シャンパンカクテルのカクテルレシピ・作り方・特徴｜シャンパン + ブランデー

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グラスの底で角砂糖が優雅に溶け、きめ細やかな泡が立ち上る「シャンパンカクテル」。1862年から愛され続け、映画『カサブランカ』の名シーン「君の瞳に乾杯」で世界中に知られるようになった伝説の一杯です。シャンパンの華やかさにコニャックの芳醇さが加わり、時間とともに変化する味わいは格別。特別な日にふさわしい、この気品あふれるカクテルをぜひ体験してください。

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レシピと作り方

材料

Recipe no.454

シャンパン・・・・・・・・・・適量
コニャック・・・・・・・・・・10ml
アンゴスチュラビターズ・・・・2dash
角砂糖・・・・・・・・・・・・1個

※ 1dash = ビターボトル一振り、目安は1滴の量

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作り方

Step

準備をする

シャンパンはあらかじめよく冷やしておきましょう。
グラスの中に角砂糖を置き、アンゴスチュラビターズを角砂糖に染み込ませます。

Step

材料を合わせる

コニャックを角砂糖の周りに入れます。

Step

仕上げ

泡立たないように静かにシャンパンを入れれば完成です。

グラス = シャンパン・クープ
アルコール度数 = 13% ～ 14% 前後
最適なTPO = 日中 / 食前
カクテル言葉 = 「天使が舞い降りた」
カクテル誕生日 = 「 12月21日」

シャンパンカクテルの詳細・動画

由来・歴史

シャンパンカクテルが初めて記録に登場したのは1855年のパナマで、その後1862年にバーテンダーのジェリー・トーマスが著した『The Bartender’s Guide』に掲載されたことで広く知られるようになりました。19世紀後半、シャンパンブームの真っただ中で誕生したこの一杯は、シャンパンそのものの華やかさをさらに特別なものへと昇華させるレシピとして、パーティーやお祝いの席で欠かせない存在となっていきます。

世界中で愛されるきっかけとなったのは、1942年の映画『カサブランカ』でハンフリー・ボガート扮するリックが、イングリッド・バーグマン扮するイルザに「君の瞳に乾杯」と語りかけながら飲んだシーンでした。この名場面により、シャンパンカクテルは単なる飲み物を超えた、ロマンスと気品の象徴となったのです。グラスの底でゆっくりと溶けていく角砂糖が生み出すきめ細かな泡、シャンパンの黄金色の輝き、そしてアンゴスチュラビターズの深い香りが織りなす一杯は、まさに特別な瞬間にふさわしい贅沢なカクテルと言えるでしょう。

特徴・味わい

〚グラスの底で角砂糖がゆっくりと溶けながら、きめ細やかな泡を立ち上らせる様子は、まるで宝石箱を開けたような視覚的な美しさ。シャンパンは繊細な酸味と華やかな香りを持ち、その泡立ちは祝福の瞬間を象徴します。コニャックはブドウから生まれた琥珀色のブランデーで、芳醇で深みのある香りとまろやかな甘さが特徴。アンゴスチュラビターズはハーブとスパイスから作られる苦味酒で、わずか数滴で全体に奥行きと複雑さを与えてくれます。

これらが組み合わさると、最初はシャンパンの爽やかな酸味が舌を刺激し、次第に角砂糖の優しい甘さが広がっていきます。コニャックのコクがシャンパンの軽やかさに深みを加え、ビターズのほろ苦さが全体を引き締める。飲み進めるごとに角砂糖が溶け、味わいが変化していくのも魅力のひとつ。喉を通る瞬間には、まるでシルクのようななめらかさと、長く続く優雅な余韻が心地よく残ります。特別な日の乾杯に、この気品あふれる一杯をぜひ味わってみてください。

Point｜バーテンダーからのおすすめ

相性の良い食べ物・おつまみ・・・華やかな味わいには、生ハムやスモークサーモンなど塩気のある軽めの前菜がよく合います。キャビアやフォアグラといった高級食材とも相性抜群。特別な日のオードブルと一緒に楽しめば、より一層贅沢な時間を過ごせます。
作り方のポイント・・・シャンパンは事前によく冷やしておくことが重要。角砂糖にビターズを染み込ませる際は、数滴で十分です。シャンパンを注ぐときは、泡が立ちすぎないよう静かにグラスの内側を伝わせるように注ぎ、軽くステアするだけで完成します。
飲み方の注意・・・時間とともに角砂糖が溶けて味が変化するため、ゆっくりと味わいの変化を楽しむのがおすすめ。アルコール度数は13～14%と控えめですが、シャンパンの炭酸で酔いが回りやすいので注意が必要です。食前酒として楽しむのが最適です。
おすすめのシーン・・・結婚式や記念日、特別なディナーの乾杯にぴったりの一杯。映画『カサブランカ』の名シーンを思い浮かべながら、大切な人と「君の瞳に乾杯」と言って飲めば、きっと忘れられない思い出になるはず。カクテル言葉は「天使が舞い降りた」です。