ホットモーツァルトミルク|カクテルレシピ・作り方・特徴|チョコレートリキュール + ミルク

リキュールベースロングカクテルのホットモーツァルトミルク
目次
[ スポンサーリンク ]

レシピと作り方

ホットモーツァルトミルクの材料

Recipe no.598

  • モーツァルト・・・・・・・・・40ml
  • ホットミルク・・・・・・・・・Full
  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料

Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと

技法 = ステア

ホットモーツァルトミルクの作り方

グラスは耐熱性がある ホットグラスアイリッシュ・コーヒーグラス を使いましょう。

STEP
準備をする

ミルクを温めます。

STEP
材料を合わせる

グラスに モーツァルト、ホットミルクを入れます。

STEP
ステアをする

しっかりとステアをすれば完成です。


  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
  • アルコール度数 = 2% ~ 3% 前後
  • 最適なTPO = 日中 / 食後
  • カクテル言葉 = 「 心理状態をうまく調節できる天才 」
  • カクテル誕生日 = 「 9月10日 」

[ スポンサーリンク ]

音楽家モーツァルトのこと

音楽家のヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの肖像画

Photo|バーバラ・クラフトによるモーツァルトの肖像画|画像引用 Wikipedia

クラシック音楽に興味がない方でも「 モーツァルト 」の名前は知っているというほどの偉人です。

フルネームは「 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 」1756年に現在のオーストリア( 当時はローマ帝国の領地でドイツになる )ザルツブルグで生まれます。父レオポルトは、モーツァルトが幼少期の頃から音楽家としての才能を見抜き、音楽活動を行います。ウィーン、イタリア、ロンドン、パリと父親と旅をして就職先を探しながら音楽を学びました。

その後も13歳~25歳の間、ローマ、ミラノ、ウィーン、ザルツブルク、パリ、ミュンヘンと様々な場所で音楽活動を行い同時に様々な土地で音楽を学びます。

1781年モーツァルトが25歳の時に、ザルツブルク大司教と衝突し、フリーの音楽家としてウィーンを定住の地と決め活動を始めました。

ここから現在でも演奏されたり、街のどこかで聞くような名曲が次々と生まれていくのです。まずは1782年に「 ピアノソナタ第11番トルコ行進曲 」、1785年には「 交響曲の父 」と呼ばれるハイドンに才能を大きく認められ、1786年にオペラ「 フィガロの結婚 」を初演、翌年プラハで大ヒットします。

そうして次々に作曲、演奏などをこなし、一流の音楽家の仲間入りを果たしましたが、同時にモーツァルトは品行が悪く、浪費癖もあり、高額な仕事はあまりなかったため( モーツァルトの才能をねたむ音楽貴族がモーツァルトの演奏会を妨害したため収入が激減した説あり )モーツァルトは借金癖が付くようになります。

それでも作曲家と演奏家を続け、数多くの曲を残していきますが、1971年の9月頃から体調が悪くなり薬を服用しながら音楽活動を続けるも、11月に悪化、そして12月にウィーンで35歳という若さでこの世を去りました。

ホットモーツァルトミルクの特徴・感想

オーストリア・ザルツブルグの街並み

Photo|オーストリア・ザルツブルクの街

今回紹介した「 ホット・モーツァルト・ミルク 」とは、チョコレートリキュールのブランドであるモーツァルトをベースに、ホットミルクで割ったホットタイプのチョコレートミルク・カクテルです。

今回使ったチョコレート・リキュールのモーツァルトもこのザルツブルクで生まれたリキュールです。 蒸留とチョコレート両方のマイスターを持っているスタッフと製造と管理を行い、驚きなのがモーツァルト社は、製造最終工程で2日間モーツァルトを聞かせながら樽熟成させている点です。 超音波を使った熟成に関して長年の研究をもとに行っているそうで、こだわりと情熱がこのリキュールに込められています。

そんなチョコレート・リキュールを使い、コクとまろやかさ、そして体が温まるホット・ミルクを加えることでカカオの香りを感じながら、チョコレートとミルクのコクと甘味を楽しめる一品です。

ホットモーツァルトミルクの材料

  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具

関連のカクテルレシピ リスト

⇒ 画像 / タイトルをクリックでレシピリストページへ

〚 他のカクテル レシピリスト 〛

[ スポンサーリンク ]

ビルド & ステア

バー店員がドリンクをかき混ぜている様子を題目にしたステア&ビルド記事

「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。

「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。

炭酸系の混ぜ方

炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。

混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。

バースプーンの使い方

ステアのやり方

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

[ スポンサーリンク ]

カクテルのTPO用語

オール・デイ・カクテル All day cocktail

ランチとディナー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。

そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。

ディジェスティフ Digestif

「 ディジェスティフ Digestif 」とはフランス語で食後に飲むお酒のことで、英語では「 アフターディナー・ドリンク After dinner drink 」と呼びます。

特徴としてはブランデーなどのアルコール度数が高めのスピリッツを使い、クリームなどの甘味の強いものを材料に使う傾向があります。

アルコール度数が高いカクテルが多いのには理由があり、満腹になった後にアルコール度数が高めのお酒を飲むことで、食後の疲れた胃に刺激を与えます。

女性が食後のコーヒーを飲んでいる

刺激を与えることにより、再度活性化させ消化を促進させる役割を持っているのです。

香りがあり、甘口のものが多い理由は、デザート感覚で楽しめることで、更なる満足感を与えることが目的としてあり、他には香り高いもので気分を落ち着かせることがあります。ことが目的としてあり、他には香り高いもので気分を落ち着かせることがあります。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

[ スポンサーリンク ]

ホットモーツァルトミルクにおすすめのグラス

ホットグラス Hot glass

ホットグラス

ホットドリンクを飲むためのグラスです。

耐熱性があり、持ちやすいように持ち手がカバーになっていて取り外しができる様になっています。

そのため熱いドリンクと冷たいドリンク両方使え、一年中使える利便性の高いグラスです。

現在ではガラスの技術が上がり、グラス自体にガラス製の取っ手が付いているものも多く販売され、この取っ手カバーがなくなりつつあります。 容量は180ml~300mlが一般的です。

アイリッシュグラス Irish glass

アイリッシュコーヒーを飲むための脚付き耐熱性グラスです。 写真のような取っ手付きのものだと他のホット系のカクテル全般に使う事ができおすすめです。

値段が少し高めで見た目が豪華な大人のグラスです。 その名前の通り「 アイリッシュコーヒー 」が代表的に使用するカクテルです。

昭和時代の喫茶店ではよく見かけましたが、最近ではあまり見かけることもなくなってきました。
容量は 250mlが程よく入るサイズが一般的です。

アイリッシュコーヒーグラス

ホットモーツァルトミルクで使う道具

  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
目次