チャーリー・チャップリン|カクテルレシピ・作り方・特徴を解説( スロージン・アプリコットリキュール・レモンジュース )

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目次
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レシピ

材 料

Recipe no.595

  • スロージン・・・・・・・・・・20ml
  • アプリコットリキュール・・・・20ml
  • レモンジュース・・・・・・・・20ml
  • このカクテルで使う材料と道具はコチラ ⇒ 材 料道 具

技法 = シェーク

作り方

グラスは オールドファッションドグラス( ロックグラス )を使います。 カクテルグラスシャンパングラスのクープ型 で提供される場合もあります。

  • Step 1 = シェーカーに スロージン、アプリコットリキュール、レモンジュース、氷を入れます。
  • Step 2 = しっかりと シェーク します。
  • Step 3 = シェークした材料をグラスヘ注ぎ、氷を入れれば完成です。

※ ショートカクテルにする場合は氷は入れません

  • アルコール度数 = 18% ~ 19% 前後
  • 最適なTPO = 日中 / 食前
  • カクテル言葉 = 「 信じる恋 」
  • カクテル誕生日 = 「 4月16日 」

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チャーリー・チャップリンとは?

今回紹介した「 チャーリー・チャップリン 」とは、1900年代前半に活躍した喜劇王こと「 チャールズ・スペンサー・チャップリン 」の名前をそのまま名付けたカクテルです。

イギリスで歌手と女優の間に生まれましたが、離婚後父親はアルコール依存症、母親は病弱だったため、幼少期はものすごく貧しい家庭で育ちました、やがて舞台に憧れ始めます。

舞台俳優として活動し、失敗もありながら1909年に初の主役級の役を演じることができます。

1910年に所属していた劇団がアメリカを回っていた時に、チャップリンの演技が高く評価され、チャップリンの人生は変わります。

2度目のアメリカ訪問の際にニューヨークの劇団と契約を交わします。そして2本目の映画「 小さな放浪者 」の際に、チャップリンの代名詞でもある大きな靴、ダボダボのズボン、小さめのジャケットと帽子、そしてチョビヒゲとスティッキというチグハグな衣装が生まれたのです。

チャップリンはその後も点々と事務所を変え、映画監督、俳優、コメディアン、時には作曲も手掛けながら、世界屈指の収入を得るまでになっていき、チャップリンは世界初の国際俳優になったのです。

Photo = 1915年「 小さな放浪者 」演じたチャップリン

イギリスがナチス・ドイツに対して宣戦布告をした1939年、元々政治的緊張とファシズムの台頭に不安を持っていたチャップリンは、ヒトラーと似ているとメディアに度々言われていたのを逆手に取り、これまでサイレント喜劇に徹してきたことを捨て、「 独裁者 」という映画を2年の脚本制作、1年の撮影期間を要し、大成功を納めます。

Photo = 1940年「 独裁者 」を演じるチャップリン

その後チャップリンの人気は絶頂になり、発言力が世界的に高まると、政治に関して発言や活動をするようになります。 その際にアメリカから「 共産主義者 」と揶揄されますが、チャップリン本人は「 私は平和主義です 」と反論ます。しかしそれは届くことはありませんでした。 1950年に入るとついにアメリカはチャップリンに再入国を取り消され、アメリカとの関係を切りました。

スイスに移ったチャップリンは、その後も映画と平和の活動を続け、世界平和評議会から平和賞をもらうなど絶えず物議を醸しだす人物でありました。

1960年代に入ると、軽微な脳卒中を起こしたことをキッカケにチャップリンの健康状態がゆっくりと下り始めます。その後カンヌ国際映画祭、レジオンドヌール勲章など輝かしい受けるようになります。

そして1972年に映画芸術科学アカデミーは、チャップリンにアカデミー名誉賞を授与することを決め、アメリカと関係を切っていたチャップリンは受けるか悩んだ末、20年ぶりにアメリカの地を踏むことを決意しました。

サイレントという声も音もない状態で絶えず笑いをつくっていた喜劇の王様チャップリン。 「 頭の中には常に次の作品が浮かんでくるので引退できない 」と言っていたチャップリンは、生涯現役を貫き、そして1977年12月にこの世を去りました。

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特徴・感想

サッパリとした甘味と杏の香りが感じられるアプリコット・リキュールと、甘酸っぱさが特徴のすももをジンに漬け込んで加糖をしたスロージン、柑橘系酸味のレモンジュースを加えたレシピで、酸味が強めではありますが、アプリコットとスロージンの甘味が飲みやすく爽やかなカクテルにしています。

全体的には酸味が目立ちますが、甘い香りのする酸味なので何杯も飲めてしまうテイストをしています。

もし酸味が強すぎるという場合は、レモンジュースをパインジュースに変えると、酸味が落ち着き、パイナップルの甘味がさらに飲みやすくしてくれます。 僕自身もレモンジュースをパインジュースに変えて飲んでいたので、気になった方はぜひお試しください。

関連カクテルレシピ リスト・一覧

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このカクテルに使う材料

シェーカーの使い方

シェーカーの利用目的は・・・

  • 混ざりにくい材料( 比重が大きく違うお酒など、粉類、牛乳や生クリーム、鶏卵 )を混ぜる
  • 材料を素早く冷却する
  • アルコール度数の強いお酒をまろやかにする( お酒のカドをとる )

といった利用目的があります。 持論ではありますが、あと一つ牛乳や生クリームなどの材料を泡立たせることもできるので、泡立たせる利用目的もあると思います。

スリーピースシェーカー

〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛

  1. ボディに材料や氷を入れる。( 氷はボディの 7割~8割くらいを目安に入れます )
  2. ボディにストレーナーを被せ、左手でストレーナーを押さえて左手の甲( 手首に近い辺り )を右手でトントンと叩きストレーナーを押さえる。( ストレーナーを直接叩くのはNG )
  3. トップをストレーナーに取り付ける。( 強く抑えず、キュッと入れ込む程度でOKです )

〚 Step 2 = 持ち方 〛

スリーピースタイプのシェーカーの持ち方です。

右利き用( 左利きの方は逆 )

  • 左手 親指   = ストレーナーのくぼんだ場所 ( ストレーナーを押さえる役割 )
  • 左手 人差し指 = ボディ
  • 左手 中指   = ボディ底を押さえるように
  • 左手 薬指   = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )
  • 右手 親指   = トップを押さえるように
  • 右手 人差し指 = ボディ
  • 右手 中指   = ボディ
  • 右手 薬指   = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )

特に持ち方に決まりがあるわけではありませんので、自分で持ちやすい持ち方で振れば良いと思います。ただシェーカーに手のひら全面を付けてしまうと、手がかなり冷たくなりますし、材料の温度が下がりにくくなるため、シェーカーを持つ時には、面ではなく点で持つように心がけましょう。

〚 Step 3 = 振り方 〛

まずシェーカーは体の正面で振るのではなく、体から正面45℃に構えます。

  1. 上記の持ち方で、胸の前に持っていき、そこを中心として上前方へ斜めに押し出すように、そのまま胸に戻して、今度は下前方へと押し出すように振ります。 横から見るとひらがなの「 く 」の字を作るように振ります。
  2. 上前方、下前方へ出す際には手首を前下へ曲げるようにします。
  3. この動作を1セットとし、比較的混ざりやすい材料であれば 7~8セットあまり強く振らずにシェークを行います( 強く振ると、中の氷が砕けます )

混ざりにくい材料の場合は、12セットくらい、少し強めのシェークを行いましょう。

シェークの振り方は人それぞれなので、これらを参考にご自分の一番良い振り方を模索してください。 その際に、中の氷が8の字を描くように振りましょう。

〚 Step 4 = グラスヘ注ぐ 〛

  1. シェーク後、まずはトップを外します( 外しにくい場合は、ねじるように外します )
  2. ストレーナーとボディを片手で押さえます( 人差し指はストレーナー、中指をボディ )
  3. ストレーナーの先は網状になっているので( 上記写真 )、そこからグラスヘ注ぎます。

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ツーピース・シェーカー( ボストン・シェーカー )

〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛

まずはツーピースシェーカー( ボストン・シェーカー )の部位名称です。

小さい方が金属であれば「 ショート・ティン 」、ガラス製であれば「 パイント・グラス 」です。 ショート・ティン( パイント・グラス )に材料を入れ、ティンの方に氷を入れます。( 氷はティンの5 ~ 6割ほどを目安に入れます )

ショート・ティン( パイント・グラス )の材料を氷の入ったティンに入れて、ショート・ティンを被せます。真っすぐ差し込むのではなく、自分側にショート・ティンを寝かすようにはめ込み、自分側のティンとショート・ティンの縁が一直線に沿っているようにします。( 上記写真の様に立てると曲がったようになります )

ショート・ティンを被せたら、上から手のひら( 掌底 )でトントンと直接 2回ほど叩きます。 圧縮されて簡単には外れなくなります。

〚 Step 2 = 持ち方 〛

ツーピースシェーカーの持ち方は、スリーピースシェーカーよりも多彩にあります。

上記写真にあるように、スリーピースシェーカーよりも長いので、先端と先端を押さえることと、中の氷の動きを端から端まで動くように振れば問題ありません。 右手をショート・ティンの方を押さえて、左手の掌を上になるように、包み込むように持ちます。

〚 Step 3 = 振り方 〛

スリーピースシェーカーと同じ動きで振るようにしてもかまいません。 シェーカー自体が長いので、スピードを抑え気味で振ると端から端まで氷が移動し、材料が混ざるので、そこをポイントとして振りましょう。

振るモーションもスリーピースシェーカーより大きく振ると自然とスピードも落ち、良く混ざるようになります。

〚 Step 4 = グラスへ注ぐ 〛

  • まず左手でツーピースシェーカーを縦にして持ちます。( この時ショート・ティンが上に来るように持ちます )
  • 左手の中指と人差し指で、ショート・ティンを右へ押すように持ちます。
  • 右手の手のひら( 掌底 )でティンの方を軽く叩きます。( 1回でショート・ティンが外れない場合は2回叩きましょう )

左の写真にあるように、ティンにストレーナーを装着し、グラスヘシェークした材料を注ぎます。

フレッシュフルーツなどを材料で使用した場合は、2つ上の写真のあるように、小さい手ざるを使います。( 種など細かい余分なものをグラスヘ入れないようにするためで、スリーピースシェーカーの場合に使用する場合もあります )

  • シェーカーについて詳しくは ⇒ コチラ

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カクテルを飲むタイミング用語 TPO

オールデイカクテル All day

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるためにサッパリとさせている食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテル。 眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。 オールデイ・カクテルとは、そういったシチュエーションなど向き不向きが無いカクテルのことです。

プレディナー Pre dinner cocktail

プレディナー・カクテル( 食前酒 )とは食事前に飲むお酒のことです。胃を刺激して消化液の分泌を促進することで、消化器官の負担を軽くする働きがあり、食欲増進の効果もあるそうです。

プレディナーの習慣が誕生したのは、18世紀後半から19世紀にかけての間にフランス、イタリアの貴族間から始まったそうです。 現在では西洋料理に飲まれることが文化として定着しています。

プレディナーの特徴はアルコール度数が低いこと、スッキリとした口当たりに爽やかさや爽快感があるものが多いです。 テイストは爽やかな甘味、少しの苦味や酸味が特徴的です。

お酒の種類はスパークリングワインやビールなどの炭酸類が多く見られ、リキュールではアペロールカンパリといった少し苦みがり、ハーブなどの香りがするリキュールが使われることが多いようです。 カクテルも香り、苦味、爽やかさを使ったものが多く、種類も豊富にあります。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

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このカクテルのおすすめ グラス

オールドファッションドグラス Old fashioned glass

カクテルやウィスキーなどをオン・ザ・ロック・スタイルで飲むためのグラス。 口が広く背が低いのが特徴で、大きく丸い氷を入れたりできます。

タンブラーグラスの上半分をなくした様な形をしていて、タンブラーグラスの原型となったグラスだと言われています。

正式名はオールド・ファッションドグラスで、この名前はカクテル「 オールド・ファッションド 」から由来していると言われています。

古来からあるものなので、「 オールド・ファッションド = 古風な 」という意味が由来とも言われています。

現在では名前が長く言いにくいためか、「 ロックグラス 」として広く使われています。

容量は180ml~450mlまで幅広くあります。

カクテルグラス Cocktail glass

逆三角形の形をした脚付きグラスです。 カクテルといえば多くの人がこのグラスを思い浮かべるのではないでしょうか。

脚が付いている理由は、ドリンクが入っている逆三角形の部分を手で温めてしまわないように付いています。なので飲むときは脚を持つようにしましょう。

カクテルには色彩を楽しむものも多くあり、カクテルの美しい色合いを邪魔しないためカクテルグラスは主に無色透明で、引き立て役として存在します。

一説にはマティーニを飲むために生まれたとも言われており、古くから「 マティーニグラス 」とも呼ばれています。

容量は少量しか入らず、グラスの中で直接混ぜることができないため、シェーカーか、ミキシンググラスで混ぜた後このグラスに注ぎます。

使っているカクテルは「 マティーニ 」や「 マンハッタン 」、「マルガリータ 」など有名なカクテルが多くあります。 標準は、60mlが程よく入る90ml、大型のもので 120ml ~ 150ml のものがあります。

シャンパングラス Champagne glass

シャンパングラスは口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」があります。 先に誕生したのはクープ型です。

クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。

当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。

フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に、一緒に作られました。

始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにも使われたそうです。 容量は180ml ~ 300mlが一般的。

このカクテルに使う道具

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