サザンスパークル|カクテルレシピ・作り方・特徴|サザンカンフォート + パインジュース + レモンジュース + ジンジャーエール

リキュールベースロングカクテルのサザンスパークル
目次
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レシピと作り方

サザンスパークルの材料

Recipe no.624

  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料

技法 = ステア

Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと

  • サザンカンフォートの歴史・特徴は ⇒ コチラ

サザンスパークルの作り方

グラスは炭酸が抜けにくい コリンズグラス をおすすめします。 他は ゴブレットタンブラーグラス を使いましょう。

STEP
材料を合わせる

グラスに氷、サザンカンフォート、パインジュース、レモンジュースを入れます。

STEP
炭酸をステアする

泡立たないように静かにジンジャーエールを満たし、ゆっくりと軽くステアをすれば完成です。。
炭酸類を混ぜる場合は、ゆっくりと1回転~2回転 ステアし、バースプーンで氷をゆっくりと持ち上げ、ゆっくりと下ろせば混ざります。


  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
  • アルコール度数 = 3% ~ 4% 前後
  • 最適なTPO = 日中
  • カクテル言葉 = 「 オレのレシピだけが本物だ 」
  • カクテル誕生日 = 「 3月1日 」

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サザンスパークルの特徴・味わい

フランス・エッフェル塔

Photo|輝き、きらめきのイメージ

由来と歴史 〛・・・サザンスパークルは、サザンカンフォートが誕生したアメリカ南部ニューオーリンズで生まれたカクテルと考えられています。サザンカンフォートは、1874年にバーテンダーのマーチン・ウィルクス・ヘロン氏によって考案され、「カフス&ボタン」という名前で販売されていました。その後、1885年に「サザンカンフォート」に改名され、現在に至ります。サザンスパークルは、このサザンカンフォートをベースに、様々なフルーツやスパイスを加えてアレンジされたカクテルの一つです。

このカクテルの名前をそのまま訳すと、サザンカンフォートは「 南部の歓び 」なので、「 きらめく南部の歓び 」ってことになります。 そういった意味でこのカクテルの名前がついたのかは不明ですが、とにかく飲みやすく美味しいカクテルです。

日本酒ベースのカクテルに「 スプリングスパークル 」という日本酒をコーラで割るカクテルがあり、このカクテルと何らかの関係性があるのかもしれません。 気になる方は、ぜひお試しください。

  • スプリングスパークルのページは ⇒ コチラ

特 徴 〛・・・ハチミツでつくられたスピリッツをベースに、ピーチ、オレンジ、レモンなどを浸漬させてつくられたサザンカンフォートをベースに、甘酸っぱさが魅力のパイナップルジュースと、柑橘系酸味のレモンジュースを加え、辛味のあるジンジャーエールで割ったレシピで、爽やかな甘味とパインジュースがフルーティーさを生み、酸味と辛味でバランスを整えた爽快感あるドリンクに仕上がっています。

  • 爽やかな味わい:パイナップル、レモン、ジンジャーエールの組み合わせが、爽やかでフルーティーな味わいを生み出します。
  • 南国を思わせる香り:サザンカンフォートのピーチのような甘い香りが、南国の太陽を連想させます。
  • 飲みやすさ:甘酸っぱい味わいで、アルコール感が控えめなので、幅広い層に人気があります。

サザンカンフォートとレモンとパイナップルとジンジャーエール

味わい魅力 〛・・・サザンカンフォートのピーチのような甘い香りが口いっぱいに広がり、パイナップルのトロピカルな風味とレモンの酸味が爽やかさを加えます。ジンジャーエールの刺激が、全体を引き締めてくれます。また飲みやすく、アルコール度数も低いこともあり、アルコールが苦手な人でも楽しめるカクテルです。

  • 季節感:暖かい季節にぴったりの爽やかなカクテルです。
  • 飲みやすさ:スッキリとした飲み口で、食事の前や後にも楽しめます。
  • アレンジの自由度:他のフルーツやリキュールを加えることで、自分好みの味にアレンジできます。

まとめ・ポイント 〛・・・サザンスパークルは、サザンカンフォートの爽やかな香りが特徴の、南国を思わせるカクテルです。暑い日にぴったりの、爽やかで飲みやすい一杯。ぜひ、あなたも自分好みのサザンスパークルを作ってみてください。

  • サザンカンフォートの種類:サザンカンフォートには、様々な種類があります。それぞれ風味やアルコール度数が異なるので、好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
  • フルーツ:パイナップルの代わりに、マンゴーやパッションフルーツなど、他のトロピカルフルーツを使っても美味しいです。
  • スパイス:シナモンや生姜を加えることで、風味に深みが出ます。

サザンスパークルの材料

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ベースのお酒・サザンカンフォート

樽貯蔵庫の背景とサザンカンフォートのボトル

サザンカンフォートのネーミングの意味は、「 サザン Southern = 南方の 」「 カンフォート Comfort = 安らぎ、歓び 」という意味で、合わせると「 南部の歓び 」または「 南部の安らぎ 」となります。

現在ではサザンカンフォートの頭文字を取って、So,Co( ソコ )の相性で呼ばれており、その名前のカクテルも存在するほど定着しているリキュールです。

サザンカンフォートの歴史

田園風景

サザンカンフォートが誕生したのは1860年代で、1995年までアメリカ南部のある男性バーテンダーが考案したということ以外明らかにされていませんでした。その1995年にイギリスから出版された「 Classic Spirits of the World 」で、アメリカ・ニューオーリンズでバーテンダーをしていた「 マーティン・ウィルクス・ヘロン 」という人物名が記載されることにより明るみに出たのです。

ヘロン氏はある樽詰めされたバーボンの味が粗悪なものだったため、果実味、甘味などを加えて美味しく飲めるように改良しました。これがサザンカンフォート( 当時はカフス・アンド・ボタンとして知れていた )の始まりです。

1889年にはテネシー州・メンフィスに移り、自分のBARを持ち、その店でこの自家製リキュールの特許を取得し本格的に売りだします。19世紀末になると、さらに北上し、ミズーリ州セントルイスでこのリキュールを瓶詰めし販売を開始します。

1900年フランス・パリで行われたリキュール世界博覧会で金賞を獲得すると、受賞したことをキッカケに、認知度が高まり世界中で飲まれるようになります。1904年にはルイジアナで行われた博覧会でも金賞を獲得し、確固たる地位を築くのです。

サザンカンフォートの原料・製法

サザンカンフォート・オリジナル

誕生した当初のサザンカンフォートの原料は、バーボンウイスキーをベースに様々なフルーツ類のエキスとハーブやスパイスを混ぜ合わせていました。バーボンウイスキーをベースとしていたことと、アルコール度数が50%を超えていたことで、テイストはパワフルであったそうです。現在の爽やかさよりも、ガツンとしながらも強い飲みごたえを感じるリキュールでした。

現在は蜂蜜からつくられた中性スピリッツをベースにして、使用するフルーツもピーチを主体に、アメリカ産のオレンジやレモンを使い、多くのフルーツエキスとフレーバーを混ぜ合わせ、ピーチの核のアーモンドフレーバーも溶け込ませています。他にもハーブやスパイスも合わせ、ユニークなテイストに仕上がっています。

アルコール度数が21%に下げられたことと、バーボンウイスキーから中性スピリッツにベースを変えたこと、ピーチを主体にしたことで、かなり飲みやすくなり、果実感もアップして女性向きなリキュールに変わっています。

製法や原料の詳細は公開されておらず、これ以上はわかりませんでした。 ただ飲めば他にはない唯一無二のリキュールであることがわかるかと思います。 飲んだ事のない人はぜひお試しください。

  • サザンカンフォートの歴史・特徴は ⇒ コチラ

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今回紹介したカクテルの材料

ジンジャーエール Ginger ale ー

棚に陳列されたジンジャーエール缶

誕生・由来・・・ジンジャーエールには「 ゴールデン 」と 「ドライ( ペール )」の2種類があり、先に誕生したのは1851年頃に、アメリカ人外科医で薬屋を営んでいるトーマス・カントレルによってゴールデンが誕生し、1907年にカナダ人のジョン・J・マクローリンによってドライが誕生しました。

その後ドライは、アメリカ禁酒法時代に人気を得て、世界的な炭酸飲料としての地位を築いています。


製造・原料・・・まずは生姜を刻み、砂糖などを加えジンジャーシロップをつくります。

その後炭酸水、ブランドによって異なるレモンなどのフレーバーを加えて作られるのが一般的です。


味わい・香り・・・ドライジンジャーエールは、甘さ控えめで生姜の香りと味わいが強く、辛味をしっかりと感じられるので、ピリピリとしたテイストを楽しめます。

ゴールデンはドライと対照的で、甘さとスパイスのバランスが良く調和しています。ドライよりは甘味が強く、まろやかで滑らかな口当たりがあります。

カクテルには一般的にドライが使われますが、甘さを強調したいカクテルや、ドライのスパイシーさが苦手な方向けでつくる際はゴールデンが使われます。

  • ジンジャーエールの歴史・主なブランドは ⇒ コチラ

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ビルド & ステア

バー店員がドリンクをかき混ぜている様子を題目にしたステア&ビルド記事

「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。

「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。

炭酸系の混ぜ方

炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。

混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。

バースプーンの使い方

ステアのやり方

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

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カクテルのTPO用語

オールデイカクテル All day cocktail ー

ランチとディナー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。

そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

サザンスパークルにおすすめのグラス

コリンズグラス Collins glass

コリンズグラス・ゾンビグラス

背の高い円柱形の細い形をしたグラスで、ラムベースの「 ゾンビ 」を飲むために使われるため、ゾンビーグラスと言われています。その後ジンベースのカクテル「 トム・コリンズ 」の人気が出るとコリンズグラスとも呼ばれるようになりました。

他にもチムニーグラスやトールグラス、煙突グラスとも言われることがあります。

他のグラスに比べて別名が多くあり、それだけ様々な場面で多くの国々の人達に使われているという事なのかもしれません。

背が高く細いので倒しやすいという難点がありますが、その細さは炭酸を抜けにくくしているためという最大のメリットがあり、炭酸系のカクテルをつくる時には必ずと言っていいほど使われるグラスです。 容量は270ml ~ 360mlくらいが一般的。

ゴブレット Goblet

ゴブレットとはグラスに土台と足が付いたグラスの事です。

特徴としてはワイングラスのように足が長くないことと、容量が多く入ることで、タンブラーグラスの代わりや、氷をたっぷり使うカクテル、ビール、ドリンクなどで使われ、パフェなどのデザートの器としても使われます。

使い勝手が良く、見た目も上品さと可愛らしさがあり、様々なシチュエーションであったり、お店などで幅広く使われています。

カクテルグラスゴブレット

ゴブレットが誕生したのは14世紀だと言われていて、名前はフランス語で、「 Goblet 」と表記します。 元々は「 ゴブレー 」と呼んでいたそうですが、いつの間にか「 ゴブレット 」となったようです。

聖杯にもこのゴブレットが使われており、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。

タンブラーグラス Tumbler glass

タンブラーグラス

「 タンブラー Tumbler 」の語源は「 倒れるもの 」や「 転ぶもの 」の意味があり、元々獣を狩り、残った角等をくり抜いてコップにし、底が真っ平にはならなかったので、よく倒れていたことからこの名前が付いたそうです。

別名ハイボールグラスとも呼ばれることがあり、主にハイボールスタイルや、ソフトドリンクなどに使われています。 オールドファッションドグラス( ロックグラス )を原型として誕生したとも言われ、オールドファッションドグラスをそのまま縦に長くしたような形をしています。

使い勝手が良く、容量も多く入るため、どの家庭にも必ずいくつかはあるグラスで、用途がおおいためか容量の種類も一番多くあると言っても過言ではないでしょう。

素材もガラス製だけではなく、木製、金属製、陶器、プラスチック製と様々なものがあります。 容量は6オンスの180ml、8オンスの240ml、10オンスの300mlが一般的で、飲食業界では略して6タン、8タン、10タンなどと呼ばれているそうです。

サザンスパークルで使う道具

  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
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