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見た目はシンプルなオレンジジュースなのに、ひと口含むとドライフルーツやバニラ、オーク樽の香りが広がるコニャックオレンジ。グラン・マルニエが1880年からコニャックとビターオレンジを合わせてきたように、この組み合わせはまさにフランスの王道です。
氷を入れたグラスにコニャック45mlと搾りたてのオレンジジュースを注ぎ、しっかりステアすれば、とろりとしたコクに明るい酸が寄り添い、長く静かな余韻が続きます。材料2つで叶う贅沢な一杯を、ぜひ今夜味わってみてください。
レシピと作り方
材 料

Recipe no.139
- コニャック・・・・・・・・・・45ml
- オレンジジュース・・・・・・・Full
※ Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと
作り方

オレンジを搾り、フレッシュオレンッジジュースを準備します。
できれば冷蔵庫などであらかじめ冷やしておきましょう。
グラスに氷、コニャック、オレンジジュースを入れます。
しっかりとステアをすれば完成です。
- 技法 = ステア
- グラス = タンブラー / ワイングラス
- アルコール度数 = 7% ~ 8% 前後
- 最適なTPO = 日中
- カクテル言葉 = 「 今宵もあなたを想う 」
- カクテル誕生日 = 「 不明 」
コニャックオレンジの特徴とおすすめ
特徴・味わい

ドライフルーツやバニラの香りに搾りたてのオレンジがふわりと重なり、色は朝焼けのように艶やかです。
とろりとしたコクに爽やかな酸が寄り添い、余韻は長く静かに続きます。コニャックは、フランス・コニャック地方の原産地呼称ブランデーです。銅製の単式蒸留器で2回蒸留し、フレンチオークで熟成させるからこそ、気品あるブドウの香りが生まれます。
オレンジの甘みがブランデーの角を丸めてくれるので、私はブランデーが初めての方には、この「 大人のオレンジジュース 」をいつもおすすめしています。
ポイント・アレンジ・相性の良い食べ物

作り方のポイント
1. しっかりステアする(よくある失敗)
軽くひと混ぜで終わらせてしまう方が多くいます。ところが、コニャックはジュースより軽く上に浮くため、ひと口目がアルコールの強い刺激になります。底から10〜15回しっかり混ぜると、最後までなめらかに楽しめます。
2. 冷やした搾りたてのジュースを使う
あらかじめ冷やしておいた搾りたてのジュースなら、コニャックのドライフルーツの香りが明るく引き立ちます。甘みの強い市販のジュースは、ブランデーの気品を隠してしまいがちです。
3. 大きな氷とオレンジピール
大きな氷をひとつ入れると溶けにくく、味が薄まりません。私なら、最後に必ずオレンジピールをグラスの上でひねります。グラスを持ち上げた瞬間に、柑橘の香りがふわりと広がるからです。
アレンジ
1. グレープフルーツ・コニャック
オレンジジュースをグレープフルーツジュースに替えると、ほのかな苦みが加わります。よりドライで大人びた印象になり、コニャックのオーク樽やバニラの香りとよく調和します。
2. コニャックオレンジ・ハイボール
ジュースを少し控えめにして、冷えたソーダで満たします。泡が口当たりを軽くし、香りを持ち上げてくれるので、暑い日の夜や食前にぴったりです。
3. グラン・マルニエをひとさじ
グラン・マルニエを小さじ1杯(5ml)加えます。コニャックとビターオレンジから造られるリキュールなので、両方の個性が一度に深まり、より贅沢な余韻になります。
相性の良い食べ物・おつまみ
1. 白身魚のソテー
舌平目のムニエルや鯛のソテーがおすすめです。オレンジの爽やかな酸味がバターのコクを軽くし、コニャックの穏やかな果実味が魚の繊細な甘みを引き出します。
2. ローストチキン
鴨のオレンジソースと同じ理由で、相性抜群です。柑橘の明るさが香ばしい皮の旨みを引き立て、コニャックの温かな果実味が焼いた香りに重なります。
3. 塩気のある熟成チーズ
コンテやパルミジャーノ・レッジャーノがおすすめです。チーズの塩気がオレンジの甘みをいっそう際立たせ、ナッツのようなコクがコニャックのドライフルーツの香りとよく合います。
材料リスト
フローラルなアロマが織りなす絶妙なハーモニー、ソフトでフルーティーな香り、ほんのりとオーク樽の香りがあるのが特徴です。 そのフルーティーな香りがカクテルにも生かされる一品です。
ひとつひとつ丁寧に手摘みを行い、収穫後は素早く製造工程に入り、添加物を一切使用せず低温搾汁と、素材・加工・輸送にこだわり抜いたオレンジジュースです。
バーテンダー経験者が描く小説『 Bar 灯影 ~まだ名前のない約束たち~ 』

東京の雑居ビルの地下にある、隠れ家バー「Bar 灯影」。寡黙なマスターと、仕事帰りに通う23歳の彩香のもとに、毎晩いろいろな事情を抱えた客がやってきます。
マスターは多くを聞かず、その夜の一杯だけを差し出します。カクテルの所作や味わいは、バーで働いていた筆者が、現場の記憶をもとに描いています。
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