スイートジャマイカ|カクテルレシピと特徴・作り方|パッションリキュール + 紅茶

リキュールベースロングカクテルのスイートジャマイカ
目次
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レシピと作り方

スイートジャマイカの材料

Recipe no.615

  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料

技法 = ステア

Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと

  • パッションリキュールの特徴・主なブランドは ⇒ コチラ

スイートジャマイカの作り方

グラスは ゴブレットタンブラーグラス をおすすめします。 他には コリンズグラスワイングラス などが使われることもあります。

STEP
材料を合わせる

グラスに氷、パッションリキュール、紅茶を入れます。

STEP
ステアする

しっかりとステアをして、お好みでレモンスライスを入れれば完成です。


  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
  • アルコール度数 = 4% ~ 5% 前後
  • 最適なTPO = 日中 / 食後
  • カクテル言葉 = 「 格好をつけて 」
  • カクテル誕生日 = 「 不明 」

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スイートジャマイカの特徴・感想

お花と紅茶

パッションフルーツのフルーティーな甘味と酸味を使い、華やかな香りのリキュールをベースを、紅茶で割ったシンプルなレシピです。

トロピカルな風味のリキュールと、紅茶の組み合わせという異色のもの同士ではありますが、トロピカルな甘味がフルーティーな紅茶に仕上げていて、お酒が苦手な方や、女性などにオススメでき、使う材料が2つでシェーカーなどを使わないため、お家で気軽に飲めるカクテルです。

スイートジャマイカの材料

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ベースのお酒・パッションリキュール

パッションリキュールのパッソアのボトル

パッションリキュールとは、トロピカルフルーツの一種であるパッションフルーツの甘味や酸味や風味を、できる限りそのまま残し、リキュール化したお酒です。

世界で初めてパッションフルーツをリキュールにしたブランドが、パッションリキュールの代名詞と言える「 パッソア 」です。

起源と開発

パッションフルーツの果肉

パッションフルーツ・・・パッションフルーツ自体は南アメリカが原産で、17世紀頃にはヨーロッパに伝わりました。このフルーツはエキゾチックな風味と香りが特徴で、世界中で愛されるようになりました。

リキュールの誕生・・・1980年代に入ると、トロピカルフルーツの人気が高まり、これを利用したリキュールが開発され始めました。1985年にオランダのデ・カイパー社が「パッソア(Passoã)」というパッションフルーツリキュールを発売し、これが代表的なパッションリキュールとして広まりました。

カクテル文化の発展・・・1990年代から2000年代にかけて、トロピカルカクテルが世界中で流行し、パッションリキュールはその主要な材料として広く使用されるようになりました。特にビーチリゾートやサマーパーティーで人気を博しました。

風味・香りと特徴

グラスに入ったパッションフルーツの果肉

パッションリキュールは、パッションフルーツの甘酸っぱい風味と強い香りを持っています。この風味はカクテルにエキゾチックな味わいを加えます。適度な甘さがあり、他のフルーツリキュールやジュースと相性が良いです。また多くのパッションリキュールは鮮やかなオレンジやピンク色をしており、カクテルに彩りを加えます。

その甘さと風味を生かして、デザートや料理の材料としても使用されます。例えば、フルーツサラダに加えたり、アイスクリームにかけたりすることができます。

パッションリキュールの製造

パッションフルーツの実

Photo|パッションフルーツの実

パッションフルーツ・・・最高品質のパッションフルーツを選びます。フルーツは熟した状態で収穫され、そのフレッシュな風味を保持するためにすぐに加工されます。

ベースアルコール・・・リキュールのベースとなるアルコールは、通常中性の穀物アルコールやウォッカが使用されます。このアルコールが、フルーツの風味をしっかりと保持し、リキュール全体のバランスを取ります。

果汁の抽出・・・果実を切り開き、果肉と果汁を取り出します。果汁はフィルタリングされ、果肉や種子などの不純物が取り除かれます。

アルコールとの混合・・・抽出された果汁をベースアルコールに混ぜます。この混合物は、フルーツの風味と香りをアルコールに移すために一定期間浸漬されます。この過程は数日から数週間に及ぶことがあります。

熟成・・・一部のリキュールは風味をさらに深めるために短期間熟成されることがありますが、パッションフルーツリキュールは通常、熟成期間が短いか、全くないことが多いです。

まとめ・・・パッションフルーツリキュールの製造過程は、最高品質のパッションフルーツを使用し、その風味と香りをアルコールに移すために細心の注意を払います。浸漬、ブレンド、フィルタリングの各工程で、風味のバランスが保たれ、最終的に鮮やかでフルーティーなリキュールが完成します。

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パッションリキュールの主なブランド

ー ブランド比較表 ー

項目 / ブランドパッソアアリーゼキングストンボルス
発祥の地オランダフランススイスオランダ
主要成分パッションフルーツジュース、砂糖、アルコールパッションフルーツジュース、コニャック、ウォッカパッションフルーツジュース、砂糖、アルコールパッションフルーツジュース、砂糖、アルコール
アルコール度数20 %16 %24 %17 %
風 味トロピカルフルーツの甘さと酸味、パッションフルーツの強い香りトロピカルフルーツの甘さ、コニャックの深い風味トロピカルフルーツの甘さと酸味、バランスの取れた風味トロピカルフルーツの甘さと酸味、パッションフルーツの強い香り
主な用途カクテル、デザートカクテルベース、デザート、ストレートカクテル、デザートカクテル、デザート
特 徴トロピカルカクテルに最適、鮮やかな色高級感のある風味、プレミアムリキュールバランスの取れた風味歴史あるブランド、品質の高いリキュール
価格帯¥ 2,900 台¥ 3,300 台¥ 3,300 台¥ 1,800 台

ー パッソア Passoa ー

パッションリキュールのパッソア

1886年・フランスのレミーコアントローグループの女性蒸留師である「 アンヌ・ルクレール 」氏によって世界初のパッションフルーツのリキュール製造を成功させました。

主原料のパッションフルーツはブラジル産のものを使い、パッションフルーツのナチュラルな酸味に加え、柑橘系酸味のレモンジュースを加えることで、甘酸っぱさと微かなほろ苦さが複雑に合わさり、フルーティーでフローラルな味わいを完成させました。

ミステリアスな装いのブラックボトルからピンク調の色彩の液体が出てくることが、フルーティーな甘味と酸味と一緒に若者に受けています。 ちなみにブラックボトルはデリケートなリキッドを紫外線から守るために黒色になったそうです。

Photo|画像提供 Asahi


ー アリーゼ Alize ー

アリーゼのパッションリキュールは、コニャックメーカーでもある、アリーゼの開発者でもあるラフラジェット家と、酒類輸入業者のコブランド社が合併した会社で、1985年に設立されました。

コニャックブランデーにパッションフルーツのジュースを配合したもので、テイストのバランスに優れ甘味を抑えめにしているところが特徴です。

フレンチウォッカとコニャック、そしてパッションフルーツの天然果汁が合わさったプレミアムなリキュールとして、世界中で人気と高評価を得ているブランドです。

パッションリキュールのアリーゼ

ー キングストン Kingston ー

パッションリキュールのキングストン

キングストンパッションリキュールは、常夏の国から厳選されたパッションフルーツを、スイスの近代設備と高い醸造技術により製造されています。

パッションフルーツのトロピカルな風味を大切にすることを第一につくり上げ、その風味はカクテルで使う以外にもデザートにも使われています。

エレガントで贅沢なボトルのパッションリキュールは、別名「 スイスの芸術 」とも評されているほどです。


ー ボルス Bols ー

1575年にオランダ・アムステルダムで誕生したボルスは、リキュールメーカーとしては最古の歴史を持ち、これまで様々な種類のリキュールを世に送り出してきました。

ボルスの信条は、厳選された本物の果実やスパイスを使う事と、440年以上もの伝統の製法を守っているブランドです。

ボルスのパッションリキュールは、パッションフルーツのフルーティーなフレーバーの他に、バニラ、ライチ、ピーチの味わいも感じられ、フルーティーさが特徴のリキュールです。

パッションリキュールのボルス

Photo|画像提供 Asahi

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ビルド & ステア

バー店員がドリンクをかき混ぜている様子を題目にしたステア&ビルド記事

「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。

「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。

炭酸系の混ぜ方

炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。

混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。

バースプーンの使い方

ステアのやり方

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

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カクテルのTPO用語

オール・デイ・カクテル All day cocktail

ランチとディナー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。

そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。

ディジェスティフ Digestif

「 ディジェスティフ Digestif 」とはフランス語で食後に飲むお酒のことで、英語では「 アフターディナー・ドリンク After dinner drink 」と呼びます。

特徴としてはブランデーなどのアルコール度数が高めのスピリッツを使い、クリームなどの甘味の強いものを材料に使う傾向があります。

アルコール度数が高いカクテルが多いのには理由があり、満腹になった後にアルコール度数が高めのお酒を飲むことで、食後の疲れた胃に刺激を与えます。

女性が食後のコーヒーを飲んでいる

刺激を与えることにより、再度活性化させ消化を促進させる役割を持っているのです。

香りがあり、甘口のものが多い理由は、デザート感覚で楽しめることで、更なる満足感を与えることが目的としてあり、他には香り高いもので気分を落ち着かせることがあります。与えることが目的としてあり、他には香り高いもので気分を落ち着かせることがあります。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

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スイートジャマイカにおすすめのグラス

ゴブレット Goblet

カクテルグラスゴブレット

ゴブレットとはグラスに土台と足が付いたグラスの事です。

特徴としてはワイングラスのように足が長くないことと、容量が多く入ることで、タンブラーグラスの代わりや、氷をたっぷり使うカクテル、ビール、ドリンクなどで使われ、パフェなどのデザートの器としても使われます。

使い勝手が良く、見た目も上品さと可愛らしさがあり、様々なシチュエーションであったり、お店などで幅広く使われています。

ゴブレットが誕生したのは14世紀だと言われていて、名前はフランス語で、「 Goblet 」と表記します。 元々は「 ゴブレー 」と呼んでいたそうですが、いつの間にか「 ゴブレット 」となったようです。

聖杯にもこのゴブレットが使われており、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。

タンブラーグラス Tumbler glass

「 タンブラー Tumbler 」の語源は「 倒れるもの 」や「 転ぶもの 」の意味があり、元々獣を狩り、残った角等をくり抜いてコップにし、底が真っ平にはならなかったので、よく倒れていたことからこの名前が付いたそうです。

別名ハイボールグラスとも呼ばれることがあり、主にハイボールスタイルや、ソフトドリンクなどに使われています。 オールドファッションドグラス( ロックグラス )を原型として誕生したとも言われ、オールドファッションドグラスをそのまま縦に長くしたような形をしています。

タンブラーグラス

使い勝手が良く、容量も多く入るため、どの家庭にも必ずいくつかはあるグラスで、用途がおおいためか容量の種類も一番多くあると言っても過言ではないでしょう。

素材もガラス製だけではなく、木製、金属製、陶器、プラスチック製と様々なものがあります。 容量は6オンスの180ml、8オンスの240ml、10オンスの300mlが一般的で、飲食業界では略して6タン、8タン、10タンなどと呼ばれているそうです。

コリンズグラス Collins glass

コリンズグラス・ゾンビグラス

背の高い円柱形の細い形をしたグラスで、ラムベースの「 ゾンビ 」を飲むために使われるため、ゾンビーグラスと言われています。その後ジンベースのカクテル「 トムコリンズ 」の人気が出るとコリンズグラスとも呼ばれるようになりました。

他にもチムニーグラスやトールグラス、煙突グラスとも言われることがあります。

他のグラスに比べて別名が多くあり、それだけ様々な場面で多くの国々の人達に使われているという事なのかもしれません。

背が高く細いので倒しやすいという難点がありますが、その細さは炭酸を抜けにくくしているためという最大のメリットがあり、炭酸系のカクテルをつくる時には必ずと言っていいほど使われるグラスです。 容量は270ml ~ 360mlくらいが一般的。

ワイングラス Wine glass

グラスの中でもロックグラスタンブラーグラスと並んで認知度が最も高いと言えるグラスで、他のグラスと比べて種類が多い点が特徴的です。

歴史も古く、古代ローマ時代にはすでに存在していたとされています。 しかし現在のガラス製で写真のような完成形ともいえる形になったのは20世紀になってからだそうです。

ガラス製のものはその前からあったそうですが、ガラスの大きさで税金がかけられていたため、今のものよりもワインが入る部分が小さいサイズでした。

ワイングラス

現在ではガラス製のみではなく、銀製などの金属製のものや、クリスタル製、木製、樹脂系と様々なタイプがあり、形も飲むワインによって違うものが存在しています。

基本的に赤ワインは常温で飲むことが多く、白ワインは冷やして飲みむことが多いため、赤と白で形や容量が異なります。容量が150mlくらいのものが白ワイン、200mlくらいのものが赤ワインというのが一般的です。またワインは赤白だけではなく、産地によって味や風味が変わるため、それに合ったグラスを使用することがあるようです。

スイートジャマイカで使う道具

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