クリーミードライバー|カクテルレシピ・作り方・特徴を解説( ウォッカ・オレンジジュース・卵黄 )

レシピ

材 料

Recipe no.149

  • ウォッカ・・・・・・・・・・・30ml
  • オレンジジュース・・・・・・・90ml
  • 卵黄・・・・・・・・・・・・・1個
  • 砂糖・・・・・・・・・・・・・1tsp

技法 = シェーク

※ 1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと

作り方

グラスは、小さめの タンブラーグラスコブレットコリンズグラス を使います。

  • Step 1 = シェーカーにウォッカ、オレンジジュース、卵黄、砂糖、氷を入れます。
  • Step 2 = シェーク します。 卵黄が入っているので、強めに振るか、回数を増やしましょう )
  • Step 3 = シェークした材料をグラスヘ注ぎ、氷を入れて完成です。

アルコール度数 = 7% ~ 8% 前後

  • ウォッカベースのカクテルレシピ一覧は ⇒ ロング or ショート
  • オレンジジュースを使うカクテルレシピ一覧は ⇒ コチラ

特徴・解説

クリーミードライバーの「 ドライバー 」とは、このカクテルと同じウォッカベースの「 スクリュードライバー 」と同じオレンジジュースを使っていることで付いた名前です。 スクリュードライバー( ウォッカとオレンジジュース )に卵黄と砂糖を加えたカクテルで、本家のスクリュードライバーのフルーティーな飲みやすさに、卵黄のコクと甘みが追加されたカクテルです。
ウォッカと卵黄の存在が飲みごたえを生み、全体的にまったりとしたフルーティーなテイストに仕上がっていますので、食後にもおすすめできます。

スクリュードライバーの由来・バリエーション

スクリュードライバーの由来

1940年頃、イランの油田で働いていた( 現場作業員 )アメリカ人が、喉が渇いたとき即席のカクテルを作りました。 ウォッカにオレンジジュースを入れて混ぜようとしたところ、マドラー等の混ぜる道具は当然無く、スクリュードライバー( ねじ回しの事、日本ではプラスドライバー・マイナスドライバーのこと )でかき混ぜた事が最初です。

スクリュードライバーの種類
  • スクリュードライバー・・・・・・・・本家本元のカクテル。ウォッカをベースにオレンジジュースで割ったレシピ。
  • イタリアン・スクリュードライバー・・ベースのウォッカをアマレットに変えたレシピ。
  • キューバン・スクリュー・・・・・・・ベースのウォッカをラムに変えたレシピ。
  • サザンカンフォート・スクリュー・・・ベースのウォッカをサザンカンフォートに変えたレシピ。
  • スロー・ドライバー・・・・・・・・・ベースのウォッカをスロージンに変えたレシピ。
  • 焼酎・ドライバー・・・・・・・・・・ベースのウォッカを焼酎に変えたレシピ。

ベースのお酒 ウォッカ

世界4大スピリッツの一つ、ロシア生まれのウォッカです。 ウォッカの特徴は、連続式蒸留器と白樺やヤシを焼いた活性炭で濾過をすることで、無味無臭に近くクリアな味わいな所です。 他のスピリッツと違い原料が定まっていないことが特徴としてあります。

ウォッカの歴史

ロシア革命の様子

歴史上ではモスクワ公国( 1283年~1547年 )の記録にウォッカの事が記載されています。 ウィスキーやブランデーよりも前に生まれ、ヨーロッパで最初に誕生した蒸留酒はウォッカということになります。 12世紀当時のウォッカは、現在のものとは違い蜂蜜を原料としたお酒で、この地酒がウォッカの元祖という説が有力です。

14世紀後半にブドウを原料とした蒸留酒が世に出ると、15世紀にも入りロシアに蒸留の技術が入ってきました。 蒸留の技術は錬金術師が偶然編み出したものとされており、その技術によって生まれたお酒は、ラテン語で「 アクア・ヴィテ 」( 命の水 )と呼ばれるようになりました。そのアクア・ヴィテがロシア語に変換すると、「ジィーズナヤ・ヴァダー 」ジィーズナヤ=命、ヴァダー=水です。 そのヴァダーがウォッカの語源と言われています。

ウォッカが世界に広まったきっかけは、1917年頃ロシア革命でフランスに亡命したスミノフ2代目の「 ウラジミール・スミルノフ 」がパリで小規模な工場を建て、そこで製造を開始したのがきっかけです。 その後もこの製法は南ヨーロッパからアメリカまで伝わります。 そして第二次世界大戦後にはさらに世界中に広まり、各地で生産されるようになりました。

ウォッカの原料

穀物を蒸して麦芽を加え、糖化、発酵させ、蒸留してアルコール度数を95度以上のグレーン・スピリッツを作ります。 それを水でアルコール度数40度~60度まで薄めた後、白樺やヤシを焼いた活性炭で濾過します。

この手法は1810年頃にペテルブルクの薬剤師「 アンドレイ・アルバーノフ 」三過法を考案し、取り入れられました。 更に19世紀に入り、連続式蒸留器が導入され、現在の製法に近づきました。 こうして無味・無臭の状態に近づいていきました。

ウォッカが他のスピリッツと違う点は、各生産地で原料が違う所です。

  • ロシア = 小麦
  • フィンランド = 大麦
  • ポーランド = ライ麦
  • アメリカ = とうもろこし

また銘柄によってはじゃがいもや果実を使われています。

  • ウォッカの歴史・製法は ⇒ コチラ
ウォッカの種類

〚 ピュア・ウォッカ 〛

ウォッカの特徴は、連続式蒸留器と白樺やヤシを焼いた活性炭で濾過をすることで、無味無臭に近くクリアな味わいな所です。

他のスピリッツと違い原料が定まっていないことが特徴としてあります。これらを「 ピュア・ウォッカ 」と呼びます。

Photo = シロック Siroc

  • おすすめのピュア・ウォッカは ⇒ コチラ

〚 フレーバード・ウォッカ 〛

ピュア・ウォッカをベースにして、ハーブや果実、香辛料などを浸したり、人工甘味料を添加して製造されます。

無味無臭に近いウォッカから一気に香り豊かなスピリッツになり、ソーダ割りなどのシンプルなカクテルにも使えるようになります。 風味の種類もレモンやオレンジをはじめ、豊富にあります。

Photo = グレイグース・ル・オランジュ Grey goose

  • おすすめのフレーバード・ウォッカは ⇒ コチラ

シェーカーの使い方

シェーカーの利用目的は・・・

  • 混ざりにくい材料( 比重が大きく違うお酒など、粉類、牛乳や生クリーム、鶏卵 )を混ぜる
  • 材料を素早く冷却する
  • アルコール度数の強いお酒をまろやかにする( お酒のカドをとる )

といった利用目的があります。 持論ではありますが、あと一つ牛乳や生クリームなどの材料を泡立たせることもできるので、泡立たせる利用目的もあると思います。

スリーピースシェーカー

〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛

  1. ボディに材料や氷を入れる。( 氷はボディの 7割~8割くらいを目安に入れます )
  2. ボディにストレーナーを被せ、左手でストレーナーを押さえて左手の甲( 手首に近い辺り )を右手でトントンと叩きストレーナーを押さえる。( ストレーナーを直接叩くのはNG )
  3. トップをストレーナーに取り付ける。( 強く抑えず、キュッと入れ込む程度でOKです )

〚 Step 2 = 持ち方 〛

スリーピースタイプのシェーカーの持ち方です。

右利き用( 左利きの方は逆 )

  • 左手 ・親指   = ストレーナーのくぼんだ場所 ( ストレーナーを押さえる役割 )
  •    ・人差し指 = ボディ
  •    ・中指   = ボディ底を押さえるように
  •    ・薬指   = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )
  • 右手 ・親指   = トップを押さえるように
  •    ・人差し指 = ボディ
  •    ・中指   = ボディ
  •    ・薬指   = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )

特に持ち方に決まりがあるわけではありませんので、自分で持ちやすい持ち方で振れば良いと思います。ただシェーカーに手のひらを前面に付けてしまうと、手がかなり冷たくなりますし、材料の温度が下がりにくくなるため、シェーカーを持つ時には、面ではなく点で持つように心がけましょう。

〚 Step 3 = 振り方 〛

まずシェーカーは体の正面で振るのではなく、体から正面45℃に構えます。

  1. 上記の持ち方で、胸の前に持っていき、そこを中心として上前方へ斜めに押し出すように、そのまま胸に戻して、今度は下前方へと押し出すように振ります。 横から見るとひらがなの「 く 」の字を作るように振ります。
  2. 上前方、下前方へ出す際には手首を前下へ曲げるようにします。
  3. この動作を1セットとし、比較的混ざりやすい材料であれば 7~8セットあまり強く振らずにシェークを行います( 強く振ると、中の氷が砕けます )

混ざりにくい材料の場合は、12セットくらい、少し強めのシェークを行いましょう。

シェークの振り方は人それぞれなので、これらを参考にご自分の一番良い振り方を模索してください。 その際に、中の氷が8の字を描くように振りましょう。

〚 Step 4 = グラスヘ注ぐ 〛

  1. シェーク後、まずはトップを外します( 外しにくい場合は、ねじるように外します )
  2. ストレーナーとボディを片手で押さえます( 人差し指はストレーナー、中指をボディ )
  3. ストレーナーの先は網状になっているので( 上記写真 )、そこからグラスヘ注ぎます。

ツーピース・シェーカー( ボストン・シェーカー )

〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛

まずはツーピースシェーカー( ボストン・シェーカー )の部位名称です。

小さい方が金属であれば「 ショート・ティン 」、ガラス製であれば「 パイント・グラス 」です。 ショート・ティン( パイント・グラス )に材料を入れ、ティンの方に氷を入れます。( 氷はティンの5 ~ 6割ほどを目安に入れます )

ショート・ティン( パイント・グラス )の材料を氷の入ったティンに入れて、ショート・ティンを被せます。真っすぐ差し込むのではなく、自分側にショート・ティンを寝かすようにはめ込み、自分側のティンとショート・ティンの縁が一直線に沿っているようにします。( 上記写真の様に立てると曲がったようになります )

ショート・ティンを被せたら、上から手のひら( 掌底 )でトントンと直接 2回ほど叩きます。 圧縮されて簡単には外れなくなります。

〚 Step 2 = 持ち方 〛

ツーピースシェーカーの持ち方は、スリーピースシェーカーよりも多彩にあります。

上記写真にあるように、スリーピースシェーカーよりも長いので、先端と先端を押さえることと、中の氷の動きを端から端まで動くように振れば問題ありません。 右手をショート・ティンの方を押さえて、左手の掌を上になるように、包み込むように持ちます。

〚 Step 3 = 振り方 〛

スリーピースシェーカーと同じ動きで振るようにしてもかまいません。 シェーカー自体が長いので、スピードを抑え気味で振ると端から端まで氷が移動し、材料が混ざるので、そこをポイントとして振りましょう。

振るモーションもスリーピースシェーカーより大きく振ると自然とスピードも落ち、良く混ざるようになります。

〚 Step 4 = グラスへ注ぐ 〛

  • まず左手でツーピースシェーカーを縦にして持ちます。( この時ショート・ティンが上に来るように持ちます )
  • 左手の中指と人差し指で、ショート・ティンを右へ押すように持ちます。
  • 右手の手のひら( 掌底 )でティンの方を軽く叩きます。( 1回でショート・ティンが外れない場合は2回叩きましょう )

左の写真にあるように、ティンにストレーナーを装着し、グラスヘシェークした材料を注ぎます。

フレッシュフルーツなどを材料で使用した場合は、2つ上の写真のあるように、小さい手ざるを使います。( 種など細かい余分なものをグラスヘ入れないようにするためで、スリーピースシェーカーの場合に使用する場合もあります )

  • シェーカーについて詳しくは ⇒ コチラ

今回使用するグラス

タンブラーグラス Tumbler glass

カクテルグラスの中でも最も一般的に使われているグラスです。

タンブラーとは「 倒れるもの 」や「 転ぶもの 」の意味があり、元々獣を狩り、残った角等をくり抜きコップにしたことからこの名前が付いたそうです。

容量は他のグラスよりも種類が多く、180ml~300mlが一般的に使われています。

コブレット Coblet

コブレットとはグラスに土台と足が付いた杯の事です。

シャンパングラス、カクテル・グラス、ワイングラスと違い足が短い上に内容量も多く入るので、日常で使う事も出来ます。

氷をたっぷり使うカクテル、またはビールなどのカクテルを飲む際に使用する。

300mlが一般標準サイズ。

コリンズグラス Collins glass

背の高い円柱形の細いグラス。 別名トールグラス・チムニーグラスとも呼ばれます。

カクテル「 ジョン・コリンズ 」が名前の由来で、細長いのは、炭酸を抜けにくくするためにこの形になっている。

容量 270ml ~ 360mlくらいが一般的。