ロードランナーのカクテルレシピ・作り方・特徴｜ウォッカ + アマレット + ココナッツミルク

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1976年のアメリカのコンペティションで優勝した「ロードランナー」。ウォッカにアマレットとココナッツミルクを合わせ、ナツメグで仕上げた一杯は、甘さと力強さを併せ持つ味わいです。乳白色の美しい見た目と芳醇な香り。「前へ前へ」進む勇気をくれる、実力派カクテルをご紹介します。

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レシピと作り方

材料

Recipe no.667

ウォッカ・・・・・・・・・・・30ml
アマレット・・・・・・・・・・15ml
ココナッツミルク・・・・・・・15ml
ナツメグパウダー

このカクテルの〚材料リスト〛へ ⇓

ウォッカのおすすめ銘柄リスト
 アマレットのおすすめ銘柄リスト

作り方

Step

材料を合わせる

シェーカーに、ウォッカ、アマレット、ココナッツミルク、氷を入れます。

Step

シェークする

しっかりとシェークします。ミルクが入っているので、強めか振る回数を増やしましょう。

シェーカーの使い方 ➡

Step

仕上げ

シェークした材料をグラスヘ注ぎ、ナツメグパウダーを軽くふりかければ完成です。

技法 = シェーク
グラス = カクテルグラス
アルコール度数 = 23% ～ 24% 前後
最適なTPO = 日中 / 食後
カクテル言葉 = 「前へ前へ」
カクテル誕生日 = 「不明」

ロードランナーの詳細・動画

由来

Photo｜ロードランナー（オオミチバシリ）

このカクテルの名前は、ロードランナー（和名オオミチバシリ）カッコウ目カッコウ科アメリカジカッコウ亜科ミツバシリ属に分類されている鳥の名前から由来しています。

主に北アメリカ大陸の砂漠地帯や半砂漠地帯に生息しており、乾燥した草原やサボテンの生える荒野など、開けた地域を好みます。中型の鳥で、体長は約50〜60センチメートルほどです。体は細長く、首が長いのが特徴で、羽衣は茶色や灰色を基調とし、地味な色合いをしています。また、胸部には黒い斑点模様があります。

鳥類ではありますが飛ぶことが苦手で、その代わり地上を素早く走ることができ、時速約50キロメートル以上の速さで獲物を追いかけます。この速さは、鳥類の中でも群を抜いています。

トム＆ジェリーで有名なワーナー・ブラザーズが製作する短編アニメ「ロードランナー vs ワイリーコヨーテ」というアメリカアニメがあり、コヨーテがロードランナーを捕獲しようとしますが、毎度ドジをふみ、「ミッミッ」と言った後に高速で走って行くあの鳥がまさに「オオミチバシリ」をモデルにしたキャラクターです。

ただ、なぜこのカクテルにこの鳥の名前が付けられたかは不明です。

特徴・味わい

1976年のアメリカのコンペティションで優勝した実力派カクテルです。ベースとなるウォッカは、クリアな味わいと飲みごたえが特徴。雑味のない透明感が、他の材料を引き立てます。そこにアマレットの杏仁豆腐を思わせる甘く芳しい香りと、アーモンドのようなナッツの風味が加わります。さらにココナッツミルクのまろやかでクリーミーな甘さが全体を包み込み、仕上げにナツメグパウダーをふりかけることで、スパイシーな香りがアクセントとなるのです。

グラスに注がれた液体は、乳白色のなめらかな見た目。一口飲めば、ココナッツの南国風味とアマレットの甘い香りが口の中で溶け合い、ナツメグの複雑な香りが鼻腔を抜けていきます。やや辛口ながらココナッツミルクの風味が効いており、甘味がありつつもしっかりとしたアルコール感も感じられる、男性的な力強さと女性的な優しさを併せ持つ一杯。「前へ前へ」というカクテル言葉通り、前進する勇気をくれるカクテルです。

Point｜バーテンダーからのおすすめ

相性の良い食べ物・おつまみ・・・ティラミスやパンナコッタといったクリーム系デザート、アーモンドチョコレートとの相性が抜群。ナッツ類やドライフルーツもおすすめで、ココナッツの風味とよく調和します。食後のデザートカクテルとして最適です。
作り方のポイント・・・ココナッツミルクが入っているため、通常よりも強めにシェークするか、振る回数を増やすことが重要。材料がしっかりと混ざり合い、なめらかな口当たりになります。ナツメグパウダーは軽くふりかける程度で香りが引き立ちます。
飲み方の注意・・・甘く飲みやすい印象ですが、アルコール度数は23～24%と高め。ゆっくりと時間をかけて味わうのがおすすめです。ココナッツとアマレットの甘さに隠れたウォッカの強さを意識しながら楽しんでください。
おすすめのシーン・・・日中のリラックスタイムや食後のデザートタイムに最適。特別な日のご褒美として、じっくりと味わいたいカクテル。コンペティション優勝という輝かしい経歴を持つこの一杯で、前に進む活力をチャージしてみてはいかがでしょうか。