シクラメンのカクテルレシピ・作り方・特徴・由来｜テキーラ + ホワイトキュラソー + オレンジジュース + レモンジュース

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シクラメンは、冬の花をイメージした日本生まれの華やかなカクテル。グラスの中で咲く赤とオレンジのグラデーションは、まるで芸術作品のよう。テキーラベースながら柑橘の爽やかさと最後の甘い余韻が絶妙で、見た目も味も楽しめる特別な一杯。記念日やデートにぜひおすすめしたいカクテルです。

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レシピと作り方

材料

Recipe no.207

テキーラ・・・・・・・・・・・30ml
コアントロー・・・・・・・・・10ml
オレンジジュース・・・・・・・10ml
レモンジュース・・・・・・・・10ml
グレナデンシロップ・・・・・・1tsp
レモンピール

※ 1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと
※ ピール = 果実皮をカクテルに絞って香り付けをする

このカクテルの〚材料リスト〛へ ⇓

作り方

Step

材料を合わせる

シェーカーにテキーラ、コアントロー、オレンジジュース、レモンジュース、氷を入れます。

Step

シェークする

しっかりとシェークした後にシェークした材料をグラスヘ注ぎます。

シェーカーの使い方 ➡

Step

フロートする

グレナデンシロップを底に沈め、レモンピールをすれば完成です。
（グレナデンシロップは重いので、ゆっくりと注げば沈みます）

技法 = シェーク
グラス = カクテルグラス
アルコール度数 = 21% ～ 22% 前後
最適なTPO = 日中 / 食前
カクテル言葉 = 「甘く切なく」
カクテル誕生日 = 「 11月15日」

シクラメンの詳細・動画

由来・誕生

Photo｜シクラメンの花

シクラメンは、1976年に日本のバーテンダー中川訓一氏によって考案された、冬の花をモチーフにした優美なカクテル。その前年に布施明さんの名曲「シクラメンのかほり」が大ヒットしており、時代の空気感が生み出した作品とも言えます。サクラソウ科の花、シクラメンは「遠慮」や「内気」という花言葉を持ち、その可憐な姿がこのカクテルに込められています。

グラスの中では、テキーラの力強い香りとスパイシーな風味が、オレンジジュースの明るいフルーティーさと溶け合い、レモンジュースの爽やかな酸味がキリッと全体を引き締めます。コアントローがほのかな甘さと柑橘の香りを添え、底に沈むグレナデンシロップが鮮やかな赤のグラデーションを描き出す様子は、まるで花びらの根元に色が濃く残るシクラメンそのもの。口に含むと、柑橘の爽快感とテキーラの情熱が舌を駆け抜け、最後にグレナデンの甘い余韻が花びらのようにふわりと広がります。

見た目の華やかさと味わいの奥深さを兼ね備えたこの一杯は、特別な夜を彩る宝石のような存在です。

特徴・味わい

シクラメンの最大の魅力は、グラスの中で咲き誇る花のような美しいビジュアル。底に沈むグレナデンシロップの深紅と、上部の淡いオレンジ色が織りなすグラデーションは、まるで冬の窓辺に咲くシクラメンの花びらそのもの。この視覚的な華やかさが、特別な日のテーブルを一気に彩ります。

テキーラのワイルドな香りとスパイシーな風味が土台となり、そこにオレンジジュースの明るいフルーティーさが重なります。レモンジュースがキリッとした酸味で全体を引き締め、コアントローが柑橘の香りと上品な甘さを添える構成。口に含むと、まず柑橘の爽やかさが舌を包み込み、次いでテキーラのしっかりとしたアルコール感が喉を温めます。飲み進めるうちに、底に沈んだグレナデンシロップの甘さが最後の一口で花開き、まるでデザートのような余韻を残すのが特徴的。

やや甘めで飲みやすく、見た目の優雅さと味わいの奥深さを兼ね備えたこのカクテルは、大切な人との時間をより特別なものにしてくれます。

Point｜バーテンダーからのおすすめ

相性の良い食べ物・おつまみ・・・柑橘系の爽やかさとグレナデンの甘さには、チーズやナッツ類が好相性。特にクリームチーズやカマンベール、アーモンドやカシューナッツがおすすめです。
作り方のポイント・・・グレナデンシロップを沈める際は、バースプーンの背を使ってゆっくりと注ぐのがコツ。急ぐと混ざってしまい、美しいグラデーションが作れません。
飲み方の注意・・・最初はオレンジとレモンの爽やかさを、最後はグレナデンの甘さを楽しむカクテル。ステアせずにそのまま飲み進めることで、味の変化を存分に楽しめます。
おすすめのシーン・・・記念日やデート、女子会など特別な日にぴったり。華やかな見た目は写真映えも抜群で、会話のきっかけにもなる一杯です。