クラウドバスター|カクテルレシピ・作り方・特徴|ウォッカ + スパークリングワイン

目次
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レシピと作り方

クラウドバスターの材料

Recipe no.128

  • ウォッカ・・・・・・・・・・・30ml
  • スパークリングワイン・・・・・Full
  • レモンピール
  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料

技法 = ステア

Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと
ピール = 果実皮をカクテルに絞って香り付けをする

クラウドバスターの作り方

グラスは、シャンパングラスのフルート型ワイングラスサワーグラス などを使いましょう。

STEP
材料を合わせる

グラスにウォッカ、スパークリングワイン( シャンパンでも可 )を静かに入れます。

STEP
炭酸をステアする

ゆっくりと軽くステアをします。

STEP
仕上げ

レモンピールをして完成です。


  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
  • アルコール度数 = 16% ~ 17% 前後
  • 最適なTPO = 日中 / 食前
  • カクテル言葉 = 「 喜び 」
  • カクテル誕生日 = 「 不明 」

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クラウドバスターの特徴

アメリカ・ニューヨークの夜景

ウォッカにスパークリングワイン( またはシャンパン )で割り、レモンの香りを加えたシンプルなカクテルです。

クラウドバスター( Cloud buster )とは摩天楼・高い飛球という意味があり、どういった経緯でこの名前が付いたのかは定かでありません。

ウォッカは基本的に無味無臭に近いので、スパークリングワインの風味がそのまま出るカクテルで、爽快感があり、サッパリとしています。またレモンの香りが加わることで爽やかになり、さらに飲みやすくなっています。 ただ、ウォッカが入る分飲みごたえは上がるものの、アルコール度数は上がるので注意が必要です。

クラウドバスターの材料

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ベースのお酒・ウォッカ

ウォッカの歴史と製法のタイトル画像

世界4大スピリッツの一つ、ロシア生まれのウォッカです。

ウォッカの特徴は、連続式蒸留機白樺やヤシを焼いた活性炭で濾過をすることで、無味無臭に近くクリアな味わいな所です。 他のスピリッツと違い原料が定まっていないことが特徴としてあります。

ウォッカの歴史

ロシア革命のデモの様子

Photo|ロシア革命の様子

ウォッカが誕生したのは12世紀頃だという記録がモスクワ公国( 1283年~1547年 )の記録に残っていたそうです。

そうなるとウイスキーやブランデーよりも前に生まれ、欧州で最初に誕生した蒸留酒はウォッカということになります。

当時のウォッカは、現在のものとは違い蜂蜜を原料としたお酒で、この地酒がウォッカの元祖という説が有力です。

14世紀後半に、ブドウを原料とした蒸留酒が世に出た後の15世紀はじめ、ロシアに蒸留の技術が入ってきました。 蒸留の技術は錬金術師が偶然編み出したものとされており、その技術によって生まれたお酒は、ラテン語で「 アクア・ヴィテ 」( 命の水 )と呼ばれるようになります。

そのアクア・ヴィテをロシア語に変換すると、「ジィーズナヤ・ヴァダー 」ジィーズナヤ=命、ヴァダー=水です。 そのヴァダーがウォッカの語源と言われています。

ウォッカが世界に広まったきっかけは、1917年頃ロシア革命でフランスに亡命したスミノフの2代目である「 ウラジミール・スミルノフ 」が、パリで小規模な工場を建て、そこで製造を開始したのがきっかけです。

その後もこの製法は南ヨーロッパからアメリカまで伝わります。 そして第二次世界大戦後にはさらに世界中に広まり、各地で生産されるようになりました。

ウォッカの原料

穀物大麦

穀物を蒸して麦芽を加え、糖化発酵、蒸留して、アルコール度数95%以上のグレーンスピリッツを作ります。

それを水でアルコール度数40%~60%まで薄め、白樺やヤシを焼いた活性炭で濾過します。

この手法は1810年頃に、ペテルブルクの薬剤師「 アンドレイ・アルバーノフ 」が考案しました。

更に19世紀に入り、連続式蒸留機が導入され、現在の製法に近づきました。 こうして現代のウォッカは、無味・無臭の状態に限りなく近づいていくのです。

ウォッカが他のスピリッツと違う点は、各生産地で原料が違う所です。

  • ロシア = 小麦
  • フィンランド = 大麦
  • ポーランド = ライ麦
  • アメリカ = とうもろこし

また銘柄によって、じゃがいもや果実を使っているものもあります。

  • ウォッカの歴史・製法は ⇒ コチラ

ウォッカの種類

 ピュア ウォッカ 

フランス産ウォッカシロックとブドウ畑

ウォッカの特徴は、連続式蒸留機の回数の多さと、白樺やヤシを焼いた活性炭で濾過をすることです。

それにより無味無臭に近くなり、クリアな味わいが生まれています。

他のスピリッツと違い、主原料が定まっていないことが他に特徴としてあります。

Photo|シロック Siroc

  • おすすめのピュア・ウォッカは ⇒ コチラ

 フレーバード ウォッカ 

ピュアウォッカをベースにして、ハーブや果実、香辛料などを浸したり、人工甘味料を添加して製造されたウォッカをフレーバード・ウォッカと呼びます。

無味無臭に近いウォッカから一気に香り豊かなスピリッツになります。種類もレモンやオレンジなどの果実類をはじめ、ハーブやスパイスなど豊富にあります。

Photo|グレイグース・ル・オランジュ Grey goose

フレーバードウォッカ・グレイグースオーランジュ
  • おすすめのフレーバード・ウォッカは ⇒ コチラ

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ビルド & ステア

バー店員がドリンクをかき混ぜている様子を題目にしたステア&ビルド記事

「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。

「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。

炭酸系の混ぜ方

炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。

混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。

バースプーンの使い方

ステアのやり方

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

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カクテルのTPO用語

オールデイカクテル All day cocktail

ランチとディナー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。

そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。

プレディナー Pre dinner cocktail

プレディナーカクテル( 食前酒 )とは食事前に飲むお酒のことです。

胃を刺激して消化液の分泌を促進することで、消化器官の負担を軽くする働きがあり、食欲増進の効果があります。

プレディナーの習慣が誕生したのは、18世紀後半から19世紀にかけての間にフランス、イタリアの貴族間から始まったそうです。

プレディナーの特徴はアルコール度数が低いこと、スッキリとした口当たりに爽やかさや爽快感があるものが多いです。

食前酒が並んでいる

テイストは爽やかな甘味、少しの苦味や酸味が特徴的です。

お酒の種類はスパークリングワインやビールなどの炭酸類が多く見られ、リキュールではアペロールカンパリといった少し苦味があり、ハーブなどの香りがするリキュールが使われることが多いようです。 カクテルも香り、苦味、爽やかさを使ったものが多く、種類も豊富にあります。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

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クラウドバスターにおすすめのグラス

シャンパングラス Champagne glass

シャンパングラスのフルート型とクープ型

シャンパングラスは口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」があります。 

クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。

当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。

フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に一緒に作られました。

始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにも使われたそうです。容量は180ml ~ 300mlが一般的。狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにも使われたそうです。 容量は180ml ~ 300mlが一般的。

ワイングラス Wine glass

グラスの中でもロックグラスタンブラーグラスと並んで認知度が最も高いと言えるグラスで、他のグラスと比べて種類が多い点が特徴的です。

歴史も古く、古代ローマ時代にはすでに存在していたとされています。 しかし現在のガラス製で写真のような完成形ともいえる形になったのは20世紀になってからだそうです。

ガラス製のものはその前からあったそうですが、ガラスの大きさで税金がかけられていたため、今のものよりもワインが入る部分が小さいサイズでした。

ワイングラス

現在ではガラス製のみではなく、銀製などの金属製のものや、クリスタル製、木製、樹脂系と様々なタイプがあり、形も飲むワインによって違うものが存在しています。

基本的に赤ワインは常温で飲むことが多く、白ワインは冷やして飲みむことが多いため、赤と白で形や容量が異なります。容量が150mlくらいのものが白ワイン、200mlくらいのものが赤ワインというのが一般的です。またワインは赤白だけではなく、産地によって味や風味が変わるため、それに合ったグラスを使用することがあるようです。

サワーグラス Sour glass

カクテル・サワーグラス

サワースタイルのカクテルを飲む際に使われるグラス。
脚付きのものが基本的なものですが、現代の日本では、レモンサワーなどを飲むことに使われていて、形は平底のものが多くなっています。

種類は豊富で、ゴブレットシャンパングラスのフルート型によく似ていて、多種多様に使える利便性があります。

形は記載した通りゴブレットを長細くしたような形状で、シャンパングラスのフルートよりは太めです。 ゴブレットとシャンパングラスのフルート型の中間ともいえるグラスです。

しかし液体が入る部分であるボウルは小さめで、容量も120ml程が通常のサイズです。 氷を入れずシェーカーなどで冷やしたカクテルを入れるには最適なグラスです。

クラウドバスターで使う道具

  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
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