ウイスキー・マックのカクテルレシピ・作り方・特徴｜ウイスキー + ジンジャーワイン

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スコッチウイスキーの芳醇な香りとジンジャーワインのスパイシーな刺激が織りなす「ウイスキー・マック」。イギリスで愛される体を温める定番カクテルで、生姜の温かみとウイスキーの力強さが特徴です。シンプルながら奥深く、冷えた夜やリラックスタイムにぴったり。大人の落ち着いた一杯を、ぜひ体験してください。

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レシピと作り方

材料

Recipe no.552

スコッチウイスキー・・・・・・40ml
ジンジャーワイン・・・・・・・20ml

このカクテルの〚材料リスト〛へ ⇓

スコッチウイスキーのおすすめ銘柄リスト

作り方

Step

準備をする

グラスに氷を入れ、ぐるぐると回し、グラスを冷やします。
（余分に出た水分は捨てましょう）

Step

材料を合わせる

スコッチウイスキー、ジンジャーワインを入れます。

Step

ステアする

しっかりとステアをすれば完成です。

ステアのやり方 ➡

技法 = ステア
グラス = オールドファッションド
アルコール度数 = 28% ～ 29% 前後
最適なTPO = 日中 / 食後
カクテル言葉 = 「心穏やかに」
カクテル誕生日 = 「 11月1日」

ウイスキー・マックの詳細・動画

由来・歴史

Photo｜左・ヘクター・マクドナルド｜右・アウグスト・フォン・マッケンゼン

このカクテルの名前は、写真の人物の名前である「ヘクター・マクドナルド」から付けられています。その名前を略してウイスキーマックと呼ばれることが多いようです。

ヘクター・マクドナルドとは、19世紀後半にインド領を統治していたイギリス陸軍大佐です。その統治時代にスコッチウイスキーをジンジャーワインと合わせたことを考案して飲んでいたとされています。

同じ19世紀後半に活躍した、現在のドイツにあたる国の軍隊の元帥まで登り詰めた人物で「アウグスト・フォン・マッケンゼン」という人物がいました。

このマッケンゼンは、ヒトラー率いるドイツ国防軍で司令官として活躍しています。そんなドイツ軍の中心的人物である彼と、イギリス軍の大佐であるヘクター・マクドナルドは同一人物であるという説があるのです。日本でもこの説は知られているそうで、ある軍事評論家はこの二人は「同一人物」と言い切っているようです。

カクテルは、その後ゴルファーの人々が寒いコースから帰ってきた時に、体を温めるために飲んでいたのがそのまま定着し現在でも飲まれ続けているようです。

特徴・味わい

ウイスキー・マックの最大の魅力は、そのシンプルさと体を温める効果にあります。イギリスでは定番カクテルとして親しまれ、特にゴルファーたちが寒いコースから戻った後に体を温めるために飲んでいたことから広まりました。スコッチウイスキーとジンジャーワイン、どちらもイギリス生まれの材料を使うことで、統一感のある味わいが生まれます。

スコッチウイスキーは、ピート香と芳醇な香りが特徴で、琥珀色に輝く液体からは深みのある麦の香りが漂います。そこにジンジャーワインが加わることで、生姜のピリッとした刺激と辛口白ワインの爽やかさ、ほのかな甘さが生まれます。グラスに注げば、美しい琥珀色が落ち着いた雰囲気を演出します。

口に含むと、まずウイスキーのどっしりとした力強い風味が広がり、次にジンジャーワインの甘さとスパイシーな刺激が舌を刺激します。生姜の温かみが喉を通る瞬間に心地よく、余韻にはウイスキーの芳醇な香りとジンジャーの爽やかな辛味が残ります。シンプルながら奥深く、冷えた夜やリラックスしたい時にぴったりの大人のカクテルです。

Point｜バーテンダーからのおすすめ

相性の良い食べ物・おつまみ・・・ローストビーフやスモークサーモン、熟成チーズなど濃厚な味わいのおつまみと好相性。イギリス料理のフィッシュアンドチップスやミートパイとも相性抜群。体を温める効果があるため、冬の食後酒としても最適です。
作り方のポイント・・・グラスは事前に氷で冷やしておくと、より洗練された味わいに。スコッチウイスキーはブレンデッドタイプがおすすめで、ジンジャーワインは緑色のタイプを使うと本格的。ステアはしっかり行い、全体をよく混ぜ合わせることがポイントです。
飲み方の注意・・・アルコール度数が28%以上と高めなので、ゆっくり味わいながら楽しみましょう。体を温める効果があるため、冬場や冷房の効いた部屋で飲むのに最適。空腹時は避け、食後にゆっくり楽しむのがおすすめです。
アレンジ提案・・・レモンピールを絞ると、柑橘の香りがプラスされて爽やかさが増します。シナモンスティックを添えると、スパイシーな香りがさらに引き立ちます。ジンジャーワインの量を調整することで、甘さと辛さのバランスを好みに合わせられます。