マンイーター|カクテルレシピ・作り方・特徴|ブランデー + サザンカンフォート

ブランデーベースロングカクテルのマンイーター
目次
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レシピと作り方

マンイーターの材料

Recipe no.622

  • ブランデー・・・・・・・・・・45ml
  • サザンカンフォート・・・・・・15ml
  • オレンジビター・・・・・・・・2dash
  • クラッシュアイス
  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料

技法 = シェーク

1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと
クラッシュアイス = 細かく砕いた氷のこと

マンイーターの作り方

グラスは オールドファッションドグラス( ロックグラス )を使います。

STEP
準備する

あらかじめクラッシュアイスをつくっておきます。
クラッシュアイスは溶けやすいのでグラスには後で入れましょう。

STEP
材料を合わせる

シェーカーにブランデー、サザンカンフォート、オレンジビター、氷を入れます。

STEP
シェークする

しっかりとシェークをし、グラスに注ぎクラッシュアイスを詰めれば完成です。
( 飲みにくい場合はストローを使いましょう )

Point = クラッシュアイスは溶けやすいので素早く作りましょう。


  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
  • アルコール度数 = 30% ~ 31% 前後
  • 最適なTPO = 日中 / 食後
  • カクテル言葉 = 「 真意を知りたいというカクテル言葉 」
  • カクテル誕生日 = 「 不明 」

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マンイーターの特徴・感想

鮫の頭の壁掛け飾り

今回紹介した「 マンイーター Man eater 」とは、そのまま訳すると「 人食い 」という物騒な名前です。 他にも人を食べるライオンやトラなどの動物にこの言葉が使われているようで、中でも映画ジョーズでお馴染みのホオジロザメがマンイーターという別名で呼ばれているようです。

海外では映画や小説などのタイトルに使われていることが多く、どれもネーミングから想像できるサスペンスやホラーなどがほとんどです。 日本ではあまり聞きませんが、ロールプレイングゲームをやっていた人は武器名として知っている方もいるのではないかと思います。

この物騒なネーミングがなぜこのカクテルの名前になったかはわかりません。 内容を見ても想像すらできませんでした。 ブランデーの歴史からなのか、サザンカンフォートが関係しているのか、フランス産とアメリカ産のお酒を使っていることに何かあるのか・・・、皆さんのご想像にお任せします。

芳醇な香りをもつブランデーをベースに、ピーチを主体に様々な果実類とハーブなどを合わせたフルーツフレーバー・リキュールのサザンカンフォートを合わせ、アクセントにオレンジビターを加えたレシピで、ブランデーの香りとフルーティーな香りが心地よく、口当たりも滑らかで飲みやすく、クラッシュアイスの存在がさらに爽やかにしているカクテルです。

マンイーターの材料

  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具

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今回紹介したカクテルの材料

サザンカンフォート Southern comfort ー

樽貯蔵庫の背景とサザンカンフォートのボトル

誕生・由来・・・1874年にアメリカ・ルイジアナ州・ニューオーリンズで誕生。サザンカンフォートのネーミングの意味は、「 サザン Southern = 南方の 」「 カンフォート Comfort = 安らぎ、歓び 」という意味で、合わせると「 南部の歓び 」または「 南部の安らぎ 」となります。

サザンカンフォートを考案したのは、アメリカ南部の男性バーテンダー「 マーティン・ウィルクス・ヘロン 」氏。ある樽詰めされたバーボンウィスキーの味が粗悪なものだったため、果実味、甘味などを加えて美味しく飲めるように改良したのが始まりだそうです。


製造・原料・・・誕生した当初の原料は、バーボンウィスキーをベースとして、様々なフルーツ類のエキスとハーブやスパイスを混ぜ合わせたもので、テイストはパワフルであったそうです。アルコール度数も50度を超えており、現在の爽やかさよりも力強い飲みごたえを感じるリキュールでした。

現在は蜂蜜からつくられた中性スピリッツにベースを変え、アルコール度数が21度に下げられ、使用するフルーツもピーチを主体に、アメリカ産のオレンジやレモンを使い、他多くのフルーツエキスとフレーバーを混ぜ合わせ、ピーチの核のアーモンドフレーバーも溶け込ませています。


味わい・香り・・・主にピーチフレーバーが特徴であり、甘くてフルーティーな味わいが楽しめます。一部のバージョンでは、バニラやスパイスのニュアンスが感じられることがあり、甘くて滑らかな口当たりがあり、飲みやすくて親しみやすい味わいです。

  • サザンカンフォートの歴史・特徴は ⇒ コチラ

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シェーカーの使い方

シェーカーを振る女性バーテンダー

シェーカーの利用目的は・・・

  • 混ざりにくい材料( 比重が大きく違うお酒など、粉類、牛乳や生クリーム、鶏卵 )を混ぜる
  • 材料を素早く冷却する
  • アルコール度数の強いお酒をまろやかにする( お酒のカドをとる )

といった利用目的があります。 持論ではありますが、あと一つ牛乳や生クリームなどの材料を泡立たせることもできるので、泡立たせる利用目的もあると思います。

スリーピースシェーカー

〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛

スリーピースシェーカーの各部位名称
  1. ボディに材料や氷を入れる。( 氷はボディの 7割~8割くらいを目安に入れます )
  2. ボディにストレーナーを被せ、左手でストレーナーを押さえて左手の甲( 手首に近い辺り )を右手でトントンと叩きストレーナーを押さえる。( ストレーナーを直接叩くのはNG )
  3. トップをストレーナーに取り付ける。( 強く抑えず、キュッと入れ込む程度でOKです )

〚 Step 2 = 持ち方 〛

スリーピースタイプのシェーカーの持ち方です。

右利き用( 左利きの方は逆 )

  • 左手 親指   = ストレーナーのくぼんだ場所 ( ストレーナーを押さえる役割 )
  • 左手 人差し指 = ボディ
  • 左手 中指   = ボディ底を押さえるように
  • 左手 薬指   = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )
  • 右手 親指   = トップを押さえるように
  • 右手 人差し指 = ボディ
  • 右手 中指   = ボディ
  • 右手 薬指   = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )

特に持ち方に決まりがあるわけではありませんので、自分で持ちやすい持ち方で振れば良いと思います。ただシェーカーに手のひら全面を付けてしまうと、手がかなり冷たくなりますし、材料の温度が下がりにくくなるため、シェーカーを持つ時には、面ではなく点で持つように心がけましょう。

〚 Step 3 = 振り方 〛

シェーカーの振り方

まずシェーカーは体の正面で振るのではなく、体から正面45℃に構えます。

  1. 上記の持ち方で、胸の前に持っていき、そこを中心として上前方へ斜めに押し出すように、そのまま胸に戻して、今度は下前方へと押し出すように振ります。 横から見るとひらがなの「 く 」の字を作るように振ります。
  2. 上前方、下前方へ出す際には手首を前下へ曲げるようにします。
  3. この動作を1セットとし、比較的混ざりやすい材料であれば 7~8セットあまり強く振らずにシェークを行います( 強く振ると、中の氷が砕けます )

混ざりにくい材料の場合は、12セットくらい、少し強めのシェークを行いましょう。

シェークの振り方は人それぞれなので、これらを参考にご自分の一番良い振り方を模索してください。 その際に、中の氷が8の字を描くように振りましょう。

〚 Step 4 = グラスヘ注ぐ 〛

シェークしたカクテルをグラスに注ぐ女性バーテンダー
  1. シェーク後、まずはトップを外します( 外しにくい場合は、ねじるように外します )
  2. ストレーナーとボディを片手で押さえます( 人差し指はストレーナー、中指をボディ )
  3. ストレーナーの先は網状になっているので( 上記写真 )、そこからグラスヘ注ぎます。

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ツーピース( ボストンシェーカー )

〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛

ツーピース・ボストンシェーカーの部位名称

まずはツーピースシェーカー( ボストンシェーカー )の部位名称です。

小さい方が金属であれば「 ショートティン 」、ガラス製であれば「 パイントグラス 」です。 ショートティン( パイントグラス )に材料を入れ、ティンの方に氷を入れます。( 氷はティンの5 ~ 6割ほどを目安に入れます )

ショートティン( パイントグラス )の材料を氷の入ったティンに入れて、ショートティンを被せます。真っすぐ差し込むのではなく、自分側にショートティンを寝かすようにはめ込み、自分側のティンとショートティンの縁が一直線に沿っているようにします。( 写真の様に立てると曲がったようになります )

ショートティンを被せたら、上から手のひら( 掌底 )でトントンと直接 2回ほど叩きます。 圧縮されて簡単には外れなくなります。

ボストンシェーカーでつくったカクテルをステアするバーテンダー

〚 Step 2 = 持ち方 〛

ツーピース・ボストンシェーカー

ツーピースシェーカーの持ち方は、スリーピースシェーカーよりも多彩にあります。

写真にあるように、スリーピースシェーカーよりも長いので、先端と先端を押さえることと、中の氷の動きを端から端まで動くように振れば問題ありません。 右手をショートティンの方を押さえて、左手の掌を上になるように、包み込むように持ちます。

〚 Step 3 = 振り方 〛

スリーピースシェーカーと同じ動きで振るようにしてもかまいません。 シェーカー自体が長いので、スピードを抑え気味で振ると端から端まで氷が移動し、材料が混ざるので、そこをポイントとして振りましょう。

振るモーションもスリーピースシェーカーより大きく振ると自然とスピードも落ち、良く混ざるようになります。

笑顔でカクテルをシェークする男性バーテンダー

〚 Step 4 = グラスへ注ぐ 〛

シェークしたカクテルをメッシュストレーナーを使ってグラスに注いでいる女性バーテンダー
  • まず左手でツーピースシェーカーを縦にして持ちます。( この時ショートティンが上に来るように持ちます )
  • 左手の中指と人差し指で、ショートティンを右へ押すように持ちます。
  • 右手の手のひら( 掌底 )でティンの方を軽く叩きます。( 1回でショートティンが外れない場合は2回叩きましょう )
シェーク後にカクテルをグラスヘ注ぐ

写真にあるように、ティンにストレーナーを装着し、グラスヘシェークした材料を注ぎます。

フレッシュフルーツなどを材料で使用した場合は、2つ上の写真のあるように、小さい手ざるを使います。( 種など細かい余分なものをグラスヘ入れないようにするためで、スリーピースシェーカーの場合に使用する場合もあります )

  • シェーカーについて詳しくは ⇒ コチラ

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カクテルのTPO用語

オール・デイ・カクテル All day cocktail

ランチとディナー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。

そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。

ディジェスティフ Digestif

「 ディジェスティフ Digestif 」とはフランス語で食後に飲むお酒のことで、英語では「 アフターディナー・ドリンク After dinner drink 」と呼びます。

特徴としてはブランデーなどのアルコール度数が高めのスピリッツを使い、クリームなどの甘味の強いものを材料に使う傾向があります。

アルコール度数が高いカクテルが多いのには理由があり、満腹になった後にアルコール度数が高めのお酒を飲むことで、食後の疲れた胃に刺激を与えます。

女性が食後のコーヒーを飲んでいる

刺激を与えることにより、再度活性化させ消化を促進させる役割を持っているのです。

香りがあり、甘口のものが多い理由は、デザート感覚で楽しめることで、更なる満足感を与えることが目的としてあり、他には香り高いもので気分を落ち着かせることがあります。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

マンイーターにおすすめのグラス

オールドファッションドグラス Old fashioned glass ー

オールドファッションどグラス・ロックグラス

カクテルやウイスキーなどをオン・ザ・ロック・スタイルで飲むためのグラス。 口が広く背が低いのが特徴で、大きく丸い氷を入れたりできます。

タンブラーグラスの上半分をなくした様な形をしていて、タンブラーグラスの原型となったグラスだと言われています。

正式名はオールドファッションドグラスで、この名前はカクテル「 オールドファッションド 」から由来していると言われています。

古来からあるものなので、「 オールドファッションド = 古風な 」という意味が由来とも言われています。 現在では名前が長く言いにくいためか、「 ロックグラス 」として広く使われています。
容量は180ml~450mlまで幅広くあります。

マンイーターで使う道具

  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
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