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ひと口飲めば、まるで大人のオレンジソーダのようで、これがカクテルだとは思えないかもしれません。卵白を使ってふわりと泡立てるシルバーフィズとは違い、オレンジフィズは卵をまったく使わないのに、しっかりとした一杯に仕上がります。ジンのキリッとした土台に、オレンジの甘みとレモンの酸味が重なり、ソーダの泡がすべてを軽やかに持ち上げるので、アルコールの存在感はほとんど感じません。「ジンはちょっと苦手」という人でも、最後のひと口までに考えを変えてしまうような一杯です。今夜、ぜひシェイクしてみてください。
レシピと作り方
材 料

Recipe no.012
- ドライジン・・・・・・・・・・・45ml
- オレンジジュース・・・・・・・・30ml
- レモンジュース・・・・・・・・・15ml
- 砂糖・・・・・・・・・・・・・・1tsp
- ソーダ・・・・・・・・・・・・・Full
- オレンジカット
※ Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと
作り方

シェーカーにドライジン、オレンジジュース、レモンジュース、砂糖、氷を入れます。
しっかりとシェークし、シェークした材料をグラスヘ注ぎ、氷を入れます。
泡立たないように静かにソーダを満たし、ゆっくりと軽くステアをします。
炭酸類を混ぜる場合は、ゆっくりと1~2回転ステアし、氷を上げ下げすれば混ざります。
最後にオレンジカットを飾り付ければ完成です。
- 技法 = シェーク & ステア
- グラス = コリンズグラス / タンブラー
- スタイル = フィズスタイル
- アルコール度数 = 9%~10% 前後
- 最適なTPO = 日中 / 食前
- カクテル言葉 = 「 感謝 」
- カクテル誕生日 = 「 7月27日 」
オレンジフィズの特徴

「フィズ」系のカクテルは伝統的に卵白を使い、コクと泡立った層を作りますが、オレンジフィズはそれを使いません。むしろそれで十分だと思っています。ひと言でいえば、ジンフィズにオレンジジュースを加えた一杯。フィズ系の中でも特に飲みやすく、お酒が得意でない方にも親しみやすい存在です。
ジンをベースにしたオレンジフィズは、爽やかで初心者にも優しいカクテル。ジンのキレのある味わいが、オレンジの甘みとレモンの酸味に寄り添い、ソーダで軽やかに仕上がっているからこそです。ジンの存在は感じられますが、主役は柑橘のフルーティーな風味。アルコールの重さを感じさせず、心地よい後味を残します。夏の午後にひと口飲めば、ソーダの炭酸とオレンジの香りが、まるで大人のオレンジソーダのよう。シンプルながら奥行きのある味わいで、カクテルの世界にもっと興味を持たせてくれる一杯です。
- ジンフィズのページは ⇒ コチラ
ポイント・アレンジ・相性の良い食べ物

- 相性の良い食べ物・・・海老の串焼き、チキンサテ、柑橘サラダなどの軽い前菜がおすすめ。オレンジの風味が焼き物や酸味のある料理とよく合います。
- 作り方のポイント・・・砂糖がしっかり溶けるまでシェークすることが大切です。溶け残りがあると、一口ごとの甘さのバランスが崩れてしまいます。
- アレンジ・・・オレンジビターズを数滴加えると奥行きが増し、シトラス感の強いジンに変えるとオレンジの風味がより引き立ちます。
- 飲み方の注意・・・柑橘とソーダで飲みやすい一杯ですが、アルコール度数は9〜10%とやや高めです。特に屋外で飲む際はペースにご注意を。
材料リスト
世界で初めてボタニカルにオレンジピールを使用したドライジン。 風味などのバランスも良く、レモンが強調されているカクテルには特におすすめの一本です。
バーテンダー経験者が描く小説『 Bar 灯影 ~まだ名前のない約束たち~ 』

東京の雑居ビルの地下にある、隠れ家バー「Bar 灯影」。寡黙なマスターと、仕事帰りに通う23歳の彩香のもとに、毎晩いろいろな事情を抱えた客がやってきます。
マスターは多くを聞かず、その夜の一杯だけを差し出します。カクテルの所作や味わいは、バーで働いていた筆者が、現場の記憶をもとに描いています。
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