レシピと作り方
アップルロワイヤルの材料
Recipe no.555
- カルヴァドス・・・・・・・・・30ml
- スパークリングワイン・・・・・Full
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技法 = ステア
※ Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと
アップルロワイヤルの作り方
グラスは シャンパングラスのフルート型 をおすすめします。 他には コリンズグラス、サワーグラス が使いやすいです。
スパークリングワインとグラスはよく冷やしておきましょう。
グラスにカルヴァドス、スパークリングワインを入れます。
泡立たないように静かにスパークリングワインを満たし、ゆっくりと軽くステアをすれば完成です。
炭酸類を混ぜる場合は、ゆっくりと1回転~2回転 ステアするようにしましょう。
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アップルロワイヤルの特徴・味わい
〚 由来と歴史 〛・・・アップルロワイヤルの「 ロワイヤル Royale 」とは「 王の、高貴な、豪華な 」などという意味です。 なのでこのカクテルの名前は豪華なリンゴ、高貴なリンゴ、王のリンゴなどという意味になります。
誕生は比較的新しいカクテルとされていますが、明確な誕生時期や由来は分かっていません。しかし、リンゴのブランデーであるカルヴァドスと、スパークリングワインという組み合わせが、シンプルながらも洗練された味わいを生み出すことから、多くのバーテンダーによってアレンジされ、人気が広まっていったと考えられます。
〚 特徴と味わい 〛・・・カクテルは、フルーティーな甘味とブランデーのテイストを併せ持つカルヴァドスを、爽やかで爽快感あるスパークリングワインで割ったレシピで、その名前の通り上気品と華やかさがありながら、カルヴァドスの甘味が飲みやすいスパークリングワインをさらに飲みやすくしています。
- リンゴの芳醇な香り: カルヴァドスのリンゴの香りが、カクテル全体に華やかさを添えます。
- スパークリングワインの爽やかさ: スパークリングワインの細かい泡が、口の中に爽快感を与えます。
- 上品な甘み: カルヴァドスのほんのりとした甘みが、スパークリングワインの酸味と調和し、上品な味わいを生み出します。
〚 魅 力 〛・・・ブランデーが飲みごたえも感じさせるシンプルながら完成されたカクテルです。
- シンプルながらも上品な味わい: シンプルな材料で作られているにも関わらず、上品で洗練された味わいが楽しめます。
- 華やかな見た目: スパークリングワインの泡が美しく、見た目も華やかです。
- オールシーズン楽しめる: 季節を問わず楽しめるカクテルです。
〚 まとめ 〛・・・アップル ロワイヤルは、リンゴの香りが華やかな、爽やかなカクテルです。カルヴァドスとスパークリングワインのシンプルな組み合わせでありながら、上品で洗練された味わいが魅力です。特別な日の乾杯や、リラックスしたい時にぴったりのカクテルです。
ー ポイント ー
- スパークリングワインは、ゆっくりと注ぐことで、泡が美しく立ち上がります。
- グラスは、フルート型のシャンパングラスを使うと、より一層華やかになります。
- リンゴのスライスを飾るのもおすすめです。
アップルロワイヤルの材料
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ビルド & ステア
「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。
「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。
炭酸系の混ぜ方
炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。
バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。
混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。
バースプーンの使い方
Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。
この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。
- バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ
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カクテルのTPO用語
オールデイカクテル All day cocktail
カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。
そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。
プレディナー Pre dinner cocktail
プレディナーカクテルとは食事前に飲むお酒のことです。
胃を刺激して消化液の分泌を促進することで、消化器官の負担を軽くする働きがあり、食欲増進の効果があります。
プレディナーの習慣が誕生したのは、18世紀後半から19世紀にかけての間にフランス、イタリアの貴族間から始まったそうです。
プレディナーの特徴はアルコール度数が低いこと、スッキリとした口当たりに爽やかさや爽快感があるものが多いです。 テイストは爽やかな甘味、少しの苦味や酸味が特徴的です。
お酒の種類はスパークリングワインやビールなどの炭酸類が多く見られ、リキュールではアペロールやカンパリといった少し苦味があり、ハーブなどの香りがするリキュールが使われることが多いようです。 カクテルも香り、苦味、爽やかさを使ったものが多く、種類も豊富にあります。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
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アップルロワイヤルにおすすめのグラス
シャンパングラス Champagne glass
シャンパングラスは口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」があります。
クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。
当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。
フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に一緒に作られました。
始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにも使われたそうです。容量は180ml ~ 300mlが一般的。
コリンズグラス Collins glass
背の高い円柱形の細い形をしたグラスで、ラムベースの「 ゾンビ 」を飲むために使われるため、ゾンビーグラスと言われています。その後ジンベースのカクテル「 トム・コリンズ 」の人気が出るとコリンズグラスとも呼ばれるようになりました。
他にもチムニーグラスやトールグラス、煙突グラスとも言われることがあります。
他のグラスに比べて別名が多くあり、それだけ様々な場面で多くの国々の人達に使われているという事なのかもしれません。
背が高く細いので倒しやすいという難点がありますが、その細さは炭酸を抜けにくくしているためという最大のメリットがあり、炭酸系のカクテルをつくる時には必ずと言っていいほど使われるグラスです。 容量は270ml ~ 360mlくらいが一般的。
サワーグラス Sour glass
サワースタイルのカクテルを飲む際に使われるグラス。
脚付きのものが基本的なものですが、現代の日本では、レモンサワーなどを飲むことに使われていて、形は平底のものが多くなっています。
種類は豊富で、ゴブレットやシャンパングラスのフルート型によく似ていて、多種多様に使える利便性があります。
形は記載した通りゴブレットを長細くしたような形状で、シャンパングラスのフルートよりは太めです。 ゴブレットとシャンパングラスのフルート型の中間ともいえるグラスです。
しかし液体が入る部分であるボウルは小さめで、容量も120ml程が通常のサイズです。 氷を入れずシェーカーなどで冷やしたカクテルを入れるには最適なグラスです。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
アップルロワイヤルで使う道具
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