レシピと作り方
シャーリーテンプル・ブラックの材料
Recipe no.124
- グレナデンシロップ・・・・・・20ml
- レモンジュース・・・・・・・・1tsp
- コーラ・・・・・・・・・・・・Full
- レモンスライス
- このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
技法 = ステア
※ 1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと
※ Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと
シャーリーテンプル・ブラックの作り方
グラスは、ゴブレット、ワイングラス、コリンズグラス、 がおすすめです。
泡立たないように静かにコーラを満たし、ゆっくりと軽くステアをします。
炭酸類を混ぜる場合は、ゆっくりと1回転~2回転 ステアし、バースプーンで氷をゆっくりと持ち上げ、ゆっくりと下ろせば混ざります。
あらかじめ準備しておいたレモンスライスを、バースプーンで押し込むようにグラスの中に入れて完成です。
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- アルコール度数 = 0%
- 最適なTPO = 日中
- カクテル言葉 = 「 用心深い 」
- カクテル誕生日 = 「 不明 」
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シャーリーテンプル・ブラックの特徴
Photo|1948年のシャーリー・テンプル|画像引用 Wikipedia
ノンアルコールの中でも代表的なカクテル、シャーリーテンプルの派生レシピです。
〚 由来と歴史 〛・・・シャーリーテンプルは、アメリカの童星だったシャーリー・テンプルにちなんで名付けられたノンアルコールカクテルです。ジンジャーエールとグレナデンシロップを合わせた爽やかな味わいが特徴で、子どもたちに人気を集めました。
シャーリーテンプルとは1930年代にアメリカで大活躍をした天才子役の名前です。 勤勉さがあり、演技も抜群で、すぐに所属事務所の看板女優として大人気になったそうです。天才子役として成功を納めた「 シャーリーテンプル 」は、大人になっても女優を続け、その後政治家、外交官と職業を変えていきます。
その間にチャールズ・ブラック海軍少佐と2度目の結婚をして、シャーリーは「 シャーリー・ジェーン・テンプル 」から「 シャーリー・テンプル・ブラック 」と名前を変えます。
シャーリーテンプルブラックは、このシャーリーテンプルにコカ・コーラを使用することで、大人向けの風味に仕上げたものです。コカ・コーラの甘さと炭酸が、グレナデンシロップの甘みと見事に調和し、大人でも楽しめる味わいを生み出しています。今回のカクテルはそんな大人になったシャーリーを表しているのかもしれません。
〚 特徴と味わい 〛・・・シャーリーテンプルのジンジャーエールをコーラに変更したカクテルで、コーラの甘味にグレナデンシロップの甘味を追加したレシピで、爽やかな甘味が強いのが特徴です。
レモンジュースは1tspと記載していますが、自分好みで増やすことをオススメします。 コーラ好きにはもってこいのカクテルです。
- 香り・・・コカ・コーラの甘い香り、グレナデンシロップのフルーティーな香り
- 味わい・・・甘く爽やかで、コカ・コーラの炭酸が心地よい
- 口当たり・・・スムーズで飲みやすい
〚 シャーリーテンプルブラックの魅力 〛
- 手軽に楽しめる・・・材料を揃えれば、自宅でも簡単に作ることができます。
- 大人向けの味・・・シャーリーテンプルよりも大人向けの甘さと炭酸が楽しめます。
- パーティーにも最適・・・グラスに氷を入れて注ぐだけで、見た目も華やかで、パーティーのドリンクとしてもおすすめです。
- 懐かしさ: 子供の頃に飲んだシャーリーテンプルの記憶を呼び覚ます、どこか懐かしい味わい。
- 手軽さ: コカ・コーラとグレナデンシロップさえあれば、すぐに作れる手軽さ。
- アレンジの楽しさ: 他の炭酸飲料やリキュールと組み合わせることで、自分好みの味にアレンジできます。
〚 まとめ 〛・・・シャーリーテンプルブラックは、シャーリーテンプルを大人向けにアレンジした、甘くて爽やかなカクテルです。コカ・コーラの炭酸とグレナデンシロップの甘みが絶妙に調和し、大人でも楽しめる味わいが魅力です。ぜひ、一度試してみてください。
シャーリーテンプル・ブラックの材料
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シャーリーテンプルの由来・バリエーション
シャーリーテンプルの由来
「 シャーリーテンプル 」の名前は、1930年代の子役スター、シャーリーテンプルに由来しています。彼女はその時代のハリウッドで絶大な人気を誇り、愛らしいルックスと歌唱力で多くの人々に愛されました。カクテルの発案は、彼女が子供時代にハリウッドのレストランで大人たちのカクテルを羨ましがる姿を見て、彼女用に作られたと言われています。
このカクテルはノンアルコールであるため、子供でも楽しめるようにと考案されました。その後、「 シャーリーテンプル 」はアメリカ中のレストランやバーで提供されるようになり、特に子供やアルコールを控えたい大人たちに人気のノンアルコールドリンクとして定着しました。
Photo|シャーリー・テンプル( 子役時代 )
シャーリーテンプルのバリエーション
- シャーリーテンプル・・・・ジンジャーエールにざくろシロップを2層にしているのが特徴。
- ダーティーシャーリー・・・シャーリーテンプルにウォッカを加えたレシピ。
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〚 他のカクテル レシピリスト 〛
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今回紹介したカクテルの材料
ー グレナデンシロップ Grenadine syrup ー
誕生・由来・・・グレナデンシロップの誕生は幾つか説があり、その中でも有力なものは、17世紀フランスの農家で誕生したと言われています。
誕生してしばらくは、農家で薬作りや飲み物の材料として利用されていました。19世紀になり、カクテルが普及され始めると、様々な材料と合うことから、グレナデンシロップは注目を浴びるようになり、定番シロップとして使われるようになりました。
製造・原料・・・ザクロの果実からジュースを絞って加熱し、ジュースを濃縮させるため一部の水分を蒸発させます。濃縮されたジュースに砂糖を加え、完全に溶解させます。砂糖の量は、甘さや濃度を調整するために調節されます。砂糖が完全に溶解したら、液体を冷却して完成です。
現在ではザクロのみではなく、木イチゴ、カシス、エルダーフラワーなど様々なベリーなどを使って製造されています。
味わい・香り・・・シロップであるため甘味が最大の特徴ですが、ザクロやベリーを使っているので、フルーティーな香りが感じられ、微かな酸味と果実類の甘味が味わえます。
カクテルでの使用は、色を付けるために使われたり、風味を加えるためや、甘味を足すために使用されています。カクテルでの使用だけではなく、お菓子作りの色付け、香りづけなどにも使われています。
- グレナデンシロップの歴史・原料・種類は ⇒ コチラ
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ビルド & ステア
「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。
「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。
炭酸系の混ぜ方
炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。
バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。
混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。
バースプーンの使い方
Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。
この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。
- バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ
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カクテルのTPO用語
ー オールデイカクテル All day cocktail ー
カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。
そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。トの食後向けカクテル。 眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。 オールデイ・カクテルとは、そういったシチュエーションなど向き不向きが無いカクテルのことです。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
シャーリーテンプル・ブラックにおすすめのグラス
ゴブレット Goblet
ゴブレットが誕生したのは14世紀だと言われていて、名前はフランス語で、「 Goblet 」と表記します。 元々は「 ゴブレー 」と呼んでいたそうですが、いつの間にか「 ゴブレット 」となったようです。
聖杯にもこのゴブレットが使われており、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。
ワイングラス Wine glass
グラスの中でもロックグラスやタンブラーグラスと並んで認知度が最も高いと言えるグラスで、他のグラスと比べて種類が多い点が特徴的です。
歴史も古く、古代ローマ時代にはすでに存在していたとされています。 しかし現在のガラス製で写真のような完成形ともいえる形になったのは20世紀になってからだそうです。
ガラス製のものはその前からあったそうですが、ガラスの大きさで税金がかけられていたため、今のものよりもワインが入る部分が小さいサイズでした。
現在ではガラス製のみではなく、銀製などの金属製のものや、クリスタル製、木製、樹脂系と様々なタイプがあり、形も飲むワインによって違うものが存在しています。
基本的に赤ワインは常温で飲むことが多く、白ワインは冷やして飲みむことが多いため、赤と白で形や容量が異なります。容量が150mlくらいのものが白ワイン、200mlくらいのものが赤ワインというのが一般的です。またワインは赤白だけではなく、産地によって味や風味が変わるため、それに合ったグラスを使用することがあるようです。
コリンズグラス Collins glass
背が高く細いので倒しやすいという難点がありますが、その細さは炭酸を抜けにくくしているためという最大のメリットがあり、炭酸系のカクテルをつくる時には必ずと言っていいほど使われるグラスです。 容量は270ml ~ 360mlくらいが一般的。るためという最大のメリットがあり、炭酸系のカクテルをつくる時には必ずと言っていいほど使われるグラスです。 容量 270ml ~ 360mlくらいが一般的。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
シャーリーテンプル・ブラックで使う道具
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