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レシピ
材 料
Recipe no.453
- 赤ワイン・・・・・・・・・・・適量
- グレナデンシロップ・・・・・・2tsp
- オレンジ、リンゴ、イチゴのカット
- ミントの葉
技法 = ビルド
※ フルーツはワインに合うお好みのものを入れましょう。
作り方
グラスは ワイングラス、ゴブレット、タンブラーグラス が使いやすくおすすめです。
- Step 1 = ワインとフルーツは冷やしておきましょう。
- Step 2 = お好みのフルーツをカットし準備します。
- Step 3 = グラスにワイン、グレナデンシロップ、カットしたフルーツを入れます。
- Step 4 = 軽く ビルド をしてミントを飾り完成です。
- アルコール度数 = 12% 前後
- 最適なTPO = 日中
- カクテル言葉 = 「 不明 」
- カクテル誕生日 = 「 不明 」
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日本でのサングリア
今回紹介した「 サングリア 」とは、ワインにカットフルーツなどを漬け込んだスペインやポルトガルで日常で飲まれている定番カクテルです。発祥はこの二か国のどちらかとされていて、それを明確にするものなどは残っていないためわかりません。
元々安価なワインや雑味が多いワインなどや、飲み頃を過ぎてしまったワインを飲めるように工夫していたことが始まりで、大きい器などにワインを入れ、そこに様々なフルーツを入れて雑味を隠したり、フルーティーで飲みやすくしていました。
しかし現在ではカクテルの一つとして世界中で飲まれてます。 ただ日本の一般家庭でつくる事はできないようです。 それは酒税法の中に「 アルコール度数20%以下のお酒を使用したお酒の作り置きを禁止 」しているからです。 ワインはアルコール度数約15%前後のため、日本で酒類製造免許を持っていないであろう一般家庭では作ることができません。 しかし日本には昔から家庭でつくられているお酒があります、そう「 梅酒 」です。
ではこの法律は梅酒はどうなるの? と思う方は多くいると思います。 この作り置き禁止の法律には細かくルールがあり、アルコール度数の規制だけではなく、原材料にも決まりがあり、ワインの原料であるブドウは禁止項目の中にあり、梅酒に使われる甲類焼酎は禁止項目の中に入っていないのです。
それと梅酒に使われる甲類焼酎のアルコール度数は約35%前後なのでここもクリアしています。 なのでサングリアは違法、梅酒は合法ということになります。 ただ「 作り置き 」しなければ違法にはならないため、その場でつくってその場で飲むのであれば問題ありません。
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それぞれのサングリアに合う果実
サングリアの基本ワインは赤ワインですが、他の白ワインやロゼワイン、スパークリングワインも使われることがあります。 そしてそれぞれのワインに合う果実も当然あります。
- 赤ワイン・・・・・・・・リンゴ・バナナ・オレンジ・イチゴ・ブルーベリー・チェリー・イチジク・キウイ
- 白ワイン・・・・・・・・リンゴ・オレンジ・グレープフルーツ・パイナップル・桃・レモン・ライム・洋ナシ
- ロゼワイン・・・・・・・オレンジ・パイナップル・桃・洋ナシ・キウイ
- スパークリングワイン・・リンゴ・洋ナシ・キウイ・桃
特徴・感想
本来スペインやポルトガルなどではピッチャーにワインをボトル一本分ほどと、各種のフルーツをカットしたものを入れ、一晩寝かすのですが、日本ではできないため、お好みのカットしたフルーツをワイングラスなどに入れ、ワインを注ぎ飲むスタイルとなります。作り置きができないため、マドラーなどで軽く潰すのも一つの手法かと思います。
飲むとフルーティーな香りとワインの香りが混ざり合い、飲みやすくなっています。 サングリアとは赤ワインを使った時の場合で、白ワインを使うときは「 サングリア・ビアンコ 」、スパークリングワインんの時は「 サングリア・スプマンテ 」と呼びます。
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世界クラシックカクテル セールスランキング ベスト 50
サングリア < Sangria >
- 2018年・49th / 初選出
イギリスの酒類専門誌「 ドリンク・インターナショナル 」が、「 トップセールス( 販売数 ) 」「 トップトレンド( 流行 ) 」をテーマに、厳選された一流のBARなど100店舗からアンケート調査をし、ランキング化して毎年クラシック・カクテルセールスベスト50として発表しています。
- 画像をクリックでランキング総合ページへジャンプします。
- 西暦をクリックで年代別ページへジャンプします。
関連カクテルレシピ リスト・一覧
※ 画像をクリックすると、レシピ リスト・一覧ページへジャンプします。
〚 他のカクテル レシピリスト 〛
このカクテルに使う材料
今回紹介したカクテルの材料
グレナデンシロップ
グレナデンシロップとは、ザクロの果汁に砂糖を加えてつくったノンアルコールのシロップ。 現在ではザクロのみではなく、木イチゴ、カシス、エルダーフラワーなど様々なベリーなどを使って製造されています。
カクテルでの使用は、色を付けるために使われたり、風味を加えるためや、甘味を足すために使用されています。カクテルでの使用だけではなく、お菓子作りの色付け、香りづけなどにも使われています。
グレナデンシロップのグレナデンとは、フランス語で「 グルナディンヌ grenadine 」が少し変わってグレナデンとなりました。 意味は直訳すると「 ザクロから生まれたもの 」になり、グレナデンのみではシロップの意味はありません。
日本やフランスなどではグレナデンシロップとザクロのシロップは同じものという考えがありますが、アメリカやイギリスなどの英語圏では数種類のベリーをまぜたシロップという認識が一般的です。
ちなみにオルスデローエ・グレナデンというリキュールが存在していますが、これはザクロのリキュールであって、製法もグレナデンシロップとは違いますし、アルコールが入っていますので別物という認識が必要です。
- グレナデンシロップの歴史・原料・種類は ⇒ コチラ
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ビルドとは?
材料をグラスに入れて混ぜることを言います。 この「 混ぜる 」にはいくつか種類があり、今回のカクテルには「 ビルド 」を使用します。
お家で簡単人向け
バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままクルクル回します。 炭酸系を使っている場合は、早く混ぜると炭酸が膨れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。
本格的にやってみたい人向け
Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます(ドリンクを体温で温めないため)右手はバースプーンを持ちます。(左利きの人は逆になります)
Step 2 = バースプーンを左の写真にあるように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。
この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。
- バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ
カクテルを飲むタイミング用語 TPO
オールデイカクテル All day
カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるためにサッパリとさせている食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテル。 眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。 オールデイ・カクテルとは、そういったシチュエーションなど向き不向きが無いカクテルのことです。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
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このカクテルのおすすめ グラス
ワイングラス Wine glass
基本的に赤ワインは常温で飲むことが多く、白ワインは冷やして飲みむことが多いため、赤と白で形や容量が異なります。容量が150mlくらいのものが白ワイン、200mlくらいのものが赤ワインというのが一般的です。またワインは赤白だけではなく、産地によって味や風味が変わるため、それに合ったグラスを使用することがあるようです。
ゴブレット Goblet
ゴブレットとはグラスに土台と足が付いたグラスの事です。
特徴としてはワイングラスのように足が長くないことと、容量が多く入ることで、タンブラーグラスの代わりや、氷をたっぷり使うカクテル、ビール、ドリンク以外で使われ、パフェなどのデザートの器としても使われます。
使い勝手が良く、見た目も上品さと可愛らしさがあり、様々なシチュエーションであったり、お店などで幅広く使われています。
ゴブレットが誕生したのは14世紀だと言われていて、名前はフランス語で、「 Goblet 」と表記します。 元々は「 ゴブレー 」と呼んでいたそうですが、いつの間にか「 ゴブレット 」となったようです。
聖杯にもこのゴブレットが使われており、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。
タンブラーグラス Tumbler glass
カクテルのみならず様々なドリンクに使われる最も一般的なグラスです。
「 タンブラー Tumbler 」の語源は「 倒れるもの 」や「 転ぶもの 」の意味があり、元々獣を狩り、残った角等をくり抜いてコップにし、底が真っ平にはならなかったので、よく倒れていたことからこの名前が付いたそうです。
別名ハイボールグラスとも呼ばれることがあり、主にハイボールスタイルや、ソフトドリンクなどに使われています。 オールドファッションドグラス( ロックグラス )を原型として誕生したとも言われ、オールドファッションドグラスをそのまま縦に長くしたような形をしています。
使い勝手が良く、容量も多く入るため、どの家庭にも必ずいくつかはあるグラスで、用途がおおいためか容量の種類も一番多くあると言っても過言ではないでしょう。
素材もガラス製だけではなく、木製、金属製、陶器、プラスチック製と様々なものがあります。 容量は6オンスの180ml、8オンスの240ml、10オンスの300mlが一般的で、飲食業界では略して6タン、8タン、10タンなどと呼ばれているそうです。容量は180ml ~ 300mlが一般的。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ