たまご酒|カクテルレシピ・作り方・特徴|日本酒 + 卵

日本酒ベースロングカクテルのたまご酒

Photo|画像引用 Wikipedia

目次
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レシピと作り方

たまご酒の材料

Recipe no.430

  • 日本酒・・・・・・・・・・・・60ml
  • ・・・・・・・・・・・・・・1/2tsp
  • 全卵・・・・・・・・・・・・・1個
  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料

技法 = ステア

1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと

たまご酒の作り方

コールドの場合のグラスは オールドファッションドグラス( ロックグラス )が使いやすいです。 ホットの場合は ホットグラス を使いましょう。

STEP
たまごの準備

小さめのボウルに卵と塩を入れ、完全に混ざり合うまで混ぜます。

STEP
日本酒の準備

日本酒を鍋でひと煮立ちさせて火から下ろします。
( レンジで温めてもO.K )

STEP
材料を合わせる

ボウルに温めた日本酒をゆっくりと入れ混ぜてグラスヘ入れれば完成です。
( お好みで砂糖やハチミツを入れます。砂糖などを入れる場合は、よくステアをしましょう )


  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
  • アルコール度数 = 13% ~ 14% 前後
  • 最適なTPO = 日中
  • カクテル言葉 = 「 不明 」
  • カクテル誕生日 = 「 不明 」

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カクテルの詳細

歴史・特徴

たまご

由来と歴史 〛・・・たまご酒の起源は、日本の江戸時代に遡ると言われています。風邪の予防や、食欲がない時の栄養補給などの薬効があるとされ、日本酒と卵を組み合わせることで栄養価を高め、風邪や体調不良のときに飲まれる家庭療法として親しまれてきました。

たまご酒が誕生した時期などはわかっていませんが、江戸時代に発行された料理本に記載されていることが確認されていて、おそらくこの文献が最古ではないかと言われています。

日本酒は古来より「 百薬の長 」と呼ばれるほど健康効果があるとされ、卵黄を加えることでさらに栄養価が高まり、体を温める効果が期待されました。このように「たまご酒」は、単なる飲み物を超えた日本の伝統的な健康飲料としての側面を持っています。


特 徴 〛・・・レシピは各家庭や地域などで異なり、このレシピが正解というものはありませんが、一番最古だろうと思われるレシピを記載しました。 ぜひ江戸時代のたまご酒を一度お試しください。 なおホット、コールドどちらでも構わないそうです。

  1. 栄養豊富なホットカクテル
    日本酒のアミノ酸と卵黄のタンパク質が合わさり、風味豊かで滋養のある一杯になります。
  2. まろやかで優しい味わい
    卵黄が加わることで口当たりが滑らかになり、日本酒の持つ風味が柔らかく引き立ちます。
  3. 手軽に作れる家庭の味
    シンプルな材料で、特別な道具がなくても簡単に作れるのが魅力です。
  4. 健康的な側面
    喉を潤し、体を温め、風邪気味のときにも効果的とされています。
  5. 和の趣を感じる伝統的な飲み物
    日本の四季や風情を感じさせる飲み物で、特に冬にぴったりです。

味わい・魅力

日本酒の熱燗

味わい 〛・・・たまご酒は、日本酒のまろやかな甘さに卵黄のコクが加わり、リッチな口当たりが楽しめます。ハチミツや砂糖の優しい甘味が全体を包み込み、飲むたびに体がぽかぽかと温まる感覚を味わえます。寒い夜に飲むと、どこか懐かしい安心感を感じる一杯です。


魅 力 〛・・・ホットドリンクとして、寒い季節に体を芯から温めてくれる効果があり、昔ながらの家庭療法として、栄養価が高く体調を整える助けになるとされています。

  1. 和のデザート感覚
    優しい甘さとリッチな口当たりは、食後のデザートカクテルとしても楽しめます。
  2. 伝統とモダンの融合
    日本の伝統的なレシピにモダンなアレンジ(スパイスやフレーバーシロップの追加)を加えることで、新しい楽しみ方も広がります。
  3. 家庭で手軽に作れる
    シンプルな材料で手間がかからないので、リラックスしたい夜にすぐ楽しむことができます。

まとめ 〛・・・たまご酒は、寒い冬の夜や風邪気味のとき、そして特別な和の趣を感じたいときにぴったりのホットカクテルです。その栄養価の高さと心地よい温かさが、心も体も満たしてくれます。どこか懐かしさを感じさせる一方で、モダンなアレンジも楽しめる万能な一杯です。

ぜひ、自分への癒しや家族との特別なひとときに、「たまご酒」で日本の伝統の味を楽しんでみてください。

たまご酒の材料

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ビルド & ステア

バー店員がドリンクをかき混ぜている様子を題目にしたステア&ビルド記事

「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。

「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。

炭酸系の混ぜ方

炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。

混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。

バースプーンの使い方

ステアのやり方

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

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カクテルのTPO用語

オールデイカクテル All day cocktail ー

ランチとディナー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。

そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

たまご酒におすすめのグラス

ホットグラス Hot glass

ホットグラス

ホットドリンクを飲むためのグラスです。

耐熱性があり、持ちやすいように持ち手がカバーになっていて取り外しができる様になっています。

そのため熱いドリンクと冷たいドリンク両方使え、一年中使える利便性の高いグラスです。

現在ではガラスの技術が上がり、グラス自体にガラス製の取っ手が付いているものも多く販売され、この取っ手カバーがなくなりつつあります。 容量は180ml~300mlが一般的です。

オールドファッションド グラス Old fashioned glass

カクテルやウイスキーなどをオン・ザ・ロック・スタイルで飲むためのグラス。 口が広く背が低いのが特徴で、大きく丸い氷を入れたりできます。

タンブラーグラスの上半分をなくした様な形をしていて、タンブラーグラスの原型となったグラスだと言われています。

正式名はオールドファッションドグラスで、この名前はカクテル「 オールドファッションド 」から由来していると言われています。

オールドファッションどグラス・ロックグラス

古来からあるものなので、「 オールドファッションド = 古風な 」という意味が由来とも言われています。 現在では名前が長く言いにくいためか、「 ロックグラス 」として広く使われています。
容量は180ml~450mlまで幅広くあります。

たまご酒で使う道具

  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
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