エクスポートカシス|カクテルレシピ・作り方・特徴を解説( ワインとカシスリキュールのソーダ割り )

レシピ

材 料

Recipe no.031

  • ドライ・ベルモット・・・・・・・45ml
  • クレーム・ド・カシス・・・・・・15ml
  • ソーダ・・・・・・・・・・・・・Full

技法 = ビルド

※ Full = 他の材料をグラスに入れ、Fullと記載している材料をグラスの8割~9割まで満たす適量のこと

作り方

グラスは炭酸が抜けにくい コリンズグラス がおすすめです。他にも ワイングラスコブレット でもO.Kです。

  • Step 1 = グラスに氷を入れて、ドライ・ベルモット、クレーム・ド・カシスを入れます。
  • Step 2 = 泡立たないようにソーダを入れます。
  • Step 3 = 軽く ビルド して完成です。

ソーダを入れるときはビールを入れるように少しグラスを傾けて、グラスに流すように入れると溢れるのを防ぐことができます。

アルコール度数 = 4% 前後

特徴・感想

エクスポート( export )とは、輸出、移出を意味する英語です。

輸出?移出?お酒で? カシスをワインに移出したってこと?

残念ながら調べても名前の由来は出てきませんでした・・・すんません。

特徴はドライ・ベルモットのさっぱりした辛みと、クレーム・ド・カシスのフルーティーな甘みがマッチし、それらを爽快感あるソーダでさらに飲みやすくしたレシピで、アルコール度数も低く、爽やかな中に甘みを感じるので、ゴクゴクと飲めてしまうカクテルです。

作り方も簡単ですし、飽きもなかなかしないので、ぜひお家で試してみてください。

このカクテルで使う材料

ベースのお酒 ベルモット

「 ベルモット Vermut 」とは、白ワインをベースに、ニガヨモギ など様々なハーブやスパイスなどを使い、その後スピリッツを加えたフレーバー・ド・ワイン( 強化ワイン )です。
少しの苦みとハーブなどの香りが特徴で、食前酒( プレディナー Predinner )としてロックなどそのまま飲まれることが多いですが、カクテルでも多くのレシピに登場します。

ベルモットの歴史

「 贈与を拒否するヒポクラテス 」ジロデ=トリオゾン作 1792年作

ベルモットの誕生は紀元前460年まで遡ります。 ギリシャの医者であった「 ヒポクラテス 」が、ワインにシナモンや蜂蜜を混ぜ合わせ、それを患者に飲ませていたのが始まりだと言われています。
その後西暦1600年代にドイツでワインにニガヨモギというハーブを浸出させたものが飲まれるようになり、この時にニガヨモギのドイツ語「 Wermutkraut 」のお尻部分「 kraut 」がなくなり、ヴェアムート Wermut と呼ぶようになります。 そしてドイツ語からラテン語に変わり、ベルモットと呼ぶようになりました。
1800年代に入ると、フランスの植物学者「 ジョセフ・ノワイイ 」が現在のドライ・ベルモットの製造方法を確立し、その後イタリアでスイート・ベルモットが誕生します。 

ベルモットの原料・製法

キク科ヨモギ属の多年草ニガヨモギ

製造方法や原料は全てを公表しておらず、大まかなことしかわかっていません。原料はハーブの名前がそのまま付いてある通り、キク科ヨモギ属の多年草「 ニガヨモギ Vermut 」を主体としています。

ベースのお酒は白ワインで、ニガヨモギをはじめとした、苦レモン、シナモン、チョウジ、コリアンダー、ナツメグ、アンジェリカ、カルダモン、フェンネル、ジュニパーベリー、クローブ、etc…といった20種類以上ものハーブやスパイスを白ワインに漬け込みます。

  • ベルモットの歴史・製法は ⇒ コチラ
ベルモットの種類

〚 ドライ・ベルモット 〛

名前にあるように辛口のベルモットです。 フランスで生まれたことから「 フレンチ・ベルモット 」と呼ばれています。 ブランドによって異なりますが、色は無色透明から少し黄色が入ったものまであり、スッキリとした味わいとサッパリ感、そしてハーブの香りが特徴で、その特徴からかカクテルの材料に多く使われています。

そのままロックなどで飲んだり、カクテルに使っても使いやすく、料理に使う白ワインをドライ・ベルモットに変えることもあり、様々な用途がある使い勝手の良いフレーバー・ド・ワインです。

各ブランド比較

 強・中・弱はドライ・ベルモットの中での比較であって、スイート・ベルモットの強とドライ・ベルモットの強は別物です。

〚 スイート・ベルモット 〛

名前にあるように甘口のベルモットです。イタリアで生まれたことから「 イタリアン・ベルモット 」と呼ばれています。 色は濃い赤色をしていることや、ロッソと呼ばれたりもすることから、赤ワインから造られていると思われがちですが、この色はカラメル等の着色をしているのであって、赤ワインの色ではありません。 特徴はやはりハーブの香りとその甘みでしょう。 しっかりとした風味があるので、ドライ・ベルモットよりもロックなどで飲むのに向いているかもしれません。

こちらもカクテルの材料によく使われているフレーバー・ド・ワインです。

各ブランド比較

 強・中・弱はスイート・ベルモットの中での比較であって、ドライ・ベルモットの強とスイート・ベルモットの強は別物です。

〚 ベルモット・ロゼ 〛

ベルモットの種類は、上記のドライとスイートの2つが主にカクテルで使われたり、ロックなどで飲まれています。 実は他にも種類があり、このロゼもその一つです。

見た目は名前の通り、ピンク色で、甘酸っぱいフレッシュな風味と、ベルモット独特のニガヨモギの程よい苦みが感じられるのが特徴です。

シェリー酒をベースにイチゴ、バニラなど甘みとコクのあるスパイスやハーブを使い、フィノの程よいナッツフレーバーがアクセントになって全体を引き締めているフレーバー・ド・ワインです。

  • ベルモットの各ブランド紹介は ⇒ コチラ

ビルドとは?

材料をグラスに入れて混ぜることを言います。 この「 混ぜる 」にはいくつか種類があり、今回のカクテルには「 ビルド 」を使用します。

お家で簡単人向け

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままクルクル回します。 炭酸系を使っている場合は、早く混ぜると炭酸が膨れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

本格的にやってみたい人向け

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます(ドリンクを体温で温めないため)右手はバースプーンを持ちます。(左利きの人は逆になります)
Step 2 = バースプーンを左の写真にあるように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

このカクテルのおすすめ グラス

コリンズグラス Collins glass

背の高い円柱形の細いグラス。 別名トールグラス・チムニーグラスとも呼ばれます。

カクテル「 ジョン・コリンズ 」が名前の由来で、細長いのは、炭酸を抜けにくくするためにこの形になっている。

容量 270ml ~ 360mlくらいが一般的。

ワイングラス Wine glass

グラスの中でもロックグラスと並び、みんなが知っているグラス。

ほかのグラスに比べて種類が多いのが特徴。 歴史も古く古代ローマ時代にはすでに存在していたとされる記録が残っている。

素材も銀製、ガラス製、クリスタル製とあり、形も飲むワインによって違うものが存在する。

容量が150mlくらいのものが白ワイン。200mlくらいのものが赤ワインというのが一般的だが、ワインは赤白だけではなく、産地によって味や風味が変わるため、それに合ったグラスを使用することがある。

コブレット Coblet

コブレットとはグラスに土台と足が付いた杯の事です。

シャンパングラス、カクテル・グラス、ワイングラスと違い足が短い上に内容量も多く入るので、日常で使う事も出来ます。

氷をたっぷり使うカクテル、またはビールなどのカクテルを飲む際に使用する。

300mlが一般標準サイズ。

このカクテルで使う道具