サンタモニカピーチ|カクテルレシピ・作り方・特徴|ピーチリキュール + 紅茶

リキュールベースロングカクテルのサンタモニカピーチ
目次
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レシピと作り方

サンタモニカピーチの材料

Recipe no.580

  • ピーチリキュール・・・・・・・45ml
  • レモンジュース・・・・・・・・1tsp
  • シュガーシロップ・・・・・・・1tsp
  • ストレートティー・・・・・・・Full
  • レモンスライス
  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料

技法 = ステア

1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと
Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと

  • ピーチリキュールの歴史・主なブランドは ⇒ コチラ

サンタモニカピーチの作り方

グラスは コリンズグラスゴブレットタンブラーグラスワイングラス などがおすすめです。

STEP
材料を合わせる

グラスに氷、ピーチリキュール、レモンジュース、シュガーシロップ、ストレートティーを入れます。

STEP
ステアする

しっかりとステアをします。

STEP
仕上げ

あらかじめ準備しておいたレモンスライスを、バースプーンで押し込むようにグラスの中に入れて完成です。


  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
  • アルコール度数 = 4% ~ 5% 前後
  • 最適なTPO = 日中 / 食後
  • カクテル言葉 = 「 不明 」
  • カクテル誕生日 = 「 不明 」

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サンタモニカピーチの特徴・味わい

アメリカ・カリフォルニア州・サンタモニカ

今回ご紹介した「 サンタモニカピーチ 」のサンタモニカとは、アメリカ・カリフォルニア州・ロサンゼルスにある街の名前で、夏はカラッとした晴れの日が多く美しいビーチがあり、そのビーチの傍にはオシャレなカフェやショッピング店が並び、ビーチに遊園地まであるビーチを中心としたリゾート都市です。

このカクテルの誕生は1980年代後半から、1990年代前半頃と言われていますが、誕生時期以外の生まれたキッカケや経緯などは不明です。

この土地で生まれたカクテルなのか、サンタモニカの爽やかな雰囲気をモチーフにしているのかはわかりませんが、お家で飲むカクテルに最も向いているカクテルのひとつです。


桃を持つ美しい女性

ベースに、南フランス生まれの芳醇なピーチリキュールのクレームド・ペシェを使い、それをストレートティーで割り、アクセントに柑橘系酸味のレモンジュースを加えたレシピで、まろやかでフルーティーな甘味と爽やかな桃の香り、香り高い紅茶がピーチティーを思わせるテイストになっていて、アクセントのレモンジュースが全体を整えつつ飽きの来ない一品に仕上がっています。

つくるのも簡単、アルコール度数も低く、誰にでも飲める飲みやすさは、お家で飲むお酒にかなりオススメなカクテルです。特にピーチリキュールは、女性を中心に人気が高いので、お酒に弱い方や初心者などにも特におすすめです。

サンタモニカピーチの材料

  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具

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ベースのお酒・ピーチリキュール

桃がたくさん入った木箱を背景としたピーチツリーのボトル

Photo|画像提供 KIRIN

ピーチリキュールとは、その名前の通り桃のお酒です。アルコール度数の低さ、爽やかな桃の香りが、日本をはじめ世界的にも大人気で、爽やかさとフルーティーな桃の香りと甘味がその理由ではないかと思われます。特に女性を中心に人気があり、定着の理由も女性が多く飲み始めたのがキッカケです。

ピーチリキュールの歴史

木に実った桃

1984年アメリカの酒造研究室長が木に実っている桃を眺めていたところ、「 桃のリキュール 」をつくりたいと考え、さっそく事業提携しているオランダのデカイパー社に連絡をして開発に取り掛かったのが始まりです。

製品はその年に完成し、翌年の1985年にはアメリカで発売されました。 デカイパーのピーチツリーは、若者を中心に爆発的なヒット商品となり、瞬く間に広まったのです。

この時に飲まれていたのはピーチリキュールをトニックウォーター( 現在ではピーチツリークーラー として存在しています )で割ったカクテルでした。 しかしその後にピーチリキュールをオレンジジュースで割った「 ファジーネーブル 」が誕生すると、ファジーネーブルの人気が上がり、現在でも定番カクテルとして、アメリカやヨーロッパだけでなく、日本でも飲まれています。

ピーチリキュールの製法

桃のピューレ

原料の桃は、ホワイトピーチ( 東洋原産種 )イエローピーチ( ペルシャで変種として生まれた品種 )のよく熟したものが使われ、その中から品種の良いものを厳選し、摘みたてのうちにエキスを抽出します。

それらを中性スピリッツに溶け込まして蒸留を行います。 そしてシロップ水を加え製品化するのが基本形です。

この製造で桃の甘味と酸味が溶け込んだ爽やかでフルーティーな甘味が生まれ、誰でも飲みやすく様々な材料と合うリキュールが完成するのです。

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ピーチリキュールの主なブランド

ー ブランド比較表 ー

項目 / ブランドデカイパールジェラグートマリーブリザールボルス
特 徴オランダの伝統あるリキュールメーカー。フルーツの風味を強調した豊かな味わいが特徴。フランスの歴史あるリキュールメーカー。フルーツリキュールの名門で、高品質なピーチリキュールを提供。1755年創業のフランスの老舗リキュールメーカー。果実本来の味を生かしたリキュールが特徴。オランダの歴史あるリキュールブランド。ピーチリキュールは特にカクテルでの使用が多い。日本の大手飲料メーカーサントリーのブランド。和の要素を取り入れた高品質なリキュール。
アルコール度数20 %15 %18 %17 %20 %
風 味フレッシュで甘い桃の香りと風味。純粋で自然な桃の風味。リッチでバランスの取れた桃の風味。甘く濃厚な桃の風味。日本らしい繊細で上品な桃の風味。
使用用途カクテル、デザートのトッピングカクテル、スイーツのアクセントカクテル、デザートのフレーバー付けカクテル(特にピーチベースのもの)、ドリンクのアレンジカクテル、ストレート、和風デザートのフレーバー付け
価 格¥ 1,600 台¥ 1,900 台¥ 2,700 台¥ 2,000 台¥ 1,900 台

ー デカイパー De kuyper ー

ピーチツリーの元祖とも言える存在で、1984年に発売しファジーネーブルと共に大ヒットをしたブランド。

甘味がハッキリと感じられ桃をそのままお酒にしたようなとろみもありピーチのみずみずしい味わいがそのまま楽しめる一品です。

デカイパーのピーチツリーは黄桃果汁を使い、無色透明でフレッシュな香りが最大の特徴です。ピーチツリーの定番カクテルに全て合うのでぜひお試しください。

Photo|画像提供 KIRIN


ー ルジェ・ラグート Lejay Lagoute ー

南フランスの太陽をいっぱい浴びた芳醇な桃を使い、保存料・添加物を一切加えず製造しています。

まろやかな甘味、爽やかな香りが感じられ、カクテルのみならずロックスタイルでも飲めるリキュールで、飲む以外にもかき氷やアイスクリームなどのシロップにも使われているリキュールです。

Photo|画像提供 SUNTORY


ー マリー ブリザール Marie brizard ー

マリーブリザールのピーチは、フランス・ボルドー産の高品質ブランドの桃を使い、天然のアロマ成分たっぷりのピーチリキュールをつくっています。

しっかりとした桃のニュアンス、マイルドな味わいと風味を感じられることが最大の特徴で、そのマイルドさが様々なカクテルとの相性を良くしています。


ー ボルス Bols ー

太陽の下で育った完熟した桃果実を、リキュールの大手ブランドボルスが手掛けたピーチリキュール。ボルスピーチの特徴はフレッシュなピーチに、オレンジなどの柑橘系のニュアンスが感じられるリキュールです。それらが他のピーチリキュールとは違う香りやテイストを感じられます。

他と同様の桃のみずみずしさ、桃果実由来のフルーティーな甘味と微かな酸味があり、香りのバランスがとても良く、そのバランスがカクテルに使いやすくしてくれている一品です。

Photo|画像提供 Asahi


ー サントリー 奏 Suntory Kanade ー

国産の白桃を100%使用し、その白桃をまるごと漬け込んだ浸漬酒と、華やかに香る甘味のある果汁を丁寧にブレンドした味わいが特徴的です。

他のブランド同様みずみずしさと、柔らかな香りと伸びと厚みのある果実感あふれる白桃の味わいが感じられるプレミアムなピーチリキュールです。

Photo|画像提供 SUNTORY

  • ピーチリキュールの歴史・主なブランドは ⇒ コチラ

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ビルド & ステア

バー店員がドリンクをかき混ぜている様子を題目にしたステア&ビルド記事

「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。

「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。

炭酸系の混ぜ方

炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。

混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。

バースプーンの使い方

ステアのやり方

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

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カクテルのTPO用語

オールデイカクテル All day cocktail

ランチとディナー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。

そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。

ディジェスティフ Digestif

「 ディジェスティフ Digestif 」とはフランス語で食後に飲むお酒のことで、英語では「 アフターディナー・ドリンク After dinner drink 」と呼びます。

特徴としてはブランデーなどのアルコール度数が高めのスピリッツを使い、クリームなどの甘味の強いものを材料に使う傾向があります。

アルコール度数が高いカクテルが多いのには理由があり、満腹になった後にアルコール度数が高めのお酒を飲むことで、食後の疲れた胃に刺激を与えます。

女性が食後のコーヒーを飲んでいる

刺激を与えることにより、再度活性化させ消化を促進させる役割を持っているのです。

香りがあり、甘口のものが多い理由は、デザート感覚で楽しめることで、更なる満足感を与えることが目的としてあり、他には香り高いもので気分を落ち着かせることがあります。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

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サンタモニカピーチにおすすめのグラス

コリンズグラス Collins glass

コリンズグラス・ゾンビグラス

背の高い円柱形の細い形をしたグラスで、ラムベースの「 ゾンビ 」を飲むために使われるため、ゾンビーグラスと言われています。その後ジンベースのカクテル「 トム・コリンズ 」の人気が出るとコリンズグラスとも呼ばれるようになりました。

他にもチムニーグラスやトールグラス、煙突グラスとも言われることがあります。

他のグラスに比べて別名が多くあり、それだけ様々な場面で多くの国々の人達に使われているという事なのかもしれません。

背が高く細いので倒しやすいという難点がありますが、その細さは炭酸を抜けにくくしているためという最大のメリットがあり、炭酸系のカクテルをつくる時には必ずと言っていいほど使われるグラスです。 容量は270ml ~ 360mlくらいが一般的。

ゴブレット Goblet

ゴブレットとはグラスに土台と足が付いたグラスの事です。

特徴としてはワイングラスのように足が長くないことと、容量が多く入ることで、タンブラーグラスの代わりや、氷をたっぷり使うカクテル、ビール、ドリンクなどで使われ、パフェなどのデザートの器としても使われます。

使い勝手が良く、見た目も上品さと可愛らしさがあり、様々なシチュエーションであったり、お店などで幅広く使われています。

カクテルグラスゴブレット

ゴブレットが誕生したのは14世紀だと言われていて、名前はフランス語で、「 Goblet 」と表記します。 元々は「 ゴブレー 」と呼んでいたそうですが、いつの間にか「 ゴブレット 」となったようです。

聖杯にもこのゴブレットが使われており、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。

タンブラーグラス Tumbler glass

タンブラーグラス

「 タンブラー Tumbler 」の語源は「 倒れるもの 」や「 転ぶもの 」の意味があり、元々獣を狩り、残った角等をくり抜いてコップにし、底が真っ平にはならなかったので、よく倒れていたことからこの名前が付いたそうです。

別名ハイボールグラスとも呼ばれることがあり、主にハイボールスタイルや、ソフトドリンクなどに使われています。 オールドファッションドグラス( ロックグラス )を原型として誕生したとも言われ、オールドファッションドグラスをそのまま縦に長くしたような形をしています。

使い勝手が良く、容量も多く入るため、どの家庭にも必ずいくつかはあるグラスで、用途がおおいためか容量の種類も一番多くあると言っても過言ではないでしょう。

素材もガラス製だけではなく、木製、金属製、陶器、プラスチック製と様々なものがあります。 容量は6オンスの180ml、8オンスの240ml、10オンスの300mlが一般的で、飲食業界では略して6タン、8タン、10タンなどと呼ばれているそうです。

ワイングラス Wine glass

グラスの中でもロックグラスタンブラーグラスと並んで認知度が最も高いと言えるグラスで、他のグラスと比べて種類が多い点が特徴的です。

歴史も古く、古代ローマ時代にはすでに存在していたとされています。 しかし現在のガラス製で写真のような完成形ともいえる形になったのは20世紀になってからだそうです。

ガラス製のものはその前からあったそうですが、ガラスの大きさで税金がかけられていたため、今のものよりもワインが入る部分が小さいサイズでした。

ワイングラス

現在ではガラス製のみではなく、銀製などの金属製のものや、クリスタル製、木製、樹脂系と様々なタイプがあり、形も飲むワインによって違うものが存在しています。

基本的に赤ワインは常温で飲むことが多く、白ワインは冷やして飲みむことが多いため、赤と白で形や容量が異なります。容量が150mlくらいのものが白ワイン、200mlくらいのものが赤ワインというのが一般的です。またワインは赤白だけではなく、産地によって味や風味が変わるため、それに合ったグラスを使用することがあるようです。

サンタモニカピーチで使う道具

  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
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