レシピと作り方
キャロルの材料
Recipe no.051
- ブランデー・・・・・・・・・・40ml
- スイートベルモット・・・・・・30ml
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技法 = ステア
キャロルの作り方
グラスは、オールドファッションドグラス を使用します。
グラスに氷を入れ、氷のみでステアをしグラスを冷やします。
余分に出た水分をは氷を残したまま捨てます。
しっかりとステアをして完成です。
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キャロルの特徴・感想
ー キャロルの歴史 ー
キャロルの起源は中世ヨーロッパにさかのぼります。当初は宗教的な行事やお祝いの場で踊りながら歌う曲でした。特にクリスマスやイースターなどのキリスト教の祝日には欠かせないものだったそうです。
キャロルの歌詞はキリスト教の教えや物語に基づいており、イエス・キリストの誕生を祝う内容が多く含まれています。例えば、「きよしこの夜」(Silent Night)や「天には栄え」(Hark! The Herald Angels Sing)などが有名です。14世紀~16世紀、印刷技術の発展により、多くのキャロルが書き留められ、一般の人々にも広まるようになりました。
19世紀には、キャロルの復興があり、今でも歌われる多くのキャロルがこの時期に作られました。ヴィクトリア朝時代のイギリスでは、クリスマスが大いに祝われ、キャロルも重要な一部となりました。
中世から現代まで続くヨーロッパの豊かな音楽的伝統です。クリスマスの時期に歌われることで、祝福や喜びを分かち合い、文化や宗教的な教えを次世代に伝える重要な役割を果たしています。
ー カクテルキャロルの特徴 ー
ウイスキーベースの代表的なカクテル「 マンハッタン 」から派生したバリエーション・カクテルとしても知られており、古くからあるスタンダードカクテルとして有名なカクテルです。
カクテル・キャロルの特徴は、ブランデーの芳醇な香りに、スイートベルモットのハーブの香りが特徴のカクテル。 ブランデーとスイートベルモットが調和し、香りあるコクと爽やかな甘味を感じられる一品です。
キャロルの材料
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マンハッタンの誕生・バリエーション
マンハッタンの誕生
そしてそのクラブの名前が、街の名前であるマンハッタンであったからという説です。
ちなみにそのもてなした相手が、後のイギリス首相になるチャーチルの母親であるジェニー・ジェローム でした。( 結婚後は、ランドルフ・チャーチル )となります。
Photo|ランドルフ・チャーチル
マンハッタンのバリエーション
- マンハッタン・・・・・・・本家本元のレシピ。
- ロブ・ロイ・・・・・・・・ライ・ウイスキーをスコッチウイスキーに変えたレシピ。
- ブルックリン・・・・・・・スイートベルモットをドライベルモットに変え、マラスキーノなどを追加したレシピ。
- テキーラマンハッタン・・・ライ・ウイスキーをテキーラに変えたレシピ。
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今回紹介したカクテルの材料
ー ベルモット Vermouth ー
「 ベルモット Vermouth 」とは、白ワインをベースに、ニガヨモギ など様々なハーブやスパイスなどを使い、スピリッツを加えたフレーバー・ド・ワイン( 強化ワイン )です。
製造方法や原料は全てを公表しておらず、大まかなことしかわかっていません。 原料はハーブの名前がそのまま付いてある通り、キク科ヨモギ属の多年草「 ニガヨモギ 」を主体としています。
ベースのお酒は白ワインで、ニガヨモギをはじめとした、苦レモン、シナモン、コリアンダー、ナツメグ、アンジェリカ、カルダモン、フェンネル、ジュニパーベリー、クローブ、etc…といった20種類以上ものハーブやスパイスを白ワインに漬け込みます。
ベルモットには主にドライとスイートがあり、カクテル材料には欠かせない存在です。
- ドライベルモット・・・辛口のベルモットです。 フランスで生まれたことから「 フレンチ・ベルモット 」と呼ばれています。 ブランドによって異なりますが、色は無色透明から少し黄色が入ったものまであり、スッキリとした味わいとサッパリ感、そしてハーブの香りが特徴で、その特徴からかカクテルの材料に多く使われています。
- スイートベルモット・・・甘口のベルモットです。イタリアで生まれたことから「 イタリアン・ベルモット 」と呼ばれています。色は濃い赤色をしていることや、ロッソと呼ばれたりもしますが、カラメル等の着色をしているのであって、赤ワインの色ではありません。 特徴はやはりハーブの香りとその甘味でしょう。 しっかりとした風味があるので、ドライベルモットよりもロックなどで飲むのに向いているかもしれません。
少しの苦味とハーブなどの香りが特徴で、食前酒としてロックなどそのまま飲まれることが多いですが、カクテルでも多くのレシピに登場します。
- ベルモットの歴史・原料・製法・主なブランドなどは ⇒ コチラ
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ビルド & ステア
「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。
「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。
炭酸系の混ぜ方
炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。
バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。
混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。
バースプーンの使い方
Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。
この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。
- バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ
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カクテルのTPO用語
オールデイカクテル All day
カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。
そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。
ディジェスティフ Digestif
「 ディジェスティフ Digestif 」とはフランス語で食後に飲むお酒のことで、英語では「 アフターディナー・ドリンク After dinner drink 」と呼びます。
特徴としてはブランデーなどのアルコール度数が高めのスピリッツを使い、クリームなどの甘味の強いものを材料に使う傾向があります。
アルコール度数が高いカクテルが多いのには理由があり、満腹になった後にアルコール度数が高めのお酒を飲むことで、食後の疲れた胃に刺激を与えます。
刺激を与えることにより、再度活性化させ消化を促進させる役割を持っているのです。
香りがあり、甘口のものが多い理由は、デザート感覚で楽しめることで、更なる満足感を与えることが目的としてあり、他には香り高いもので気分を落ち着かせることがあります。
ナイト・キャップ・カクテル Night cap cocktail
ナイトキャップ・カクテルとは就寝前に飲むお酒のことの名前で、日本ではナイトキャップのことを「 寝酒 」と呼ばれています。
ナイトキャップの目的は、アルコールを摂取することにより、神経の緊張を緩和する効果があり、一日の疲労を癒すために体を温め、リラックスさせて眠りやすくするために飲まれます。
ベースのお酒で言うと主にブランデーベースが多くあり、割り材料もミルクや卵などが使われることが多いようです。 中には体を温めるためにホットカクテルも多数あります。
アルコール度数が高めのものが多くあるため、飲みすぎないように少量をゆっくり飲み、頭と体を休めましょう。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
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キャロルにおすすめのグラス
ー オールドファッションドグラス Old fashioned glass ー
カクテルやウイスキーなどをオン・ザ・ロック・スタイルで飲むためのグラス。 口が広く背が低いのが特徴で、大きく丸い氷を入れたりできます。
タンブラーグラスの上半分をなくした様な形をしていて、タンブラーグラスの原型となったグラスだと言われています。
正式名はオールドファッションドグラスで、この名前はカクテル「 オールドファッションド 」から由来していると言われています。
古来からあるものなので、「 オールドファッションド = 古風な 」という意味が由来とも言われています。 現在では名前が長く言いにくいためか、「 ロックグラス 」として広く使われています。
容量は180ml~450mlまで幅広くあります。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
キャロルで使う道具
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