スカイダイビングのカクテルレシピ・作り方・特徴・由来｜ラム + ブルーキュラソー + レモンジュース

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グラスの中に広がる、澄み渡る青空。1967年に日本人バーテンダーが生み出した「スカイダイビング」は、その名の通り大空を翔けるような爽快感が魅力のカクテルです。ライムの酸味とブルーキュラソーの甘さが織りなす絶妙なバランスは、一度飲めば忘れられない味わい。バー初心者にもおすすめの、美しくて爽やかな一杯をぜひお試しください。

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レシピと作り方

材料

Recipe no.611

ホワイトラム・・・・・・・・・30ml
ブルーキュラソー・・・・・・・20ml
ライムジュース・・・・・・・・10ml

このカクテルの〚材料リスト〛へ ⇓

作り方

Step

材料を合わせる

シェーカーにホワイトラム、ブルーキュラソー、ライムジュース、氷を入れます。

Step

シェークする

しっかりとシェークした後にシェークした材料をグラスヘ注げば完成です。

シェーカーの使い方 ➡

技法 = シェーク
グラス = カクテルグラス
アルコール度数 = 23% ～ 24% 前後
最適なTPO = 日中 / 食前
カクテル言葉 = 「尊敬」「崇高」
カクテル誕生日 = 「 7月11日」「 11月5日」

スカイダイビングの詳細・動画

由来・誕生

スカイダイビングは1967年10月、全日本バーテンダー協会のカクテル・コンペティションで優勝した日本生まれのカクテルです。考案者は大阪のバーテンダー渡辺義之氏で、当時流行し始めたスカイダイビングというスポーツからインスピレーションを得てこの名が付けられました。

ベースとなるホワイトラムは、15世紀にコロンブスがカリブ海の島々へ持ち込んだサトウキビから生まれたスピリッツで、
活性炭でろ過された透明な原酒は、クリアな味わいと軽やかな口当たりが魅力となっています。ブルーキュラソーは17世紀後半、オランダ領キュラソー島産のオレンジ果皮をオランダ本国へ持ち帰り、アルコールに浸して作られたオレンジリキュールに青い着色を施したもの。ボルス社のブルーキュラソーはかつて「クレーム・ド・シエル」と呼ばれ、数種類のハーブとオレンジ果皮が織りなすフルーティーな香味を持ちます。ライムはカリブ海の太陽をたっぷり浴びた柑橘の爽快な酸味で、これら3つの材料が織り成す青い一杯は、まさに日本のバーテンダーが描いた「澄み渡る大空」そのものなのです。

特徴・味わい

グラスに注がれた瞬間、目に飛び込んでくるのは南国の海を思わせる鮮やかなブルー。ホワイトラムの透明感がベースとなり、ブルーキュラソーのオレンジ果皮由来の甘くほろ苦い香りが華やかに広がります。ライムジュースが加わることで、柑橘の爽やかな酸味が全体を引き締め、まるで初夏の青空を駆け抜けるような清涼感を生み出しています。

一口含むと、最初にライムのキリッとした酸味が舌先を刺激し、続いてブルーキュラソーの甘美な柑橘の風味が口いっぱいに広がります。ラムのほのかな甘さとコクが余韻となって残り、喉を通る瞬間には軽やかでありながら、しっかりとした満足感が得られるのです。見た目の美しさとは裏腹に、アルコール度数は23～24%とやや高めですが、その爽快な飲み口についつい杯が進んでしまう魅力があります。澄み切った青空のような一杯を、ぜひバーカウンターで味わってみてください。

Point｜バーテンダーからのおすすめ

相性の良い食べ物・おつまみ・・・柑橘系の爽やかさを活かすなら、生ハムやスモークサーモンなど塩気のある軽めのおつまみがおすすめ。チーズならクリームチーズやモッツァレラなど、ミルキーで優しい味わいのものが青いカクテルの美しさを引き立てます。
作り方のポイント・・・シェークする際は、氷をしっかり入れて力強く振ることで材料が均一に混ざり、キリッと冷えた一杯に仕上がります。ブルーキュラソーの鮮やかな青色を美しく保つため、グラスは事前によく冷やしておくと見た目の完成度が高まります。
飲み方の注意・・・見た目の爽やかさから飲みやすく感じますが、アルコール度数は約23～24%と意外に高めです。特にカクテル初心者の方は、ゆっくりと味わいながら飲むことをおすすめします。空腹時は避け、食事と一緒に楽しむのが安心です。
おすすめのシーン・・・夏の夕暮れや、友人との特別な乾杯にぴったりの一杯。バーのカウンター席で静かに味わえば、日常の喧騒を忘れさせてくれる清涼感が得られます。カクテル言葉は「尊敬」「崇高」なので、大切な人への感謝を込めて注文するのも素敵です。