キス・イン・ザ・ダークのカクテルレシピ・作り方・特徴｜ドライジン + ドライベルモット + チェリーブランデー

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「暗闇でのキス」という名を持つ、ロマンティックなクラシックカクテル「キス・イン・ザ・ダーク」。深い紅色が宝石のように輝き、チェリーブランデーの甘く芳醇な香りとジンのドライな刺激が絶妙に調和します。刺激的な中にある甘さが魅力で、特別な夜にぴったり。大人のムード漂う一杯を、ぜひ体験してください。

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レシピと作り方

材料

Recipe no.571

ドライジン・・・・・・・・・・20ml
ドライベルモット・・・・・・・20ml
チェリーブランデー・・・・・・20ml

このカクテルの〚材料リスト〛へ ⇓

作り方

Step

材料を合わせる

シェーカーにドライジン、ドライベルモット、チェリーブランデー、氷を入れます。

Step

シェークする

しっかりとシェークした後にシェークした材料をグラスヘ注げば完成です。

シェーカーの使い方 ➡

技法 = シェーク
グラス = カクテルグラス
アルコール度数 = 23% ～ 24% 前後
最適なTPO = 日中 / 食後
カクテル言葉 = 「刺激的な恋」
カクテル誕生日 = 「 1月22日」

キス・イン・ザ・ダークの詳細・動画

由来・歴史

キス・イン・ザ・ダークは「暗闇でのキス」という意味を持つ、ロマンティックな名前のクラシックカクテルです。正確な起源は不明ですが、1920年代から1930年代のカクテル文化が華やかに花開いた時代に誕生したと考えられています。この時期は禁酒法時代の終わりとともに、詩的で情熱的な名前のカクテルが数多く生まれた黄金期。夜の静けさや秘密めいた雰囲気を表現するこのカクテルは、当時のロマンティックな社交文化を象徴する一杯として親しまれてきました。

使用するドライジンは、18世紀イギリスで医薬品として誕生した蒸留酒。ジュニパーベリーの爽やかな香りとキリッとした辛口が特徴で、カクテルの骨格を形作ります。ドライベルモットは、18世紀後半にイタリア・トリノで生まれたフレーバードワイン。何十種類ものハーブやスパイスを白ワインに漬け込んで作られ、複雑で洗練された香りが魅力。そしてチェリーブランデーは、サクランボをブランデーに漬け込んだリキュールで、甘く芳醇な香りと情熱を象徴する深い紅色が、このカクテルにロマンティックな魅力を与えています。

特徴・味わい

キス・イン・ザ・ダークの最大の魅力は、マティーニにチェリーブランデーを加えたような複雑で洗練された味わいにあります。ドライなマティーニとは対照的に、チェリーブランデーが加わることで味に深みが増し、ほんのりとした甘さが際立ちます。刺激的な中にある甘さ、まさに「暗闇でのキス」という名前がぴったりの、大人のムード漂うカクテルです。

ドライジンのジュニパーベリーの爽やかな香り、ドライベルモットの何十種類ものハーブが織りなす複雑な風味、そしてチェリーブランデーの甘く芳醇な香りが絶妙に調和します。グラスに注げば、深い紅色が宝石のように美しく輝き、視覚的にも情熱を感じさせます。

口に含むと、まずチェリーの甘く芳醇な香りが広がり、梅酒を連想させるような複雑な味わいが舌を包み込みます。次にジンのドライな風味が刺激を与え、ベルモットのハーバルな香りが全体をまとめあげます。喉を通る瞬間には、ほんのりとした甘さとまろやかな口当たりが残り、洗練された余韻が続きます。特別な夜に味わいたい、ロマンティックで刺激的な一杯です。

マティーニのページは ⇒ コチラ

Point｜バーテンダーからのおすすめ

相性の良い食べ物・おつまみ・・・ダークチョコレートやベリー系のデザート、チーズの盛り合わせと好相性。濃厚な味わいのテリーヌやパテとも相性抜群で、食後のデザート代わりに楽しむのもおすすめです。
作り方のポイント・・・三つの材料を等量で混ぜることがポイント。シェークはしっかり行い、よく冷やすことで味わいが引き締まります。グラスは事前に冷やしておくと、より洗練された仕上がりに。マラスキーノチェリーを飾ると、見た目がさらにエレガントになります。
飲み方の注意・・・アルコール度数が23%以上とやや高めで、甘さに惑わされやすいため注意。ほんのりとした甘さとまろやかな口当たりですが、飲みすぎには要注意。ゆっくり味わいながら、特別な夜に楽しむのが最適です。
アレンジ提案・・・辛口がお好みの方は、ドライジンの分量を増やしてチェリーブランデーを減らすと、よりドライな味わいに。レモンピールを絞ると、柑橘の香りがプラスされて爽やかさが増します。暗めの照明のバーで提供すると、その魅力が一層際立ちます。