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レシピ
材 料
Recipe no.568
- カルーア・・・・・・・・・・・40ml
- バニラアイス・・・・・・・・・1cup
技法 = かけるだけ
※ 1cupと記載しましたが、1ディッシャーなどでもかまいません。
- コーヒーリキュールの歴史・主なブランドは ⇒ コチラ
作り方
グラスは シャンパングラスのクープ型 をおすすめします。 他には ワイングラス でもO.K。お皿やアイスクリームに使われる器でもかまいません。
- Step 1 = グラスにバニラアイスクリームを乗せます。
- Step 2 = バニラアイスクリームの上から カルーア をかければ完成です。
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特徴・感想
今回紹介したカクテルは、カクテルドリンクではなく、正真正銘デザートのご紹介でした。 冷たい甘味とバニラ特有の香りが特徴のバニラアイスに、コーヒーの香りとカラメル風な甘味が特徴のコーヒーリキュール( カルーア )をかけたのみのデザートです。
バニラアイスは、ストロベリーやブルーベリーなどの果実類、チョコレートやミルクなどといった様々なソースと相性が良く、このコーヒーリキュールとももちろんバッチリ合います。 しかもアルコール感も少し感じられ、大人のアイスクリームといった雰囲気もあります。
リキュールにはカルーアのように甘味が強いものが多いので、ぜひ他の材料でもお試しください。 「 クレーム・ド 」と付いているリキュールは甘味が強く、濃厚なものが多いので、ソースに合います。
関連カクテルレシピ リスト・一覧
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〚 他のカクテル レシピリスト 〛
このカクテルに使う材料
ベースのお酒・コーヒーリキュール
コーヒーリキュールとは、スピリッツにコーヒー豆を浸して香りや苦味などのコーヒーの成分を移し、糖分を加えた混成酒です。
ただ一言コーヒーリキュールと言ってもブランドによって様々な個性を持っており、カラメルやバニラなど甘味や香りを加えたり、抽出方法にこだわりを持ったり、コーヒーの豆の厳選であったり、コーヒーではなくエスプレッソを使い、甘味を抑えたものまで存在しています。
コーヒーリキュールの歴史
コーヒーリキュールの誕生は不明な点が多く、どの時代に生まれたのかはわかっておりません。 しかし、1930年代にカルーアは存在していたらしく、1933年のアメリカ禁酒法解禁以降アメリカに輸入されているそうです。
当時サンフランシスコの業者によって輸入されたボトルがカリフォルニア州・パサデナで発見されました。おそらくこのボトルが最古のボトルであると言われています。
1950年代に入るとアメリカでカクテルベースとして使われることが多くなり、カルーア以外にもティア・マリアなどの銘柄も登場するようになりました。
ボストンで「 カルーア・ミルク 」が誕生すると、全米で大人気のカクテルとなり、カルーアは一気に普及するようになります。
- コーヒーリキュールの歴史は ⇒ コチラ
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コーヒーリキュールのブランド
〚 カルーア Kahlua 〛
Photo = 画像提供 SUNTORY
原産国 = メキシコ
カルーアは1936年、メキシコで誕生しました。 おそらくコーヒーリキュールの中で最初のブランドです。ネーミングはアラビア語でコーヒーを表す俗語「 カワ Qahwah 」が由来と言われています。
主原料であるコーヒー豆は、当然メキシコ国内で、世界でも有数の高品質なコーヒー豆の産地として知られている「 ベラクルス州 」産で、標高 900m ~ 1,400m の山間部で伝統的なシェードグロウンコーヒー( 日陰栽培法 )で栽培されたスペシャルなものを使用しています。他にも厳選されたバニラやカラメルを使用し、カルーアの飲みやすい甘味を造り出しています。
ベースのお酒もベラクルス州で栽培されたサトウキビを使っています。 ベラクルス州は年間を通して温暖な気候で、メキシコ全体の40%を占めるサトウキビの産地として有名です。
〚 ティア・マリア Tia Maria 〛
原産国 = イタリア
ティア・マリアの意味は「 マリアおばさん 」。 そのマリアおばさんとは1650年前後に実在したとされる人物で、当時スペインからジャマイカに移住していたある貴族の従者です。
植民地戦争の混乱から逃れるため島を出る際に、秘伝のリキュールレシピをその従者であるマリアが命がけで守ったことからそのリキュールの名前をティア・マリアと付けたそうです。
そして約300年後の1940年代にジャマイカに住んでいた学者である「 ケネス・リー・エヴァンス 」がそのレシピを発見します。
ただそのレシピは経年劣化によって解読不能とされ、秘伝のリキュールを作ることはできませんでしたが、その話に感銘を受けたエヴァンスは、別のコーヒーリキュールをつくり、ティア・マリアという名前のみを継承したそうです。
ジャマイカ産のホワイトラム、マダガスカル産のバニラ、そして香りと良質な甘みと酸味が特徴のアラビカ種コーヒー豆を100%使い、コールドブリューによってコーヒーの旨味をじっくりと最大限に引き出した一品です。コーヒーリキュールの中では甘さ控えめで、スッキリとした味わいがあるのがティア・マリアの最大の特徴です。
〚 ミスター・ブラック Mr.Black 〛
原産国 = オーストラリア
2013年オーストラリアで誕生しました。 発案者はオーストラリアを代表する蒸留所の蒸留技師「 フィリップ・ムーア 」氏とコーヒーが大好きなデザイナーの「 トム・ベイカー 」氏。
原料はアラビカ種( 6ヵ国の産地を使用 )のコーヒーを100%使用、コーヒー豆の香りは産地のみではなく季節によっても変化します。 その変化をなくして安定させるため季節により産地の比率を変え、別々に焙煎してブレンドしています。 抽出はもちろんコールドブリュー、通常のコーヒーリキュールの10倍の量の豆を使い、凝縮されたコーヒーを抽出しています。ベースのスピリッツはオーストラリア産小麦を原料として使い、ノンチル、無添加、香料、保存剤を一切使用していないというこだわりもミスター・ブラックの特徴です。
ミスター・ブラックは、こだわりを持った原料、製法により、淹れたてエスプレッソの様な深みのある香り、ダークチョコレート、ビター感ある味わいが最大の特徴です。
〚 ボルス Bols 〛
Photo = 画像提供 Asahi
原産国 = オランダ
ボルスコーヒーの濃いブラウンカラーは、コーヒー豆じっくりと時間をかけてしっかりとした味わいを抽出した証です。 そしてチョコレートとバニラの味わいもほのかに香ります。
ベースのスピリッツにはラムを使い、コーヒーフレーバーが存分に楽しめるように仕上げています。
時間をかけてじっくりした抽出したコーヒー豆とカカオ豆の成分に、マスターディスティラーがバニラをブレンドしてつくり上げているリキュールです。
- コーヒーリキュールの主なブランドは ⇒ コチラ
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カクテルを飲むタイミング用語 TPO
オールデイカクテル All day
カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるためにサッパリとさせている食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテル。 眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。 オールデイ・カクテルとは、そういったシチュエーションなど向き不向きが無いカクテルのことです。
ディジェスティフ Digestif
「 ディジェスティフ Digestif 」とはフランス語で食後に飲むお酒のことで、英語では「 アフターディナー・ドリンク After dinner drink 」と呼びます。
特徴としてはブランデーなどのアルコール度数が高めのスピリッツを使い、クリームなどの甘味の強いものを材料に使う傾向があります。
アルコール度数が高いカクテルが多いのには理由があり、満腹になった後にアルコール度数が高めのお酒を飲むことで、食後の疲れた胃に刺激を与えます。
刺激を与えることにより、再度活性化させ消化を促進させる役割を持っているのです。
香りがあり、甘口のものが多い理由は、デザート感覚で楽しめることで、更なる満足感を与えることが目的としてあり、他には香り高いもので気分を落ち着かせることがあります。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
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このカクテルのおすすめ グラス
シャンパングラス Champagne glass
シャンパングラスは口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」があります。 先に誕生したのはクープ型です。
クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。
当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。
フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に、一緒に作られました。
始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにも使われたそうです。 容量は180ml ~ 300mlが一般的。
ワイングラス Wine glass
グラスの中でもロックグラスやタンブラーグラスと並んで認知度が最も高いと言えるグラスで、他のグラスと比べて種類が多い点が特徴的です。
歴史も古く、古代ローマ時代にはすでに存在していたとされています。 しかし現在のガラス製で写真のような完成形ともいえる形になったのは20世紀になってからだそうです。
ガラス製のものはその前からあったそうですが、ガラスの大きさで税金がかけられていたため、今のものよりもワインが入る部分が小さいサイズでした。
現在ではガラス製のみではなく、銀製などの金属製のものや、クリスタル製、木製、樹脂系と様々なタイプがあり、形も飲むワインによって違うものが存在しています。
基本的に赤ワインは常温で飲むことが多く、白ワインは冷やして飲みむことが多いため、赤と白で形や容量が異なります。容量が150mlくらいのものが白ワイン、200mlくらいのものが赤ワインというのが一般的です。またワインは赤白だけではなく、産地によって味や風味が変わるため、それに合ったグラスを使用することがあるようです。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ