レシピと作り方
エメラルドスプリッツァーの材料
Recipe no.186
- 白ワイン・・・・・・・・・・・45ml
- マスカットリキュール・・・・・45ml
- ソーダ・・・・・・・・・・・・Full
- メロンリキュール・・・・・・・1tsp
- ミントの葉
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技法 = ステア
※ 1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと
※ Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと
エメラルドスプリッツァーの作り方
グラスは、シャンパングラスのフルート型 をおすすめします。 他には サワーグラス も合います。
白ワインとグラスはあらかじめ冷やしておきましょう。
グラスに白ワイン、ミスティア、メロンリキュールを入れます。
泡立たないように静かにソーダを満たし、ゆっくりと軽くステアをします。
炭酸類を混ぜる場合は、ゆっくりと1回転~2回転 ステアし、バースプーンで氷をゆっくりと持ち上げ、ゆっくりと下ろせば混ざります。
ミントの葉を飾れば完成です。
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エメラルドスプリッツァーの特徴・味わい
〚 由来と歴史 〛・・・白ワインベースカクテルの代表的存在である「 スプリッツァー 」の派生カクテルです。 スプリッツァーは白ワインをソーダで割ったレシピで、アッサリとした飲みやすさが特徴のカクテルです。
エメラルドスプリッツァーの由来は、その色味と爽やかなイメージにあります。エメラルドのような緑をイメージした鮮やかさを演出するためにミントやライムが使われており、見た目の美しさも意識されています。
スプリッツァーというスタイルは、オーストリア発祥と言われています。19世紀頃、オーストリアの暑い夏に飲むために、地元のワインにソーダを加えて爽やかに楽しむ方法として誕生しました。軽やかな飲み口と涼しげな見た目が人気を集め、ヨーロッパ各地、そしてアメリカにも広がりました。
エメラルドスプリッツァーもこのスプリッツァーの一種で、特に夏や暖かい季節にぴったりのカクテルとして人気があります。ミントやライムの使用によって、他のスプリッツァーとは一味違ったフレッシュさが加わり、カクテルとしての個性を持っています。
〚 特 徴 〛・・・エメラルドスプリッツァーの最大の特徴は、その軽やかな飲み心地と爽快感です。白ワインの酸味に、ライムジュースのフレッシュな酸味が加わり、炭酸水によって泡立ちが楽しめるため、非常にリフレッシュ感の強いカクテルに仕上がっています。ミントの葉も加わることで、緑の清涼感が視覚的にも味覚的にも楽しめ、名前の通り「エメラルド」を思わせるようなさわやかさを持っています。
また、アルコール度数が低めであり、ワインのフルーティーさがうまく生かされているため、特にカジュアルな場面や屋外でのイベントなど、軽く飲みたいシーンにぴったりです。
〚 味わい 〛・・・今回紹介したエメラルドスプリッツァーは、爽やかな甘味のマスカットリキュール、辛味とサッパリ感の白ワイン、爽快感のソーダを合わせ、メロンリキュールをアクセントに加えたレシピです。
エメラルドスプリッツァーの味わいは、非常にフレッシュで軽やかです。白ワインの持つほのかな果実味と酸味がベースになり、ライムジュースの爽やかな酸味が加わってリフレッシュ感を強化します。炭酸水の刺激が口当たりを軽やかにし、全体をさっぱりとした仕上がりにしています。
また、ミントの葉が加わることで、飲むたびにミントの爽やかな香りが口の中に広がり、後味をすっきりと整えます。ライムとミントの組み合わせが夏らしい風味をもたらし、ホットな天気の中でも飲みやすいカクテルです。
〚 魅 力 〛・・・エメラルドスプリッツァーの最大の魅力は、その爽快さと視覚的な美しさにあります。緑のミントとライム、そして白ワインの色合いがグラスの中で涼しげなコントラストを作り、見ているだけでもリフレッシュされるような気分にさせてくれます。屋外でのガーデンパーティーやピクニックなどでのサーブにも最適で、華やかな演出が可能です。
また、アルコール度数が低めであることから、アルコールにあまり強くない人でも楽しむことができ、食前酒や昼間のイベントでも気軽に提供できるのもこのカクテルの魅力です。特に暑い季節にぴったりで、シンプルな材料で作れるため、自宅でも簡単に本格的なカクテルを楽しむことができます。
さらに、白ワインの選び方によってカクテルの味わいを変化させることができる点も、エメラルドスプリッツァーの魅力です。フルーティーで甘めのワインを使うことでよりフルーティーに、辛口の白ワインを使うことでより引き締まった味わいに仕上げることができます。このように、好みに応じてアレンジする楽しさがあり、個々の味わいを追求できるのも魅力の一つです。
エメラルドスプリッツァーは、見た目の美しさ、飲みやすさ、そしてフレッシュな味わいが一体となったカクテルです。名前の通り、エメラルドのような美しい輝きを持ち、その爽やかさが飲む人を元気にしてくれる一杯です。特に夏の季節や、軽やかな風味が求められるシーンにおいて、その存在感を発揮するでしょう。
エメラルドスプリッツァーの材料
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スプリッツァーの由来・バリエーション
スプリッツァーの由来
「スプリッツァー」というカクテルの名前は、ドイツ語の「 スプリッツェン spritz 」に由来します。これは「スプレーする」や「スプラッシュする」、または「 はじける 」という意味であり、水や炭酸水をワインに加えて飲む習慣から来ています。
スプリッツァーの起源は19世紀の中央ヨーロッパ、特にオーストリアやドイツで見られます。これらの地域では、ワインを軽くするために水や炭酸を加えるという伝統がありました。
現在ザルツブルクはオーストリアという国の中にありますが、モーツァルトが活躍していた18世紀は、ドイツ国民の神聖ローマ帝国に属していました。 そのためこのスプリッツァーという名前は、ドイツ語で付いたと言われています。
Photo|オーストリア・ザルツブルグの街
スプリッツァーのバリエーション
- スプリッツァー・・・・・・・・白ワインとソーダを1:1で割ったカクテル 本家本元的存在のカクテル
- アペロールスプリッツ・・・・・アペロールとオレンジジュースを加えたレシピ
- スプリッツァールージュ・・・・スプリッツァーの白ワインを赤ワインに変えたカクテル
- ブランデースプリッツァー・・・スプリッツァーの白ワインをブランデーに変えたカクテルで、分量をブランデー1、ソーダを3の割合で作る
- ビアスプリッツァー・・・・・・白ワインとビールを半々に割ったスプリッツァー
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ビルド & ステア
「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。
「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。
炭酸系の混ぜ方
炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。
バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。
混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。
バースプーンの使い方
Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。
この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。
- バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ
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カクテルのTPO用語
オールデイカクテル All day cocktail
カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。
そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。
プレディナー Pre dinner cocktail
プレディナーカクテルとは食事前に飲むお酒のことです。
胃を刺激して消化液の分泌を促進することで、消化器官の負担を軽くする働きがあり、食欲増進の効果があります。
プレディナーの習慣が誕生したのは、18世紀後半から19世紀にかけての間にフランス、イタリアの貴族間から始まったそうです。
プレディナーの特徴はアルコール度数が低いこと、スッキリとした口当たりに爽やかさや爽快感があるものが多いです。 テイストは爽やかな甘味、少しの苦味や酸味が特徴的です。
お酒の種類はスパークリングワインやビールなどの炭酸類が多く見られ、リキュールではアペロールやカンパリといった少し苦味があり、ハーブなどの香りがするリキュールが使われることが多いようです。 カクテルも香り、苦味、爽やかさを使ったものが多く、種類も豊富にあります。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
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エメラルドスプリッツァーにおすすめのグラス
シャンパングラス Champagne glass
シャンパングラスは口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」があります。
クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。
当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。
フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に一緒に作られました。
始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにも使われたそうです。容量は180ml ~ 300mlが一般的。
サワーグラス Sour glass
サワースタイルのカクテルを飲む際に使われるグラス。
脚付きのものが基本的なものですが、現代の日本では、レモンサワーなどを飲むことに使われていて、形は平底のものが多くなっています。
種類は豊富で、ゴブレットやシャンパングラスのフルート型によく似ていて、多種多様に使える利便性があります。
形は記載した通りゴブレットを長細くしたような形状で、シャンパングラスのフルートよりは太めです。 ゴブレットとシャンパングラスのフルート型の中間ともいえるグラスです。
しかし液体が入る部分であるボウルは小さめで、容量も120ml程が通常のサイズです。 氷を入れずシェーカーなどで冷やしたカクテルを入れるには最適なグラスです。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
エメラルドスプリッツァーで使う道具
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