レシピと作り方
アブサンソーダの材料
Recipe no.159
- アブサン・・・・・・・・・・・30ml
- ソーダ・・・・・・・・・・・・Full
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技法 = ステア
※ Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと
アブサンソーダの作り方
グラスは、コリンズグラス をおすすめします。 他には ゴブレット、タンブラーグラス が使いやすいです。
グラスに氷、アブサンをいれます。( お好みでレモンジュースなどを入れます )
泡立たないように静かにソーダを満たし、ゆっくりと軽くステアすれば完成です。。
炭酸類を混ぜる場合は、ゆっくりと1回転~2回転 ステアし、バースプーンで氷をゆっくりと持ち上げ、ゆっくりと下ろせば混ざります。
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- アルコール度数 = 8% ~ 9% 前後
- 最適なTPO = 日中
- カクテル言葉 = 「 存在しない 」
- カクテル誕生日 = 「 3月1日 」
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アブサンソーダの特徴
〚 由来と歴史 〛・・・アブサンは19世紀末から20世紀初頭にかけてフランスやスイスで非常に人気を博したスピリッツで、「グリーン・フェアリー 緑の妖精 」とも呼ばれていました。アブサンはニガヨモギ( ワームウッド )、アニス、フェンネルを主成分とする強いハーブリキュールで、その独特の風味と高いアルコール度数が特徴です。特に、フランスの芸術家や作家たちに愛され、アブサンを飲むことは一種の文化的な行為とされていました。
「 アブサンソーダ 」は、アブサンの強いアルコール風味を和らげつつ、そのアニス風味を引き立てるために考案された飲み方です。アブサンに水を加えると白濁する「 ルーシュ効果 」を利用して、ソーダを加えることでより軽やかに飲みやすく仕上げたものです。これは、19世紀末から20世紀初頭にかけて、アブサンの消費方法として広まりました。
〚 特 徴 〛・・・「 アブサンソーダ 」の最大の特徴は、アブサンの持つ強いアニスとハーブの風味が、ソーダ水の爽やかさによって程よく和らげられる点です。アブサン特有の「ルーシュ効果」により、アブサンに水を加えることで液体が乳白色に変わり、目でも楽しむことができます。さらに、炭酸のシュワシュワとした感覚が、アブサンの濃厚な風味と対照的で、飲むたびに新鮮な感覚を味わえます。
そのアブサンをソーダで割るというとてもシンプルなレシピで、ハーブの香りと炭酸の喉越しの後にアブサンのアルコールがガツンとくるのが特徴で、アブサン好きな方はおすすめです。
〚 味わい 〛・・・「 アブサンソーダ 」は、アブサンのアニスやフェンネルのリッチでスパイシーな風味が、ソーダの清涼感と融合することで、軽やかで爽快な飲み心地を提供します。口に含むとアブサンの甘さとハーブの複雑な風味が広がり、その後に続くソーダのクリスプな後味が全体をさっぱりとまとめ上げます。このコントラストが「 アブサンソーダ 」の魅力の一つです。
甘味が物足りない方はシュガーシロップを入れたり、フルーティーな甘味のグレナデンシロップなんかを入れるのをおすすめします、他にも味気が足りない方はレモンジュースやライムジュースを1tspから入れてみても美味しくなりますので、自分好みにカスタマイズしましょう。
〚 魅 力 〛・・・「 アブサンソーダ 」の魅力は、何といってもその見た目の美しさと、味のバランスにあります。アブサンの白濁したルーシュの色合いと、ソーダの泡が織りなすビジュアルが、視覚的にも楽しめる一杯です。また、アブサンの強い個性を持ちつつも、ソーダによってマイルドに仕上げられているため、アブサン初心者でも比較的飲みやすいスタイルとなっています。
さらに、アブサンの芸術的な歴史的背景と共に楽しむことができるため、文化的な体験を求める方にもぴったりのカクテルです。アブサンはその歴史の中で一時期禁止されていたこともあり、その復活と共に新しい楽しみ方として「 アブサンソーダ 」が愛されています。
「 アブサンソーダ 」は、伝統的なアブサンの飲み方にモダンなひねりを加えたカクテルです。その個性的な風味を堪能しつつ、爽やかなソーダのアクセントを楽しむことができる一杯です。ぜひ、この独特のカクテルを試して、アブサンの魅力に触れてみてください。
アブサンソーダの材料
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ビルド & ステア
「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。
「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。
炭酸系の混ぜ方
炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。
バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。
混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。
バースプーンの使い方
Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。
この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。
- バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ
カクテルのTPO用語
ー オールデイカクテル All day cocktail ー
カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。
そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
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アブサンソーダにおすすめのグラス
コリンズグラス Collins glass
背が高く細いので倒しやすいという難点がありますが、その細さは炭酸を抜けにくくしているためという最大のメリットがあり、炭酸系のカクテルをつくる時には必ずと言っていいほど使われるグラスです。 容量は270ml ~ 360mlくらいが一般的。
ゴブレット Goblet
ゴブレットとはグラスに土台と足が付いたグラスの事です。
特徴としてはワイングラスのように足が長くないことと、容量が多く入ることで、タンブラーグラスの代わりや、氷をたっぷり使うカクテル、ビール、ドリンクなどで使われ、パフェなどのデザートの器としても使われます。
使い勝手が良く、見た目も上品さと可愛らしさがあり、様々なシチュエーションであったり、お店などで幅広く使われています。
ゴブレットが誕生したのは14世紀だと言われていて、名前はフランス語で、「 Goblet 」と表記します。 元々は「 ゴブレー 」と呼んでいたそうですが、いつの間にか「 ゴブレット 」となったようです。
聖杯にもこのゴブレットが使われており、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。
タンブラーグラス Tumbler glass
「 タンブラー Tumbler 」の語源は「 倒れるもの 」や「 転ぶもの 」の意味があり、元々獣を狩り、残った角等をくり抜いてコップにし、底が真っ平にはならなかったので、よく倒れていたことからこの名前が付いたそうです。
別名ハイボールグラスとも呼ばれることがあり、主にハイボールスタイルや、ソフトドリンクなどに使われています。 オールドファッションドグラス( ロックグラス )を原型として誕生したとも言われ、オールドファッションドグラスをそのまま縦に長くしたような形をしています。
使い勝手が良く、容量も多く入るため、どの家庭にも必ずいくつかはあるグラスで、用途がおおいためか容量の種類も一番多くあると言っても過言ではないでしょう。
素材もガラス製だけではなく、木製、金属製、陶器、プラスチック製と様々なものがあります。 容量は6オンスの180ml、8オンスの240ml、10オンスの300mlが一般的で、飲食業界では略して6タン、8タン、10タンなどと呼ばれているそうです。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
アブサンソーダで使う道具
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