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今のイエローバードは、ホワイトラムとトリプルセック、ライムで作るのが定番ですが、1954年にジャマイカのハーフムーン・リゾートで生まれたオリジナルは、バナナリキュール、コーヒーリキュール、オレンジジュースだけの、まったく別のカクテルでした。この最初のレシピは、1972年に打たれたガリアーノの派手な広告をきっかけに、ほぼ姿を消します。柑橘の酸味とガリアーノのバニラ・アニスの温かみが、ラムの南国感の上に重なるレシピへと書き換えられたのです。ラムにバナナリキュール、レモンとオレンジ、砂糖を合わせるこの記事の一杯は、その古いフルーティーな面影に、少し近い味わいと言えます。今夜、一度ならず作り替えられてきたこのカクテルの歴史を、グラスの中で味わってみてください。
レシピと作り方
材 料

Recipe no.003
- ゴールドラム・・・・・・・・・30ml
- バナナリキュール・・・・・・・15ml
- レモンジュース・・・・・・・・30ml
- オレンジジュース・・・・・・・30ml
- 砂糖・・・・・・・・・・・・・1tsp
- オレンヂカットやチェリー
※ 1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと
作り方

シェーカーにゴールドラム、バナナリキュール、レモンジュース、オレンヂジュース、砂糖、氷の順に入れます。
しっかりとシェークした後にシェークした材料をグラスヘ注ぎ、氷を入れます。
オレンジカットやチェリーを飾れば完成です。
- 技法 = シェーク
- グラス = ゴブレット / タンブラー
- アルコール度数 14% ~ 15% 前後
- 最適なTPO = 日中 / 食後
- カクテル言葉 = 「 騙されないわ 」
- カクテル誕生日 = 「 3月5日 」
イエローバードの特徴

今のイエローバードはホワイトラム、ガリアーノ、トリプルセック、ライムで作られますが、実はこれは元のレシピではありません。1954年、ジャマイカのハーフムーン・リゾートで最初に記録された一杯は、バナナリキュール、コーヒーリキュール、オレンジジュースという全く違うものでした。
今のレシピが定着したのは1972年、ガリアーノ社がハイチとの関連を打ち出した広告を展開してから。名前は19世紀ハイチのバラード「Choucoune」に由来し、1957年に「Yellow Bird」として英訳され、ハリー・ベラフォンテの歌で世界的に広まりました。ただし曲名由来か、単に黄色い色から来ているのかは今も議論が分かれています。ホワイトラムが軽やかな骨格を作り、ガリアーノがバニラとアニスの温かみを、ライムの酸味が全体を引き締めます。ビーチにぴったりの明るい一杯です。
ポイント・アレンジ・相性の良い食べ物

- 相性の良い食べ物・おつまみ・・・グリルパインナップルやジャークチキンがよく合います。香ばしさとスパイスがカクテルの甘さを引き締めてくれます。
- 作り方のポイント・注意点・・・よくある失敗は、ガリアーノを入れすぎて柑橘の風味を消してしまうことです。私はいつも脇役として控えめに使うようにしています。
- アレンジ・・・パインジュースを少量加えるとよりティキ感が増し、トリプルセックをオレンジキュラソーに変えると深みが出ます。
材料リスト
17世紀の海賊ヘンリー・モーガンに因んでつくられたラムです。口当たりがとても良く、バニラなどの香草やアプリコットなどの果実や香辛料が使われ、風味豊かな味わいが特徴。
美しい黄金色と濃厚なバナナの風味が際立ったリキュール。 フレッシュなバナナの風味をじっくり熟成させ、重厚で上品な甘味とバナナの香りが際立っています。
バーテンダー経験者が描く小説『 Bar 灯影 ~まだ名前のない約束たち~ 』

東京の雑居ビルの地下にある、隠れ家バー「Bar 灯影」。寡黙なマスターと、仕事帰りに通う23歳の彩香のもとに、毎晩いろいろな事情を抱えた客がやってきます。
マスターは多くを聞かず、その夜の一杯だけを差し出します。カクテルの所作や味わいは、バーで働いていた筆者が、現場の記憶をもとに描いています。
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