クロンダイク・クーラーカクテルレシピ・作り方・特徴｜ウイスキー + オレンジジュース + ジンジャーエール

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黄金色に輝く液体とらせん状のオレンジの皮が美しい「クロンダイク・クーラー」。19世紀末のゴールドラッシュに由来するこのカクテルは、ウイスキーの芳醇さとオレンジの爽やかさ、ジンジャーエールの辛味が調和した一杯です。飲みやすくも飲みごたえのある味わいは、昼下がりにぴったり。歴史ロマン溢れるカクテルをご紹介します。

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レシピと作り方

材料

Recipe no.619

ウイスキー・・・・・・・・・・45ml
オレンジジュース・・・・・・・30ml
ジンジャーエール・・・・・・・Full
オレンジの皮

※ Full = グラスの8割～9割まで満たす適量のこと

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ジンジャーエールのおすすめ銘柄リスト

作り方

Step

準備する

オレンジを螺旋状に皮を剥きます。
中身はジューサーなどでフレッシュオレンジジュースにしましょう。

Step

材料を合わせる

オレンジの皮と氷をグラスヘ入れます。その後ウイスキー、オレンジジュースを入れ、軽くステアします。

Step

炭酸をステアする

泡立たないように静かにジンジャーエールを満たし、ゆっくりと軽くステアをすれば完成です。
炭酸類を混ぜる場合は、ゆっくりと1～2回転ステアし、氷を上げ下げすれば混ざります。

ステアのやり方 ➡

技法 = ステア
グラス = コリンズグラス / タンブラー
アルコール度数 = 9% 前後
最適なTPO = 日中
カクテル言葉 = 「心を打ち明けて」
カクテル誕生日 = 「 6月26日」

クロンダイク・クーラーの詳細・動画

由来・誕生

Photo｜大きく見えているのがユーコン川、写真下の町から左へ流れているのがクロンダイク川

「クロンダイク」とは、カナダのユーコン準州にある土地の名称です。アラスカとの国境付近に位置するこの地は、1年のうち約半年間雪に覆われ、9月から5月まで断続的に吹雪が続く厳しい環境。元々この土地に住んでいた先住民ハン族は「トロンデック（ハンマーストーンの水）」と呼んでいましたが、金採掘者たちが聞き間違え、「クロンダイク」という名前が定着したといわれています。

1897年から1899年のわずか2年間、この極寒の地で大規模なゴールドラッシュが起こりました。砂金を求めて世界中から人々が集まり、黄金色の輝きに湧き立つ興奮の時代。このカクテルは、その熱狂の時代に生まれたと考えられています。黄金色に輝く液体の色合いは、まさに砂金の輝きを思わせるもの。らせん状にむいたオレンジの皮が特徴的で、まるで金鉱へと続く「黄金の道」を表現しているかのよう。ゴールドラッシュの興奮と爽快感を、一杯のグラスに閉じ込めたロマン溢れるカクテルです。

味わい・魅力

ウイスキーベースのこのカクテルは、ゴールドラッシュの興奮を現代に伝える一杯です。特に注目したいのは、その見た目の美しさ。グラスに浮かぶ黄金色の液体と、らせん状にむいたオレンジの皮が織りなす光景は、まるで金鉱へと続く輝かしい道のよう。

ベースとなるウイスキーは、芳醇な香りと穀物の甘味、そして軽やかな口当たりが特徴。そこにオレンジジュースが加わることで、フルーティーな果実の甘味と爽やかな酸味が広がります。さらにジンジャーエールの辛味とスパイシーな香りが、全体を引き締める役割を果たしているのです。

一口飲めば、オレンジの爽やかな香りとジンジャーのピリッとした刺激が鼻腔を抜け、ウイスキーのコクとオレンジの甘酸っぱさが舌の上で調和します。炭酸の爽快感が喉を通り抜けた後に残るのは、ほのかなウイスキーの余韻。飲みやすくも飲みごたえのある、初心者からお酒好きまで楽しめるバランスの良さが魅力です。心を打ち明けたくなるような、穏やかな昼下がりに味わいたい一杯。

Point｜バーテンダーからのおすすめ

相性の良い食べ物・おつまみ・・・スパイシーなチキンウイングやローストナッツとの相性が抜群です。ジンジャーの辛味とオレンジの甘酸っぱさが、スパイスの効いた料理と絶妙にマッチします。
作り方のポイント・・・ジンジャーエールは最後にゆっくりと注ぎ、ステアは1～2回転だけ。炭酸を潰さないよう氷を軽く上げ下げする程度で十分です。オレンジの皮をらせん状にむくと、見た目も香りも格段に良くなります。
飲み方の注意・・・ウイスキーベースながらソフトドリンクの割合が多く、非常に飲みやすいカクテル。気づかぬうちに飲みすぎてしまうこともあるので、ゆっくりとしたペースで楽しむのがおすすめです。
おすすめのシーン・・・日中のリラックスタイムや、休日の昼下がりに最適。アルコール度数は9%前後とほどよく、友人との語らいや読書のお供にぴったり。カクテル言葉は「心を打ち明けて」です。