カルーア オン アイス|カクテルレシピ・作り方・特徴|コーヒーリキュール + バニラアイス

リキュールベースデザートのカルーアオンアイス
目次
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レシピと作り方

カルーア オン アイスの材料

Recipe no.568

  • カルーア・・・・・・・・・・・40ml
  • バニラアイス・・・・・・・・・1cup
  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料

技法 = かけるだけ

※ 1cupと記載しましたが、1ディッシャーなどでもかまいません。

  • コーヒーリキュールの歴史・主なブランドは ⇒ コチラ

カルーア オン アイスの作り方

グラスは シャンパングラスのクープ型 をおすすめします。 他には ワイングラス でもO.K。お皿やアイスクリームに使われる器でもかまいません。

STEP
アイスを盛りつける

グラスや器にバニラアイスを盛りつけます。

STEP
リキュールをかける

バニラアイスクリームの上から カルーア をかければ完成です。


  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
  • アルコール度数 = 3% 前後
  • 最適なTPO = 日中 / 食後
  • カクテル言葉 = 「 ほのぼのとした雰囲気を好むお姫様 」
  • カクテル誕生日 = 「 10月19日 」

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カルーア オン アイスの特徴・味わい

器に盛られたバニラアイスクリーム

今回紹介したカクテルは、カクテルドリンクではなく、正真正銘デザートのご紹介でした。 冷たい甘味とバニラ特有の香りが特徴のバニラアイスに、コーヒーの香りとカラメル風な甘味が特徴のコーヒーリキュール( カルーア )をかけたのみのデザートです。

バニラアイスは、ストロベリーやブルーベリーなどの果実類、チョコレートやミルクなどといった様々なソースと相性が良く、このコーヒーリキュールとももちろんバッチリ合います。 しかもアルコール感も少し感じられ、大人のアイスクリームといった雰囲気もあります。


リキュールにはカルーアのように甘味が強いものが多いので、ぜひ他の材料でもお試しください。 「 クレーム・ド 」と付いているリキュールは甘味が強く、濃厚なものが多いので、ソースに合います。

カルーア オン アイスの材料

  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具

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ベースのお酒・コーヒーリキュール

コーヒー豆を背景としたコーヒーリキュールカルーア

その名前のとおりコーヒーを使ってつくられた混成酒( リキュール )のことです。ラムアイリッシュウイスキー、ブランデーなどのスピリッツにコーヒー豆を浸して香りや苦味などのコーヒー成分を移し、糖分を加えた混成酒です。

ただ一言コーヒーリキュールと言ってもブランドによって様々な個性を持っており、カラメルやバニラなど甘味や香りを加えたり、抽出方法にこだわりを持ったり、コーヒー豆の厳選であったり、コーヒーではなくエスプレッソを使い、甘味を抑えたものまで存在しています。

コーヒーリキュールの歴史

コーヒーリキュールのカルーアをグラスヘ注ぐ

コーヒーリキュールの誕生は不明な点が多く、どの時代に生まれたのかはわかっておりません。 しかし1930年代にカルーアは存在していたらしく、1933年のアメリカ禁酒法解禁以降アメリカに輸入されています。

サンフランシスコの業者によって輸入されたボトルがカリフォルニア州・パサデナで発見されました。おそらくこのボトルが最古のボトルであると言われています。

1950年代に入ると、アメリカでカクテルベースとして使われることが多くなり、カルーア以外にもティア・マリアなどの銘柄も登場するようになりました。

  • コーヒーリキュールの歴史は ⇒ コチラ

コーヒーリキュールの主なブランド

ー ブランド比較表 ー

項目 / ブランドカルーアティアマリアミスターブラックボルス
原産国メキシコジャマイカオーストラリアオランダ
アルコール度数20 %20 %25 %24 %
特 徴世界的に有名、滑らかな甘さと濃厚なコーヒー風味バニラとラムの風味が特徴コーヒー豆からの強いコーヒー風味、甘さ控えめ伝統的な製法、コーヒーの風味がしっかり
味わい甘くて濃厚、バニラのニュアンス甘さ控えめで香ばしい苦味が強く、本格的なコーヒー風味甘さと苦味のバランスが良い
主な成分コーヒー、バニラ、砂糖、ラムコーヒー、バニラ、ラムコーヒー豆、砂糖、スピリッツコーヒー、砂糖、スピリッツ
カクテルへの適用ホワイトルシアンやエスプレッソマティーニに最適ブラックルシアンやコーヒーカクテルに最適クラフトカクテルやストレートに最適多用途に使える、様々なカクテルに適している
価格帯¥ 1,600 台¥ 1,800 台¥ 4,300 台¥ 1,500 台

ー カルーア Kahlua ー

コーヒーリキュールのカルーア

カルーアは1936年、メキシコで誕生しました。 おそらくコーヒーリキュールの中で最初のブランドです。ネーミングはアラビア語でコーヒーを表す俗語「 カワ Qahwah 」が由来です。

1955年~1977年の間で「 ブラックルシアン 」や「 ホワイトルシアン 」というカクテルを皮切りに、コーヒーリキュールを使ったカクテルがアメリカやカナダなどで人気が出始めると、その後は欧州でも広がりました。

カルーアをミルクで割った「 カルーアミルク 」で、瞬く間にアメリカ中で流行すると、カルーアは世界中で飲まれるようになります。 日本にもこの頃から定着し始めました。

主原料であるコーヒー豆は、メキシコ国内で世界でも有数の高品質なコーヒー豆の産地として知られている「 ベラクルス州 」産で、標高 900m ~ 1,400m の山間部で伝統的なシェードグロウンコーヒー( 日陰栽培法 )で栽培されたスペシャルなものを使用しています。他にも厳選されたバニラやカラメルを使用し、カルーアの飲みやすい甘味をつくり出しています。

原産国 = メキシコ
Photo|画像提供 SUNTORY


ー ティア・マリア Tia Maria ー

ティア・マリアの意味は「 マリアおばさん 」です。 そのマリアおばさんとは1650年前後に実在したとされる人物で、当時スペインからジャマイカに移住していたある貴族の従者です。

そしてそのレシピが表に出るまで約300年かかりました。1940年代にジャマイカに住んでいた学者である「 ケネス・リー・エヴァンス 」がそのレシピを発見します。ただそのレシピは経年劣化によって解読不能とされ、秘伝のリキュールを作ることはできませんでした。 しかしその話に感銘を受けたエヴァンスは、別のコーヒーリキュールをつくり、ティア・マリアという名前のみを継承し、ティア・マリアは世界に広がりました。

コーヒーリキュールのティア・マリア

コーヒーリキュールの中では甘さ控えめで、スッキリとした味わいがあるのがティア・マリアの最大の特徴です。

原産国 = イタリア


ー ミスター・ブラック Mr.Black ー

コーヒーリキュールのミスターブラック

2013年オーストラリアでミスター・ブラックは誕生しました。 発案者はオーストラリアを代表する蒸留技術者「 フィリップ・ムーア 」とコーヒーが大好きなデザイナーの「 トム・ベイカー 」

原料はアラビカ種( コロンビア産、ケニヤ産、パプアニューギニア産、エルサルバドル産、タンザニア産 )のコーヒーを100%使用、コーヒー豆の香りは産地のみではなく季節によっても変化します。

その変化をなくして安定させるため季節により産地の比率を変え、別々に焙煎してブレンドしています。

ミスター・ブラックは、こだわりを持った原料、製法により、淹れたてエスプレッソの様な深みのある香り、ダークチョコレート、ビター感ある味わいが最大の特徴です。 上品なコーヒーリキュールを一度お試しください。

原産国 = オーストラリア


ー ボルス Bols ー

ボルスを発展させたルーカス・ボルスは、世界中から持ち込まれるハーブや薬草、果実を使い試行錯誤し、数多くのリキュールを生み出します。

はじめてリキュールを製造した当時から「 自然の風味を損なわずに、完璧な味わいを引き出す 」という心情を現在も守り続けています。ボルスはリキュールメーカーとしては最古の歴史を持ち、これまで様々な種類のリキュールを世に送り出してきました。

コーヒーリキュールのボルス

そのボルスが製造しているコーヒーリキュールであるボルスコーヒーの濃いブラウンカラーは、コーヒー豆をじっくりと時間をかけてしっかりとした味わいを抽出した証です。 チョコレートとバニラの味わいもほのかに香ります。

原産国 = オランダ
Photo|画像提供 Asahi

  • コーヒーリキュールの主なブランドは ⇒ コチラ

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カクテルのTPO用語

オールデイカクテル All day cocktail

ランチとディナー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。

そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。

ディジェスティフ Digestif

「 ディジェスティフ Digestif 」とはフランス語で食後に飲むお酒のことで、英語では「 アフターディナー・ドリンク After dinner drink 」と呼びます。

特徴としてはブランデーなどのアルコール度数が高めのスピリッツを使い、クリームなどの甘味の強いものを材料に使う傾向があります。

アルコール度数が高いカクテルが多いのには理由があり、満腹になった後にアルコール度数が高めのお酒を飲むことで、食後の疲れた胃に刺激を与えます。

女性が食後のコーヒーを飲んでいる

刺激を与えることにより、再度活性化させ消化を促進させる役割を持っているのです。

香りがあり、甘口のものが多い理由は、デザート感覚で楽しめることで、更なる満足感を与えることが目的としてあり、他には香り高いもので気分を落ち着かせることがあります。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

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カルーア オン アイスにおすすめのグラス

シャンパングラス Champagne glass

シャンパングラスのフルート型とクープ型

シャンパングラスは口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」があります。 

クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。

当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。

フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に一緒に作られました。

始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにも使われたそうです。容量は180ml ~ 300mlが一般的。

ワイングラス Wine glass

グラスの中でもロックグラスタンブラーグラスと並んで認知度が最も高いと言えるグラスで、他のグラスと比べて種類が多い点が特徴的です。

歴史も古く、古代ローマ時代にはすでに存在していたとされています。 しかし現在のガラス製で写真のような完成形ともいえる形になったのは20世紀になってからだそうです。

ガラス製のものはその前からあったそうですが、ガラスの大きさで税金がかけられていたため、今のものよりもワインが入る部分が小さいサイズでした。

ワイングラス

現在ではガラス製のみではなく、銀製などの金属製のものや、クリスタル製、木製、樹脂系と様々なタイプがあり、形も飲むワインによって違うものが存在しています。

基本的に赤ワインは常温で飲むことが多く、白ワインは冷やして飲みむことが多いため、赤と白で形や容量が異なります。容量が150mlくらいのものが白ワイン、200mlくらいのものが赤ワインというのが一般的です。またワインは赤白だけではなく、産地によって味や風味が変わるため、それに合ったグラスを使用することがあるようです。

カルーア オン アイスで使う道具

  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
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