レシピと作り方
スカイブルーの材料
Recipe no.485
- 焼酎・・・・・・・・・・・・・30ml
- ブルーキュラソー・・・・・・・20ml
- ライムジュース・・・・・・・・10ml
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技法 = シェーク
スカイブルーの作り方
グラスは カクテルグラス か シャンパングラスのクープ型 を使います。
しっかりとシェークした後にシェークした材料をグラスヘ注げば完成です。
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スカイブルーの詳細

〚 由来と歴史 〛・・・スカイブルーというカクテル名は、その美しい青色から来ています。青いリキュールであるブルーキュラソーは、カクテルに鮮やかな色を加えるためによく使われ、空を連想させる色合いはリラックスした雰囲気を演出するのにぴったりです。
焼酎をベースに使用することは、カクテルにおいては比較的近年のトレンドと言えます。焼酎は日本の伝統的な蒸留酒であり、麦、芋、米など多様な原料から作られるため、幅広い風味のバリエーションを持ちます。焼酎をベースに使ったカクテルは、日本の酒文化を国際的に紹介する一環としても人気が高まっています。
ラムベースのショートカクテルの中に「 スカイダイビング 」というカクテルがあり、1967年に開催された全日本バーテンダー協会カクテルコンペティションの優勝カクテルとしても有名です。
今回紹介したスカイブルーは、そのスカイダイビングから派生したバリエーション・カクテルです。考案者は「 田中 幹男 」氏で、1983年ジャパンバーテンダー・アソシエイション創作部門優勝カクテルです。
- スカイダイビングのページは ⇒ コチラ
〚 特 徴 〛・・・スカイブルーの最大の特徴は、その美しい青色と爽やかな飲み心地です。ブルーキュラソーがカクテルに鮮やかな青をもたらし、ライムジュースが加わることでフレッシュで爽快な味わいが生まれます。
焼酎は、ウイスキーやジンなどの他の蒸留酒に比べて風味が柔らかく、飲みやすいため、カクテルとしてもバランスが取りやすいお酒です。そのため、ブルーキュラソーの甘さやレモンの酸味との調和がよく、すっきりとした後味が特徴です。
味わい・魅力

Photo|画像提供 Asahi
〚 味わい 〛・・・スカイブルーの味わいは、焼酎の持つ穏やかな風味に、ブルーキュラソーの甘味とライムジュースの酸味が加わり、非常にフレッシュでバランスの取れた味わいです。ブルーキュラソーのオレンジのフルーティーな風味が焼酎と絶妙にマッチし、ライムジュースの爽やかな酸味が全体を引き締めます。
焼酎の風味はリキュールや果汁に負けることなく、しっかりと存在感を示しており、カクテル全体に穏やかな余韻を与えます。アルコール度数がそれほど強く感じられないため、飲みやすく、特に暑い季節やリフレッシュしたい時に最適です。
〚 魅 力 〛・・・スカイブルーの魅力は、その視覚的な美しさと爽やかな味わいにあります。鮮やかな青色は、見るだけで気分を明るくさせ、パーティーや集まりなどの場で注目を集める一杯です。焼酎をベースに使用することで、日本特有の蒸留酒を世界に紹介しながら、新しいスタイルのカクテルとして楽しむことができます。
また、シンプルな材料でありながらも、バランスの取れた味わいを提供しており、カクテル初心者から愛好家まで幅広い人々に楽しんでもらえるカクテルです。ライムジュースの酸味とブルーキュラソーの甘さ、そして焼酎の穏やかな風味の組み合わせは、何度飲んでも飽きが来ない爽快感を持っています。
〚 まとめ 〛・・・スカイブルーは、焼酎をベースにブルーキュラソーとライムジュースを組み合わせた爽やかなショートカクテルで、その美しい青色と軽やかな飲み心地が特徴です。焼酎の柔らかな風味と、フルーティーで酸味のある要素が調和した味わいが、飲む人にリフレッシュ感を与えます。
焼酎という日本の伝統的なお酒を使用しつつ、国際的なカクテルの要素を取り入れたこの一杯は、見た目の美しさと味わいのバランスが魅力的で、特にパーティーや夏のリフレッシュタイムにぴったりです。ぜひ、自宅でもスカイブルーを作って、その爽快な味わいを楽しんでみてください。
スカイブルーの材料



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今回紹介したカクテルの材料
ー ブルーキュラソー Blue curacao ー

Photo|画像提供 Asahi
誕生・由来・・・キュラソーとは、南米のベネズエラの北海にあり、現在はオランダ領となっている島です。1634年にオランダ艦隊がキュラソー島に居たスペイン人を追い出し、砦を建設。 その後港を建設するとトウモロコシや落花生、塩などの生産し、さらに貿易の拠点に相応しい位置に島が存在していたことから貿易なども相まって栄えるようになりました。
17世紀後半に、キュラソー島内で採れるオレンジをオランダ人が本国へ持ち帰り、アルコールに浸してオレンジリキュールが作られました。 そして現在ではオレンジリキュールのみではなく、ホワイト・オレンジ、ブルー、グリーン、レッドと様々な着色を行ったキュラソーシリーズが定着をしています。
製造・原料・・・ブランデーや他のスピリッツをベースにオレンジの果皮を漬け込んで風味づけをし、人工着色料を使って青色にした果実系リキュールの一つです。
この人工着色料( 青色1号 )は他の食品にも使われており、日本では2016年厚生労働省により20歳以上の成人における青色1号の摂取量が推計され、その結果一日摂取量が1人当たり0.002mgで、ADI( 一日摂取許容量 293mg )の内に占める割合がわずか0.0007%となり、安全であると判明しております。
味わい・香り・・・ブルーキュラソーはオレンジの皮を使用して作られており、そのフルーティーな風味が特徴です。オレンジの甘味や酸味が感じられます。
香りは、オレンジの果皮から抽出されるエッセンスが含まれているため、柑橘系の香りが豊かに感じられます。
一般的に、ブルーキュラソーには甘さがありますが、オレンジの皮から抽出されたエッセンスには苦味も含まれており、甘さと苦味のバランスが取れています。
- キュラソーの歴史・原料・種類は ⇒ コチラ
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シェーカーの使い方

シェーカーの利用目的は・・・
- 混ざりにくい材料( 比重が大きく違うお酒など、粉類、牛乳や生クリーム、鶏卵 )を混ぜる
- 材料を素早く冷却する
- アルコール度数の強いお酒をまろやかにする( お酒のカドをとる )
といった利用目的があります。 持論ではありますが、あと一つ牛乳や生クリームなどの材料を泡立たせることもできるので、泡立たせる利用目的もあると思います。
スリーピースシェーカー
〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛

- ボディに材料や氷を入れる。( 氷はボディの 7割~8割くらいを目安に入れます )
- ボディにストレーナーを被せ、左手でストレーナーを押さえて左手の甲( 手首に近い辺り )を右手でトントンと叩きストレーナーを押さえる。( ストレーナーを直接叩くのはNG )
- トップをストレーナーに取り付ける。( 強く抑えず、キュッと入れ込む程度でOKです )
〚 Step 2 = 持ち方 〛


スリーピースタイプのシェーカーの持ち方です。
右利き用( 左利きの方は逆 )
- 左手 ・親指 = ストレーナーのくぼんだ場所 ( ストレーナーを押さえる役割 )
- 左手 ・人差し指 = ボディ
- 左手 ・中指 = ボディ底を押さえるように
- 左手 ・薬指 = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )
- 右手 ・親指 = トップを押さえるように
- 右手 ・人差し指 = ボディ
- 右手 ・中指 = ボディ
- 右手 ・薬指 = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )
特に持ち方に決まりがあるわけではありませんので、自分で持ちやすい持ち方で振れば良いと思います。ただシェーカーに手のひらを前面に付けてしまうと、手がかなり冷たくなりますし、材料の温度が下がりにくくなるため、シェーカーを持つ時には、面ではなく点で持つように心がけましょう。
〚 Step 3 = 振り方 〛

まずシェーカーは体の正面で振るのではなく、体から正面45℃に構えます。
- 上記の持ち方で、胸の前に持っていき、そこを中心として上前方へ斜めに押し出すように、そのまま胸に戻して、今度は下前方へと押し出すように振ります。 横から見るとひらがなの「 く 」の字を作るように振ります。
- 上前方、下前方へ出す際には手首を前下へ曲げるようにします。
- この動作を1セットとし、比較的混ざりやすい材料であれば 7~8セットあまり強く振らずにシェークを行います( 強く振ると、中の氷が砕けます )
混ざりにくい材料の場合は、12セットくらい、少し強めのシェークを行いましょう。
シェークの振り方は人それぞれなので、これらを参考にご自分の一番良い振り方を模索してください。 その際に、中の氷が8の字を描くように振りましょう。
〚 Step 4 = グラスヘ注ぐ 〛

- シェーク後、まずはトップを外します( 外しにくい場合は、ねじるように外します )
- ストレーナーとボディを片手で押さえます( 人差し指はストレーナー、中指をボディ )
- ストレーナーの先は網状になっているので( 上記写真 )、そこからグラスヘ注ぎます。
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ツーピース( ボストンシェーカー )
〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛

まずはツーピースシェーカー( ボストンシェーカー )の部位名称です。
小さい方が金属であれば「 ショートティン 」、ガラス製であれば「 パイントグラス 」です。 ショートティン( パイントグラス )に材料を入れ、ティンの方に氷を入れます。( 氷はティンの5 ~ 6割ほどを目安に入れます )
ショートティン( パイントグラス )の材料を氷の入ったティンに入れて、ショートティンを被せます。真っすぐ差し込むのではなく、自分側にショートティンを寝かすようにはめ込み、自分側のティンとショートティンの縁が一直線に沿っているようにします。( 写真の様に立てると曲がったようになります )
ショートティンを被せたら、上から手のひら( 掌底 )でトントンと直接 2回ほど叩きます。 圧縮されて簡単には外れなくなります。

〚 Step 2 = 持ち方 〛

ツーピースシェーカーの持ち方は、スリーピースシェーカーよりも多彩にあります。
写真にあるように、スリーピースシェーカーよりも長いので、先端と先端を押さえることと、中の氷の動きを端から端まで動くように振れば問題ありません。 右手をショートティンの方を押さえて、左手の掌を上になるように、包み込むように持ちます。
〚 Step 3 = 振り方 〛
スリーピースシェーカーと同じ動きで振るようにしてもかまいません。 シェーカー自体が長いので、スピードを抑え気味で振ると端から端まで氷が移動し、材料が混ざるので、そこをポイントとして振りましょう。
振るモーションもスリーピースシェーカーより大きく振ると自然とスピードも落ち、良く混ざるようになります。

〚 Step 4 = グラスへ注ぐ 〛

- まず左手でツーピースシェーカーを縦にして持ちます。( この時ショートティンが上に来るように持ちます )
- 左手の中指と人差し指で、ショートティンを右へ押すように持ちます。
- 右手の手のひら( 掌底 )でティンの方を軽く叩きます。( 1回でショートティンが外れない場合は2回叩きましょう )

写真にあるように、ティンにストレーナーを装着し、グラスヘシェークした材料を注ぎます。
フレッシュフルーツなどを材料で使用した場合は、2つ上の写真のあるように、小さい手ざるを使います。( 種など細かい余分なものをグラスヘ入れないようにするためで、スリーピースシェーカーの場合に使用する場合もあります )
- シェーカーについて詳しくは ⇒ コチラ
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カクテルのTPO用語
オールデイカクテル All day cocktail

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。
そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。
プレディナー Pre dinner cocktail
プレディナーカクテルとは食事前に飲むお酒のことです。
胃を刺激して消化液の分泌を促進することで、消化器官の負担を軽くする働きがあり、食欲増進の効果があります。
プレディナーの習慣が誕生したのは、18世紀後半から19世紀にかけての間にフランス、イタリアの貴族間から始まったそうです。
プレディナーの特徴はアルコール度数が低いこと、スッキリとした口当たりに爽やかさや爽快感があるものが多いです。 テイストは爽やかな甘味、少しの苦味や酸味が特徴的です。

お酒の種類はスパークリングワインやビールなどの炭酸類が多く見られ、リキュールではアペロールやカンパリといった少し苦味があり、ハーブなどの香りがするリキュールが使われることが多いようです。 カクテルも香り、苦味、爽やかさを使ったものが多く、種類も豊富にあります。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
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スカイブルーにおすすめのグラス
カクテルグラス Cocktail glass

逆三角形の形をした脚付きグラスです。 カクテルといえば多くの人がこのグラスを思い浮かべるのではないでしょうか。
脚が付いている理由は、ドリンクが入っている逆三角形の部分を手で温めてしまわないように付いています。飲むときは脚を持つようにしましょう。
カクテルには色彩を楽しむものも多くあり、カクテルの美しい色合いを邪魔しないためカクテルグラスは主に無色透明で、引き立て役として存在します。
一説にはマティーニを飲むために生まれたとも言われており、古くから「 マティーニグラス 」とも呼ばれています。
容量は少量しか入らず、グラスの中で直接混ぜることができないため、シェーカーか、ミキシンググラスで混ぜた後このグラスに注ぎます。
使っているカクテルは「 マティーニ 」や「 マンハッタン 」、「マルガリータ 」など有名なカクテルが多くあります。 標準は、60mlが程よく入る90ml、大型のもので 120ml ~ 150ml のものがあります。
シャンパングラス Champagne glass
シャンパングラスは口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」があります。
クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。
当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。

フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に一緒に作られました。
始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにも使われたそうです。容量は180ml ~ 300mlが一般的。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
スカイブルーで使う道具




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