レシピと作り方
グランマルニエ コスモポリタンの材料
Recipe no.437
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技法 = シェーク
グランマルニエ コスモポリタンの作り方
グラスは カクテルグラス か シャンパングラスのクープ型 を使います。
しっかりとシェークした後にシェークした材料をグラスヘ注げば完成です。
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グランマルニエ コスモポリタンの特徴
〚 由来・歴史 〛・・・「 コスモポリタン 」は、1970年代に誕生し、特に1990年代にアメリカで非常に人気が高まりました。カクテルの歴史の中でも、「 コスモポリタン 」はニューヨークの洗練されたバースタイルを象徴するカクテルで、1990年代後半のテレビドラマ『 セックス・アンド・ザ・シティ 』で取り上げられたことで、世界的に知られるようになりました。
グランマルニエ コスモポリタンは、ホワイトキュラソーの代わりにフランスの高級リキュール「 グランマルニエ 」を使うことで、よりリッチで複雑な風味を持たせたバリエーションです。グランマルニエは1880年にフランスで誕生し、コニャックをベースにビターオレンジを使った深みのあるリキュールとして広く愛されています。グランマルニエを加えることで、通常のコスモポリタンに比べてより芳醇な香りとリッチな味わいが楽しめるようになっています。
〚 特 徴 〛・・・「 グランマルニエ コスモポリタン 」の最大の特徴は、グランマルニエのコニャック由来のリッチさとビターオレンジの風味です。通常のコスモポリタンでは、トリプルセックやコアントローのようなオレンジリキュールが使われますが、グランマルニエはそれらに比べてより深みのある甘さとコニャックのコクが加わります。
また、クランベリージュースとライムジュースの酸味が、グランマルニエの甘さを引き立てつつ、バランスを保っています。このため、通常のコスモポリタンよりも少し重厚感のある味わいが楽しめますが、飲みやすさも残っています。
〚 味わい 〛・・・「 グランマルニエ コスモポリタン 」の味わいは、最初にクランベリーのフルーティな甘酸っぱさが広がり、続いてグランマルニエのビターオレンジの風味とコニャック由来のリッチな甘さが口に残ります。ウォッカはその味を引き締める役割を果たし、全体をすっきりとまとめ上げています。
ライムジュースの爽やかな酸味が後味をさっぱりとさせ、クランベリーとオレンジの風味が余韻として残るため、複雑でありながらも飲みやすいカクテルに仕上がっています。
〚 魅 力 〛・・・「 グランマルニエ コスモポリタン 」の魅力は、リッチで洗練された味わいとクラシックなカクテルに高級感をプラスしたバリエーションである点です。グランマルニエの持つ深いコニャックとビターオレンジの風味が、コスモポリタンのフルーティーな要素と絶妙に調和し、より複雑で大人っぽい味わいを楽しむことができます。
さらに、見た目も美しく、鮮やかな赤色とオレンジの皮を使った飾りが、視覚的にも楽しめるカクテルです。パーティーや特別なイベントに華を添える一杯としても人気が高いです。
〚 グランマルニエ コスモポリタンのまとめ 〛・・・クリアな飲みごたえのウォッカと、甘酸っぱさが特徴的なクランベリージュース、柑橘系酸味のライムジュース、コスモポリタンのレシピで使うホワイトキュラソーをグランマルニエ( オレンジキュラソー )に変更したレシピで、全体的に爽やかな口当たりに、少しの甘味を感じることができ、飲みやすいカクテルです。
- ウォッカベースの「 コスモポリタン 」にグランマルニエを使ったリッチなバリエーション
- フランスの高級リキュール「 グランマルニエ 」の深みのあるコニャック風味とビターオレンジの香りが特徴
- クランベリージュースとライムジュースが甘さと酸味をバランスよく引き立てる
- 通常のコスモポリタンよりもリッチで重厚感がありながらも、飲みやすい味わい
- 華やかなビジュアルでパーティーや特別なシーンに最適
「 グランマルニエ コスモポリタン 」は、フルーティーなカクテルが好きな方にとって、特に大人っぽい味わいを楽しめるバリエーションです。特別な夜に、一味違った上質なコスモポリタンを楽しみたい時にぴったりのカクテルです。
グランマルニエ コスモポリタンの材料
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コスモポリタンの由来・バリエーション
コスモポリタンの由来
「 コスモポリタン Cosmopolitan 」とは、国際的な、外国人への偏見がない、世界共通などといった意味で、ギリシャ語では全世界を意味します。 他にも故郷が無い人や一カ所に留まらない人などといった根なし草の意味もあり、世界をまたにかけるビジネスマンに人気があったりします。
誕生や由来はわかっておらず、最古の記録として1930年代に発行されたカクテルブックに記載があるそうですが、レシピが大きく違う事により、同じネーミングだが違うカクテルなのかもしれないという謎に包まれているカクテルです。
これまでコスモポリタンのレシピは、ジンベースからウォッカベースに変わったり、ラズベリージュースからクランベリージュースに変わったり、分量も国や地域によって違ったりと、様々な変化をしてきました。
現在のレシピに落ち着いたのが、おそらく1980年代ではないかと考えられていますが、その証拠はなくやはり謎に包まれた世界的に有名なクラシカル・カクテルです。 コスモポリタンの人気が一気に高まったのは、1990年代、映画撮影の合間に世界的ポップ・ミュージシャンのマドンナが飲んでいたことと、アメリカのTVドラマ「 セックス・アンド・ザ・シティ 」で度々飲まれていた事と、女性好みの風味であったことで、アメリカだけではなく日本でも人気が広まりました。
コスモポリタンのバリエーション
- コスモポリタン・・・・・・・・・本家本元のレシピ。
- トレスコスモポリタン・・・・・・コスモポリタンのテキーラバージョン。
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ベースのお酒・ウォッカ
世界4大スピリッツの一つ、ロシア生まれのウォッカです。
ウォッカの特徴は、連続式蒸留機と白樺やヤシを焼いた活性炭で濾過をすることで、無味無臭に近くクリアな味わいな所です。 他のスピリッツと違い原料が定まっていないことが特徴としてあります。
ウォッカの歴史
Photo|ロシア革命の様子
ウォッカが誕生したのは12世紀頃だという記録がモスクワ公国( 1283年~1547年 )の記録に残っていたそうです。
そうなるとウイスキーやブランデーよりも前に生まれ、欧州で最初に誕生した蒸留酒はウォッカということになります。
当時のウォッカは、現在のものとは違い蜂蜜を原料としたお酒で、この地酒がウォッカの元祖という説が有力です。
14世紀後半に、ブドウを原料とした蒸留酒が世に出た後の15世紀はじめ、ロシアに蒸留の技術が入ってきました。 蒸留の技術は錬金術師が偶然編み出したものとされており、その技術によって生まれたお酒は、ラテン語で「 アクア・ヴィテ 」( 命の水 )と呼ばれるようになります。
そのアクア・ヴィテをロシア語に変換すると、「ジィーズナヤ・ヴァダー 」ジィーズナヤ=命、ヴァダー=水です。 そのヴァダーがウォッカの語源と言われています。
ウォッカが世界に広まったきっかけは、1917年頃ロシア革命でフランスに亡命したスミノフの2代目である「 ウラジミール・スミルノフ 」が、パリで小規模な工場を建て、そこで製造を開始したのがきっかけです。
その後もこの製法は南ヨーロッパからアメリカまで伝わります。 そして第二次世界大戦後にはさらに世界中に広まり、各地で生産されるようになりました。
ウォッカの原料
穀物を蒸して麦芽を加え、糖化、発酵、蒸留して、アルコール度数95%以上のグレーンスピリッツを作ります。
それを水でアルコール度数40%~60%まで薄め、白樺やヤシを焼いた活性炭で濾過します。
この手法は1810年頃に、ペテルブルクの薬剤師「 アンドレイ・アルバーノフ 」が考案しました。
更に19世紀に入り、連続式蒸留機が導入され、現在の製法に近づきました。 こうして現代のウォッカは、無味・無臭の状態に限りなく近づいていくのです。
ウォッカが他のスピリッツと違う点は、各生産地で原料が違う所です。
- ロシア = 小麦
- フィンランド = 大麦
- ポーランド = ライ麦
- アメリカ = とうもろこし
また銘柄によって、じゃがいもや果実を使っているものもあります。
- ウォッカの歴史・製法は ⇒ コチラ
ウォッカの種類
ー ピュア ウォッカ ー
ウォッカの特徴は、連続式蒸留機の回数の多さと、白樺やヤシを焼いた活性炭で濾過をすることです。
それにより無味無臭に近くなり、クリアな味わいが生まれています。
他のスピリッツと違い、主原料が定まっていないことが他に特徴としてあります。
Photo|シロック Siroc
- おすすめのピュア・ウォッカは ⇒ コチラ
ー フレーバード ウォッカ ー
ピュアウォッカをベースにして、ハーブや果実、香辛料などを浸したり、人工甘味料を添加して製造されたウォッカをフレーバード・ウォッカと呼びます。
無味無臭に近いウォッカから一気に香り豊かなスピリッツになります。種類もレモンやオレンジなどの果実類をはじめ、ハーブやスパイスなど豊富にあります。
Photo|グレイグース・ル・オランジュ Grey goose
- おすすめのフレーバード・ウォッカは ⇒ コチラ
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今回紹介したカクテルの材料
ー オレンジキュラソー Orange curacao ー
誕生・由来・・・キュラソーとは、南米のベネズエラの北海にあり、現在はオランダ領となっている島です。1634年にオランダ艦隊がキュラソー島に居たスペイン人を追い出し、砦を建設。 その後港を建設するとトウモロコシや落花生、塩などの生産し、さらに貿易の拠点に相応しい位置に島が存在していたことから貿易なども相まって栄えるようになりました。
17世紀後半に、キュラソー島内で採れるオレンジをオランダ人が本国へ持ち帰り、アルコールに浸してオレンジリキュールが作られました。 そして現在ではオレンジリキュールのみではなく、ホワイト・オレンジ、ブルー、グリーン、レッドと様々な着色を行ったキュラソーシリーズが定着をしています。
製造・原料・・・ブランデーや他のスピリッツをベースに、オレンジの果皮を漬け込んで風味づけをし、人工着色料を使ってオレンジ色にした果実系リキュールの一つです。
オレンジキュラソーも、ブルーキュラソー同様人口着色での色付けを行っており、オレンジの果実などが入っているわけではありません。 あくまで果皮をアルコールに漬け込んだものです。
味わい・香り・・・オレンジキュラソーは、オレンジの皮から抽出されるエッセンスを主な味わいとしています。そのため、オレンジの甘みが感じられ、口当たりは滑らかです。
香りは、鮮やかなオレンジの香りがします。リキュールを注いだ時にも、強いオレンジの香りが広がります。
- キュラソーの歴史・原料・種類は ⇒ コチラ
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シェーカーの使い方
シェーカーの利用目的は・・・
- 混ざりにくい材料( 比重が大きく違うお酒など、粉類、牛乳や生クリーム、鶏卵 )を混ぜる
- 材料を素早く冷却する
- アルコール度数の強いお酒をまろやかにする( お酒のカドをとる )
といった利用目的があります。 持論ではありますが、あと一つ牛乳や生クリームなどの材料を泡立たせることもできるので、泡立たせる利用目的もあると思います。
スリーピースシェーカー
〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛
- ボディに材料や氷を入れる。( 氷はボディの 7割~8割くらいを目安に入れます )
- ボディにストレーナーを被せ、左手でストレーナーを押さえて左手の甲( 手首に近い辺り )を右手でトントンと叩きストレーナーを押さえる。( ストレーナーを直接叩くのはNG )
- トップをストレーナーに取り付ける。( 強く抑えず、キュッと入れ込む程度でOKです )
〚 Step 2 = 持ち方 〛
スリーピースタイプのシェーカーの持ち方です。
右利き用( 左利きの方は逆 )
- 左手 ・親指 = ストレーナーのくぼんだ場所 ( ストレーナーを押さえる役割 )
- 左手 ・人差し指 = ボディ
- 左手 ・中指 = ボディ底を押さえるように
- 左手 ・薬指 = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )
- 右手 ・親指 = トップを押さえるように
- 右手 ・人差し指 = ボディ
- 右手 ・中指 = ボディ
- 右手 ・薬指 = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )
特に持ち方に決まりがあるわけではありませんので、自分で持ちやすい持ち方で振れば良いと思います。ただシェーカーに手のひらを前面に付けてしまうと、手がかなり冷たくなりますし、材料の温度が下がりにくくなるため、シェーカーを持つ時には、面ではなく点で持つように心がけましょう。
〚 Step 3 = 振り方 〛
まずシェーカーは体の正面で振るのではなく、体から正面45℃に構えます。
- 上記の持ち方で、胸の前に持っていき、そこを中心として上前方へ斜めに押し出すように、そのまま胸に戻して、今度は下前方へと押し出すように振ります。 横から見るとひらがなの「 く 」の字を作るように振ります。
- 上前方、下前方へ出す際には手首を前下へ曲げるようにします。
- この動作を1セットとし、比較的混ざりやすい材料であれば 7~8セットあまり強く振らずにシェークを行います( 強く振ると、中の氷が砕けます )
混ざりにくい材料の場合は、12セットくらい、少し強めのシェークを行いましょう。
シェークの振り方は人それぞれなので、これらを参考にご自分の一番良い振り方を模索してください。 その際に、中の氷が8の字を描くように振りましょう。
〚 Step 4 = グラスヘ注ぐ 〛
- シェーク後、まずはトップを外します( 外しにくい場合は、ねじるように外します )
- ストレーナーとボディを片手で押さえます( 人差し指はストレーナー、中指をボディ )
- ストレーナーの先は網状になっているので( 上記写真 )、そこからグラスヘ注ぎます。
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ツーピース( ボストンシェーカー )
〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛
まずはツーピースシェーカー( ボストンシェーカー )の部位名称です。
小さい方が金属であれば「 ショートティン 」、ガラス製であれば「 パイントグラス 」です。 ショートティン( パイントグラス )に材料を入れ、ティンの方に氷を入れます。( 氷はティンの5 ~ 6割ほどを目安に入れます )
ショートティン( パイントグラス )の材料を氷の入ったティンに入れて、ショートティンを被せます。真っすぐ差し込むのではなく、自分側にショートティンを寝かすようにはめ込み、自分側のティンとショートティンの縁が一直線に沿っているようにします。( 写真の様に立てると曲がったようになります )
ショートティンを被せたら、上から手のひら( 掌底 )でトントンと直接 2回ほど叩きます。 圧縮されて簡単には外れなくなります。
〚 Step 2 = 持ち方 〛
ツーピースシェーカーの持ち方は、スリーピースシェーカーよりも多彩にあります。
写真にあるように、スリーピースシェーカーよりも長いので、先端と先端を押さえることと、中の氷の動きを端から端まで動くように振れば問題ありません。 右手をショートティンの方を押さえて、左手の掌を上になるように、包み込むように持ちます。
〚 Step 3 = 振り方 〛
スリーピースシェーカーと同じ動きで振るようにしてもかまいません。 シェーカー自体が長いので、スピードを抑え気味で振ると端から端まで氷が移動し、材料が混ざるので、そこをポイントとして振りましょう。
振るモーションもスリーピースシェーカーより大きく振ると自然とスピードも落ち、良く混ざるようになります。
〚 Step 4 = グラスへ注ぐ 〛
- まず左手でツーピースシェーカーを縦にして持ちます。( この時ショートティンが上に来るように持ちます )
- 左手の中指と人差し指で、ショートティンを右へ押すように持ちます。
- 右手の手のひら( 掌底 )でティンの方を軽く叩きます。( 1回でショートティンが外れない場合は2回叩きましょう )
写真にあるように、ティンにストレーナーを装着し、グラスヘシェークした材料を注ぎます。
フレッシュフルーツなどを材料で使用した場合は、2つ上の写真のあるように、小さい手ざるを使います。( 種など細かい余分なものをグラスヘ入れないようにするためで、スリーピースシェーカーの場合に使用する場合もあります )
- シェーカーについて詳しくは ⇒ コチラ
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カクテルのTPO用語
オールデイカクテル All day cocktail
カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。
そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。
プレディナー Pre dinner cocktail
プレディナーカクテルとは食事前に飲むお酒のことです。
胃を刺激して消化液の分泌を促進することで、消化器官の負担を軽くする働きがあり、食欲増進の効果があります。
プレディナーの習慣が誕生したのは、18世紀後半から19世紀にかけての間にフランス、イタリアの貴族間から始まったそうです。
プレディナーの特徴はアルコール度数が低いこと、スッキリとした口当たりに爽やかさや爽快感があるものが多いです。 テイストは爽やかな甘味、少しの苦味や酸味が特徴的です。
お酒の種類はスパークリングワインやビールなどの炭酸類が多く見られ、リキュールではアペロールやカンパリといった少し苦味があり、ハーブなどの香りがするリキュールが使われることが多いようです。 カクテルも香り、苦味、爽やかさを使ったものが多く、種類も豊富にあります。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
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グランマルニエ コスモポリタンにおすすめのグラス
カクテルグラス Cocktail glass
逆三角形の形をした脚付きグラスです。 カクテルといえば多くの人がこのグラスを思い浮かべるのではないでしょうか。
脚が付いている理由は、ドリンクが入っている逆三角形の部分を手で温めてしまわないように付いています。飲むときは脚を持つようにしましょう。
カクテルには色彩を楽しむものも多くあり、カクテルの美しい色合いを邪魔しないためカクテルグラスは主に無色透明で、引き立て役として存在します。
一説にはマティーニを飲むために生まれたとも言われており、古くから「 マティーニグラス 」とも呼ばれています。
容量は少量しか入らず、グラスの中で直接混ぜることができないため、シェーカーか、ミキシンググラスで混ぜた後このグラスに注ぎます。
使っているカクテルは「 マティーニ 」や「 マンハッタン 」、「マルガリータ 」など有名なカクテルが多くあります。 標準は、60mlが程よく入る90ml、大型のもので 120ml ~ 150ml のものがあります。
シャンパングラス Champagne glass
シャンパングラスは口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」があります。
クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。
当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。
フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に一緒に作られました。
始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにも使われたそうです。容量は180ml ~ 300mlが一般的。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
グランマルニエ コスモポリタンで使う道具
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