※ こんにちは、当ブログの管理人です。当ブログではアフィリエイト広告を利用しております。
それではごゆっくりとご覧ください。
スコットランドの偉大な詩人の名を冠した「ボビーバーンズ」は、スコッチウイスキーの芳醇な香りとベルモットの甘やかさ、ベネディクティンの奥深いハーブが織りなす、格調高いクラシックカクテルです。琥珀色に輝くグラスの中には、20世紀初頭ニューヨークの文化と、スコットランドの伝統が溶け合っています。詩的な余韻に浸りながら、特別な夜を演出してみませんか。
レシピと作り方
材 料

Recipe no.503
- スコッチウイスキー・・・・・・30ml
- スイートベルモット・・・・・・30ml
- ベネディクティン・・・・・・・3dash
- レモンピール
※ 1dash = ビターボトル一振り、目安は1滴の量
※ ピール = 果実皮をカクテルに絞って香り付けをする
- このカクテルの〚 材料リスト 〛へ ⇓
スコッチウイスキーのおすすめ銘柄リスト
ベルモットのおすすめ銘柄リスト
作り方

ミキシンググラスに氷を7割~8割ほど入れて、ステアで冷やし、余分に出た水分を捨てます。
スコッチウイスキー、スイートベルモット、ベネディクティンをミキシンググラスに入れます。
しっかりとステアを行い、ストレーナーを付けてグラスヘ注ぎます。
最後にレモンピールをすれば完成です。
- 技法 = ステア
- グラス = カクテルグラス
- アルコール度数 = 26% 前後
- 最適なTPO = 日中 / 食後
- カクテル言葉 = 「 言葉が見つからない 」
- カクテル誕生日 = 「 11月10日 」
ボビーバーンズの由来・特徴
由来・歴史

Photo|ロバート・バーンズ|画像引用 Wikipedia
ボビーバーンズとはスコットランド出身の詩人です。 このカクテルの名前の「 ボビー 」とは愛称のことで、本名はロバート・バーンズです。 なのでカクテルもロバート・バーンズと呼ばれることもあります。
ロバート・バーンズ( 1759年~1796年 )は、教育熱心な父親を持ち、その父親から家業である農業以外にも読み書きを教えられます。その幼いころの読み書きが影響し、詩人となったそうです。
フリーメイソンに加入したロバート・バーンズは、そこで得た人脈を使い詩人としての地位を確立しました。スコットランドの文化や文学に多大な影響を与えた詩人で、彼の作品は現在でも親しまれています。特に彼の詩「 Auld Lang Syne 蛍の光 」は世界的に有名です。
女性関係が盛んで、結婚をして5人の子供を授かりますが、他にも9人の子供がいたそうです。 当然養育費などが足りず、詩人の他に税関関係の仕事を同時期に行います。 副業をしながらでもこの時期に多くの詩集を発表しては結果を出しているそうです。 そんな精力的なロバートはリウマチ熱に苦しみ、37歳という若さで亡くなっています。
現在ではロバート・バーンズの命日である1月25日はバーンズ・ナイトと呼ばれ、バーンズの生涯や詩を記念し祝す日とされていて、伝統料理を食べたり、ウイスキーを飲んだり、バーンズの歌について語ったり歌ったりするそうです。
このカクテルが生まれたのは20世紀初頭、ニューヨークのカクテル文化が花開いた時代です。スコットランド文化とウイスキーへの愛が融合して作られた「 ボビーバーンズ 」は、詩人の名前にちなんで命名されました。詩的な名を持つカクテルとして、文化的背景とウイスキーの奥深さを感じさせる一杯です。
考案者は、1920年代アメリカ・サウスカロライナ州で、「 ハリー・クラドック 」氏が考案しました。ハリー・クラドックと言えば「 サヴォイ・ホテル 」でチーフ・バーテンダーを務め、あのサヴォイカクテルブックを造る際の重要人物であり、バーテンダーの礎を築いた偉人です。
特徴・味わい

Photo|スコッチウイスキーのハイランドパーク
ベースとなるスコッチウイスキーは、麦芽のコクとほのかなスモーキーさが特徴。そこへ、カラメルのような甘さとハーブの香りを持つスイートベルモットが加わり、ウイスキーの力強さを優しく包み込みます。さらに、ほんの少量のベネディクティンが複雑なスパイスとハーブのニュアンスを添え、深みのある味わいへと昇華させるのです。
グラスに注がれた琥珀色の液体は、レモンピールの爽やかな香りとともに口へ運ばれ、濃厚でありながらバランスの取れた味わいが広がります。余韻には詩的な優雅さが残り、ゆったりとした夜にふさわしい一杯といえるでしょう。
Point|バーテンダーからのおすすめ
- ステアは丁寧に・・・氷をしっかり入れたミキシンググラスで、材料が冷えて混ざり合うまで丁寧にステアしましょう。過度にかき混ぜると水っぽくなるため、適度な回数で仕上げるのがコツです。
- レモンピールは仕上げの命・・・カクテルの表面にレモンの皮の油分を絞り出すことで、爽やかな香りが立ち上がります。この一手間が、飲む前の期待感を高めてくれます。
- 相性の良いおつまみ・・・ダークチョコレートやドライフルーツ、スモークサーモンなど、濃厚な風味と塩気のあるおつまみがよく合います。ウイスキーの深みを引き立ててくれるでしょう。
- ゆっくり味わうカクテル・・・アルコール度数がやや高めなので、少しずつ時間をかけて楽しむのがおすすめ。会話を楽しみながら、ゆったりとした夜に寄り添う一杯です。
レシピ動画
- レシピ動画|「 Moody Cocktails 」Channel Home
材料リスト
麦芽の甘い香りとフルーツの香り、チョコレートなどの香ばしさがあり、爽やかさな香り、深いまろやかさ、チョコレートのような甘味とスモーキーさが口の中に広がる一品です。
食前酒、デザートドリンクとしても楽しめる上質のスイートベルモット。ハーブのフレーバーだけでなく、樽熟成によるバニラ香までもリッチに感じられます。
27種類ものハーブとスパイスを独自にブレンドしているフランスの薬草系リキュール。にオーク樽で熟成した後に蜂蜜とサフランをブレンドし、再び蒸留という複雑な製造工程を経ている。
世界クラシックカクテル セールスランキング ベスト 50
イギリスの酒類専門誌「 ドリンク・インターナショナル 」が、「 トップセールス( 販売数 ) 」「 トップトレンド( 流行 ) 」をテーマに、厳選された一流のBARなど100店舗からアンケート調査をし、ランキング化して毎年クラシック・カクテルセールスベスト50として発表しています。
- 画像をクリックでランキング総合ページへジャンプします。
ー ボビーバーンズのランキング歴 ー
- 2022年・44th / 初選出
- 西暦をクリックで年代別ページへジャンプします。
関連のカクテルレシピ リスト






⇒ 画像 / タイトルをクリックでレシピリストページへ
〚 他のカクテル レシピリスト 〛