レシピと作り方
シャンパンカクテルの材料
Recipe no.454
- シャンパン・・・・・・・・・・適量
- コニャック・・・・・・・・・・10ml
- アンゴスチュラビターズ・・・・2dash
- 角砂糖・・・・・・・・・・・・1個
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技法 = ステア
※ 1dash = ビターボトル一振り、目安は1滴の量
シャンパンカクテルの作り方
グラスは シャンパングラスのクープ型 を使いましょう。
シャンパンはあらかじめよく冷やしておきましょう。
グラスの中に角砂糖を置き、アンゴスチュラビターズを角砂糖に染み込ませます。
コニャックを角砂糖の周りに入れます。
泡立たないように静かにシャンパンを入れ、ゆっくりと少しだけステアをすれば完成です。
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カクテルの詳細
歴史・特徴

〚 由来と歴史 〛・・・シャンパンカクテルは、19世紀後半に誕生したクラシックカクテルで、初めて記録に登場したのは1862年のジェリー・トーマスのカクテル本『 The Bartender’s Guide 』と言われています。このカクテルは、当時のシャンパンブームの中で考案され、シャンパンをさらに特別な一杯に昇華させるレシピとして広まりました。
シャンパンそのものが特別な飲み物とされてきたため、このカクテルはパーティーやお祝いの席で欠かせない存在となり、特にエレガントで格式高い雰囲気を演出するカクテルとして親しまれてきました。
現在世界中で飲まれているこのカクテルの定着した理由は、世界中に影響を与えた1942年の恋愛ドラマ映画「 カサブランカ 」がキッカケで、「 君の瞳に乾杯 」と言うセリフの大元はこの映画です。 そしてその名セリフの時に飲んでいたカクテルがまさに今回紹介した「 シャンパンカクテル 」なのです。
〚 特 徴 〛・・・シャンパンの爽やかさに角砂糖の甘味を加え、コニャックとアンゴスチュラビターズをアクセントにしたレシピで、シャンパンの香りとビターの苦味が奥深い風味をつくり、徐々に溶けていく角砂糖が飲むたびに甘味を増やしていくカクテルです。
- 気品ある見た目
角砂糖がグラスの底でゆっくりと溶け、シャンパンの泡とともに美しい輝きを放つビジュアルが特徴です。 - 爽やかな味わい
シャンパンの酸味にビターズのほろ苦さと角砂糖の甘みが加わり、爽やかでバランスの良い味わいを楽しめます。 - カスタマイズ性
シャンパンを好みのスパークリングワインに変えたり、ガーニッシュで華やかさを演出するなど、自由なアレンジが可能です。
味わい・魅力

〚 味わい 〛・・・シャンパンカクテルは、シャンパンの爽やかな酸味と繊細な泡立ちが、角砂糖の柔らかな甘さで包み込まれ、アンゴスチュラビターズがほろ苦さと香りのアクセントを添えています。後味は軽やかで、次の一口が待ち遠しくなるような余韻が特徴です。
〚 魅 力 〛・・・シャンパンの泡と華やかな見た目が、特別な瞬間を一層盛り上げてくれます。19世紀から続く歴史あるカクテルでありながら、現代でも変わらぬ人気を誇るスタイルです。
- 視覚的な楽しさ
角砂糖が徐々に溶けていく様子や、シャンパンのきめ細かな泡立ちが、見た目にも楽しさを添えてくれます。 - 簡単に作れる贅沢感
シンプルな手順で作れるにもかかわらず、シャンパンの特別感が一杯に詰まった贅沢なカクテルです。 - 柔軟なアレンジの楽しみ
ビターズやガーニッシュを変えるだけで、自分好みの味わいにカスタマイズ可能です。
〚 まとめ 〛・・・シャンパンカクテルは、その華やかな見た目と気品あふれる味わいから、結婚式や記念日、特別なディナーなどのシーンにぴったりです。一口飲めば、シャンパンの上品な香りと角砂糖の甘さが心地よく広がり、特別な時間を演出してくれます。
この一杯で、特別な瞬間をさらに忘れられないものにしてみてはいかがでしょうか?優雅で贅沢な「シャンパンカクテル」が、あなたの大切なひとときを華やかに彩ります。
シャンパンカクテルの材料



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世界クラシックカクテル セールスランキング ベスト 50
イギリスの酒類専門誌「 ドリンク・インターナショナル 」が、「 トップセールス( 販売数 ) 」「 トップトレンド( 流行 ) 」をテーマに、厳選された一流のBARなど100店舗からアンケート調査をし、ランキング化して毎年クラシック・カクテルセールスベスト50として発表しています。
- 画像をクリックでランキング総合ページへジャンプします。
ー シャンパンカクテルのランキング歴 ー
- 2019年・48th / 4回連続選出・19 down ⇓
- 2018年・29th / 3回連続選出・16 up ⇑
- 2017年・45th / 2回連続選出・01 up ⇑
- 2016年・46th / 初選出
- 西暦をクリックで年代別ページへジャンプします。
関連のカクテルレシピ リスト




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ビルド & ステア

「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。
「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。
炭酸系の混ぜ方
炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。
バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。
混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。
バースプーンの使い方

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。
この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。
- バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ
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カクテルのTPO用語
オールデイカクテル All day cocktail

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。
そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。
プレディナー Pre dinner cocktail
プレディナーカクテルとは食事前に飲むお酒のことです。
胃を刺激して消化液の分泌を促進することで、消化器官の負担を軽くする働きがあり、食欲増進の効果があります。
プレディナーの習慣が誕生したのは、18世紀後半から19世紀にかけての間にフランス、イタリアの貴族間から始まったそうです。
プレディナーの特徴はアルコール度数が低いこと、スッキリとした口当たりに爽やかさや爽快感があるものが多いです。 テイストは爽やかな甘味、少しの苦味や酸味が特徴的です。

お酒の種類はスパークリングワインやビールなどの炭酸類が多く見られ、リキュールではアペロールやカンパリといった少し苦味があり、ハーブなどの香りがするリキュールが使われることが多いようです。 カクテルも香り、苦味、爽やかさを使ったものが多く、種類も豊富にあります。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
シャンパンカクテルにおすすめのグラス
ー シャンパングラス Champagne glass ー

シャンパングラスは口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」があります。
クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。
当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。
フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に一緒に作られました。
始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにも使われたそうです。容量は180ml ~ 300mlが一般的。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
シャンパンカクテルで使う道具



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