レシピと作り方
ベネツィアモヒートの材料
Recipe no.472
- アペロール・・・・・・・・・・45ml
- ライムカット・・・・・・・・・1個
- ミントの葉・・・・・・・・・・6枚
- 白砂糖・・・・・・・・・・・・1tsp
- ソーダ・・・・・・・・・・・・Full
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技法 = ステア
※ 1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと
※ Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと
- アペロールの歴史・製造・主なカクテルは ⇒ コチラ
ベネツィアモヒートの作り方
グラスは タンブラーグラス がつくりやすいのでおすすめです。他には ゴブレット も口が広くつくりやすいです。
グラスにミントの葉5枚、ライムカット、砂糖を入れ、ペストルなどで軽く潰します。
アペロール、氷を入れ、泡立たないように静かにソーダを満たし、ゆっくりと軽くステアをします。
炭酸類を混ぜる場合は、ゆっくりと1回転~2回転 ステアし、バースプーンで氷をゆっくりと持ち上げ、ゆっくりと下ろせば混ざります。
最後にミントの葉を飾り完成です。
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ベネツィアモヒートの特徴・感想
Photo|ヴェネツィアの街並み 1
今回紹介した「 ベネツィアモヒート 」のベネツィアとは、イタリア・ヴェネト州にある土地の名前で、別名「 水の都 」とも呼ばれている街の名前です。 アドリア海に面していて、海に連なる潟湖上( ラグーン )に造られた都市で、その美しさから、イタリアを代表する観光名所として世界中で人気だり知名度の高い街です。
アニメ・ワンピースで登場する都・ウォーターセブンのモデルとなっていて、街をモデルにしていること以外にも、仮面を被ったカーニバル( ヴェネツィア・カーニバル )や高潮( アックア・アルタ )も出ています。
現在はボートなどで運送が行えていますが、昔は車両系が通れず、橋はボートが通れるように階段になってるため自転車やリヤカーなどを使うこともできず、物資が入りにくいことから、靴、パン、食器などの日用品の職人がずっと残っていることも特徴的です。
Photo|ヴェネツィアの街並み 2
「 モヒート 」とはラムベースの中でもいくつかある代表的な存在で、毎年世界クラシックカクテル・セールスランキングの上位に選出されているほど世界的に人気の高いミント香りが特徴的なカクテルのことです 。
ヴェネツィア・モヒートとは、イタリアで大人気のリキュール「 アペロール 」をラムの代わりにベースにしたモヒートのことで、ミントの葉を潰して香りと風味を出し、オレンジとハーブ類などの香りと苦みを持つアペロールと酸味のライム、ソーダを混ぜ合わせたレシピで、爽やかさとクセになる苦味が特徴的な一品です。
ベネツィアモヒートの材料
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モヒートの由来とバリエーション
「 モヒート Mojito 」とはキューバ・ハバナが発祥とされていて、ミントの爽やかさから夏の定番カクテルとして世界中で飲まれているロング・カクテルです。
モヒートの誕生
「 モヒート Mojito 」とはキューバ・ハバナが発祥とされていて、ミントの爽やかさから夏の定番カクテルとして世界中で飲まれているロング・カクテルです。
モヒートが誕生したのは16世紀後半で、スペイン領を中心に略奪行為をしていた海賊フランシス・ドレークの部下であるリチャード・ドレークが、モヒートの元となったドリンクをキューバの人々に伝えたのが始まりです。
当時はこのドリンクを「 ドラケ 」と呼んでいて、サトウキビを原料とした蒸留酒( ラムの前身 )と砂糖、ライム、ミントを混ぜ合わせて飲んでいたそうです。
19世紀後半にバカルディラムが誕生し、キューバ国内で流行すると、ドラケで使われていた粗悪で荒いラムがバカルディラムに切り替わり、モヒートが誕生しました。
そしてその後キューバ革命によってバカルディはキューバから撤退すると、モヒートに使われるラムはハバナクラブが使われるようになり、現在でもモヒートのベーススピリッツはハバナクラブのラムが使われています。
Photo|リチャード・ドレーク|画像引用 Wikipedia
モヒートのバリエーション
- モヒート・・・・・・・・・ラムをベースとしたモヒートの本家本元
- グランマルニエモヒート・・ベースをオレンジキュラソーに変えたレシピ
- 焼酎モヒート・・・・・・・ベースを芋焼酎に変えたモヒート
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ベースのお酒・アペロール
アペロールとは?
「 アペロール Aperol 」とはイタリア生まれのハーブ & ビター系のリキュール( 混成酒 )です。
日本ではあまり認知度は高くありませんが、リキュールの中では世界で10位以内に入る販売数を誇っています。
オレンジのようなフレッシュな香りとハーブの香りがあり、口当たりはまろやかさを感じられ、少しの苦味が奥深さを感じることができます。
ロックスタイルやストレートで飲まれることがありますが、ジュースなどと割って飲まれることも多いです。 オレンジジュース、レモンジュースなどの柑橘系の果実ジュースとの相性が特に良くおすすめされていますが、ソーダやトニックウォーターなどの炭酸類とも相性が良いという万能ぶりです。
少しの苦味があり、フルーティーな香りがすることから食前酒( プレディナー )として飲まれることが多く、ソーダで割ったりするとさらに飲みやすくなりイタリアを始め、世界中で飲まれています。
アルコール度数は11%と低く、飲みやすい事からお酒やカクテル初心者から、玄人、男性、女性問わず飲まれていて、おすすめできる一品です。
製造法は誕生から変わらないレシピで、そのレシピは誕生から現在まで最高機密として公開されていません。 わかっている部分はゲンチアナ、ルバーブ、キナなどのハーブ類と高品質なオレンジなどのフルーツ類を絶妙なバランスでブレンドし、蒸留酒に浸漬させる方法で製造されているといことです。
アペロールの歴史
アペロールが誕生したのは1919年で、これは瓶のラベルにも記載されています。開発者はイタリア北部のパドヴァで育ったルイジとシルヴィオのバルビエリ兄弟で、父からバルビエ社を受け継ぐと1912年からアペロールの開発に取り組みます。 7年という歳月を費やし、試行錯誤の末、1919年に販売を開始したのです。
商品名のアペロールという名前は、アペリティフ( 食前酒 )が由来となっています。
徐々にイタリア中の若者を中心に人気が出始め、カフェなどで飲まれるようになります。
そして1950年にカクテル「 アペロール・スプリッツ 」が誕生します。 このカクテルは大人気になりアペロールと共に世界へと知れ渡っていきます。
2003年にカンパリグループに買収されると、カンパリはこのアペロールの販売に力を入れます。カンパリの強みでもある広告やキャンペーンを積極的に行い、世界中でカンパリ同様人気が出るようになりました。
そのすぐ後の2009年頃には、カクテル・アペロール・スプリッツも続いて大人気となり、イタリア全土だけではなく、世界中で飲まれるようになります。 現在では2015年から始まったイギリス酒類出版社が、厳選した世界中のBAR約100店舗からデータを取った「 世界クラシックカクテル・セールスランキング 」に必ず選出され、3度も10位以内に入るという人気カクテルです。このカクテルのおかげでアペロールはさらに人気を高めることができました。
- アペロールの歴史・製造・主なカクテルは ⇒ コチラ
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ビルド & ステア
「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。
「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。
炭酸系の混ぜ方
炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。
バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。
混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。
バースプーンの使い方
Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。
この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。
- バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ
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カクテルのTPO用語
オールデイカクテル All day
カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。
そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。
プレディナー Pre dinner cocktail
プレディナーカクテルとは食事前に飲むお酒のことです。
胃を刺激して消化液の分泌を促進することで、消化器官の負担を軽くする働きがあり、食欲増進の効果があります。
プレディナーの習慣が誕生したのは、18世紀後半から19世紀にかけての間にフランス、イタリアの貴族間から始まったそうです。
プレディナーの特徴はアルコール度数が低いこと、スッキリとした口当たりに爽やかさや爽快感があるものが多いです。 テイストは爽やかな甘味、少しの苦味や酸味が特徴的です。
お酒の種類はスパークリングワインやビールなどの炭酸類が多く見られ、リキュールではアペロールやカンパリといった少し苦味があり、ハーブなどの香りがするリキュールが使われることが多いようです。 カクテルも香り、苦味、爽やかさを使ったものが多く、種類も豊富にあります。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
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ベネツィアモヒートにおすすめのグラス
タンブラーグラス Tumbler glass
「 タンブラー Tumbler 」の語源は「 倒れるもの 」や「 転ぶもの 」の意味があり、元々獣を狩り、残った角等をくり抜いてコップにし、底が真っ平にはならなかったので、よく倒れていたことからこの名前が付いたそうです。
別名ハイボールグラスとも呼ばれることがあり、主にハイボールスタイルや、ソフトドリンクなどに使われています。 オールドファッションドグラス( ロックグラス )を原型として誕生したとも言われ、オールドファッションドグラスをそのまま縦に長くしたような形をしています。
使い勝手が良く、容量も多く入るため、どの家庭にも必ずいくつかはあるグラスで、用途がおおいためか容量の種類も一番多くあると言っても過言ではないでしょう。
素材もガラス製だけではなく、木製、金属製、陶器、プラスチック製と様々なものがあります。 容量は6オンスの180ml、8オンスの240ml、10オンスの300mlが一般的で、飲食業界では略して6タン、8タン、10タンなどと呼ばれているそうです。、10タンなどと呼ばれているそうです。容量は180ml ~ 300mlが一般的。
ゴブレット Goblet
ゴブレットとはグラスに土台と足が付いたグラスの事です。
特徴としてはワイングラスのように足が長くないことと、容量が多く入ることで、タンブラーグラスの代わりや、氷をたっぷり使うカクテル、ビール、ドリンクなどで使われ、パフェなどのデザートの器としても使われます。
使い勝手が良く、見た目も上品さと可愛らしさがあり、様々なシチュエーションであったり、お店などで幅広く使われています。
ゴブレットが誕生したのは14世紀だと言われていて、名前はフランス語で、「 Goblet 」と表記します。 元々は「 ゴブレー 」と呼んでいたそうですが、いつの間にか「 ゴブレット 」となったようです。
聖杯にもこのゴブレットが使われており、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。ト 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
ベネツィアモヒートで使う道具
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