クリームなどの甘味の強いものを材料に使う傾向があります。

アルコール度数が高いカクテルが多いのには理由があり、満腹になった後にアルコール度数が高めのお酒を飲むことで、食後の疲れた胃に刺激を与えます。
刺激を与えることにより、再度活性化させ消化を促進させる役割を持っているのです。

香りがあり、甘口のものが多い理由は、デザート感覚で楽しめることで、更なる満足感を与えることが目的としてあり、他には香り高いもので気分を落ち着かせることがあります。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

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このカクテルのおすすめ グラス

オールドファッションドグラス Old fashioned glass

カクテルやウィスキーなどをオン・ザ・ロック・スタイルで飲むためのグラス。 口が広く背が低いのが特徴で、大きく丸い氷を入れたりできます。

タンブラーグラスの上半分をなくした様な形をしていて、タンブラーグラスの原型となったグラスだと言われています。

正式名はオールド・ファッションドグラスで、この名前はカクテル「 オールド・ファッションド 」から由来していると言われています。

古来からあるものなので、「 オールド・ファッションド = 古風な 」という意味が由来とも言われています。

現在では名前が長く言いにくいためか、「 ロックグラス 」として広く使われています。

容量は180ml~450mlまで幅広くあります。

このカクテルに使う道具

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