ホットカンパリ|カクテルレシピ・作り方・特徴|カンパリ + レモンジュース + ミネラルウォーター

リキュールベースロングカクテルのホットカンパリ
目次
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レシピと作り方

ホットカンパリの材料

Recipe no.594

  • カンパリ・・・・・・・・・・・45ml
  • レモンジュース・・・・・・・・10ml
  • シュガーシロップ・・・・・・・1tsp
  • お湯・・・・・・・・・・・・・Full
  • レモンスライス
  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料

技法 = ステア

1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと
Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと

  • カンパリの歴史・主なカクテルは ⇒ コチラ

ホットカンパリの作り方

グラスは耐熱性がある ホットグラス を使います。 他には アイリッシュコーヒーグラス でもかまいません。

STEP
材料を合わせる

グラスに カンパリ、レモンジュース、シュガーシロップ、お湯を入れます。

STEP
ステアする

しっかりとステアをします。

STEP
仕上げ

あらかじめ準備しておいたレモンスライスを、バースプーンで押し込むようにグラスの中に入れて完成です。

  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
  • アルコール度数 = 4% ~ 5% 前後
  • 最適なTPO = 日中
  • カクテル言葉 = 「 安心できる心の友を求める人 」
  • カクテル誕生日 = 「 2月4日 」

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ホットカンパリの特徴・味わい

カウンターに置かれたカンパリ

イタリアを代表するハーブ & ビター系リキュールのカンパリをホットで飲むスタイルです。

「 クセになる苦味 」が最大の特徴で、結構好き嫌いが分かれる場合がありますが、このホット・カンパリにはレモンジュースの柑橘系酸味を入れ、温めたミネラルウォーター( お湯 )で割るので、飲みやすく万人受けできるテイストになっています。

今回紹介したレシピ通りでも構わないのですが、カンパリはお酒の材料だけでなく、様々な食材や香辛料との相性も良く、シュガーシロップやレモンジュースの量を変えてみたり、レモンスライスをオレンジに変えてみたり、ハチミツやシナモンクローブなどのスパイスを追加するような自分好みのカスタマイズをすると、より楽しめるのではないかと思います。

酸味と苦味とハーブの香りを温かいスタイルで、冬の寒い日にお試しください。

由来と歴史 〛・・・カンパリは1860年にイタリアで誕生したビターリキュールで、アルコールとハーブ、香草、果実から抽出した成分をブレンドして作られています。ホットカンパリは、冬にカンパリを温かくして楽しむ飲み方として定着しており、イタリアの寒い時期にはよく飲まれるスタイルです。ホットドリンクとしてアレンジされたカンパリは、そのビターな味わいが和らぎ、甘みとともにより飲みやすくなります。


特 徴 〛・・・ホットカンパリの特徴は、カンパリのビターさとハーブの複雑な風味が、温かさでまろやかに感じられる点です。さらに、ハチミツや砂糖で甘味を加えることで、苦味と甘味のバランスが取れ、冬のリラックスしたひとときを演出します。またレモンやシナモンクローブを追加するような自分好みのカスタマイズをすると、香りを引き立て全体的に温かみのある味わいに仕上がります。


ホットドリンクを両手で持つ女性

味わい 〛・・・ホットカンパリは、温めることでカンパリのビターな風味がまろやかになり、ほのかなハーブや果実の香りが引き立ちます。甘味を加えることで、苦味とのバランスが取れ、温かいフルーツティーのような風味が楽しめます。レモンの酸味がカンパリの苦味を引き締め、シナモンやクローブがアクセントを加えるため、深い味わいと香りを堪能できます。

酸味と苦味とハーブの香りを温かいスタイルで、冬の寒い日にお試しください。


魅 力 〛・・・「 クセになる苦味 」が最大の特徴で、結構好き嫌いが分かれる場合がありますが、このホットカンパリにはレモンジュースの柑橘系酸味を入れ、温めたミネラルウォーター( お湯 )で割るので、飲みやすく万人受けできるテイストになっています。

  1. 体を温める効果:寒い季節にぴったりで、カンパリのアルコールと温かさが体をしっかり温めてくれます。
  2. 大人のビターな味わい:ビターリキュールとしてのカンパリの個性が温かい状態でも楽しめ、甘さとのバランスも絶妙です。
  3. リラックスした時間に最適:リッチな香りと温かみのある味わいで、リラックスしたい夜や冬のティータイムに最適です。
  4. スパイスとフルーツのアクセント:レモン、シナモン、クローブの香りが、カクテルに温かみと深みを加え、味わいに変化をつけています。

まとめ 〛・・・ホットカンパリは、カンパリのビターな味わいを温かく楽しむ冬の定番カクテルです。カンパリの豊かなハーブとビター感が、ハチミツやレモンの優しい甘みと酸味でバランスが取れ、スパイスが香りを引き立てる一杯。寒い夜やリラックスタイムにふさわしい、体も心も温まるカクテルとして、多くの人に愛されています。

ホットカンパリの材料

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ベースのお酒・カンパリ

ロックグラスに入ったカンパリとボトル

「 カンパリ Campari 」とは、イタリア・ミラノで生まれた様々なハーブやスパイスから作り出されたハーブ & ビター 系のリキュールです。非常に複雑な風味を持ち、最大の特徴は「 サッパリとした苦味 」で、食前酒にとても向いています。

何も知らずに初めて口にする人は、苦手意識を持つかもしれませんが、その苦味がクセになり、そのままロックスタイルで飲む人もいるほどです。見た目は美しい赤色をしていて、その赤色を活かしたカクテルも存在しています。

ハーブの香りに苦味、ほんのりと感じられる甘味がそのままでも飲むことができ、オレンジジュースなどの果汁系、ソーダやトニックウォーターなどの炭酸類と割っても美味しく飲める幅広さも持ち合わせています。

カンパリの歴史

カンパリの創始者ガスパーレ・カンパリ

Photo|ガスパーレ・カンパリ|画像引用 Wikipedia

1842年ガスパーレは14歳という若さでトリノにある酒場で見習いとして働き、そこでお酒の知識を身に付けます。

そして地元ノヴァラに帰りカフェ経営を始め、1860年にミラノへ進出。 そこではカフェだけではなく、お酒の販売も同時に行うようになり、そこで自家製リキュールを開発します。

そのリキュールが後の「 カンパリ 」で、当時は「 ビッテル・アルーソ・ドランディア( オランダ風苦味酒 )」と名付け販売していました。

ガスパーレの商売は繁盛し、1867年に近くのアーケード街である ヴィットリオ・エマヌエレ通りで「 カフェ・カンパリ 」を始めます。 そこでカンパリのオリジナルリキュールが人気商品となり、イタリア国王ウンベルト1世、イギリス国王エドワード7世も訪れるという名店となりました。

その後1882年にガスパーレ・カンパリが死去すると、次男である「 ダヴィデ 」が後を継ぎ、製造業が大きく需要を迎えると1904年に自社工場を設立させ、長かった名前を家名である「 カンパリ 」に改名し、フランス、スイスなどの国外に輸出するという販売に力を注ぎます。

カンパリの味わいと製造

ビター系リキュールのカンパリのボトル

はじめの製造から150年たった現在でも変わらない製法で作られています。

キャラウェイカルダモンコリアンダー、オレンジピールなどが主原料だと言われています。

ただ原料は全部で60種類以上あり、その製法や分量など、数少ない製造責任者のみ知られていて、詳細は公開されていません。 正式に判明しているのは、「 水 」、「 アルコール 」のみです。

しかし専門家の分析や官能検査によって、ビター・オレンジ果皮、キャラウェイ、コリアンダー、カルダモン、シナモンナツメグなどの約30種類以上のハーブやスパイス類を使用し、それらを100℃でに出した後、中性スピリッツを加えアルコール度数69度で15日間タンクで熟成させます。 これに水、砂糖、アルコール、天然色素を加え、更に1カ月熟成させ濾過をしてボトリングされるということが判明しています。

  • カンパリの歴史・主なブランドは ⇒ コチラ

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ビルド & ステア

バー店員がドリンクをかき混ぜている様子を題目にしたステア&ビルド記事

「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。

「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。

炭酸系の混ぜ方

炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。

混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。

バースプーンの使い方

ステアのやり方

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

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カクテルのTPO用語

オールデイカクテル All day cocktail ー

ランチとディナー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。

そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

ホットカンパリにおすすめのグラス

ホットグラス Hot glass

ホットグラス

ホットドリンクを飲むためのグラスです。

耐熱性があり、持ちやすいように持ち手がカバーになっていて取り外しができる様になっています。

そのため熱いドリンクと冷たいドリンク両方使え、一年中使える利便性の高いグラスです。

現在ではガラスの技術が上がり、グラス自体にガラス製の取っ手が付いているものも多く販売され、この取っ手カバーがなくなりつつあります。 容量は180ml~300mlが一般的です。

アイリッシュグラス Irish glass

アイリッシュコーヒーを飲むための脚付き耐熱性グラスです。 写真のような取っ手付きのものだと他のホット系のカクテル全般に使う事ができおすすめです。

値段が少し高めで見た目が豪華な大人のグラスです。 その名前の通り「 アイリッシュコーヒー 」が代表的に使用するカクテルです。

昭和時代の喫茶店ではよく見かけましたが、最近ではあまり見かけることもなくなってきました。
容量は 250mlが程よく入るサイズが一般的です。

アイリッシュコーヒーグラス

ホットカンパリで使う道具

  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
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