ペル・メル|カクテルレシピ・作り方・特徴・由来|ドライジン + ドライベルモット + スイートベルモット

ジンベースショートカクテルのペル・メル
目次
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レシピと作り方

ペル・メルの材料

Recipe no.334

  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料

技法 = ステア

1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと
1dash = ビターボトル一振り、目安は1滴の量

ペル・メルの作り方

グラスは カクテルグラスシャンパングラスのクープ型 を使います。

STEP
準備する

ミキシンググラスに氷を7割~8割ほど入れて、ステアで冷やし、余分に出た水分を捨てます。

STEP
材料を合わせる

ドライジンドライベルモットスイートベルモット、ホワイトミントリキュール、オレンジビターをミキシンググラスに入れます。

STEP
ステアする

しっかりとステアを行い、ストレーナーを付けてグラスヘ注げば完成です。


  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
  • アルコール度数 = 22% ~ 23% 前後
  • 最適なTPO = 日中 / クラブ
  • カクテル言葉 = 「 切ない恋心 」
  • カクテル誕生日 = 「 不明 」

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ペル・メルの詳細

歴史・特徴

イギリス・ロンドン・ペル・メル

Photo|現在のペル・メル

由来・歴史 〛・・・ペル・メルは20世紀初頭、特に1920年代から1930年代にかけて誕生したと考えられています。この時代はカクテルの黄金期とも呼ばれ、多くの創造的なカクテルが誕生しました。その背景には禁酒法時代のアメリカでのカクテル文化の発展や、ヨーロッパのクラシックな酒場の影響があり、バーで複雑なリキュールを組み合わせた洗練されたカクテルが広まりました。

「 ペル・メル Pall mall 」とはイングランド・ロンドンの街中にある通りの名前です。 17世紀にこの地区で行われていた球技の名前がペル・メルだったそうで、その名前がこの通りにつけられました。ロンドン中心街付近にあることから、昔からこの通りは様々な文化が根付きました。

18世紀には上流階級の人々が通うショッピング街や高級住宅街となり、多くの作家や芸術家が好んで住んでいたと言われています。 19世紀から20世紀にかけて多くの紳士クラブが建てられ、芸術と社交の中心となりました。 現在でも数は減っているものの、クラブとショッピングができ、住宅もそのまま残っている。


特 徴 〛・・・ペル・メルの最大の特徴は、フルーティーでありながらジンのボタニカルな風味をしっかりと感じることができる点です。ジンの爽やかな風味に、スイートベルモットの甘さと複雑さ、ドライベルモットのほろ苦さが加わり、全体として非常に複雑で奥深い味わいに仕上がっています。


味わい・魅力

ドライジンとドライベルモットとスイートベルモット

味わい 〛・・・ハーブの香りと、爽やかさが特徴のドライベルモット、ハーブの香りとカラメルの甘味が特徴のスイートベルモット、突き抜けるような爽快感が最大の特徴であるホワイトミントリキュール、そしてイギリス生まれのドライジンを混ぜ合わせ、アクセントにオレンジビターを加えたレシピで、飲みごたえ、爽やかさ、飲みやすさ、香りと全てが揃っているとも言えるカクテルです。

こうした風味のバランスが非常に繊細であり、甘さ、酸味、苦味の調和が見事に取れたカクテルです。口当たりが滑らかでありながらも、多様なフレーバーが感じられるため、特にゆっくりと時間をかけて味わうのに適しています。


魅 力 〛・・・ペル・メルの魅力は、その複雑でありながらバランスの取れた味わいと、エレガントな見た目にあります。ジンをベースにしていながら、異なる風味が見事に融合しており、甘さ、酸味、苦味が完璧なバランスで一体となっています。

また、カクテルの色合いも華やかで、淡いピンク色がグラスに映えるため、パーティーや特別なシーンでの一杯としてもぴったりです。見た目が美しいだけでなく、複雑なフレーバーを楽しめることから、カクテルを嗜む人々にとって特別感を味わうことができる一杯です。

ペル・メルは、クラシカルなカクテルでありながら、現代でも十分に楽しめる洗練された味わいを持っています。特別な夜に、ゆったりと味わいながらその複雑で豊かな風味を堪能してみてください。そのエレガントな仕上がりと、多層的なフレーバーが、まるで贅沢な時間を演出してくれることでしょう。

ペル・メルの材料

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ベースのお酒・ジン

ボンベイジンをモデルにしたジンのタイトル

ジンとは世界4大スピリッツの一つで、その中でもカクテルレシピは一番多いと思われます。

誕生はオランダですが、オランダをはじめイギリス、ドイツと各国が独自に成長、発展をしていったスピリッツで、現在ではロンドン・ドライジンが世界で主流となっています。

ジンの歴史

イギリスのジン狂気時代の販売店

ジンの原型となる「 ジュネヴァ 」は現在のオランダ・ベルギーで誕生しました。

最初薬用酒としてこの世に生まれたジュネヴァは、ジェニパーベリーの良い香りが人気の原因となり、オランダ国民に深く浸透します。

その後イギリスに持ち込まれたジュネヴァは、イギリス国内でも人気を博し、ジンと名前を変え、18世紀には歴史上最高のジン消費量を記録します。

ジンのおかげで税収も増えますが、それと同時にアルコール中毒や犯罪をも増加させ、一時死亡率が出生率を超えてしまうほどの社会問題に発展してしまいます。

後にこの時代を「 狂気のジン時代 」と呼ぶようになります。

19世紀に入ると連続式蒸留機の発明により、それまでの雑味を砂糖や大量のボタニカルで隠す必要がなくなり、クリーンで上質なジンが製造可能となります。

そしてジンは海を渡りアメリカへと伝わると、やはりそこでも人気を得て、それまでとは違いカクテルベースとして使用されるようになり、世界中で飲まれるようになりました。

これらが「 ジンはオランダで生まれ、イギリスが育み、アメリカが輝かせた 」という言葉が生まれた原型です。

ジンの原料・製法

未熟な緑色の球果と成熟した紫色の球果が同じ植物体上で成長している杜松果

Photo|ジュニパーベリー

まず麦などの穀物を酵素と水と一緒に糖化させます。その後糖化した材料をアルコール発酵させ、連続式蒸留機でアルコール度95%以上のニュートラル・スピリッツをつくります。

出来上がったニュートラル・スピリッツにジュニパーベリーをメインとした様々なボタニカルを漬け込み、約1日間おきます。 使うボタニカルは、シトラスコリアンダーカルダモンキャラウェイなど様々です。

これらに決まりはなく、各蒸留所が決めた素材を使い、その蒸留所の個性としてつくられます。 日本は日本ならではの玉露柚子山椒などが使われています。

漬け込みを終えると再度蒸留し、加水してアルコール度数40%前後( 定義は37.5%以上 )に調整しボトリングして完成です。

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ジンの種類

 ドライ ジン 

ボンベイサファイヤドライジン

辛口とキレが最大の特徴で、カクテルレシピの数も他のスピリッツに対して圧倒的な数があり、カクテルの王様と呼ばれる「 マティーニ 」や、薬用酒として生まれた「 ジントニック 」、「 ギムレット 」もジンベースです。

ドライジンの定義に「 ジュニパーベリーを香りの主とする 」という決まりがあるため、その香りは共通しています。

ただそれ以外の定義は自由度が高いので、各蒸留所の土地や文化によって様々な個性を出しています。

Photo|ボンベイサファイア Bombay sapphire

  • ドライジンの主なブランド ⇒ コチラ

 ジュネヴァ 

ジンの誕生はこのジュネヴァが最初でした。 ジュネヴァは順調に輸出量を増やしていき、世界で最も飲まれているジンになりましたが、アメリカの禁酒法をキッカケにドライジンが世界の主流となりました。

現在は大量生産にこだわらず、職人の手作りによって、丁寧な製法で世界に流通しています。

ドライジンよりも甘味が感じられ、樽熟成を行うものも多くあります、そのため琥珀色をしたジュネヴァは、飲むと口当たりが柔らかく飲みやすいのが特徴です。

オランダ産ジン・ノールドオールドジュネヴァ

Photo|ノールド・オールド・ジュネヴァ Noord’s

  • ジュネヴァの主なブランドは ⇒ コチラ

 シュタインヘーガー 

ドイツ産ジン・シュリヒテシュタインヘーガー

ジュネヴァ、ドライジンとは別の道を辿り、独自に発展を遂げてきました。

国から守られ、地域限定の生産をしているシュタインヘーガーは、ジュネヴァ同様大量生産にこだわらず、丁寧な職人の手作り製法によって現在も飲まれ続けています。

カクテルに使われることはあまりなく、ストレートやオンザロックで飲まれることが多いです。

日本酒を普段飲まれている方には、このシュタインヘーガーをお勧めします。

Photo|シンケンヘーガー Schinken hager

  • シュタインヘーガーの主なブランドは ⇒ コチラ

 クラフト ジン 

2015年辺りから急成長している新しいジャンルです。

クラフトジンには定義はなく、全体的にコンセプトがあることが特徴です。バラときゅうりという異色の素材を使ったり、オリエンタルなスパイスやハーブであったりと様々です。

2016年に京都で日本初のジンが蒸留されると、一気に他の蒸留所や大手飲料企業もクラフトジンを生産。

日本ならではの玉露山椒柚子などをつかったものが生産されています。各銘柄にそれぞれの個性が強く出ていて、色々な甘味や香りを楽しめます。

ボタニストクラフトドライジン

Photo|ザ・ボタニスト The botanist

  • クラフト・ジンの主なブランド ⇒ コチラ

 オールド・トム・ジン 

ヘイマンズオールドトムジン

18世紀のロンドンで、税金から逃れるため、密売を行う際に猫の看板を設置し、口にお金を入れ、猫の手足に繋がっている管からジンが出てくる仕掛けを作りました。

その猫の名前が「 オールド・トムキャット 」と呼ばれ、このジンの名前の由来となりました。

通常のドライジンに加糖したもののことを指し、シトラスなどのフレーバーを追加されているものもあり、口当たりはまろやかなものが多いのが特徴です。

Photo|ヘイマンズ Hayman’s

  • オールド・トム・ジンの主なブランド ⇒ コチラ

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今回紹介したカクテルの材料

ー ベルモット Vermouth ー

グラスに入ったマルティーニ・ドライベルモットとそのボトル

「 ベルモット Vermouth 」とは、白ワインをベースに、ニガヨモギ など様々なハーブやスパイスなどを使い、スピリッツを加えたフレーバー・ド・ワイン( 強化ワイン )です。

製造方法や原料は全てを公表しておらず、大まかなことしかわかっていません。 原料はハーブの名前がそのまま付いてある通り、キク科ヨモギ属の多年草「 ニガヨモギ 」を主体としています。

ベースのお酒は白ワインで、ニガヨモギをはじめとした、苦レモン、シナモンコリアンダーナツメグアンジェリカカルダモンフェンネルジュニパーベリークローブ、etc…といった20種類以上ものハーブやスパイスを白ワインに漬け込みます。

ベルモットには主にドライとスイートがあり、カクテル材料には欠かせない存在です。

ドライベルモット・・・辛口のベルモットです。 フランスで生まれたことから「 フレンチ・ベルモット 」と呼ばれています。 ブランドによって異なりますが、色は無色透明から少し黄色が入ったものまであり、スッキリとした味わいとサッパリ感、そしてハーブの香りが特徴で、その特徴からかカクテルの材料に多く使われています。
スイートベルモット・・・甘口のベルモットです。イタリアで生まれたことから「 イタリアン・ベルモット 」と呼ばれています。色は濃い赤色をしていることや、ロッソと呼ばれたりもしますが、カラメル等の着色をしているのであって、赤ワインの色ではありません。 特徴はやはりハーブの香りとその甘味でしょう。 しっかりとした風味があるので、ドライベルモットよりもロックなどで飲むのに向いているかもしれません。

少しの苦味とハーブなどの香りが特徴で、食前酒としてロックなどそのまま飲まれることが多いですが、カクテルでも多くのレシピに登場します。

  • ベルモットの歴史・原料・製法・主なブランドなどは ⇒ コチラ

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ビルド & ステア

バー店員がドリンクをかき混ぜている様子を題目にしたステア&ビルド記事

ショートカクテルを作る際、ロングカクテルのようにグラスの中に直接材料を入れる技法「 ビルド 」ができないため、ミキシンググラスで材料を混ぜ合わせて( ステア )、小さめのグラス( カクテルグラス )に注ぐ技法を用います。

ステアとは?

カクテル道具のミキシンググラスとストレーナー

簡潔に言うとステアとは、「 バースプーンで混ぜる 」ことです。

ショートカクテルの場合、ミキシンググラス( 写真 )と呼ばれる大きくて厚みのあるグラスに、氷と材料を入れ、かき混ぜるスタイルです。

ステアにはもう一つ役割があり、「 冷やす 」という役目もあります。基本的には常温保存されている材料が多く、それらを冷やすために行います。

簡単にまとめますと、「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。

バースプーンの使い方

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます(ドリンクを体温で温めないため)右手はバースプーンを持ちます。(左利きの人は逆になります)
Step 2 = バースプーンを動画にあるように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

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カクテルのTPO用語

オールデイカクテル All day cocktail

ランチとディナー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。

そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。

クラブ・カクテル Club cocktail

今から約100年以上前( 現在2023年 )アメリカやイギリスで上流階級の男性達が集まるパーティーが盛んにおこなわれるようになりました。 そこでは政治、経済が動くこともあるほどの食事会で、そこで連帯感を出すために会員にしか飲めないカクテルが提供されるようになりました。それが「 クラブカクテル 」の発祥だとされています。

有名なものでジンベースに「 クローバークラブ 」があり、このカクテルはアメリカのクラブで飲まれていたカクテルで、クラブカクテルの中でも最も有名なものです。

晩餐会の様子

現在では誰もが飲むことのできるカクテルとなり、世界的に飲まれ続けているカクテルです。

現在でのクラブカクテルは、ディナーの際にオードブルやスープの代わり、または一緒に提供されているカクテルの名称になっています。

特徴は、たまご( 卵白や卵黄のどちらかの場合も多くある )を使ったカクテルが多く、まろやかさやコクなどが強調されているカクテルが多いです。他にも甘味が強い材料や、食事に合わせてブランデーやワインを使う事もあるようです。

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ペル・メルにおすすめのグラス

カクテルグラス Cocktail glass

カクテルグラス・ショートグラス

逆三角形の形をした脚付きグラスです。 カクテルといえば多くの人がこのグラスを思い浮かべるのではないでしょうか。

脚が付いている理由は、ドリンクが入っている逆三角形の部分を手で温めてしまわないように付いています。飲むときは脚を持つようにしましょう。

カクテルには色彩を楽しむものも多くあり、カクテルの美しい色合いを邪魔しないためカクテルグラスは主に無色透明で、引き立て役として存在します。

一説にはマティーニを飲むために生まれたとも言われており、古くから「 マティーニグラス 」とも呼ばれています。

容量は少量しか入らず、グラスの中で直接混ぜることができないため、シェーカーか、ミキシンググラスで混ぜた後このグラスに注ぎます。

使っているカクテルは「 マティーニ 」や「 マンハッタン 」、「マルガリータ 」など有名なカクテルが多くあります。 標準は、60mlが程よく入る90ml、大型のもので 120ml ~ 150ml のものがあります。

シャンパングラス Champagne glass

シャンパングラスは口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」があります。 

クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。

当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。

シャンパングラスのフルート型とクープ型

フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に一緒に作られました。

始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにも使われたそうです。容量は180ml ~ 300mlが一般的。

ペル・メルで使う道具

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