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レシピと作り方
材 料

Recipe no.529
- グレープフルーツジュース・・・60ml
- グレナデンシロップ・・・・・・1tsp
- スパークリングワイン・・・・・Full
※ 1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと
※ Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと
技法 = ステア
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作り方
グラスは シャンパングラスのクフルート型、サワーグラス がおすすめです。他には ワイングラス が使われることもあります。

スパークリングワインとグレープフルーツジュースはあらかじめよく冷やしておきましょう。
グラスにグレープフルーツジュース、グレナデンシロップを入れます。
泡立たないように静かにソーダを満たし、ゆっくりと軽くステアをすれば完成です。
炭酸類を混ぜる場合は、ゆっくりと1~2回転ステアし、氷を上げ下げすれば混ざります。
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ティツィアーノの詳細
由来と歴史

Photo|ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 1567年頃|画像引用 Wikipedia
〚 由来 〛・・・今回紹介したティツィアーノとは、ワインベースの代表的存在の「 ベリーニ 」から派生したバリエーション・カクテルです。 ベリーニシリーズは、画家の名前がそのままカクテル名になっていて、今回のティツィアーノもイタリアのヴェネツィア派の中でも重要な存在の画家です。
ティツィアーノ・ヴェチェッリオの生まれた年は定かではなく、メトロポリタン美術館などでは1488年頃生まれとされていて、この時代では珍しく長命であったという事は定かではあるものの、享年は86歳~88歳辺りと言われています。肖像画、風景画、古代神話、宗教関連などその当時描かれていた分野は全て描くことができる才能を持ち、作風は年代が変わるにつれて変化しているものの、生涯その独特な色彩感覚は変わることがありませんでした。

Photo|聖母被昇天 1518年|画像引用 Wikipedia
奔放な筆使いと繊細なタッチはそれまでなかったものを積極的に使い、その後の西洋絵画に大きな影響を与えました。1516年~1518年の2年間を費やし描かれた「 聖母被昇天 」を完成させ、その完成した年にサンタマリア・グロリオーザ・ディ・フラーリ聖堂に設置されると、評価が瞬く間に上がり、ティツィアーノの名声を確固たるものにしました。
その後ジョヴァンニ・ベッリーニが亡くなった後に、後継人として公式画家に就任が決まったり、国外からも注文が入るようになりました。ティツィアーノの名前は、イタリアのルネサンス期の画家、ティツィアーノ・ヴェチェッリオに由来します。彼の絵画が持つ鮮やかな色彩と、このカクテルの美しい赤色が似ていることから名付けられました。
- ベリーニのページは ⇒ コチラ
特徴・味わい・魅力

ティツィアーノは、ピーチネクターを使ったカクテル「ベリーニ」のバリエーションとして、フィレンツェのハリーズ・バーで誕生しました。ベリーニのピーチネクターをグレープフルーツジュースに替えたことで、より爽やか甘酸っぱい味わいが特徴的なカクテルです。
グレープフルーツの甘酸っぱさにスパークリングワインの爽やかさを合わせ、ザクロやベリーなどでつくられたグレナデンシロップをアクセントに加えたレシピで、飲みやすさはもちろん、グレープフルーツジュースのフルーティーさと甘酸っぱさが食前( プレディナー )にピッタリのスパークリングワインをパワーアップさせています。
- 見た目:鮮やかな赤色が特徴で、グラスに注ぐと絵画のような美しさがあります。
- 香 り:グレープフルーツの爽やかな香りが広がります。
- 味わい:スパークリングワインの爽快感と、グレープフルーツのフルーティーな甘みが絶妙に調和しています。グレナデンシロップのわずかな甘味がアクセントとなり、飲みやすい味わいです。
- 美しい見た目:パーティーや特別な日にぴったりな華やかさがあります。
- 爽やかな味わい:夏にぴったりの軽やかな飲み口です。
- 歴史とロマン:ルネサンスの絵画とつながるロマンチックな背景も魅力の一つです。
〚 最後に 〛・・・ティツィアーノは、見た目も味も楽しめる、魅力的なカクテルです。その美しい色合いと爽やかな味わいは、飲む人の心を華やかにしてくれます。ぜひ一度、その魅力を体験してみてください。
ベリーニ・シリーズのカクテルは、その飲みやすさから女性やカクテル初心者など、そして食前酒に向いており、お家でも簡単に作れるカクテルなので、ぜひお試しいただきたいシリーズです。
材料リスト



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ベリーニの由来・バリエーション
ベリーニの由来

ジョバンニ・ベッリーニとはイタリア・ヴェネツィアを代表する画家で、ベッリーニの一族もまた画家が多く、ベッリーニはその中でも最も知名度と評価が高く、その後も美術界で大きい影響を残した画家です。
1460年頃に完成させた代表作である「 ピエタ 」まではパドヴァ派の画家マンテーニャ( ベッリーニの義兄弟 )の影響を受けた硬質な画風であったが、1480年頃から当時では真新しい油彩を使い華麗な色彩と柔らかい雰囲気を生み出し、ベッリーニはヴェネツィア派の第一人者となりました。
カクテル・ベリーニは1948年に、イタリア・ヴェネツィアの有名なハリーズ・バー(Harry’s Bar)で誕生しました。創始者のジュゼッペ・チプリアーニがこのカクテルを考案し、その淡いピンク色が15世紀の画家ジョヴァンニ・ベリーニの作品に似ていることから「ベリーニ」と名付けられました。
Photo|ジョバンニ・ベッリーニ|画像引用 Wikipedia
ベリーニのバリエーション

- ベリーニ・・・・・・ピーチジュースとスパークリングワインの飲みやすいカクテル
- プッチーニ・・・・・ピーチジュースをマンダリンジュースに変えたレシピ
- ロッシーニ・・・・・ピーチジュースを苺のピューレに変えたレシピ
- ティントレット・・・ピーチジュースを除き、フレッシュザクロジュースを使うレシピ
関連のカクテルレシピ リスト






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〚 他のカクテル レシピリスト 〛
カクテル材料紹介
ー グレナデンシロップ Grenadine syrup ー
〚 誕生・由来 〛・・・グレナデンシロップの誕生は幾つか説があり、その中でも有力なものは、17世紀フランスの農家で誕生したと言われています。
誕生してしばらくは、農家で薬作りや飲み物の材料として利用されていました。19世紀になり、カクテルが普及され始めると、様々な材料と合うことから、グレナデンシロップは注目を浴びるようになり、定番シロップとして使われるようになりました。
〚 製造・原料 〛・・・ザクロの果実からジュースを絞って加熱し、ジュースを濃縮させるため一部の水分を蒸発させます。濃縮されたジュースに砂糖を加え、完全に溶解させます。砂糖の量は、甘さや濃度を調整するために調節されます。砂糖が完全に溶解したら、液体を冷却して完成です。
現在ではザクロのみではなく、木イチゴ、カシス、エルダーフラワーなど様々なベリーなどを使って製造されています。
〚 味わい・香り 〛・・・シロップであるため甘味が最大の特徴ですが、ザクロやベリーを使っているので、フルーティーな香りが感じられ、微かな酸味と果実類の甘味が味わえます。
カクテルでの使用は、色を付けるために使われたり、風味を加えるためや、甘味を足すために使用されています。カクテルでの使用だけではなく、お菓子作りの色付け、香りづけなどにも使われています。
- グレナデンシロップの歴史・原料・種類は ⇒ コチラ
ビルド & ステア
「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。
「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。
炭酸系の混ぜ方
炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。
バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。
混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。
バースプーンの使い方

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。
この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。
- バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ
カクテルのTPO用語
オールデイカクテル All day cocktail

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。
そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。
プレディナー Pre dinner cocktail
プレディナーカクテルとは食事前に飲むお酒のことです。
胃を刺激して消化液の分泌を促進することで、消化器官の負担を軽くする働きがあり、食欲増進の効果があります。
プレディナーの習慣が誕生したのは、18世紀後半から19世紀にかけての間にフランス、イタリアの貴族間から始まったそうです。
プレディナーの特徴はアルコール度数が低いこと、スッキリとした口当たりに爽やかさや爽快感があるものが多いです。 テイストは爽やかな甘味、少しの苦味や酸味が特徴的です。

お酒の種類はスパークリングワインやビールなどの炭酸類が多く見られ、リキュールではアペロールやカンパリといった少し苦味があり、ハーブなどの香りがするリキュールが使われることが多いようです。 カクテルも香り、苦味、爽やかさを使ったものが多く、種類も豊富にあります。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
おすすめのグラス
シャンパングラス Champagne glass

シャンパングラスは口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」があります。
クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。
当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。
フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に一緒に作られました。
始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにも使われたそうです。容量は180ml ~ 300mlが一般的。
サワーグラス Sour glass
サワースタイルのカクテルを飲む際に使われるグラス。
脚付きのものが基本的なものですが、現代の日本では、レモンサワーなどを飲むことに使われていて、形は平底のものが多くなっています。
種類は豊富で、ゴブレットやシャンパングラスのフルート型によく似ていて、多種多様に使える利便性があります。
形は記載した通りゴブレットを長細くしたような形状で、シャンパングラスのフルートよりは太めです。 ゴブレットとシャンパングラスのフルート型の中間ともいえるグラスです。

しかし液体が入る部分であるボウルは小さめで、容量も120ml程が通常のサイズです。 氷を入れずシェーカーなどで冷やしたカクテルを入れるには最適なグラスです。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
道具リスト



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