ポートフリップ のカクテルレシピ・作り方や特徴|ワインと卵のカクテル

ワインベースショートカクテルのポートフリップ

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ポート・フリップには、遠目にはそのまま聞こえるもう一つの名前があります。「コーヒー・カクテル」です。この名前は純粋に見た目から来ていて、ポートワインと卵黄がクリーム入りコーヒーのような色を作り出すからで、実際にはコーヒーは一滴も入っていません。1862年、ジェリー・トーマス著『バーテンダーズ・ガイド』に記録された、フリップ・スタイルを代表する一杯です。

ポートワインの深い甘さが卵黄のコクとブランデーの香りに溶け込み、カフェオレのような柔らかな色に仕上がります。

今夜一杯、コーヒーの姿をした液体のデザートを味わってみてください。

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目次

レシピと作り方

材 料

作り方

ポートフリップの詳細

特徴・味わい

グラスに入ったポートワイン

1862年、伝説的バーテンダー、ジェリー・トーマスが著した「The Bartender’s Guide: How to Mix Drinks」に初めて登場したポートフリップ。19世紀にさかのぼる歴史を持つこのカクテルは、「フリップ」という卵と甘味料を加えてシェイクするスタイルの代表格です。別名「コーヒーカクテル」とも呼ばれますが、コーヒーは一切使われていません。ポートワインと卵が生み出す、少しミルクを入れたコーヒーのような見た目にちなんで名付けられただけなのです。

ポートワインの深く甘美な赤褐色、ブランデーの芳醇で上品な香り、卵黄のまろやかなコク、砂糖の優しい甘さ、そして仕上げのナツメグがふわりと香ります。グラスに注がれた液体は、まるでカフェオレのような柔らかな色合いで、視覚からも温かみが伝わります。ひと口含めば、ポートワインの濃厚な甘さと卵黄のクリーミーな舌触りが口いっぱいに広がり、ブランデーの深みが余韻を奥深く演出します。滑らかで濃密な飲み口は、まるでデザートを飲んでいるかのような贅沢な味わいです。

食後のひとときや、就寝前のナイトキャップとして、大人の贅沢を味わえるこの一杯をぜひ体験してみてください。

ポイント・アレンジ・相性の良い食べ物

青カビの模様が見えるブルーチーズの塊が、くるみとドライオレンジスライスと共に木製のボードに並べられている様子

相性の良い食べ物・おつまみ

  • ブルーチーズ(スティルトン・ロックフォール) — ポートワインの甘みがチーズの鋭い塩気とバランスを取る、バーテンダーもソムリエも太鼓判を押す定番の組み合わせです。
  • ダークチョコレート(カカオ70%以上) — チョコレートの苦味がカクテルの甘さと絶妙に響き合う、伝統的なポートワイン×チョコレートの組み合わせです。
  • ローストアーモンド・くるみ — ナッツの香ばしくほろ苦い食感が卵のコクを引き立て、カクテル全体のデザート感をより一層引き立てます。

作り方のポイント

シェイクが足りず、卵がうまく混ざり切らずにザラついた食感になってしまいがちです。通常より長め、15〜20秒以上しっかりとシェイクし、卵を完全に乳化させてなめらかな仕上がりにしましょう。


アレンジ

  • オレンジビターズを1ダッシュ加えて、香りの複雑さをプラス
  • ルビーポートをトウニーポートに替えて、より深いキャラメルとナッツの風味に
  • ナツメグに加えてシナモンも軽く振りかけ、より温かみのある仕上がりに

私なら、卵は必ず一度別の器に割り入れてからシェーカーに加えます。この一手間だけで、万が一卵の状態が良くなかった場合でも、一杯全体を台無しにせずに済みます。

生卵(卵黄)を使用するため、サルモネラ菌等のリスクを避けたい場合は低温殺菌卵(pasteurized eggs)の使用をおすすめします。

材料リスト

創立から変わらない製法で作られている世界で最も飲まれているポートワイン。 赤い果実やプラムの澄んだ香りや、風味が豊かでしっかりとしたコクを感じられ、まろやかでバランスの良さが特徴。

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マスターは多くを聞かず、その夜の一杯だけを差し出します。カクテルの所作や味わいは、バーで働いていた筆者が、現場の記憶をもとに描いています。

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