レシピと作り方
カルーアウーロンの材料
Recipe no.256
- カルーア・・・・・・・・・・・45ml
- レモンジュース・・・・・・・・1tsp
- ウーロン茶・・・・・・・・・・Full
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技法 = ステア
※ 1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと
※ Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと
- コーヒーリキュールの歴史・主なブランドは ⇒ コチラ
カルーアウーロンの作り方
グラスは タンブラーグラス、ハリケーングラス、ゴブレット、コリンズグラス などがおすすめです。
しっかりとステアをして完成です。
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カルーアウーロンの特徴・感想
「 カルーアウーロン 」は、日本のカクテルバーで生まれたと言われています。ウーロン茶が日本で広く親しまれている飲み物であることから、これを使ったカクテルが考案されました。
カルーアとは、良質なアラビカ種のコーヒー豆を使い、コクと甘味が特徴のコーヒーリキュールです。
そのカルーアをウーロン茶で割り、アクセントとして柑橘系酸味のレモンジュースを加えたレシピで、カルーアの甘味とコクと、ウーロン茶の渋味や苦味と微量の酸味が混ざり合い、お酒初心者や弱い方でもおかわりするほど飲みやすくなっています。
コーヒーリキュールとウーロン茶という意外な取り合わせが新鮮で、他のカクテルにはない独特の風味が楽しめます。ウーロン茶の爽やかな渋味が甘さを引き締めるため、甘すぎずさっぱりとした後味になっており、材料が少なく、シンプルなレシピなので、初心者でも簡単に作れます。ウーロン茶を使うことで、比較的カロリーが低めのカクテルにることもおすすめできるポイントです。
「 カルーアウーロン 」は、そのユニークな味わいと作りやすさから、初心者にもおすすめのカクテルです。カルーアの甘さとウーロン茶の渋みが絶妙にマッチし、飲みやすくさっぱりとした後味が楽しめます。自宅で簡単に作れるので、ぜひ一度試してみてください。その意外性と新鮮な風味が、きっと特別なひとときを演出してくれるでしょう。
カルーアウーロンの材料
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ベースのお酒・コーヒーリキュール
その名前のとおりコーヒーを使ってつくられた混成酒( リキュール )のことです。ラム、アイリッシュウイスキー、ブランデーなどのスピリッツにコーヒー豆を浸して香りや苦味などのコーヒー成分を移し、糖分を加えた混成酒です。
ただ一言コーヒーリキュールと言ってもブランドによって様々な個性を持っており、カラメルやバニラなど甘味や香りを加えたり、抽出方法にこだわりを持ったり、コーヒー豆の厳選であったり、コーヒーではなくエスプレッソを使い、甘味を抑えたものまで存在しています。
コーヒーリキュールの歴史
コーヒーリキュールの誕生は不明な点が多く、どの時代に生まれたのかはわかっておりません。 しかし1930年代にカルーアは存在していたらしく、1933年のアメリカ禁酒法解禁以降アメリカに輸入されています。
サンフランシスコの業者によって輸入されたボトルがカリフォルニア州・パサデナで発見されました。おそらくこのボトルが最古のボトルであると言われています。
1950年代に入ると、アメリカでカクテルベースとして使われることが多くなり、カルーア以外にもティア・マリアなどの銘柄も登場するようになりました。
- コーヒーリキュールの歴史は ⇒ コチラ
コーヒーリキュールの主なブランド
ー ブランド比較表 ー
項目 / ブランド | カルーア | ティアマリア | ミスターブラック | ボルス |
原産国 | メキシコ | ジャマイカ | オーストラリア | オランダ |
アルコール度数 | 20 % | 20 % | 25 % | 24 % |
特 徴 | 世界的に有名、滑らかな甘さと濃厚なコーヒー風味 | バニラとラムの風味が特徴 | コーヒー豆からの強いコーヒー風味、甘さ控えめ | 伝統的な製法、コーヒーの風味がしっかり |
味わい | 甘くて濃厚、バニラのニュアンス | 甘さ控えめで香ばしい | 苦味が強く、本格的なコーヒー風味 | 甘さと苦味のバランスが良い |
主な成分 | コーヒー、バニラ、砂糖、ラム | コーヒー、バニラ、ラム | コーヒー豆、砂糖、スピリッツ | コーヒー、砂糖、スピリッツ |
カクテルへの適用 | ホワイトルシアンやエスプレッソマティーニに最適 | ブラックルシアンやコーヒーカクテルに最適 | クラフトカクテルやストレートに最適 | 多用途に使える、様々なカクテルに適している |
価格帯 | ¥ 1,600 台 | ¥ 1,800 台 | ¥ 4,300 台 | ¥ 1,500 台 |
ー カルーア Kahlua ー
主原料であるコーヒー豆は、メキシコ国内で世界でも有数の高品質なコーヒー豆の産地として知られている「 ベラクルス州 」産で、標高 900m ~ 1,400m の山間部で伝統的なシェードグロウンコーヒー( 日陰栽培法 )で栽培されたスペシャルなものを使用しています。他にも厳選されたバニラやカラメルを使用し、カルーアの飲みやすい甘味をつくり出しています。
原産国 = メキシコ
Photo|画像提供 SUNTORY
ー ティア・マリア Tia Maria ー
ティア・マリアの意味は「 マリアおばさん 」です。 そのマリアおばさんとは1650年前後に実在したとされる人物で、当時スペインからジャマイカに移住していたある貴族の従者です。
そしてそのレシピが表に出るまで約300年かかりました。1940年代にジャマイカに住んでいた学者である「 ケネス・リー・エヴァンス 」がそのレシピを発見します。ただそのレシピは経年劣化によって解読不能とされ、秘伝のリキュールを作ることはできませんでした。 しかしその話に感銘を受けたエヴァンスは、別のコーヒーリキュールをつくり、ティア・マリアという名前のみを継承し、ティア・マリアは世界に広がりました。
コーヒーリキュールの中では甘さ控えめで、スッキリとした味わいがあるのがティア・マリアの最大の特徴です。
原産国 = イタリア
ー ミスター・ブラック Mr.Black ー
2013年オーストラリアでミスター・ブラックは誕生しました。 発案者はオーストラリアを代表する蒸留技術者「 フィリップ・ムーア 」とコーヒーが大好きなデザイナーの「 トム・ベイカー 」
原料はアラビカ種( コロンビア産、ケニヤ産、パプアニューギニア産、エルサルバドル産、タンザニア産 )のコーヒーを100%使用、コーヒー豆の香りは産地のみではなく季節によっても変化します。
その変化をなくして安定させるため季節により産地の比率を変え、別々に焙煎してブレンドしています。
ミスター・ブラックは、こだわりを持った原料、製法により、淹れたてエスプレッソの様な深みのある香り、ダークチョコレート、ビター感ある味わいが最大の特徴です。 上品なコーヒーリキュールを一度お試しください。
原産国 = オーストラリア
ー ボルス Bols ー
ボルスを発展させたルーカス・ボルスは、世界中から持ち込まれるハーブや薬草、果実を使い試行錯誤し、数多くのリキュールを生み出します。
はじめてリキュールを製造した当時から「 自然の風味を損なわずに、完璧な味わいを引き出す 」という心情を現在も守り続けています。ボルスはリキュールメーカーとしては最古の歴史を持ち、これまで様々な種類のリキュールを世に送り出してきました。
そのボルスが製造しているコーヒーリキュールであるボルスコーヒーの濃いブラウンカラーは、コーヒー豆をじっくりと時間をかけてしっかりとした味わいを抽出した証です。 チョコレートとバニラの味わいもほのかに香ります。
原産国 = オランダ
Photo|画像提供 Asahi
- コーヒーリキュールの主なブランドは ⇒ コチラ
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ビルド & ステア
「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。
「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。
炭酸系の混ぜ方
炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。
バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。
混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。
バースプーンの使い方
Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。
この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。
- バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ
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カクテルのTPO用語
オール・デイ・カクテル All day cocktail
カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。
そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。
ディジェスティフ Digestif
「 ディジェスティフ Digestif 」とはフランス語で食後に飲むお酒のことで、英語では「 アフターディナー・ドリンク After dinner drink 」と呼びます。
特徴としてはブランデーなどのアルコール度数が高めのスピリッツを使い、クリームなどの甘味の強いものを材料に使う傾向があります。
アルコール度数が高いカクテルが多いのには理由があり、満腹になった後にアルコール度数が高めのお酒を飲むことで、食後の疲れた胃に刺激を与えます。
刺激を与えることにより、再度活性化させ消化を促進させる役割を持っているのです。
香りがあり、甘口のものが多い理由は、デザート感覚で楽しめることで、更なる満足感を与えることが目的としてあり、他には香り高いもので気分を落ち着かせることがあります。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
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カルーアウーロンにおすすめのグラス
タンブラーグラス Tumbler glass
「 タンブラー Tumbler 」の語源は「 倒れるもの 」や「 転ぶもの 」の意味があり、元々獣を狩り、残った角等をくり抜いてコップにし、底が真っ平にはならなかったので、よく倒れていたことからこの名前が付いたそうです。
別名ハイボールグラスとも呼ばれることがあり、主にハイボールスタイルや、ソフトドリンクなどに使われています。 オールドファッションドグラス( ロックグラス )を原型として誕生したとも言われ、オールドファッションドグラスをそのまま縦に長くしたような形をしています。
使い勝手が良く、容量も多く入るため、どの家庭にも必ずいくつかはあるグラスで、用途がおおいためか容量の種類も一番多くあると言っても過言ではないでしょう。
素材もガラス製だけではなく、木製、金属製、陶器、プラスチック製と様々なものがあります。 容量は6オンスの180ml、8オンスの240ml、10オンスの300mlが一般的で、飲食業界では略して6タン、8タン、10タンなどと呼ばれているそうです。
ハリケーングラス Hurricane grass
ハリケーングラスの「 ハリケーン 」とは台風のことを連想してしまいそうですが、「 ハリケーン・ランタン 」と呼ばれるランプまたはランタンの形に似ていることから付きました。
そもそもハリケーン・ランタンの由来は、ハリケーンのような強い風でも消えないことが名前の由来だそうです。
他のグラスに比べて大容量なため、主にトロピカルドリンクやミックスドリンクに使われることが多く、氷をたっぷりと入れるカクテルに向いています。480ml ~ 600ml の内容量が一般的です。
ゴブレット Goblet
ゴブレットが誕生したのは14世紀だと言われていて、名前はフランス語で、「 Goblet 」と表記します。 元々は「 ゴブレー 」と呼んでいたそうですが、いつの間にか「 ゴブレット 」となったようです。
聖杯にもこのゴブレットが使われており、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。
コリンズグラス Collins glass
背の高い円柱形の細い形をしたグラスで、ラムベースの「 ゾンビ 」を飲むために使われるため、ゾンビーグラスと言われています。その後ジンベースのカクテル「 トムコリンズ 」の人気が出るとコリンズグラスとも呼ばれるようになりました。
他にもチムニーグラスやトールグラス、煙突グラスとも言われることがあります。
他のグラスに比べて別名が多くあり、それだけ様々な場面で多くの国々の人達に使われているという事なのかもしれません。
背が高く細いので倒しやすいという難点がありますが、その細さは炭酸を抜けにくくしているためという最大のメリットがあり、炭酸系のカクテルをつくる時には必ずと言っていいほど使われるグラスです。 容量は270ml ~ 360mlくらいが一般的。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
カルーアウーロンで使う道具
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