オーガスタセブン|カクテルレシピ・作り方・特徴|パッションリキュール + パインジュース + レモンジュース

リキュールベースロングカクテルのオーガスタセブン

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目次
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レシピと作り方

オーガスタセブンの材料

Recipe no.627

  • パッソア・・・・・・・・・・・45ml
  • パイナップルジュース・・・・・90ml
  • レモンジュース・・・・・・・・15ml
  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料

技法 = シェーク

  • パッションリキュールの特徴・主なブランドは ⇒ コチラ

オーガスタセブンの作り方

グラスは オールドファッションドグラス( ロックグラス )を使います。

STEP
材料を合わせる

シェーカーに パッションリキュール、パインジュース、レモンジュース、氷を入れます。

STEP
シェークする

しっかりとシェークした後にシェークした材料をグラスヘ注げば完成です。


  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
  • アルコール度数 = 5% ~ 6% 前後
  • 最適なTPO = 日中
  • カクテル言葉 = 「 輝かしい未来 」
  • カクテル誕生日 = 「 2月23日 」

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カクテルの詳細

由来・特徴

バー店内カウンター

Photo|BARのイメージ

由来と歴史 〛・・・今回紹介したカクテルオーガスタセブンの「 オーガスタ 」とは、大阪府大阪市にある「 Bar Augusta オーガスタ 」の名前です。「 セブン 」はBARオーガスタのバーテンダーである「 品野 清光 」氏の7番目のオリジナルカクテルであることから、オーガスタセブンという名前になっています。

誕生したのは1990年代中旬から後半あたりで、日本の洋酒研究家である福西 栄三氏のカクテルブックにも載っています。カクテルブックに掲載されたことと、お酒のマンガ・レモンハートにも登場しているのがキッカケで有名になったようです。


特 徴 〛・・・パッションリキュールのフルーティーな甘味をベースに、甘酸っぱさが魅力のパイナップルジュースと、柑橘系酸味のレモンジュースを合わせたレシピで、フルーティーな香り、甘味、酸味と3っつのフルーティーさを楽しめるトロピカル風な一品です。

  1. エレガントな味わい
    甘味と酸味の爽やかさが絶妙にバランスし、洗練された味わいを楽しめます。
  2. 多彩なアレンジ可能性
    ベースリキュールを変えることで、味わいに個性を持たせることができるカクテルです。
  3. 視覚的な美しさ
    シンプルで透明感のある見た目に、ガーニッシュが華やかさを加えます。

味わい・魅力

パッションフルーツとパイナップルとレモン

味わい 〛・・・オーガスタセブンは、パッションリキュールの甘さと深みが中心にあり、レモンジュースの酸味がバランスを整えています。パッションリキュールとパインジュースの存在がトロピカルな味わいを楽しめます。


魅 力 〛・・・爽やかでフルーティーなため飲みやすく、アルコールが苦手な方でも、アルコール感をあまり感じずに飲むことができ、アルコール度数低さも飲みやすさを助けています。

  1. シンプルかつ洗練されたカクテル
    材料が少なく作りやすい一方で、味わいは非常に洗練されており、特別感を楽しめるカクテルです。
  2. 幅広いシーンで楽しめる
    酸味を強く感じられるため、食前酒として軽く飲むのに最適で、ディナーの後やリラックスした夜にもぴったりです。
  3. アレンジの楽しみ
    ベースリキュールを変えたり、炭酸を異なるものにすることで、さまざまな味のバリエーションを楽しむことができます。
  4. 視覚的な魅力
    美しいグラスと飾り付け次第で、さらに豪華な印象を与えます。

オーガスタセブンの材料

  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具

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ベースのお酒・パッションフルーツ

パッションリキュールのパッソアのボトル

パッションリキュールとは、トロピカルフルーツの一種であるパッションフルーツの甘味や酸味や風味を、できる限りそのまま残し、リキュール化したお酒です。

世界で初めてパッションフルーツをリキュールにしたブランドが、パッションリキュールの代名詞と言える「 パッソア 」です。

起源と開発

パッションフルーツの果肉

パッションフルーツ・・・パッションフルーツ自体は南アメリカが原産で、17世紀頃にはヨーロッパに伝わりました。このフルーツはエキゾチックな風味と香りが特徴で、世界中で愛されるようになりました。

リキュールの誕生・・・1980年代に入ると、トロピカルフルーツの人気が高まり、これを利用したリキュールが開発され始めました。1985年にオランダのデ・カイパー社が「パッソア(Passoã)」というパッションフルーツリキュールを発売し、これが代表的なパッションリキュールとして広まりました。

カクテル文化の発展・・・1990年代から2000年代にかけて、トロピカルカクテルが世界中で流行し、パッションリキュールはその主要な材料として広く使用されるようになりました。特にビーチリゾートやサマーパーティーで人気を博しました。

風味・香りと特徴

グラスに入ったパッションフルーツの果肉

パッションリキュールは、パッションフルーツの甘酸っぱい風味と強い香りを持っています。この風味はカクテルにエキゾチックな味わいを加えます。適度な甘さがあり、他のフルーツリキュールやジュースと相性が良いです。また多くのパッションリキュールは鮮やかなオレンジやピンク色をしており、カクテルに彩りを加えます。

その甘さと風味を生かして、デザートや料理の材料としても使用されます。例えば、フルーツサラダに加えたり、アイスクリームにかけたりすることができます。

パッションリキュールの製造

パッションフルーツの実

Photo|パッションフルーツの実

パッションフルーツ・・・最高品質のパッションフルーツを選びます。フルーツは熟した状態で収穫され、そのフレッシュな風味を保持するためにすぐに加工されます。

ベースアルコール・・・リキュールのベースとなるアルコールは、通常中性の穀物アルコールやウォッカが使用されます。このアルコールが、フルーツの風味をしっかりと保持し、リキュール全体のバランスを取ります。

果汁の抽出・・・果実を切り開き、果肉と果汁を取り出します。果汁はフィルタリングされ、果肉や種子などの不純物が取り除かれます。

アルコールとの混合・・・抽出された果汁をベースアルコールに混ぜます。この混合物は、フルーツの風味と香りをアルコールに移すために一定期間浸漬されます。この過程は数日から数週間に及ぶことがあります。

熟成・・・一部のリキュールは風味をさらに深めるために短期間熟成されることがありますが、パッションフルーツリキュールは通常、熟成期間が短いか、全くないことが多いです。

まとめ・・・パッションフルーツリキュールの製造過程は、最高品質のパッションフルーツを使用し、その風味と香りをアルコールに移すために細心の注意を払います。浸漬、ブレンド、フィルタリングの各工程で、風味のバランスが保たれ、最終的に鮮やかでフルーティーなリキュールが完成します。

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パッションリキュールの主なブランド

ー ブランド比較表 ー

項目 / ブランドパッソアアリーゼキングストンボルス
発祥の地オランダフランススイスオランダ
主要成分パッションフルーツジュース、砂糖、アルコールパッションフルーツジュース、コニャック、ウォッカパッションフルーツジュース、砂糖、アルコールパッションフルーツジュース、砂糖、アルコール
アルコール度数20 %16 %24 %17 %
風 味トロピカルフルーツの甘さと酸味、パッションフルーツの強い香りトロピカルフルーツの甘さ、コニャックの深い風味トロピカルフルーツの甘さと酸味、バランスの取れた風味トロピカルフルーツの甘さと酸味、パッションフルーツの強い香り
主な用途カクテル、デザートカクテルベース、デザート、ストレートカクテル、デザートカクテル、デザート
特 徴トロピカルカクテルに最適、鮮やかな色高級感のある風味、プレミアムリキュールバランスの取れた風味歴史あるブランド、品質の高いリキュール
価格帯¥ 2,900 台¥ 3,300 台¥ 3,300 台¥ 1,800 台

ー パッソア Passoa ー

パッションリキュールのパッソア

1886年・フランスのレミーコアントローグループの女性蒸留師である「 アンヌ・ルクレール 」氏によって世界初のパッションフルーツのリキュール製造を成功させました。

主原料のパッションフルーツはブラジル産のものを使い、パッションフルーツのナチュラルな酸味に加え、柑橘系酸味のレモンジュースを加えることで、甘酸っぱさと微かなほろ苦さが複雑に合わさり、フルーティーでフローラルな味わいを完成させました。

ミステリアスな装いのブラックボトルからピンク調の色彩の液体が出てくることが、フルーティーな甘味と酸味と一緒に若者に受けています。 ちなみにブラックボトルはデリケートなリキッドを紫外線から守るために黒色になったそうです。

Photo|画像提供 Asahi


ー アリーゼ Alize ー

アリーゼのパッションリキュールは、コニャックメーカーでもある、アリーゼの開発者でもあるラフラジェット家と、酒類輸入業者のコブランド社が合併した会社で、1985年に設立されました。

コニャックブランデーにパッションフルーツのジュースを配合したもので、テイストのバランスに優れ甘味を抑えめにしているところが特徴です。

フレンチウォッカとコニャック、そしてパッションフルーツの天然果汁が合わさったプレミアムなリキュールとして、世界中で人気と高評価を得ているブランドです。v

パッションリキュールのアリーゼ

ー キングストン Kingston ー

パッションリキュールのキングストン

キングストンパッションリキュールは、常夏の国から厳選されたパッションフルーツを、スイスの近代設備と高い醸造技術により製造されています。

パッションフルーツのトロピカルな風味を大切にすることを第一につくり上げ、その風味はカクテルで使う以外にもデザートにも使われています。

エレガントで贅沢なボトルのパッションリキュールは、別名「 スイスの芸術 」とも評されているほどです。


ー ボルス Bols ー

1575年にオランダ・アムステルダムで誕生したボルスは、リキュールメーカーとしては最古の歴史を持ち、これまで様々な種類のリキュールを世に送り出してきました。

ボルスの信条は、厳選された本物の果実やスパイスを使う事と、440年以上もの伝統の製法を守っているブランドです。

ボルスのパッションリキュールは、パッションフルーツのフルーティーなフレーバーの他に、バニラ、ライチ、ピーチの味わいも感じられ、フルーティーさが特徴のリキュールです。

パッションリキュールのボルス

Photo|画像提供 Asahi

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シェーカーの使い方

シェーカーを振る女性バーテンダー

シェーカーの利用目的は・・・

  • 混ざりにくい材料( 比重が大きく違うお酒など、粉類、牛乳や生クリーム、鶏卵 )を混ぜる
  • 材料を素早く冷却する
  • アルコール度数の強いお酒をまろやかにする( お酒のカドをとる )

といった利用目的があります。 持論ではありますが、あと一つ牛乳や生クリームなどの材料を泡立たせることもできるので、泡立たせる利用目的もあると思います。

スリーピースシェーカー

〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛

スリーピースシェーカーの各部位名称
  1. ボディに材料や氷を入れる。( 氷はボディの 7割~8割くらいを目安に入れます )
  2. ボディにストレーナーを被せ、左手でストレーナーを押さえて左手の甲( 手首に近い辺り )を右手でトントンと叩きストレーナーを押さえる。( ストレーナーを直接叩くのはNG )
  3. トップをストレーナーに取り付ける。( 強く抑えず、キュッと入れ込む程度でOKです )

〚 Step 2 = 持ち方 〛

スリーピースタイプのシェーカーの持ち方です。

右利き用( 左利きの方は逆 )

  • 左手 親指   = ストレーナーのくぼんだ場所 ( ストレーナーを押さえる役割 )
  • 左手 人差し指 = ボディ
  • 左手 中指   = ボディ底を押さえるように
  • 左手 薬指   = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )
  • 右手 親指   = トップを押さえるように
  • 右手 人差し指 = ボディ
  • 右手 中指   = ボディ
  • 右手 薬指   = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )

特に持ち方に決まりがあるわけではありませんので、自分で持ちやすい持ち方で振れば良いと思います。ただシェーカーに手のひら全面を付けてしまうと、手がかなり冷たくなりますし、材料の温度が下がりにくくなるため、シェーカーを持つ時には、面ではなく点で持つように心がけましょう。

〚 Step 3 = 振り方 〛

シェーカーの振り方

まずシェーカーは体の正面で振るのではなく、体から正面45℃に構えます。

  1. 上記の持ち方で、胸の前に持っていき、そこを中心として上前方へ斜めに押し出すように、そのまま胸に戻して、今度は下前方へと押し出すように振ります。 横から見るとひらがなの「 く 」の字を作るように振ります。
  2. 上前方、下前方へ出す際には手首を前下へ曲げるようにします。
  3. この動作を1セットとし、比較的混ざりやすい材料であれば 7~8セットあまり強く振らずにシェークを行います( 強く振ると、中の氷が砕けます )

混ざりにくい材料の場合は、12セットくらい、少し強めのシェークを行いましょう。

シェークの振り方は人それぞれなので、これらを参考にご自分の一番良い振り方を模索してください。 その際に、中の氷が8の字を描くように振りましょう。

〚 Step 4 = グラスヘ注ぐ 〛

シェークしたカクテルをグラスに注ぐ女性バーテンダー
  1. シェーク後、まずはトップを外します( 外しにくい場合は、ねじるように外します )
  2. ストレーナーとボディを片手で押さえます( 人差し指はストレーナー、中指をボディ )
  3. ストレーナーの先は網状になっているので( 上記写真 )、そこからグラスヘ注ぎます。

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ツーピース( ボストンシェーカー )

〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛

ツーピース・ボストンシェーカーの部位名称

まずはツーピースシェーカー( ボストンシェーカー )の部位名称です。

小さい方が金属であれば「 ショートティン 」、ガラス製であれば「 パイントグラス 」です。 ショートティン( パイントグラス )に材料を入れ、ティンの方に氷を入れます。( 氷はティンの5 ~ 6割ほどを目安に入れます )

ショートティン( パイントグラス )の材料を氷の入ったティンに入れて、ショートティンを被せます。真っすぐ差し込むのではなく、自分側にショートティンを寝かすようにはめ込み、自分側のティンとショートティンの縁が一直線に沿っているようにします。( 写真の様に立てると曲がったようになります )

ショートティンを被せたら、上から手のひら( 掌底 )でトントンと直接 2回ほど叩きます。 圧縮されて簡単には外れなくなります。

ボストンシェーカーでつくったカクテルをステアするバーテンダー

〚 Step 2 = 持ち方 〛

ツーピース・ボストンシェーカー

ツーピースシェーカーの持ち方は、スリーピースシェーカーよりも多彩にあります。

写真にあるように、スリーピースシェーカーよりも長いので、先端と先端を押さえることと、中の氷の動きを端から端まで動くように振れば問題ありません。 右手をショートティンの方を押さえて、左手の掌を上になるように、包み込むように持ちます。

〚 Step 3 = 振り方 〛

スリーピースシェーカーと同じ動きで振るようにしてもかまいません。 シェーカー自体が長いので、スピードを抑え気味で振ると端から端まで氷が移動し、材料が混ざるので、そこをポイントとして振りましょう。

振るモーションもスリーピースシェーカーより大きく振ると自然とスピードも落ち、良く混ざるようになります。

笑顔でカクテルをシェークする男性バーテンダー

〚 Step 4 = グラスへ注ぐ 〛

シェークしたカクテルをメッシュストレーナーを使ってグラスに注いでいる女性バーテンダー
  • まず左手でツーピースシェーカーを縦にして持ちます。( この時ショートティンが上に来るように持ちます )
  • 左手の中指と人差し指で、ショートティンを右へ押すように持ちます。
  • 右手の手のひら( 掌底 )でティンの方を軽く叩きます。( 1回でショートティンが外れない場合は2回叩きましょう )
シェーク後にカクテルをグラスヘ注ぐ

写真にあるように、ティンにストレーナーを装着し、グラスヘシェークした材料を注ぎます。

フレッシュフルーツなどを材料で使用した場合は、2つ上の写真のあるように、小さい手ざるを使います。( 種など細かい余分なものをグラスヘ入れないようにするためで、スリーピースシェーカーの場合に使用する場合もあります )

  • シェーカーについて詳しくは ⇒ コチラ

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カクテルのTPO用語

オールデイカクテル All day cocktail ー

ランチとディナー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。

そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

オーガスタセブンにおすすめのグラス

オールドファッションドグラス Old fashioned glass ー

オールドファッションどグラス・ロックグラス

カクテルやウイスキーなどをオン・ザ・ロック・スタイルで飲むためのグラス。 口が広く背が低いのが特徴で、大きく丸い氷を入れたりできます。

タンブラーグラスの上半分をなくした様な形をしていて、タンブラーグラスの原型となったグラスだと言われています。

正式名はオールドファッションドグラスで、この名前はカクテル「 オールドファッションド 」から由来していると言われています。

古来からあるものなので、「 オールドファッションド = 古風な 」という意味が由来とも言われています。 現在では名前が長く言いにくいためか、「 ロックグラス 」として広く使われています。
容量は180ml~450mlまで幅広くあります。

オーガスタセブンで使う道具

  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
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