ハイジ|カクテルレシピ・作り方・特徴を解説( ビール・プレーンヨーグルト )

レシピ

材 料

Recipe no.335

  • ビール・・・・・・・・・・・・ハーフ
  • プレーン・ヨーグルト・・・・・ハーフ
  • 砂糖・・・・・・・・・・・・・3tsp

技法 = ビルド

加糖ヨーグルトでもかまいません。 砂糖の量はお好みでO.K

※ 1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと

作り方

グラスは ピルスナーグラス をおすすめします。 他には コブレットシャンパングラスのフルート型サワーグラス がピッタリです。

  • Step 1 = グラスにプレーン・ヨーグルトと砂糖を入れ、滑らかになるまで混ぜます。
  • Step 2 = 泡立たないように静かにビールを入れます。
  • Step 3 = ゆっくりと、しっかりと ビルド をして完成です。

アルコール度数 = 3% 前後

  • ビールベースのレシピリストは ⇒ コチラ

特徴・感想

「 ハイジ 」という名前はドイツ語圏の女性によくある名前で、元々は「 アーデルハイト Adelheid 」を短縮もしくは愛称としてハイジと呼ばれるようになったそうです。
「 アーデル adel 」は「 高貴な 」を意味し、「 ハイト heit 」は「 姿・形 」を意味しているそうです。

他にもアデライード、アデレード、アリス、アリシアなどとも呼び、それらの愛称が「 ハイジ 」なのです。
このカクテルがその女性の愛称を付けたのか、またはアルプスの少女ハイジからつけたのかはわかりません。

ビールとヨーグルトという異色でありながらとてもシンプルで簡単に作れるレシピで、お家で飲むのにも新しい材料を買わずに、いつものヨーグルトとビールで楽しめるカクテルです。

ビールの苦味がヨーグルトの風味でやわらぎ、飲み口は滑らかで、酸味がややありクセになる「 大人の乳酸菌 」です。

いつものビールをたまには変えてみるのも一つの楽しみ方だと思います。

このカクテルで使う材料

ビルドとは?

材料をグラスに入れて混ぜることを言います。 この「 混ぜる 」にはいくつか種類があり、今回のカクテルには「 ビルド 」を使用します。

お家で簡単人向け

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままクルクル回します。 炭酸系を使っている場合は、早く混ぜると炭酸が膨れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

本格的にやってみたい人向け

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます(ドリンクを体温で温めないため)右手はバースプーンを持ちます。(左利きの人は逆になります)
Step 2 = バースプーンを左の写真にあるように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

このカクテルのおすすめ グラス

ピルスナーグラス Pilsner glass

ピルスナーとは19世紀にチェコのピルゼンで生まれたビアスタイルです。 世界で最も多く飲まれているビールで、日本国内の流通しているビールの99%がこのピルスナーに分類されるものです。 キレのある喉越しとホップの苦みが特徴です。

そのピルスナーを飲むグラスとして生まれたのがこのピルスナーグラスです。

310ml ~ 375ml の内容量が入るサイズが一般的。

コブレット Coblet

コブレットとはグラスに土台と足が付いた杯の事です。

シャンパングラスカクテル・グラスワイングラスと違い足が短い上に内容量も多く入るので、日常で使う事も出来ます。

氷をたっぷり使うカクテル、またはビールなどのカクテルを飲む際に使用する。

300mlが一般標準サイズ。

シャンパングラス Champagne glass

シャンパングラスは主に口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」がある。

クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。 当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。

フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に、一緒に作られました。始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにもつかわれたそうです。 容量は180ml ~ 300mlが一般的。

サワーグラス Sour glass

スタイルカクテルを飲む際に使われる中型のグラス。

日本では脚付きのものが多いが、平底のものもあり、種類は豊富です。 コブレットシャンパングラスのフルート型によく似ていて、多種多様に使える利便性があります。

形は上に記載した通りコブレットと似ていて、内容量によりコブレットかサワーグラスに分けられる。 大きい方がコブレット、小さい方がサワーグラスと覚えるとわかりやすいです。

容量は 120ml程

このカクテルで使う道具