アメリカン・レモネード|カクテルレシピ・作り方・特徴を解説( 赤ワイン・レモンジュース )

レシピ

 

Recipe no.020

  • レモンジュース・・・・・・・・・30ml
  • シュガーシロップ・・・・・・・・15ml
  • ミネラルウォーター・・・・・・・90ml
  • 赤ワイン・・・・・・・・・・・・40ml
  • レモンジュースと赤ワインを2層にする
  • レモンスライス + マドラー

技法 = ビルド & フロート

※ Full = 他の材料をグラスに入れ、Fullと記載している材料をグラスの8割~9割まで満たす適量のこと

作り方

グラス は ワイングラス を使います。 他には シャンパングラスのフルート型コリンズグラスタンブラーグラスでもO.Kです。

  • Step 1 = グラスに氷を入れ、レモンジュースとシュガーシロップ、ミネラルウォーターを入れます。
  • Step 2 = ビルド をします。
  • Step 3 = バースプーンの背中を使って赤ワインをゆっくりと注ぎ フロート状 にします。
  • Step 4 = 混ざらないようにマドラーを入れ、レモンスライスを飾ると完成です。

あらかじめ計量カップなどに赤ワインを入れて、計量カップとバースプーンの背中を使うとやりやすいです。

  • アルコール度数 = 3% 前後

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特徴・感想

戦後日本で流行したレモネードとは、レモンジュースとシロップ( 砂糖 )の事で、そこに赤ワインを加えたシンプルなカクテルです。 最初から混ぜてしまうのではなく、レモンジュースと赤ワインの2層になっており、見た目も綺麗なエードスタイルのカクテルです。

スピリッツなどに比べてアルコール%が低い赤ワインを( 赤ワイン12% ~ 15% スピリッツ 35% ~ 40%程)さらにレモンジュースで割るため、何杯も飲めない方などにおすすめです

爽やかでシンプルなカクテルで、女性などに人気があります。

赤ワインとシュガーシロップの甘みがありますが、レモンジュースが多く入っているためけっこう酸っぱいです。

酸っぱいと感じる方はシュガーシロップや赤ワインの量を増やしたり、レモンジュースの量を減らしたりして自分の好みに合ったレシピにしましょう。

このカクテルで使う材料

ビルドとは?

材料をグラスに入れて混ぜることを言います。 この「 混ぜる 」にはいくつか種類があり、今回のカクテルには「 ビルド 」を使用します。

お家で簡単人向け

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままクルクル回します。 炭酸系を使っている場合は、早く混ぜると炭酸が膨れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

本格的にやってみたい人向け

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます(ドリンクを体温で温めないため)右手はバースプーンを持ちます。(左利きの人は逆になります)
Step 2 = バースプーンを左の写真にあるように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

材料の沈め方 & 浮かし方

カクテルの中に 2色になったものが多数あります。(中には何層にもなったカクテルもあり、有名なもので上記写真のプース・カフェがあります)

これらの層になっているカクテルは、材料比重の重い物から入れて作っています。 そのままグラスに材料を入れてしまうとできませんが、混ざらないようにゆっくり入れるとできます。 その際に使うのがバースプーンです。

  • Step 1 = まず沈める材料をメジャーカップや、小さなグラスなどに必要な分量を入れておきます。( 瓶からそのまま入れる場合もありますが、瓶が重く、多く出てしまう可能性があるので初心者の方は特におすすめできません )
  • Step 2 =バースプーンの先を下に向けます。(スプーンの背中が上になるようにする)
  • Step 3 = 次に下に向けたバースプーンの先端をグラスの内側の上の方のに当てます。
  • Step 4 = 用意した沈める材料をバースプーンの背中にゆっくりと流します。

これで比重の重い材料は底へ、軽いものは上へ浮かび、層があるカクテルができます。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

カクテルスタイル

エード Ade

ソフトドリンクの一種で、主に砂糖類、ミネラルウォーターもしくは炭酸水を使って果汁を薄めた飲み物の事のスタイル名称です。

カクテルではオレンジエードやレモネードが有名。( レモネードはレモンエードの略 )

果汁を薄めずそのまま飲む場合は「 ジュース 」と区分されます。

「 エード 」は国によって呼び方も変わり、アメリカでのエードは炭酸を含みませんが、フランスでは炭酸を含みます。 そして日本ではミネラルウォーターで割ったものを「 エード 」、炭酸で割ったものを「 スカッシュ 」と呼びます。

  • カクテルスタイル 紹介ページは ⇒ コチラ

このカクテルのおすすめ グラス

ワイングラス Wine glass

グラスの中でもロックグラスと並び、みんなが知っているグラス。

ほかのグラスに比べて種類が多いのが特徴。

容量が150mlくらいのものが白ワイン。200mlくらいのものが赤ワインというのが一般的だが、ワインは赤白だけではなく、産地によって味や風味が変わるため、それに合ったグラスを使用することがある。

シャンパングラス Champagne glass

シャンパングラスは主に口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」がある。

クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。 当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。

フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に、一緒に作られました。始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにもつかわれたそうです。 容量は180ml ~ 300mlが一般的。

コリンズグラス Collins glass

背の高い円柱形の細いグラス。 別名トールグラス・チムニーグラスとも呼ばれます。

カクテル「 ジョン・コリンズ 」が名前の由来で、細長いのは、炭酸を抜けにくくするためにこの形になっている。

容量 270ml ~ 360mlくらいが一般的。

タンブラーグラス Tumbler glass

カクテルグラスの中でも最も一般的に使われているグラスです。

タンブラーとは「 倒れるもの 」や「 転ぶもの 」の意味があり、元々獣を狩り、残った角等をくり抜きコップにしたことからこの名前が付いたそうです。

容量は他のグラスよりも種類が多く、180ml~300mlが一般的に使われています。

このカクテルで使う道具