レシピと作り方
ブレックファーストエッグノックの材料
Recipe no.402
- ブランデー・・・・・・・・・・30ml
- オレンジキュラソー・・・・・・15ml
- 全卵・・・・・・・・・・・・・1個
- ミルク・・・・・・・・・・・・Full
- ナツメグパウダー
- このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
※ Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと
ブレックファーストエッグノックの作り方
グラスは タンブラーグラス が最適でしょう。 他には ゴブレット、コリンズグラス などがおすすめです。
しっかりとシェークした後にシェークした材料をグラスヘ注ぎ、氷を入れます。
( 卵が入っているので、振る回数を増やしましょう )
ミルクを入れてステアをし、ナツメグパウダーを少し振り完成です。
- このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
- アルコール度数 = 9% 前後
- 最適なTPO = 朝食時
- カクテル言葉 = 「 出会った二人 」
- カクテル誕生日 = 「 4月21日 」
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ブレックファーストエッグノックの特徴・感想
〚 誕生のキッカケと由来 〛・・・「 ブレックファースト・エッグノック 」という名前は、その名の通り、朝食やブランチの一環として楽しめるエッグノッグのバリエーションから名付けられました。エッグノッグ自体は、クリスマスや冬の季節に楽しむカクテルですが、「 ブレックファースト・エッグノック 」はより軽く、朝から楽しめるようにアレンジされています。
そもそもブレックファーストの「 ブレック Break 」とは、本来「 ブレイク 」と読み、「 壊す 」という意味だそうです。 「 ファースト Fast 」は「 断食 」という意味で、夜間眠っている間を断食状態として、その断食期間を壊すという意味で「 ブレイクファースト 」という風になっているのだそう。
〚 歴 史 〛・・・エッグノッグは、17世紀のイギリスにその起源を持ち、クリスマスの祝祭の飲み物としてアメリカに広まりました。「 ブレックファースト・エッグノック 」は、その伝統的なエッグノッグを現代的に解釈し、朝の始まりを爽やかに迎えたい人々に向けて作られました。特にブランチ文化が広がった20世紀中頃に人気を集めました。
〚 特 徴 〛・・・このカクテルの特徴は、卵黄を使ったリッチでクリーミーな口当たりと、ブランデーとオレンジキュラソーの深い風味がバランス良く調和している点です。ミルクが全体を滑らかにまとめ、朝でも楽しめるように砂糖の甘さが控えめに加えられています。ナツメグのスパイシーな香りがアクセントとなり、風味を引き締めます。
〚 味わいと魅力 〛・・・「 ブレックファースト・エッグノック 」は、リッチでクリーミーな味わいが口の中に広がります。ブランデーとオレンジキュラソーの芳醇な風味がしっかりと感じられながらも、ミルクが柔らかく包み込み、朝の一杯としても重すぎずに楽しめるバランスが取れています。ナツメグが加わることで、温かみのある風味がさらに引き立ちます。
このカクテルの魅力は、エッグノッグの伝統的なリッチさを保ちながらも、軽やかで朝から楽しめるように調整されている点にあります。ブランチや特別な朝の一杯として、日常にちょっとした贅沢を提供してくれるカクテルです。エレガントな味わいとシンプルなレシピでありながら、満足感のある一杯として、多くの人々に愛されています。
アルコールはしっかりと入っているため、車通勤やお酒に弱い方は飲めませんが、目覚めの一杯としてはおすすめできる一品です。
ブレックファーストエッグノックの使う材料
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〚 他のカクテル レシピリスト 〛
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今回紹介したカクテルの材料
ー オレンジキュラソー Orange curacao ー
誕生・由来・・・キュラソーとは、南米のベネズエラの北海にあり、現在はオランダ領となっている島です。1634年にオランダ艦隊がキュラソー島に居たスペイン人を追い出し、砦を建設。 その後港を建設するとトウモロコシや落花生、塩などの生産し、さらに貿易の拠点に相応しい位置に島が存在していたことから貿易なども相まって栄えるようになりました。
17世紀後半に、キュラソー島内で採れるオレンジをオランダ人が本国へ持ち帰り、アルコールに浸してオレンジリキュールが作られました。 そして現在ではオレンジリキュールのみではなく、ホワイト・オレンジ、ブルー、グリーン、レッドと様々な着色を行ったキュラソーシリーズが定着をしています。
製造・原料・・・ブランデーや他のスピリッツをベースに、オレンジの果皮を漬け込んで風味づけをし、人工着色料を使ってオレンジ色にした果実系リキュールの一つです。
オレンジキュラソーも、ブルーキュラソー同様人口着色での色付けを行っており、オレンジの果実などが入っているわけではありません。 あくまで果皮をアルコールに漬け込んだものです。
味わい・香り・・・オレンジキュラソーは、オレンジの皮から抽出されるエッセンスを主な味わいとしています。そのため、オレンジの甘みが感じられ、口当たりは滑らかです。
香りは、鮮やかなオレンジの香りがします。リキュールを注いだ時にも、強いオレンジの香りが広がります。
- キュラソーの歴史・原料・種類は ⇒ コチラ
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シェーカーの使い方
シェーカーの利用目的は・・・
- 混ざりにくい材料( 比重が大きく違うお酒など、粉類、牛乳や生クリーム、鶏卵 )を混ぜる
- 材料を素早く冷却する
- アルコール度数の強いお酒をまろやかにする( お酒のカドをとる )
といった利用目的があります。 持論ではありますが、あと一つ牛乳や生クリームなどの材料を泡立たせることもできるので、泡立たせる利用目的もあると思います。
スリーピースシェーカー
〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛
- ボディに材料や氷を入れる。( 氷はボディの 7割~8割くらいを目安に入れます )
- ボディにストレーナーを被せ、左手でストレーナーを押さえて左手の甲( 手首に近い辺り )を右手でトントンと叩きストレーナーを押さえる。( ストレーナーを直接叩くのはNG )
- トップをストレーナーに取り付ける。( 強く抑えず、キュッと入れ込む程度でOKです )
〚 Step 2 = 持ち方 〛
スリーピースタイプのシェーカーの持ち方です。
右利き用( 左利きの方は逆 )
- 左手 ・親指 = ストレーナーのくぼんだ場所 ( ストレーナーを押さえる役割 )
- 左手 ・人差し指 = ボディ
- 左手 ・中指 = ボディ底を押さえるように
- 左手 ・薬指 = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )
- 右手 ・親指 = トップを押さえるように
- 右手 ・人差し指 = ボディ
- 右手 ・中指 = ボディ
- 右手 ・薬指 = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )
特に持ち方に決まりがあるわけではありませんので、自分で持ちやすい持ち方で振れば良いと思います。ただシェーカーに手のひらを前面に付けてしまうと、手がかなり冷たくなりますし、材料の温度が下がりにくくなるため、シェーカーを持つ時には、面ではなく点で持つように心がけましょう。
〚 Step 3 = 振り方 〛
まずシェーカーは体の正面で振るのではなく、体から正面45℃に構えます。
- 上記の持ち方で、胸の前に持っていき、そこを中心として上前方へ斜めに押し出すように、そのまま胸に戻して、今度は下前方へと押し出すように振ります。 横から見るとひらがなの「 く 」の字を作るように振ります。
- 上前方、下前方へ出す際には手首を前下へ曲げるようにします。
- この動作を1セットとし、比較的混ざりやすい材料であれば 7~8セットあまり強く振らずにシェークを行います( 強く振ると、中の氷が砕けます )
混ざりにくい材料の場合は、12セットくらい、少し強めのシェークを行いましょう。
シェークの振り方は人それぞれなので、これらを参考にご自分の一番良い振り方を模索してください。 その際に、中の氷が8の字を描くように振りましょう。
〚 Step 4 = グラスヘ注ぐ 〛
- シェーク後、まずはトップを外します( 外しにくい場合は、ねじるように外します )
- ストレーナーとボディを片手で押さえます( 人差し指はストレーナー、中指をボディ )
- ストレーナーの先は網状になっているので( 上記写真 )、そこからグラスヘ注ぎます。
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ツーピース( ボストンシェーカー )
〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛
まずはツーピースシェーカー( ボストンシェーカー )の部位名称です。
小さい方が金属であれば「 ショートティン 」、ガラス製であれば「 パイントグラス 」です。 ショートティン( パイントグラス )に材料を入れ、ティンの方に氷を入れます。( 氷はティンの5 ~ 6割ほどを目安に入れます )
ショートティン( パイントグラス )の材料を氷の入ったティンに入れて、ショートティンを被せます。真っすぐ差し込むのではなく、自分側にショートティンを寝かすようにはめ込み、自分側のティンとショートティンの縁が一直線に沿っているようにします。( 写真の様に立てると曲がったようになります )
ショートティンを被せたら、上から手のひら( 掌底 )でトントンと直接 2回ほど叩きます。 圧縮されて簡単には外れなくなります。
〚 Step 2 = 持ち方 〛
ツーピースシェーカーの持ち方は、スリーピースシェーカーよりも多彩にあります。
写真にあるように、スリーピースシェーカーよりも長いので、先端と先端を押さえることと、中の氷の動きを端から端まで動くように振れば問題ありません。 右手をショートティンの方を押さえて、左手の掌を上になるように、包み込むように持ちます。
〚 Step 3 = 振り方 〛
スリーピースシェーカーと同じ動きで振るようにしてもかまいません。 シェーカー自体が長いので、スピードを抑え気味で振ると端から端まで氷が移動し、材料が混ざるので、そこをポイントとして振りましょう。
振るモーションもスリーピースシェーカーより大きく振ると自然とスピードも落ち、良く混ざるようになります。
〚 Step 4 = グラスへ注ぐ 〛
- まず左手でツーピースシェーカーを縦にして持ちます。( この時ショートティンが上に来るように持ちます )
- 左手の中指と人差し指で、ショートティンを右へ押すように持ちます。
- 右手の手のひら( 掌底 )でティンの方を軽く叩きます。( 1回でショートティンが外れない場合は2回叩きましょう )
写真にあるように、ティンにストレーナーを装着し、グラスヘシェークした材料を注ぎます。
フレッシュフルーツなどを材料で使用した場合は、2つ上の写真のあるように、小さい手ざるを使います。( 種など細かい余分なものをグラスヘ入れないようにするためで、スリーピースシェーカーの場合に使用する場合もあります )
- シェーカーについて詳しくは ⇒ コチラ
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ビルド & ステア
「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。
「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。
炭酸系の混ぜ方
炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。
バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。
混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。
バースプーンの使い方
Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。
この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。
- バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ
カクテルスタイル
ー エッグノック Egg knock ー
卵・牛乳・砂糖・酒類にシナモンやナツメグを加えるスタイルで、ホット・コールドの両方あります。
誕生はイングランドの東方で、「 エッグ 」は卵、「 ノッグ 」は「 ノッジ 」( 木彫りのマグ )が語源であると言われています。 ウイスキーやブランデー、またはラム酒などを混ぜて飲まれることが多いです。
18世紀にイギリスの各植民地に広がり、その後アメリカにも渡りました。その後はアメリカ南部でクリスマスに飲まれていましたが、現在ではヨーロッパやアメリカ、カナダなど四季を問わず世界中で定着してます。
似たようなドリンクに「 ミルクセーキ 」があり、日本でも多くの人が飲んでいます。他にも、ベースをブランデーに変えたカクテルに「 ブランデーエッグノック 」が広く知れ渡っています。
混ぜるためにはシェークなどが必要となり、泡立つことにより口当たりがまろやかになるのが特徴的です。
- カクテルスタイル 紹介ページは ⇒ コチラ
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ブレックファーストエッグノックにおすすめのグラス
タンブラーグラス Tumbler glass
「 タンブラー Tumbler 」の語源は「 倒れるもの 」や「 転ぶもの 」の意味があり、元々獣を狩り、残った角等をくり抜いてコップにし、底が真っ平にはならなかったので、よく倒れていたことからこの名前が付いたそうです。
別名ハイボールグラスとも呼ばれることがあり、主にハイボールスタイルや、ソフトドリンクなどに使われています。 オールドファッションドグラス( ロックグラス )を原型として誕生したとも言われ、オールドファッションドグラスをそのまま縦に長くしたような形をしています。
使い勝手が良く、容量も多く入るため、どの家庭にも必ずいくつかはあるグラスで、用途がおおいためか容量の種類も一番多くあると言っても過言ではないでしょう。
素材もガラス製だけではなく、木製、金属製、陶器、プラスチック製と様々なものがあります。 容量は6オンスの180ml、8オンスの240ml、10オンスの300mlが一般的で、飲食業界では略して6タン、8タン、10タンなどと呼ばれているそうです。10タンなどと呼ばれているそうです。容量は180ml ~ 300mlが一般的。
ゴブレット Goblet
ゴブレットとはグラスに土台と足が付いたグラスの事です。
特徴としてはワイングラスのように足が長くないことと、容量が多く入ることで、タンブラーグラスの代わりや、氷をたっぷり使うカクテル、ビール、ドリンクなどで使われ、パフェなどのデザートの器としても使われます。
使い勝手が良く、見た目も上品さと可愛らしさがあり、様々なシチュエーションであったり、お店などで幅広く使われています。
ゴブレットが誕生したのは14世紀だと言われていて、名前はフランス語で、「 Goblet 」と表記します。 元々は「 ゴブレー 」と呼んでいたそうですが、いつの間にか「 ゴブレット 」となったようです。
聖杯にもこのゴブレットが使われており、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。容量は300ml前後が一般標準サイズ。
コリンズグラス Collins glass
背が高く細いので倒しやすいという難点がありますが、その細さは炭酸を抜けにくくしているためという最大のメリットがあり、炭酸系のカクテルをつくる時には必ずと言っていいほど使われるグラスです。 容量は270ml ~ 360mlくらいが一般的。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
ブレックファーストエッグノックで使う道具
- このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料