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本来「 スカッシュ 」とは「 押しつぶす 」という意味で、搾った果実類の汁をシュガーシロップなどの甘味料とソーダなどの炭酸飲料と混ぜ合わせるカクテルスタイルの名前なのです。柑橘系酸味の中に微かな苦味を感じ、それをわずかな甘味を加え、爽快感ある炭酸飲料で割ったレシピで、爽やかでサッパリとしたテイストが、今でも飲まれている理由です。
レシピと作り方
材 料

Recipe no.661
- レモンジュース・・・・・・・・20ml
- シュガーシロップ・・・・・・・10ml
- ソーダ・・・・・・・・・・・・Full
- レモンスライス
※ Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと
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作り方

グラスにレモンジュースとシュガーシロップを入れてステアします。
氷をいれたら、泡立たないようにソーダを入れます。
炭酸類を混ぜる場合は、ゆっくりと1回転~2回転 ステアし、バースプーンで氷をゆっくりと持ち上げ、ゆっくりと下ろせば混ざります。
グラスの中にバースプーンやマドラーを使ってレモンスライスを入れると完成です。
Point = レモンジュースはご自身で搾ったフレッシュタイプと、市販のものとでは分量が変わります。
どちらを使うとしてもはじめは20mlで、後はご自分の好みによって容量を調整しましょう。
- 技法 = ステア
- グラス = コリンズグラス / タンブラー
- スタイル = スカッシュ
- アルコール度数 = 0%
- 最適なTPO = 日中 / 食前
- カクテル言葉 = 「 不明 」
- カクテル誕生日 = 「 不明 」
レモンスカッシュの詳細・動画
誕生・歴史

レモンスカッシュのルーツは、中世ヨーロッパで薬用として飲まれていた「レモン水」にまで遡ります。当時、レモンは中国南部やインダス地方からシルクロードを経てヨーロッパへ伝わり、最初は観賞用植物として扱われていました。やがて中東で健康のために料理やシャーベットに使われていたレモンが地中海諸国へ広がり、ヨーロッパでも食用として定着していきます。17世紀には、貴重だったレモンを使ったレモン水が貴族階級の富の象徴として愛飲されるようになりました。
転機が訪れたのは18世紀。炭酸水の誕生により、レモン水に爽快な泡が加わり、庶民の間でも人気が爆発します。そして19世紀初頭のイギリスで、インドや西インド諸島の植民地から輸入されたレモンを使い、果汁を「押しつぶす(Squash)」という製法から「レモンスカッシュ」という名が誕生しました。特に暑い気候で求められる爽やかさが支持され、19世紀後半にはイギリス全土で夏の定番ドリンクとして定着。20世紀には市販品も登場し、世界中で愛される清涼飲料へと発展していったのです。
特徴・味わい

レモンスカッシュは、輝くような淡い黄色が美しい、ノンアルコールの爽快カクテルです。ベースとなるレモンジュースは、柑橘特有の鋭い酸味と、皮に含まれるほのかな苦味、そして果汁のフレッシュな香りが特徴。そこにシュガーシロップの優しい甘味を加えることで、酸味がまろやかになり、飲みやすさが生まれます。仕上げに注がれる炭酸水は、無色透明で刺激的な泡が弾ける爽快感を添え、全体を軽やかに引き立てています。グラスに浮かぶレモンスライスは、まるで夏の太陽を閉じ込めたような鮮やかさ。
一口飲むと、まずレモンの清々しい酸味が舌を刺激し、次に優しい甘味が口の中に広がります。炭酸の泡が喉を駆け抜ける瞬間には、体中に清涼感が満ちていくよう。後味にはレモンの爽やかな余韻が残り、もう一口飲みたくなる心地よさです。お酒が苦手な方や、運転する方、妊娠中の方でも安心して楽しめる、誰にでも優しい一杯。暑い日のリフレッシュに、ぜひ味わってほしいカクテルです。
Point|バーテンダーからのおすすめ
- 相性の良い食べ物・おつまみ・・・揚げ物やフライドチキンなど、油を使った料理との相性が抜群です。レモンの酸味が脂っこさを洗い流し、炭酸の爽快感が口の中をリセットしてくれます。
- 炭酸の扱い方・・・炭酸水は氷を入れた後に静かに注ぎ、泡を潰さないよう注意しましょう。ステアは1〜2回転程度に留め、バースプーンで氷を上げ下げする程度で十分に混ざります。
- シロップのアレンジ・・・シュガーシロップの代わりにはちみつやアガベシロップ、グレナデンシロップを使うと、風味に変化が生まれます。モナンシロップなど様々なフレーバーで自分好みの味を見つけるのも楽しみです。
- レモンの選び方・・・できるだけ新鮮なレモンを使い、搾りたての果汁で作ると香りが格段に良くなります。レモンスライスは薄めにカットすると見た目も美しく、飲みやすく仕上がります。
レシピ動画
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材料リスト
瀬戸内レモンと北海道てんさい糖だけで作った、保存料不使用の安心レモネードベース。ゆっくり搾った果汁とゼストの香りが織りなす、本格的な味わいをご家庭で。
創業1885年の日本の老舗で、明治時代には洋食文化が次々と輸入される中、食品界の時代の最先端を走ってきたブランドです。糖度が高いので伸びがよく、ほのかに漂うバニラの香りが特徴です。
キリンの無糖・強炭酸水、飲みきりサイズで便利です。炭酸類は一度フタを開けてしまうと、保存用のフタをしても炭酸は抜けていきます。 カクテルで使う場合は、使いきりのものをおすすめします。
国内有数のレモンの産地である四国愛媛県で、温暖な気候から生まれた国産レモンです。 防腐剤、防カビ材不使用の安心栽培のレモンをご堪能ください。
レモンスカッシュのアレンジやバリエーション 10選

Photo|左からジョンコリンズ、グレナデンフィズ、アスターレモネード
- アスターレモネード・・・強めの酸味とソーダの爽快感がサッパリとしたテイストにしているノンアルコールカクテルで、グレナデンシロップによる赤のグラデーションがキレイなカクテルです。
- グラスゴーフリップ・・・卵が入った爽やかなドリンク。コクがありとろけるような舌ざわりが特徴で、ジンジャーエールで割るので、爽快感のある辛味と爽やかさも持ち合わせています。
- グレナデンフィズ・・・辛味とキレのドライジンに、酸味のレモンジュース、爽やかな甘味のグレナデンシロップをソーダで割るレシピで、爽快感と飲みやすさが特徴のフィズスタイルカクテルです。
- トムコリンズ・・・ジンのドライ感とキレ、レモンジュースの柑橘系の酸味が合わさり、それを爽快感と喉越しが良いソーダで割ったレシピで、キリッとした口当たりに、飽きにくさと飲みやすさを兼ね備えた定番カクテルです。
- シンガポールスリング・・・ドライジンの辛味と飲みごたえに、レモンジュースの酸味を加え、爽快感と喉越しのソーダで割り、チェリーの甘味と香りが特徴のチェリー・ブランデーを沈めたレシピで、見た目はネーミングの通り美しい2層になっていて、爽やかさと程よい甘味を感じられます。
- ボストンクーラー・・・辛味と甘味持つジンジャーエールを満たすレシピで、シンプルだからこそ何度でも飲める爽快感と飲みごたえを持ったカクテルです。
- カリフォルニア・レモネード・・・バーボンウィスキーの芳醇な香りが印象的。酸味が強く感じられますが、ほのかな甘味とウィスキーの飲みごたえにソーダの爽快感が合わさったカクテルです。
- ジンフィズ・・・辛口のジンをベースに、柑橘系酸味のレモンジュースと砂糖の甘味を加え、爽快感あるソーダで割ったレシピ。爽やかで飲みやすく、飽きも来ないことから、長年飲まれ続けているカクテルです。
- レールスプリッター・・・柑橘系酸味のレモンジュースに、シュガーシロップの甘味を加え、辛味と爽快感のあるジンジャーエールで割ったレシピで、酸味、甘味、辛味が一体化したカクテルです。
- ジョンコリンズ・・・ウィスキーの奥深いテイストと香りが酸味と炭酸が合わさることで、爽快感と芳醇さを合わせた爽やかなカクテルに仕上がっています。
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