雪国 のカクテルレシピ・作り方・誕生・特徴|ウォッカ + ホワイトキュラソー + ライムジュース

ウォッカベースショートカクテルの雪国

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グラスの縁に舞う白い砂糖と、底に沈む真紅のチェリー。1958年に山形のバーテンダーが生み出した雪国は、日本を代表するカクテルとして世界で愛されています。ウォッカの透明感とライムの酸味が織りなす、まるで雪原のような清らかな味わいを、ぜひ体験してみてください。

目次
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レシピと作り方

材 料

ウォッカのおすすめ銘柄リスト
ホワイトキュラソーのおすすめ銘柄リスト

作り方

  • 技法 = シェーク
  • グラス = カクテルグラス
  • アルコール度数 = 28% ~ 29% 前後
  • 最適なTPO = 日中
  • カクテル言葉 = 「 恋を占う 」
  • カクテル誕生日 = 「 2月18日 」

雪国の詳細・動画

誕生・歴史

雪国の景色

Photo|雪国 イメージ

1958年に行われたカクテルコンクールで見事1位を獲得したカクテルで、現在では日本を代表するカクテルとして世界でも飲まれています。

考案者は山形県の最北部に位置する酒田市出身の「 井山 計一 」氏で、まさに雪国地方出身者ならではのカクテルだと言えます。 カクテルのネーミングは、川端康成の小説「 雪国 」から付けたものと思われていましたが、井山氏自身が考案した川柳を元に付けた名前です。

雪国が世に出る前の井山氏は、様々なコンクールに応募をしては落選をするということを繰り返していました。ある時、自身の店のカウンターに、たまたまウォッカホワイトキュラソー、ライムジュースが並んでいものを組み合わせて雪国が誕生したそうです。

ここまでを読むとたまたまできたカクテルのように思われますが、最初のキッカケがたまたまなだけであり、その後の全体の組み立てやバランスなどが素晴らしく、特に北方の蒸留酒であるウォッカをベースに使い、スノースタイルで雪を演出しています。 


カクテルの雪国

Photo |雪 国|画像引用 Wikipedia

カクテルの色合いも寒色系になっているというコンセプトの立て方が素晴らしいカクテルです。見た目のアクセントとしてミントチェリーが沈められていることが日本を表現しているのかもしれません。

その後サントリー( 当時 壽屋 )が主催するカクテルコンクール東北地区予選を、3位で本選へと駒を進めることができました。 そして迎えた本選では銅賞と銀賞がそれぞれ東北地区予選の1位と2位だったため、井山氏は自分は選ばれないと思い込み、帰り支度をしていたところ優勝を告げられたので、帰り支度のまま受賞に出たという逸話があります。

雪国はその後全国的に人気のカクテルとなり、日本国内のみならず世界でも人気を博し、ウォッカベースの数ある代表的なカクテルとして定着しました。

2018年には、このカクテル雪国と、井山氏のドキュメンタリー映画「 YUKIGUNI 」が制作され、翌年に公開されました。映画化されるほどこの雪国というカクテルと井山氏という人物が偉大であったかを物語っています。

2021年に井山氏はこの世を去り、その追悼イベントとして2022年5月9日から5月16日の間、日本全国43店舗のBARで「 YUKIGUNI NIGHT 」が開催され、それぞれアレンジした雪国が提供されたそうです。

特徴・味わい

ウォッカとホワイトキュラソーとライムジュース

ウォッカのクリアで力強い味わいに、ホワイトキュラソーのオレンジピールが織りなす華やかな柑橘の香りが重なります。ライムジュースの清冽な酸味がキリッと全体を引き締め、グラスの底に沈められた真紅のマラスキーノチェリーが、雪原に咲く一輪の花のような鮮やかなアクセントを添えているのです。

最初に砂糖の優しい甘さが舌先を包み込み、次にウォッカの透明感ある飲み口が喉を通り抜けます。ライムの爽やかな酸味と柑橘の余韻が口の中で溶け合い、まるで冬の澄んだ空気を吸い込んだような清涼感が残ります。寒色系の色合いと北方の蒸留酒であるウォッカの組み合わせが、まさに雪国という名にふさわしい一杯。静かな冬の夜に、この美しいカクテルで特別なひとときを過ごしてみてください。


Point|バーテンダーからのおすすめ

  • 相性の良い食べ物・おつまみ・・・白身魚のカルパッチョや生牡蠣など、繊細な味わいの魚介類と好相性。チーズの盛り合わせやナッツ類とも合い、上品なバータイムを演出してくれます。
  • 作り方のポイント・・・スノースタイルは砂糖を均一につけるのがコツ。シェークは氷がしっかり鳴るまで振り、グラスに注ぐ際は砂糖を崩さないよう丁寧に。チェリーは必ず水気を切りましょう。
  • 飲み方の注意・・・アルコール度数が28〜29%とやや高めなので、ゆっくりと味わって。グラスの縁の砂糖も一緒に楽しむことで、甘さと酸味のバランスがより引き立ちます。
  • おすすめのシーン・・・冬の静かな夜や、大切な人との特別な時間に最適。日本生まれのカクテルとして海外の方に紹介するのもおすすめで、その美しさに会話も弾むことでしょう。

レシピ動画

  • レシピ動画|テンダリー宮崎 優子 Channel Home

材料リスト

スミノフウォッカは世界で一番消費量が多いウォッカです。カクテルでも特に多く使われている銘柄で、材料としての安定感や認知度がズバ抜けて高く、カクテルに使うには間違いのないウォッカです。

オレンジの果皮をスピリッツに漬けこみ加糖をしたリキュールで、強すぎないフルーティーな甘味と香りが、様々な材料と合い、ベースのお酒の引き立て役としてよく使われているリキュールです。

圧搾のみで搾り出した100%ジュース。濃縮還元していないため、ビタミンC、クエン酸などが損なわれておらず、有機生ライム成分がそのまま楽しめてカクテルにも最適な一品です。

通常ご家庭などで使われている一般的なグラニュー糖よりも決勝が細かいのが特徴です。細かい結晶は非常に溶けやすく、料理やカクテルなどに最適なグラニュー糖です。

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